こんにちは。千葉です。
またしても訃報です。「世界の何処かで誰かは何時でも亡くなっているだろう」とかいう一般化もできなくはないのですが、大事な存在にそのような言い方ができるほど冷笑ごっこをやれるほど若くないんです、私。
●指揮者ルドルフ・ビーブル、87歳で死去(オーストリア放送協会)
最後の公演は今年の元旦、「こうもり」の指揮だったとのこと。合掌。
なお、この媒体をソース元として選んだのは昨年の来日公演で記者会見、公演の双方で存在感を示していたロベルト・マイヤー総裁からのコメントがあったからです。半世紀に渡って同じカンパニーで活躍を続けるということの重さ、私には想像すらできません。最後の最後の来日公演で、本公演ではないけれど聴くことができた「チャルダーシュの女王」の、楽しむことでくつろげる舞台公演という、予想もできなかったものが体験できたのはありがたいことでした。エンタテインメントとして洗練された「チャルダーシュの女王」が柔らかく耳に届いたあの日のことを思い出しつつ、いま一度合掌。
以上お知らせでした。ではまた、ごきげんよう。
2017年1月30日月曜日
2017年1月29日日曜日
1/29(30)「五嶋みどり バッハを奏でる/ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2016」放送
こんにちは。千葉です。
放送予定のご案内、今月最後のプレミアムシアター(NHK BS)です。放送は1月29日深夜24:00~(30日未明0:00~)です。
●五嶋みどり バッハを奏でる
2015年の録音も話題となった五嶋みどりのヨハン・ゼバスティアン・バッハによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ、映像版の登場です。収録は2016年、ケーテン城が会場とのこと(Googleマップ様はその大雑把な情報だとどこだかわからないよ、とお怒りですが)。一人舞台、楽しみにしましょう。
●ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2016
えー2017年は春節にあわせるかのようにこのタイミングで始まります。誰がなんと言おうと、ここが新年の起点です。どうしても太陽暦に合わせたいというならかつてのように生中継をしていただきたいものですな!(時差は誤差として無視←ご都合)
…先日の記事で紹介したとおり、今年からサー・サイモン・ラトルはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とロンドン交響楽団を率いる立場になり、翌年のシーズンからはロンドンの人になってこういうお決まりのイヴェントからは少し遠ざかるわけです。であれば我らが公共放送様もあまり彼の演奏会を放送してくれなくなるわけで、なんとも残念なことではあるのです。ロンドン響はこの好機を逃すまいとばかりに、これまでとは人が変わったように発信しまくりになっていますが(笑)。そう考えればこれからのこういう放送は貴重なものになっていきますので、努々お見逃しなきよう(どこかの政治家さんならドドって読んでくれそうなのであえて漢字にしてみた)。…誰ですか「どうせそのうちプロジットノイヤールとか言うから」なんて考えてるのは(笑)。
少し調べてみたのですが、残念ながらジルヴェスターコンサートはベルリン・フィルの管理外にあるようで(もしくはリージョン管理をされている)、予告などもないんですよYouTubeだと。そして五嶋みどりの映像については正直に申し上げて初耳でしたし。ということで今回は非常に地味な記事として公開しちゃいますね。
ではまた、ごきげんよう。
放送予定のご案内、今月最後のプレミアムシアター(NHK BS)です。放送は1月29日深夜24:00~(30日未明0:00~)です。
●五嶋みどり バッハを奏でる
2015年の録音も話題となった五嶋みどりのヨハン・ゼバスティアン・バッハによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ、映像版の登場です。収録は2016年、ケーテン城が会場とのこと(Googleマップ様はその大雑把な情報だとどこだかわからないよ、とお怒りですが)。一人舞台、楽しみにしましょう。
●ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2016
えー2017年は春節にあわせるかのようにこのタイミングで始まります。誰がなんと言おうと、ここが新年の起点です。どうしても太陽暦に合わせたいというならかつてのように生中継をしていただきたいものですな!(時差は誤差として無視←ご都合)
…先日の記事で紹介したとおり、今年からサー・サイモン・ラトルはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とロンドン交響楽団を率いる立場になり、翌年のシーズンからはロンドンの人になってこういうお決まりのイヴェントからは少し遠ざかるわけです。であれば我らが公共放送様もあまり彼の演奏会を放送してくれなくなるわけで、なんとも残念なことではあるのです。ロンドン響はこの好機を逃すまいとばかりに、これまでとは人が変わったように発信しまくりになっていますが(笑)。そう考えればこれからのこういう放送は貴重なものになっていきますので、努々お見逃しなきよう(どこかの政治家さんならドドって読んでくれそうなのであえて漢字にしてみた)。…誰ですか「どうせそのうちプロジットノイヤールとか言うから」なんて考えてるのは(笑)。
少し調べてみたのですが、残念ながらジルヴェスターコンサートはベルリン・フィルの管理外にあるようで(もしくはリージョン管理をされている)、予告などもないんですよYouTubeだと。そして五嶋みどりの映像については正直に申し上げて初耳でしたし。ということで今回は非常に地味な記事として公開しちゃいますね。
ではまた、ごきげんよう。
2017年1月28日土曜日
アンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュ(音楽学)死去
こんにちは。千葉です。
訃報です。
●Henry-Louis de La Grange est mort, disparition du plus grand spécialiste de Gustav Mahler
アンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュが亡くなったとのことです。
グスタフ・マーラーという指揮者にして作曲家に強く興味を惹かれた方ならばこの名をご存知でしょう。…と説明を省こうかと思ったら、wikipedia日本語版にはページすらなかった。なんという…(英語版はこちら)
この著作ですら普通には買えないのか、と余計に悲しくなってきました。本については出版社のサイトをご参照ください、「日本でのみ出版された貴重なマーラー論集」とのことですが、膨大な彼の仕事からピックアップして再編集したものですので入門書と考えていただいてもいいのではないかと。未だに修正されない感が強いグスタフ・マーラーのイメージ、”病弱で自らの死に怯えて生きた”とか”予言的自伝的作曲が”どうとか、そういう言説に研究と論証で戦われた方です。そのお仕事の一端が、エリアフ・インバルとフランクフルト放送響(現hr交響楽団)の全集との関わりの中で紹介されているこちらの文章をぜひご参照くださいませ>[この一枚 No.43] ~インバル/マーラー交響曲全集とアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュ~(日本コロムビア)
あまりに大部にすぎるゆえか、未だ日本語版が現れないマーラーの評伝(フランス語版で全三冊)など彼の仕事の評価は高く、正しく第一人者でいらっしゃいました。合掌。
****************
ドナルド・ミッチェルによるマーラーの交響曲を読み解く著作も三冊目がいつまでも出版されず(20年くらい待っているような気がする)、マーラー研究は日本では人気がないのかね、いつまでもアルマさんの自分語りを信じてマーラーを受容するのかね…なんて失望してしまいそうになりますが、幸いにして日本にはマーラー理解に大きく寄与してくださる前島良雄さんがいらっしゃいます。
以前お会いできた際に「”君に捧げるアダージョ”よりケン・ラッセルの方がマーラー本人の姿に近いのでは」「マーラーが交響曲で描く”ドラマ”は自伝ではなく”虚構”では」などなど、いろいろな疑問をぶつけさせていただいたことは楽しい思い出であります。
…こんな話をすると、もしかすると私が話をそらして、ことさら明るい面を見ようとしたがっていると感じられるかもしれません。ですが学問や研究のたぐいは先達の積み上げたものを知り、その先へとさらに進んでいくものです。先達が次々と亡くなられていく感覚は心細くはありますけれど、生きているうちはその心細い歩みを続けるしかないのでしょう。
わかったようなことを偉そうに口走ったところでひとまずはおしまい。ではまた、ごきげんよう。
訃報です。
●Henry-Louis de La Grange est mort, disparition du plus grand spécialiste de Gustav Mahler
アンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュが亡くなったとのことです。
グスタフ・マーラーという指揮者にして作曲家に強く興味を惹かれた方ならばこの名をご存知でしょう。…と説明を省こうかと思ったら、wikipedia日本語版にはページすらなかった。なんという…(英語版はこちら)
この著作ですら普通には買えないのか、と余計に悲しくなってきました。本については出版社のサイトをご参照ください、「日本でのみ出版された貴重なマーラー論集」とのことですが、膨大な彼の仕事からピックアップして再編集したものですので入門書と考えていただいてもいいのではないかと。未だに修正されない感が強いグスタフ・マーラーのイメージ、”病弱で自らの死に怯えて生きた”とか”予言的自伝的作曲が”どうとか、そういう言説に研究と論証で戦われた方です。そのお仕事の一端が、エリアフ・インバルとフランクフルト放送響(現hr交響楽団)の全集との関わりの中で紹介されているこちらの文章をぜひご参照くださいませ>[この一枚 No.43] ~インバル/マーラー交響曲全集とアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュ~(日本コロムビア)
あまりに大部にすぎるゆえか、未だ日本語版が現れないマーラーの評伝(フランス語版で全三冊)など彼の仕事の評価は高く、正しく第一人者でいらっしゃいました。合掌。
****************
ドナルド・ミッチェルによるマーラーの交響曲を読み解く著作も三冊目がいつまでも出版されず(20年くらい待っているような気がする)、マーラー研究は日本では人気がないのかね、いつまでもアルマさんの自分語りを信じてマーラーを受容するのかね…なんて失望してしまいそうになりますが、幸いにして日本にはマーラー理解に大きく寄与してくださる前島良雄さんがいらっしゃいます。
以前お会いできた際に「”君に捧げるアダージョ”よりケン・ラッセルの方がマーラー本人の姿に近いのでは」「マーラーが交響曲で描く”ドラマ”は自伝ではなく”虚構”では」などなど、いろいろな疑問をぶつけさせていただいたことは楽しい思い出であります。
…こんな話をすると、もしかすると私が話をそらして、ことさら明るい面を見ようとしたがっていると感じられるかもしれません。ですが学問や研究のたぐいは先達の積み上げたものを知り、その先へとさらに進んでいくものです。先達が次々と亡くなられていく感覚は心細くはありますけれど、生きているうちはその心細い歩みを続けるしかないのでしょう。
わかったようなことを偉そうに口走ったところでひとまずはおしまい。ではまた、ごきげんよう。
書きました:METライブビューイング「遥かなる愛」
こんにちは。千葉です。
先日拝見したオペラの劇場上映について記事を寄稿しました。
●ときに憧れを映す鏡。あるいは過酷な船旅を描き出す具象的な海。合唱とともにオペラの”世界”を創り出す大量のLED———METライブビューイング《遥かなる愛》
これは正直に申し上げて、舞台の絵を見ていただいて興味が湧いたらぜひ体験してみて!という感じでオススメしたいです。
オーケストラピットの上にまで張り巡らされたLEDの明滅で、立体的な”海”を創り出したルパージュの演出に興味が持てたらこの作品を楽しめます、間違いなく。ストーリー自体は至ってシンプル、登場人物は三人+合唱のみ、音響的にもいわゆる現代音楽のキツさは薄いしマルッキ指揮するMETオケは繊細さから激しい音響まで振幅の広い演奏を聴かせてくれる。2000年に作られたオペラが広く知られるには最良のプロダクションではないかな、と感じました。
…せっかくですから、METはサーリアホの次のオペラ「La Passion de Simone」も上演して世界でリリースしてください。シモーヌ・ヴェイユを題材にしたオペラ、らしいですよ?
****************
この作品は一見する価値は間違いなくあります、では再演が繰り返されて後世にまで残るものだろうか?そんな問いも浮かんでしまったのが正直なところではあります。(この項、後で追記します)
****************
上映の中でも告知があったとおり、次回は「ナブッコ」です。退任も近づくレヴァインとドミンゴによる舞台はおそらくこれが最後(に近い)ものになることでしょう。現地の評などを見る限りではいい上演となった模様ですので、皆さまぜひ劇場でご覧ください、アジア寄りの中東風ステージも楽しいですよ、きっと。
詳しくはMETライブビューイングのサイトでご確認くださいませ。
ということで本日はおしまい。ではまた、ごきげんよう。
先日拝見したオペラの劇場上映について記事を寄稿しました。
●ときに憧れを映す鏡。あるいは過酷な船旅を描き出す具象的な海。合唱とともにオペラの”世界”を創り出す大量のLED———METライブビューイング《遥かなる愛》
これは正直に申し上げて、舞台の絵を見ていただいて興味が湧いたらぜひ体験してみて!という感じでオススメしたいです。
オーケストラピットの上にまで張り巡らされたLEDの明滅で、立体的な”海”を創り出したルパージュの演出に興味が持てたらこの作品を楽しめます、間違いなく。ストーリー自体は至ってシンプル、登場人物は三人+合唱のみ、音響的にもいわゆる現代音楽のキツさは薄いしマルッキ指揮するMETオケは繊細さから激しい音響まで振幅の広い演奏を聴かせてくれる。2000年に作られたオペラが広く知られるには最良のプロダクションではないかな、と感じました。
…せっかくですから、METはサーリアホの次のオペラ「La Passion de Simone」も上演して世界でリリースしてください。シモーヌ・ヴェイユを題材にしたオペラ、らしいですよ?
****************
この作品は一見する価値は間違いなくあります、では再演が繰り返されて後世にまで残るものだろうか?そんな問いも浮かんでしまったのが正直なところではあります。(この項、後で追記します)
****************
上映の中でも告知があったとおり、次回は「ナブッコ」です。退任も近づくレヴァインとドミンゴによる舞台はおそらくこれが最後(に近い)ものになることでしょう。現地の評などを見る限りではいい上演となった模様ですので、皆さまぜひ劇場でご覧ください、アジア寄りの中東風ステージも楽しいですよ、きっと。
詳しくはMETライブビューイングのサイトでご確認くださいませ。
ということで本日はおしまい。ではまた、ごきげんよう。
2017年1月27日金曜日
ヴェリヨ・トルミス(作曲家) 死去
こんにちは。千葉です。
作曲家の訃報です。
●エストニアの合唱作曲家、ヴェリヨ・トルミス 86歳で死去(ガーディアン)
ヴェリヨ・トルミス(1930年8月7日 - 2017年1月21日)が亡くなったとのことです。代表作として「鉄への呪い」ほか、数多くの合唱作品が愛唱されていました。
****************
…これは合唱に取り組まれた方ならば衝撃的な報せだったのだろう、と思います。残念ながら私は吹奏楽からオーケストラ、そしてオペラ方面へと手を広げていった者なので、合唱までは手が回っていません、だからその衝撃について語ることはできません。高校生の文化系部活動としてメジャーなふたつ、合唱と吹奏楽(五十音順)の扱う作曲家の違い、想像を遥かに超える距離があるのです(例外として、ある時期から三善晃が共通の作曲家となってくれました)。
私は残念ながら「パーヴォ・ヤルヴィが同郷の作曲家として録音もしている」という認識以上は持ち合わせず、その衝撃を共有できていません(多くの訃報でこうしたギャップはあるかと思いますが)。
そのような限界を感じつつも、WWIIから冷戦の時代、そしてその後を生きてきた芸術家の訃報をここに記録し、冥福を祈らせていただきます。合掌。
ではまた、ごきげんよう。
作曲家の訃報です。
●エストニアの合唱作曲家、ヴェリヨ・トルミス 86歳で死去(ガーディアン)
ヴェリヨ・トルミス(1930年8月7日 - 2017年1月21日)が亡くなったとのことです。代表作として「鉄への呪い」ほか、数多くの合唱作品が愛唱されていました。
****************
…これは合唱に取り組まれた方ならば衝撃的な報せだったのだろう、と思います。残念ながら私は吹奏楽からオーケストラ、そしてオペラ方面へと手を広げていった者なので、合唱までは手が回っていません、だからその衝撃について語ることはできません。高校生の文化系部活動としてメジャーなふたつ、合唱と吹奏楽(五十音順)の扱う作曲家の違い、想像を遥かに超える距離があるのです(例外として、ある時期から三善晃が共通の作曲家となってくれました)。
私は残念ながら「パーヴォ・ヤルヴィが同郷の作曲家として録音もしている」という認識以上は持ち合わせず、その衝撃を共有できていません(多くの訃報でこうしたギャップはあるかと思いますが)。
そのような限界を感じつつも、WWIIから冷戦の時代、そしてその後を生きてきた芸術家の訃報をここに記録し、冥福を祈らせていただきます。合掌。
ではまた、ごきげんよう。
2017年1月26日木曜日
菅野祐悟の交響曲第一番CD化
こんにちは。千葉です。
今日は新譜のご案内を。変わり種として扱われますか、それとも…という興味が私にもあります。
●菅野祐悟 交響曲第一番 ~The Border~
2016年4月29日に初演された菅野祐悟の交響曲第一番、初演のライヴがCDとしてリリースされます。演奏は作曲を勧めた藤岡幸夫の指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団、2016年4月29日の初演を収録したものです。
数多くのドラマや映画、そしてアニメなどのサウンドトラックで活躍してきた菅野祐悟は、近年藤原功次郎(日本フィルハーモニー交響楽団 首席トロンボーン奏者)への作品提供なども行っており、クラシック音楽寄りの仕事も目立ってきたところでした。そこに登場したこの交響曲は、テレビ番組「エンター・ザ・ミュージック」で少し聴いた感じだと大河ドラマ「軍師官兵衛」で聴かれた作品が近いのかな、なんて思ったり。放送当時は「時代劇が制約になってるかな…」と思わなくもなかったけれど、その経験はこうして生きているのだと感じた次第。もちろん、作品の評価は全曲ちゃんと聴いてみないとできませんので、あくまで第一印象ということで。
****************
個人的には彼の名を認識したのはアニメですね(ドラマはあまり見ないから)。「鉄腕バーディー DECODE」(2008)のテーマがすっごく気に入ったんですよ、それで名前を確認した(余談ですが、「マン・オブ・スティール」にも影響を与えた「鉄腕バーディー DECODE」、まだまだ続けられると思うんですけど三期はまだですか?←おい)。
スタッフの名前を覚えてマニアっぽくなる必要は別にないと思いますが、こうして違った形で出会えたりするので楽しいものですよ>スタッフ確認。先日記者会見の模様をお伝えした「おんな城主 直虎」の菅野よう子はもしかすると「ラーゼフォン」のオープニング(2001)かな、それとも「カウボーイビバップ」(1998)かな…
昨年12月には「くるり」の岸田繁も交響曲第一番を発表し、それもCD化される(CINRA.NET)とのことですから、もしかすると「畑違いと思われてきた作曲家たちがクラシック作品(広義)を発表する」というのがひとつの流れになるのかもしれません。そうした流れに対して「クラシックとはー、本来ー、」とか頭ごなしに言ったりしませんので(笑)、多くの皆さまがオーケストラに興味を持たれるきっかけとなりましたら喜ばしく思いますですよ。ちなみに岸田繁のTwitterはリンク先で、委嘱・初演は京都市交響楽団、指揮は広上淳一でした。
以上新譜のお知らせでした。ではまた、ごきげんよう。
今日は新譜のご案内を。変わり種として扱われますか、それとも…という興味が私にもあります。
●菅野祐悟 交響曲第一番 ~The Border~
2016年4月29日に初演された菅野祐悟の交響曲第一番、初演のライヴがCDとしてリリースされます。演奏は作曲を勧めた藤岡幸夫の指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団、2016年4月29日の初演を収録したものです。
数多くのドラマや映画、そしてアニメなどのサウンドトラックで活躍してきた菅野祐悟は、近年藤原功次郎(日本フィルハーモニー交響楽団 首席トロンボーン奏者)への作品提供なども行っており、クラシック音楽寄りの仕事も目立ってきたところでした。そこに登場したこの交響曲は、テレビ番組「エンター・ザ・ミュージック」で少し聴いた感じだと大河ドラマ「軍師官兵衛」で聴かれた作品が近いのかな、なんて思ったり。放送当時は「時代劇が制約になってるかな…」と思わなくもなかったけれど、その経験はこうして生きているのだと感じた次第。もちろん、作品の評価は全曲ちゃんと聴いてみないとできませんので、あくまで第一印象ということで。
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個人的には彼の名を認識したのはアニメですね(ドラマはあまり見ないから)。「鉄腕バーディー DECODE」(2008)のテーマがすっごく気に入ったんですよ、それで名前を確認した(余談ですが、「マン・オブ・スティール」にも影響を与えた「鉄腕バーディー DECODE」、まだまだ続けられると思うんですけど三期はまだですか?←おい)。
スタッフの名前を覚えてマニアっぽくなる必要は別にないと思いますが、こうして違った形で出会えたりするので楽しいものですよ>スタッフ確認。先日記者会見の模様をお伝えした「おんな城主 直虎」の菅野よう子はもしかすると「ラーゼフォン」のオープニング(2001)かな、それとも「カウボーイビバップ」(1998)かな…
昨年12月には「くるり」の岸田繁も交響曲第一番を発表し、それもCD化される(CINRA.NET)とのことですから、もしかすると「畑違いと思われてきた作曲家たちがクラシック作品(広義)を発表する」というのがひとつの流れになるのかもしれません。そうした流れに対して「クラシックとはー、本来ー、」とか頭ごなしに言ったりしませんので(笑)、多くの皆さまがオーケストラに興味を持たれるきっかけとなりましたら喜ばしく思いますですよ。ちなみに岸田繁のTwitterはリンク先で、委嘱・初演は京都市交響楽団、指揮は広上淳一でした。
以上新譜のお知らせでした。ではまた、ごきげんよう。
2017年1月25日水曜日
ロンドン交響楽団、ラトルとのシーズンプログラム発表
こんにちは。千葉です。
国内の情報も追いきれていないくせに海外の話ですが、こればっかりは仕方ない、サー・サイモン・ラトルがからむ話なのだから。ファンなので。
●LONDON SYMPHONY ORCHESTRA UNVEILS FUTURE PLANS
1月17日に、ロンドン交響楽団が次期シーズンのプログラムを発表しました。というお話です。併せて新シーズンのヴィジュアル・アイデンティティも発表されました。力入り過ぎだろう、この時点で、と言いたくなる程のやる気です。
肝心のプログラムは、と見れば「開幕していきなりラトルとの10日間のお祝いイヴェント」「お祝いも含めて六つのシーズンを通じた縦糸となるテーマを用意」「アウトリーチ活動の充実」「英国人作曲家の特集」などなど、千葉の雑な意訳は間違っているかもしれないけれど(おい)ロンドン響のやる気は本物です。ちなみにBBCはこう伝えています。皆さん嬉しそうで何よりです。ステップダウンになどしてやるものか、という気迫を感じずにはいられませんよ。素晴らしい。
(個人的には、発表時期がメイ首相のブリグジットに関する演説にぶつかってしまったことで変な意味付けをされなければいいのだが、という感じ取りはしています。誰だって好きな音楽家がフルトヴェングラーみたいな面倒に巻き込まれてほしくないっすよ。いやほんとにね)
何がやる気だと言ってここ最近のラトルによる公演の力の入り具合ですよ。先週末はピーター・セラーズの演出によるリゲティの歌劇「グラン・マカブル」(セミステージ形式)だったんです。この作品を得意とする面々※による舞台、映像化されないのかしら…
※この異様な作品に対してこういうと冗談みたいに聞こえますが、こう言っていい人が集まっている貴重な公演であったように見受けられます。こちらの動画は公演を前にセラーズが作品と過去の、今回の演出について語ったものです
そして19日にはマーク・アンソニー・タネジの新作(世界初演)とマーラーの交響曲第六番によるコンサートを開催するのですが、そのコンサートはこの記事で動画を使用しているロンドン交響楽団のYouTube公式チャンネルとMedici.tv、そしてFacebookからライヴ配信するのですよ。なんだろうこのやる気。
で、こちらはそのコンサートのトレイラー。
役者さん使ったのかなやる気だなおい、とも思ったのですが、これはこちらの首席パーカッショニストの方かな…とりあえず彼はハンマーを得ました。振り下ろされるのは二度か三度かわからないけれど、とりあえず日本時間今晩の深夜です。詳しくはこちら、みんなで見よう!(おいおい)
サー・サイモン・ラトルの今年の来日公演が聴けるとは思えないけれど(哀しい)、その活躍が続いていることが伝わり、オンラインではあっても演奏が聴けるのは悪いことじゃあない、そう思うことにしてこれからニュースを見かけたら拾いますよ、という意思表示の記事でございました、ファン丸出しでごめんなさい(笑)。ではまた、ごきげんよう。
※追記
コンサート前半のタネジ作品はまだみたいですが、メインのマーラーは配信が始まっております。ぜひ。
→1/25追記。前半も含めた完全版がアップされましたので、動画を差し替えました。さあ聴きますかね!(まだ時間が取れないけど…)
国内の情報も追いきれていないくせに海外の話ですが、こればっかりは仕方ない、サー・サイモン・ラトルがからむ話なのだから。ファンなので。
●LONDON SYMPHONY ORCHESTRA UNVEILS FUTURE PLANS
1月17日に、ロンドン交響楽団が次期シーズンのプログラムを発表しました。というお話です。併せて新シーズンのヴィジュアル・アイデンティティも発表されました。力入り過ぎだろう、この時点で、と言いたくなる程のやる気です。
肝心のプログラムは、と見れば「開幕していきなりラトルとの10日間のお祝いイヴェント」「お祝いも含めて六つのシーズンを通じた縦糸となるテーマを用意」「アウトリーチ活動の充実」「英国人作曲家の特集」などなど、千葉の雑な意訳は間違っているかもしれないけれど(おい)ロンドン響のやる気は本物です。ちなみにBBCはこう伝えています。皆さん嬉しそうで何よりです。ステップダウンになどしてやるものか、という気迫を感じずにはいられませんよ。素晴らしい。
(個人的には、発表時期がメイ首相のブリグジットに関する演説にぶつかってしまったことで変な意味付けをされなければいいのだが、という感じ取りはしています。誰だって好きな音楽家がフルトヴェングラーみたいな面倒に巻き込まれてほしくないっすよ。いやほんとにね)
何がやる気だと言ってここ最近のラトルによる公演の力の入り具合ですよ。先週末はピーター・セラーズの演出によるリゲティの歌劇「グラン・マカブル」(セミステージ形式)だったんです。この作品を得意とする面々※による舞台、映像化されないのかしら…
※この異様な作品に対してこういうと冗談みたいに聞こえますが、こう言っていい人が集まっている貴重な公演であったように見受けられます。こちらの動画は公演を前にセラーズが作品と過去の、今回の演出について語ったものです
そして19日にはマーク・アンソニー・タネジの新作(世界初演)とマーラーの交響曲第六番によるコンサートを開催するのですが、そのコンサートはこの記事で動画を使用しているロンドン交響楽団のYouTube公式チャンネルとMedici.tv、そしてFacebookからライヴ配信するのですよ。なんだろうこのやる気。
で、こちらはそのコンサートのトレイラー。
役者さん使ったのかなやる気だなおい、とも思ったのですが、これはこちらの首席パーカッショニストの方かな…とりあえず彼はハンマーを得ました。振り下ろされるのは二度か三度かわからないけれど、とりあえず日本時間今晩の深夜です。詳しくはこちら、みんなで見よう!(おいおい)
サー・サイモン・ラトルの今年の来日公演が聴けるとは思えないけれど(哀しい)、その活躍が続いていることが伝わり、オンラインではあっても演奏が聴けるのは悪いことじゃあない、そう思うことにしてこれからニュースを見かけたら拾いますよ、という意思表示の記事でございました、ファン丸出しでごめんなさい(笑)。ではまた、ごきげんよう。
※追記
コンサート前半のタネジ作品はまだみたいですが、メインのマーラーは配信が始まっております。ぜひ。
→1/25追記。前半も含めた完全版がアップされましたので、動画を差し替えました。さあ聴きますかね!(まだ時間が取れないけど…)
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