2014年4月13日日曜日

バレエ増量でお送りします(個人の感想です

ご無沙汰です。千葉です。なんとか生きてます(実は今、体調悪いのです、風邪と花粉症との勘違いで少し状態悪くしちゃいまして)。

書かれるべきものが書けていないのでますます書くことが困難になる、このネガティヴスパイラルはあれかな、とりあえず何か書くことで解消するしかないかな…

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それはさておき、恒例の公共放送最後の砦※、プレミアムシアターの予定、例のごとく以下にまとめました。今晩の放送から、ってことになるのは申し訳ないのですがご容赦くださいませ。

※放送局の会長があれだけ愚鈍だとさすがに心配にもなります。ハイカルチャーもジャーナリズムもすべて投げ捨てて、プロパガンダ機関になりたがっているとみなされるのが、普通だと思いますよ。そして今日の謝罪番組(なのかな?)、「心配」なんかしてないんですよねえ、バカがトップに居る放送局だって世界に知らしめた恥の感覚とか迷惑の感情はあっても。視聴者に向けてコメントを出す、と言いながら任命者様への配慮をしたかっただけだてことがひとことでまるわかりですよ、恥ずかしい。
…なお、こういう話もそろそろ復帰します。反知性主義というかバカ丸出しというか、そんな政策や施策の絨毯爆撃にもなぞらえうるだろう数々の事々の前に絶句してましたけど、もう限界です。支持者の人たちもそうとう、アレな発言をされているので放置しておくと本当に拙い、という他ないもので。

●4月14日(月)【4月13日(日)深夜】午前0時30分~4時5分

・ドミンゴ・ローレライ・コンサート
・パリ・エッフェル塔コンサート

観光コンサート、とでも言えばいいんでしょうか今晩のは。
片やドミンゴがオペラ・アリア、サルスエラの歌を歌いまくるローレライ野外劇場でのコンサート。
後半のは豪華な面々が並ぶエッフェル塔っていうかシャン・ド・マルス公演でのガラ・コンサート。

ドミンゴの方は出演者が大したことない、なんて言いませんけど(近年その舞台への不在によってよりありがたみが痛感されるプラシド・ドミンゴさんの健康をお祈りします。いや本気でね)、グリゴーロ、ルノー・カプソン、ジョセフ・カレヤ、ラン・ラン、フィリップ・ジャルスキー(近く来日しますね)、そしてロベルト・アラーニャが出演して指揮はダニエレ・ガッティ、フランス国立放送管&放送合唱団ってのはメンバー的にはいわゆるガチ、かと思います。もちろん、野外コンサートはよくも悪くもお祭りですし、これだけ多くのメンバーが出るってことはそれぞれはちょっとずつしか見られない、であれば演奏的にどうこう言い募るのは野暮ってなもんではありますが、これだけの出演者を一度に見られるイヴェントは一見の価値があるかと。

…でもあれですよね、エッフェル塔界隈で野外コンサートって言うとあの映画を思い出すかも。もう少し指揮がどうにかならなかったものか…




●4月21日(月)【4月20日(日)深夜】午前0時30分~午前4時35分

・マリインスキー・バレエ公演  『シンデレラ』
・英国ロイヤル・バレエ公演  『不思議の国のアリス』 【5.1chサラウンド】

その次は最近のお決まり、バレエ公演の放送です。前半がプロコフィエフの音楽による「シンデレラ」、後半が昨年の来日公演でも上演された「不思議の国のアリス」。

…バレエが嫌いってことはないんですけど、ラトマンスキーがなあ…(個人の感想です)




●4月28日(月)【4月27日(日)深夜】午前0時30分~午前4時40分

・ザルツブルク音楽祭2013 モーツァルトの歌劇 『後宮からの誘拐』
・ベジャール・バレエ団公演  『80分間世界一周』

これは前に、クラウディオ・アバドの逝去にともなって変更されたプログラム、ようやく放送ですね。
前半のザルツブルグ音楽祭でのモーツァルトは、なんと会場がザルツブルク空港という。観衆も参加しているような格好になるのかな、ちょっと見てみないとわかりませんね…なお、個人的には「そんな公演のチケットはどういう扱いになるのかな」とちょっと考えてしまいました、昔の癖ですね(笑)。
そして後半の「80分間世界一周」はベジャールの遺作、再放送ですね。うん、個人的にはこっちのほうが好きだなあ(個人の感想です)。


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そして今晩は各所で話題のあれが、クラシック音楽館で放送されますので、そちらも要チェック!…これは単語が乱舞するからいろいろ言われるけど、たとえば「ダフニスとクロエ」あたりもそうとう、アレなんですがねえ。まあいいか、ともあれ演奏の評判もよかったように記憶してますので期待して21時からの放送を待ちましょうか…

ではまた。

2014年3月9日日曜日

舞台芸術振興月間かな?(どこかの団体とは関係ありません

こんにちは。千葉です。

断髪して出てこようが、詐欺師とその共犯者(本人の言葉ですよ、念のため)が訴え合おうが割とどうでもいいです。っていうか、もし実害があったと糾弾したいならそういう観点からやらないと、ただの感情的吊し上げになるんじゃないっすかい?と、思う千葉は近日「斯く拙は佐村河内守と(薄く)関わった」という検証記事を書きますよ(っていうか書いてます)。

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そんなことより、2月は日が少ないことを忘れてた&上記のも含めた他事に気を取られていたせいでアップしてなかった公共放送さま最後の希望(最近の忖度体制はもう危険域だと思う、編集権をどうこう言うつもりはないけど題材の取捨選択があきらかに間違っている)、プレミアムシアター3月の予定ですよ~、放送は今晩からですよ~(ほんっとごめんなさい)。

●3月10日(月)【3月9日(日)深夜】午前0時15分~午前4時15分

・英国ロイヤル・バレエ公演 バレエ 『ドン・キホーテ』 【5.1chサラウンド】
・マリス・ヤンソンス 指揮 バイエルン放送交響楽団演奏会【5.1chサラウンド】

最近になって、この番組の編成はクラシック音楽(のみ)重視から、舞台芸術をより視野に入れたものへと変わりつつあるのかな、と感じています。その理由はバレエのスタンダードな演目を放送するケースが増えていること、そして国内のオペラ公演を確実に増やしたこと等など。その方針、悪いことではないと思いますが(見たこともないもののファンになることはできませんからね)、もし啓蒙的スタンスならBSではなくかつての芸術劇場のように地上波、深夜ではない時間帯じゃないかな…とか文句はなくもない。う~ん。

まあ文句はひとまずおきましょう、別にバレエに恨みがあるじゃなし(あたりまえです)。この前の「白鳥の湖」に続いて「ドン・キホーテ」というラインナップ、きっと熱心なバレエファンの方には物足りない選択なのでは、と思えるほどのスタンダード演目ですね。この前はマリインスキー、そして今回の英国ロイヤルと並べるとより保守的な選択であるように思えます。
けれど。正直な話そのジャンルにはほんの少ししか認識がない千葉のような奴にはありがたいところ、です。とは言いつつバレエ見るの、音楽とは違って「ながら」では難しいから、どうしたものか迷うところではあるのですけれど。

後半はマリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団の、2011年3月の演奏会。内田光子を独奏者に迎えたベートーヴェンの第三番(とソリストのアンコール)、そしてリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」というプログラムはなかなか魅力的ですね、得意技が並ぶ感じは何か安心感すら漂います(笑)。


就任前後のドキュメンタリを収録したこのDVD~をたしか持っていたな、確認するか!(今からだと放送に間に合いません…)

●3月17日(月)【3月16日(日)深夜】午前0時30分~午前4時40分
・ボリショイ劇場公演 歌劇 『イーゴリ公』 【5.1chサラウンド】
・ボリショイ・バレエ公演 『パリの炎』 【5.1chサラウンド】

その翌週はオペラ、バレエとロシア推し。その選択に陰謀の匂い(おおげさ、忖度の可能性くらいっすね)を嗅ぎつけることもできなくはないけれど(笑)、それはそれ。最近「ボリス・ゴドゥノフ」を勉強したいと思っているので、できたら今度はそれでお願いします、くらいのもんです。たぶんね(笑)。
放送されるのはモスクワのボリショイ劇場公演で、前半はボロディンの歌劇「イーゴリ公」、後半はバレエ「パリの炎」。ふむ、好機と捉えることにしましょうか…と思いつつ、「パリの炎」って何?と思って調べてみました、アサーフィエフが音楽をつけたフランス革命を題材にしたバレエだそうで(事程左様に、「コンサートレパートリィに乗らないバレエについては何も知らない」のです、クラシック者。え?あたしだけ?こりゃまた失礼いたしました、と…)

 

もしかしてこれですかね、放送される「パリの炎」は。なお、「イーゴリ公」はちょちょっと検索しただけだと日本語字幕付きの現役ソフトが見当たらないという…貴重な機会になるかもです、この放送。


●3月24日(月)【3月23日(日)深夜】午前0時20分~午前4時

・藤原歌劇団創立80周年公演 歌劇 『オリー伯爵』

ことし1月31日の公演が早くも登場です。こういうスケジュール感はいいことですね、カメラ割りはあるにしても中継放送なんだもん、上演からあまり間を置かないほうがいいと思う。うんうん(ほめて育てたい時もあるのだ←下心見え見えで嫌らしい)。たしかアントニーノ・シラグーザが好評だった公演ではないかしら…ロッシーニにもあまり詳しくない千葉はどんな作品でも歓迎しますよ、願わくは楽しめる上演でありますように。



藤原歌劇団は最近、団としてのディスクを出しているようです。こういう放送が映像ソフト化に、そして経済的基盤強化につながるならいいなとぼんやり応援の意味を込めて貼っておきますね。

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以上、放送まで三時間を切ってギリギリにアップする情けないリマインドではございますが、今月のプレミアムシアターの放送予定でした。ではまた近日。

2014年3月4日火曜日

サム氏の冒険(と言っても20世紀オリエンタリズム的な、それ)について(前編)

こんにちは。千葉です。

ここ最近の沈黙の間に、まああれやこれやといろいろなことが起こるものです。それら話題の中でもこっちに向いていて、しかも大きいお題だと思えるもの二つのうち、ひとつは今日公開しますし、もうひとつは近日公開です。これだけ不定期更新になった状況で「乞うご期待」と言える鉄面皮の持ち合わせはないので(どこかの首相とは違って、人間のクズとは呼ばれたくない系小心者です、私)、興味ある方も期待しないでお待ちください(笑)。

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さて今日のサザエさんは、じゃなくて(千葉は永井一郎さんを悼んで「めぐりあい宇宙」を見ました。昔原作は読んだけれど、あの番組見てないもので)。

ご存知のとおり21世紀最大の(ヒット)クラシック作品と扱われてきた佐村河内守の交響曲第一番、そして彼の諸作品が、虚構的なほどの「美談に彩られた奇跡的な作品である」のではなく、美談から苦悩の障害と戦う天才作曲家物語そのものが虚構だったわけだけれど、さて。ということについてです。まあ、出来事自体はひとことで言って「ニッチジャンルでの栄華を夢見た、変わり者の詐欺師」、ですね。それ以上になるのかどうなのか。
なお、後編で書きますようにそれなりに以前からいちおうの注目をしていたことに免じて、コメントするのが遅れたことについてはご容赦くださいませな。この文章、おそらくこの件が話題になってから見かけた誰かさんの受け売りによる後出しジャンケンはしていない、と思いますので。それにどこかで見かけたライターさんのように「胡散臭いからシカトしてた、私は地雷を踏まなかった」とか誇ったりもしませんから(前から怪訝な見方をしていたライターさんだったけど、今回ので以後一切信用しないことに決めた)。

ではそろそろ本題へ、伴いまして以後彼氏は名前が長いので、ここではサム氏と表記します、彼らのユニットおよびそれで商いをされていた皆さんの総称として※。この件全体は千葉にとってはあくまでも「サム氏」の事件、サム氏騒動でしかないという読みもありますし。実際に作曲された人のことはN氏、ということで(星新一リスペクトだったのか、ならS氏じゃないんか)。

※サム氏からにせよN氏からにせよ、この告白前に「知っていた」という人があとどれくらい出てくるかわからないのだけれど(お一人、N氏サイドから直接聞いていたと告白された方がいらっしゃるのは認識しています、その人に絡んでる人がいたけど、それはなんのつもりだったのかな…)。
この商いの座組まで含めちゃうのは言いすぎだと思われるかもしれません、けれど。正直な話「まったく騙されていた!」という関係者はちょっと純にすぎるのではないかな、と…ここまで「美談」を何重にもコートして売られていた商品が、微塵の疑問もなしに存在し得ると思うのは、どうなの。奇跡を信じられるお年ごろだったのかしら(嫌味)。
なおこの統一感のないネーミング。すみません、この前、劇場版「スタードライバー」を見たばっかりなものでつい(イカ刺しか!…たしかに、ある意味冒険者だけどさ、この人も。オリエンタリズム全開の、山師が未開の地を往くような意味で、ですけど)。

まあなんですか、この顛末について個人的な感慨は小林信彦「怪物がめざめる夜」(1993)までは行かなかったか、ということに尽きるんです。微妙に古い感じの小説なのでご存じない方も多いかもしれませんけれど、嘘で作り上げたキャラクタが暴走して天下とっちゃうお話、あってほしくない方向への「あれよあれよ感」とでも言えそうな、しかし業界に通じた作者ならではのリアリティゆえの低速度暴走展開が見事な小説ですので興味のある方はぜひ。


え?虚構と現実を一緒くたにするな、ですか?でもねえ、そもそも今回のお話、嘘だったわけですし。
なんというか、最近は「嘘っぽい話だけど、まさかそんな見え見えな手は使わんでしょ」的な出来事、けっこうあるんですよね。大雪りばぁねっと(名称の小さい「ぁ」がすっごくムカつく)とかもそうだけど。やり口に一面の真理すらないただの美談ごっこ、幅を利かせてるんすよ。もっと言えば言論弾圧やら情報統制やらに注力する政府なんかもそうだけどさ。サム氏の話なんかにこんなに騒いでいられるほど、我が国はまともな状態なのかねと憂国の情を発することしばし、であります。まあ、そういう話は向こうのブログででも。そろそろ絶句から回復しますので。

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週刊誌報道が出る直前まで続いたサム氏の快進撃の、リミッタとなった要素を挙げるなら「サム氏が全聾である」というコミュニケーションをあらかじめ限定する「設定」(作品をベースにビジネスは展開できても、それ以上の発信力は持ちようがない。はずだ)、彼らの仕掛けの虚構性(いわゆる現代音楽として認められようとしながら、エピソードを過剰に乗せてアウトサイダー・アート扱いすれすれを狙いこんだかのような。これは正面からの批判を回避させるうまい手ではある、実際後述するけれど千葉の反応もそうとうに歯切れが悪いのだ)、エスカレーションを楽しんだりしない/できないスタッフ(ビジネスチームがどうかは知らないけれど、N氏の良心は本物なのだと思いたい)、あとは美談をそれ以上の「何か」につなげる仕組みの不在(擬似宗教くらいにならなれたかもしれない、あの調子だったら)。それになにより目的が功名だけ(ここ重要)と思われること、くらいでしょうか。

ちょっと考えてみてくださいな、いまどき現代音楽でここまでの大ヒットを想定するハイリスク・ハイリターンな、というか「結果に対する期待値が、可能性に対して異常に高い」詐欺師はそうおりますまい。しかしおそらくは望外といえるだろうことに、2007年に本が出てから初演までの時間を雌伏の時(仕込みの時、かもしれない)としても、初演の成功からCDのヒット、そしてあれやこれやに至るサム氏の活躍はまさに破竹の勢い、そしてその成功は短くもない期間にわたって続きました。普通にやってればこれだけの大作、話題にしていた一部の人達が思っていたように、初演される可能性さえ低かったと千葉は思うよ。その話はおいおいしますけど。

本題に戻りましょう、現代音楽としてはそう望めないほどの成功ののちに、さらに多くの美談、チャリティ的活動があっても、それはサム氏を止めたりしなかった。というかそんな要素は彼らのビジネスをより大きくしていくアクセルになった。交響曲にいくら注力していたにせよ、長年の彫琢あっての交響曲の後に次々と曲を出したのはまあ、ブラームスの例がなくはないから※ビミョウではあるけれど、さすがに多様な曲風が求められたのだろうサントラはやり過ぎだ、とか冷静な判断はなかったのかな。ううん。ああ、でもサム氏のスタートはゲームのサントラだったからいいのかな。むむむ。

※もちろん、交響曲の作曲こそ長い時間をかけたけれど、その間ヨハネス青年はがんがん曲を書いて自ら演奏して、と活躍されていた職業作曲家なわけだから、ここで名前を挙げたのは単に「ひとつめの交響曲という高いハードルに立ち向かった先達」という繋がりからにすぎませぬ(サム氏の場合、「作品」がこの先どう扱われることになるのかはまだ微妙だけど)。こんなとこで引き合いに出されて気分を害された方、ごめんなさい。

そんなわけで、いわゆる「事件」をこんな風に「けっきょくあれはなんだったのさ」と少しだけ時系を踏まえて見てくると、「いい話やべえ」ということくらいしかこの件から一般性のある教訓は得られそうもない、というのが現実でございます。いやはや。

にしても。詐欺師だとわかったにせよ、個人史を漁るの、ほどほどにしないと後が大変だと思うんですけどいいのかなマスコミさんは…そういう覗き見趣味、あたしは感心しませんよ?

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いろいろ書いていたらずいぶんと長くなってしまったので、ここまでを前編として先行して公開しておきます。後編では「では千葉はどうだったっけ?いつ何でどんな風に知った?これをどう聴いていた?」というのを検証してみますよ。それくらいしか同時代人の特権はないのですから、シカトした自慢なんかしてちゃイカンのです(笑)。次は早めに更新しますね、ではまた。


 

2014年2月9日日曜日

追悼、バレエ、三部作(そのままですみません

こんにちは。千葉です。

書きたいことは数あれど、いささか文章を仕上げるだけの余裕もなくてきめんに更新が滞っております。ご容赦のほど…訃報も事件も、反射で書けるほどのお題でもないもので。

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で、復帰がひと月ぶりの定期ポストになるのは、どうも…でもやらないよりマシだと思って更新します、公共放送の明日はこっちだ!と看板番組を応援する気持ちを込めてね!なお、ここの一文は片目に眼帯をした男の声で読んでね!(あの人のは「どっちだ!」だろう)

●2月10日(月)【2月9日(日)深夜】午前0時~午前3時15分
~ 指揮者 クラウディオ・アバドをしのんで ~
・ルツェルン音楽祭2012 クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン音楽祭管弦楽団演奏会
・クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1994年日本公演

1月20日に亡くなったクラウディオ・アバドを偲んで、当初の予定から変更して放送されるこの日の演目は、最晩年の、というかほぼ最後の活動である一昨年のルツェルン音楽祭での演奏と、遡ること10年前のベルリン・フィルとの来日公演です。

前半はベートーヴェンの「エグモント」、序曲ばかり演奏されるこの作品が珍しく朗読、歌唱を伴った本来の形で上演されている、という点でも貴重ですね。
そして後半のモーツァルトは先週の「クラシック音楽館」でも一部が放送されておりましたが、なんとも清澄なサウンドで。大病から復帰して後の彼を偲ぶにはこれ以上はないのではないか、と。あえて「レクイエム」彼のキャリアを振り返るなら、折々に演奏してきたヴェルディのそれや、ベルリン時代のドイツ・レクイエムなどが思い浮かぶところですけれど、この演奏はまさに最後の言葉と捉えられるものなのでは。全曲を聴いてまたなにか書くかもしれません(書きかけの文もあります故)。

後半の1994年来日公演は10月14日サントリーホールでの演奏。ロシア作品への積極的なアプローチはベルリン時代まで特に顕著でしたね、マエストロ。

なお、ベルリン・フィルハーモニカーはマエストロを偲んで、生前の演奏映像を無料公開しています(利用者登録は必要です)。今晩の放送が見られない、録画できない方はこちらでご覧いただくのも手ではないかと。先ほど触れた「ドイツ・レクイエム」も、ウィーンでの演奏が見られます。千葉は彼の演奏でこの作品を聴くことで「ああ、これは”人の”レクイエムなのだなあ」と再認識させられました。興味ある方はぜひ。




●2月17日(月)【2月16日(日)深夜】午前0時30分~午前4時00分

・マリインスキー・バレエ公演 バレエ『白鳥の湖』
・モナコ公国モンテカルロ・バレエ公演 『ダフニスとクロエ』/『シェエラザード』

最近この枠で紹介されることが増えたバレエ公演、今回はオーソドックスであろうマリインスキー劇場の「白鳥の湖」と、おそらくはモダンな作りであろうモンテカルロ・バレエの二演目、です。千葉はバレエにそれほど詳しいわけでもないので多くは申しますまい。モンテカルロ・バレエって、バレエ・リュスの末裔だったりするんですかね…(ひところ何度も来日していた時期に確認しとくんだった、反省)


●2月24日(月)【2月23日(日)深夜】午前0時~午前4時

・ミラノ・スカラ座 プッチーニ:『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』

2月最後のこの枠は、先日2015年からミラノ・スカラ座音楽監督に就任することが発表されたリッカルド・シャイーによる、プッチーニの三部作。

…シャイーって、いわゆるアバド派扱いで1986年の彼の退任後少し疎遠になっていたんですよね、このオペラハウスとは。最近ではある事件で話題になった「アイーダ」などにも登場していたから、こういう可能性はあるのかなと思っていたけど。
フェラーリのシートにイタリア人が収まることが、常に夢見られつつ多くの問題が予想されなかなか実現しないジレンマがあるように、スカラ座のマエストロはなかなか、大変です。なることよりもそこで治世を続けることが難しい。さてシャイーの治世は如何に、という未来を展望する意味でも、上演はそれなりにあるのに意外に録音、映像が少ないプッチーニの三部作を最新の舞台で見る意味でも、ぜひ録画してご覧ください!(さすがにリアルタイムで見るようには薦められない)


では以上簡単なご紹介でした。この紹介を機に、そろそろ文章を書けるモードに移行するよう相努めます、では。

2014年1月12日日曜日

2014年は27日より開始です(お決まり

こんにちは。千葉です。

また間が開いてしまいました。生きてます。その間の最大の出来事はあれですかね、Appleからのお年玉、iTunes Storeでブーレーズのマーラー全集が…って奴。ああ、もちろんこっちのブログ的には、ですよ。あっちのブログの過去記事、サルベージしておいたらアクセス稼げるかなぐひひ(心にもないことを書いてみた)。

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それはさておき、毎月恒例の公共放送様の全力が観られる(よく制作に参加しているので)看板番組の予定です。今月は明晩からです遅くてすみません、いつもながら。


●1月13日(月)【1月12日(日)深夜】午前0時~午前4時

・赤の広場コンサート
・エクサン・プロバンス音楽祭2010 ストラヴィンスキー:歌劇 『夜鳴きうぐいす』

前半は赤の広場でコンサート、かあ…中身はアンナ・ネトレプコに、ドミートリ・ホロストフスキー、そしてアカデミー・グランド合唱団、コンスタンティン・オルベリアン指揮のロシア国立交響楽団によるオペラ・アリアのガラ・コンサート、です。指揮者には馴染みがないけど1956年生まれでレコーディングはオペラ中心のようなので、いわゆる職人系の手腕があることを期待したいです。

後半はストラヴィンスキー初期の歌劇「夜鳴きうぐいす」をメインに据えた、これまたコッテコテのロシアンなストラヴィンスキー・ガラ的な公演です。まさか実演で初期歌曲とか見られるとは。しかもなんですか「きつね」とか超俺様得!(キャラ崩壊)

誰だよこんなおかしいプログラムを組む奴おいおい頭大丈夫かよ、と思ったが名前を確認したら大野和士だった。うん、ごめんそういう人だよね、大野さん(褒め言葉)。

演出や出演に人形だとかいろいろと気になる要素があるので、目で見て楽しめる公演なのではないかな、と期待しております。




●1月20日(月)【1月19日(日)深夜】午前0時~午前4時

・ドキュメンタリー 作曲家ペンデレツキ 迷宮の小道
・ペンデレツキ80歳バースデー・コンサート IN ワルシャワ(仮題)

クシシュトフ・ペンデレツキは、完全に千葉の守備範囲外なので素直に勉強させていただきます。後半のコンサートには名のみ知られた「ヒロシマの犠牲者に捧げる哀歌」も演奏されますよ。あと、東京交響楽団での活躍も注目されつつあるクシシュトフ・ウルバンスキの指揮がようやく見られるのも楽しみ。


●1月27日(月)【1月26日(日)深夜】午前0時~午前4時10分

・ドレスデン国立管弦楽団のジルヴェスター・コンサート 2013
・ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート 2013

はい、2014年はこの日に始まります。それまで窓ふき大掃除でもして待ちましょうかね(え)。

まあ、恒例のイヴェントがようやく見られるのはありがたいのだけれど。
ひとつだけ公共放送さまに難癖つけさせていただくならば。なぜこの順番なのか、と。ラトル&BPh、客演ラン・ランのほうが先じゃないのかね、と。君らはオペレッタで愉快に新年を迎えよと申すか。まあいいんだけどね、放送していただけるだけで(なら言わない)。


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そんなわけで2014年は27日深夜に開始されることになりましたので、皆さまご了承ください。ではまた(おーい)。

2014年1月5日日曜日

新刊買わなきゃ!

こんにちは。千葉です。

やっぱりまだミハエルさんは「危険を脱し」てはいない模様です故、お祈りは続きます。
彼の身体そのものが生きてくれるかどうか、という状態はそう短いスパンで変化するものではないかと認識しているのです、千葉は。回復が待たれている脳は、おいそれと開けて治すわけにもいかないのですから、しばし注視してお祈り、だと思いますです。騒ぎすぎてもよくないかな、と思う気持ちと、声を出さないと気持ちは伝えられない、そんな板挟みはもどかしいですね…

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そんなことを言っているうちに、あれとこれの新刊が出てました、何たる不覚!そんなわけで今日は話題を変えて紹介をば。




小学生編はいまどの辺なんだろう…(単行本派)ご存知、若木民喜「神のみぞ知るセカイ」の新巻は単行本サイズのクリアファイル付きと単行本のみの二種発売されてます。去年のうちに(…)。
噂に聞く感じでは、過去編での行動がこうなってああなった、だからどうしてこうして…とかなんとかなかなか気になる感じなので早々に読まなくては、です。
なお、アニメ発信のCDも何枚も出てますのでぜひ(この作品独特のビジネススタイル、ちょっと考えてみても面白いかなとか思うけど手が回らない。この音楽への注力、手法としてはありなのでは)。




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あとこれは新巻を入手したらいろいろと書くと思いますが、現在描かれているクラシック音楽を題材としたマンガ、八巻が出てました。


簡単に説明するなら指揮、ヴァイオリンを軸に描かれる音大ものですかしら。主人公はヴァイオリンの男子、ヒロインは指揮者を目指す女子、という配置はなかなか新鮮かも。とりあえずお知らせのみ。

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で終わろうと思ったのだけれど。これを書きながら新刊情報を確認してたらもう出てるんじゃないですか、これ!



そんなわけで早く買わなくちゃ、という三冊でございました。では紹介のみですが本日はこれにて。

2014年1月4日土曜日

サルベージはじめました

こんにちは。千葉です。

「危険は去った」的な情報も散見されますが、今の時点で正式な発表もないことを思えばまだまだお祈りの時期は続きますです。病床で過ぎてしまったミハエルさんのお誕生日が後で楽しく祝われますように。

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さてこちらのブログがかつてのアメブロの方の役割を果たすことになるわけですが、であれば過去記事についてもある程度はこちらに移しておきたい。以前からそう思っていた作業を新年を契機として着手いたします。ってか、ひとつめは、もうやりました(笑)。

◆オネゲル少年の、その前にあった時代を見てみよう~二十世紀への道、かな?

2007年の記事ですが、オネゲルの交響曲を聴き込んだ時期の記事から移行をはじめました。というのも、来年2015年はアルテュール・オネゲル没後60年のアニヴァーサリー、であればその前に少しは騒いでおかないと、と思いまして(笑)。

あの頃にまともに聴き始めてその後いろいろと聴いてきたオネゲル、当時整理した情報が(自分には)いまでも役に立つところもあるからまあ、きっと意味はあるんじゃないかな、と思いたい(弱気)。

ちなみに、ですが。オネゲルをこれから聴こうという方には、以下の交響曲全集(二枚組)が悪くないかな、と思います。安いし、入手しやすいし。




左からプラッソン&トゥールーズ・カピトル管、デュトワ&バイエルン放送響、ボド&チェコ・フィルです。それぞれに一長一短があるのだけれど、入門の一組と考えればどれもその任を果たすには十分なクオリティかと。…ほんとうはシャルル・ミュンシュの全集があればいいのだけれど。

今度移行する記事を書いた2007年にはその辺りの評価まではたどり着いていないので、2015年には新版を用意したいところであります。他の作曲家などとの関係からまた違って見えてきたものもありますので。

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あとは昨今の状況を鑑みるに、否応なく再考の必要がありそうなショスタコーヴィチ関係の記事も何とかしたい。勤勉な私になりたいわあ(君はその願いでソウルジェムを輝かせるのかい?←いえごめんなさい)。

ともあれちょっとしたお知らせでした。本年もよろしゅう。



いわゆる正規録音ではないけれど、このクオリティで全集だったら同時代アプローチの中でも傑出した一組になったことかと。惜しい。