こんにちは。千葉です。
先日のあれ、特に反応がないのでスルーすることにしました(逃げるように決定)。個人的にはあまり、こだわるところがないもので…
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さて、あまり更新の間隔を開けるのも厭だなと思っておりましたが、それをどう解消したものか考えあぐねておりました。ですが最近、比較的まともに動画配信を利用できるようになったことでひとつ妙手が思いつきました。
ということで、今日からYouTube日記を始めます。その日見た動画のうち、権利的に問題のない(笑)ものだけをひとつ、さらっと紹介します。※第一回は、こちら。
アンドリス・ネルソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」です。全曲をアップしてくれる、avroklassiekさまには頭が上がりません。今後もきっと、多くの動画を紹介することでしょう。
※でもあれですよね、違法動画のアップロードならまだしもゴニョゴニョ。詐欺師に騙されるのが悪い、とか某児童ポルノ方面の論理に似た本末転倒を感じなくもない、というか。
アンドリス・ネルソンス、その活躍を考えればそのうち大きいポストに就いてよりビッグネームになるのだろうことは予想に難くありません。でもまだ実演では聴いてないんですよねえ(その予定も、はっきり言ってない)。であれば放送やら動画やら録音は大きな助けになります、これももちろんそのひとつになりましょう。この前放送されたブリテンの戦争レクイエムとか、ソフト化されないんですかねえ…
ざっと見ての感想いや印象ですが、ネルソンスとオケのコミュニケーションがよくわからないなあ、というもの。オンビートというよりもむしろ後振りすれすれの指揮なのに、音楽のテンポはたしかに指揮者のものに見える。むむむむ。こういう「ズレ」に感じられるところに指揮者のアプローチが見えたりするのでけっこう気になるんですよねえ…いつか実演で聴けますように、見られますように。
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昔販売されていたソフトなんかはさすがに紹介しにくいのですが、公式配信なら。そんなわけでこれからさくさくと更新しますね。ではまた。
2013年4月11日木曜日
2013年4月9日火曜日
これからのプレミアムシアターに注目です!(ガルパン風に)
こんにちは。千葉です。
あの番組、見たんですけど、なんか特に先日の記事に付け足すことはないような…もしご希望あれば感想くらいは書きますけど、なければスルーで(最近の逃げるときの言い訳)。
*************
今日は自分のためにもメモしておきたい、この先のNHK-BSプレミアムの看板番組(え)、プレミアムシアター放送予定です。以下スケジュールだけ。
●4月15日(月)【14日(日)深夜】午前0時20分~午前4時20分
・リッカルド・シャイー指揮 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会
・パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団演奏会
シャイーのマーラー、実はDVDだと第二、第八がリリースされてますね、第四が今月末に発売予定。だから今回放送される第五番もきっと、その流れでリリースされる、んじゃないかな(弱気)。
この秋に来日するパーヴォは「春の祭典」をメインに据えた、フランスものと言ってもよさそうなプログラムです。
●4月22日(月)【21日(日)深夜】午前0時~午前4時
・マドリード・レアル劇場公演 フィリップ・グラス:歌劇「パーフェクト・アメリカン」
・フェニーチェ歌劇場公演 シェーンベルク:歌劇「今日から明日まで」
グラスの新作が示す「完璧なアメリカ人」はウォルト・ディズニー。前に何処かの配信で見ようと思ったら「日本はダメなんだよごめんね~」(意訳)と出たものだったので、この放送はちょっと嬉しい。
フェニーチェ歌劇場のシェーンベルクはエリアフ・インバル指揮です。
●5月13日(月)【12日(日)深夜】午前0時~午前4時20分
・ロイヤル・コンセルトヘボウ 創立125周年記念ガラ
・ドキュメンタリー「カルロス・クライバー ~ロスト・トゥー・ザ・ワールド~」
・ドキュメンタリー「目的地なきシュプール ~指揮者カルロス・クライバー~」
コンセルトヘボウのガラなら、三人の存命の指揮者で分け合えばいいのに、なんて嫌味は言いませんよ(言ったから、いま)。
カルロス・クライバーのドキュメンタリはYouTubeでも見られますけど、字幕がほしかったから(あたりまえだ)再放送は助かります。
●5月20日(月)【19日(日)深夜】午前0時~午前4時
・ドキュメンタリー「カラヤン ~ザ・セカンド・ライフ~(仮題)」
・パリ・オペラコミック公演 笈田ヨシ演出の歌劇「真珠採り」
カラヤンのドキュメンタリ。ううん、切り口が気になりますよね、大きい人だけに。
ビゼーの歌劇、なかなか見られない演目なので助かります。また、オペラコミークでの上演というのもポイント、ですね。
●5月27日(月)【26日(日)深夜】午前0時20分~午前4時30分
・バーデン・バーデン復活祭音楽祭公演 歌劇「魔笛」
・ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2011
後者は録画環境になったからようやく録れます(笑)。前者の「魔笛」、こちらはTwitterでベルリン・フィルがブログの更新などお知らせしてくれるたびに「すみません!デジタル・コンサートホールに加入できない貧民ですみません!」と思っていた演目なので(号泣)助かります。本当に…
*************
そもそもさあ、何のために収録チームに入ってるのかって話よ。なぜか収録から一定時間をおいて、でないと放送されないライヴはなにか意味があるのかね。え?
とか、居丈高に難癖をつけたくなることもありますが、私は元気です!(それ違う)このひと月分の放送で何ヶ月か暮らせてしまいそうだわ、ほくほく(口で言うんか)。あ、そうそう。新装されたあの番組、まだ見ていないのでコメントなしです。ただ、思うんですけど、日曜の夜は競合が多いんじゃないかなあ、そこで放送交響楽団アワー(仮名)はやっていけるのかどうか…いや見もしないで言及はいけませんな、わっはっは。
ということで、自分メモ兼告知のようなもの、以上であります。さらばっ。
*************
追記。ありそうだな、と思って探したらありましたよシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他によるマーラーのトレイラー。ここには第八番を貼っておきますね、なかなか良い感じ。
あの番組、見たんですけど、なんか特に先日の記事に付け足すことはないような…もしご希望あれば感想くらいは書きますけど、なければスルーで(最近の逃げるときの言い訳)。
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今日は自分のためにもメモしておきたい、この先のNHK-BSプレミアムの看板番組(え)、プレミアムシアター放送予定です。以下スケジュールだけ。
●4月15日(月)【14日(日)深夜】午前0時20分~午前4時20分
・リッカルド・シャイー指揮 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会
・パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団演奏会
シャイーのマーラー、実はDVDだと第二、第八がリリースされてますね、第四が今月末に発売予定。だから今回放送される第五番もきっと、その流れでリリースされる、んじゃないかな(弱気)。
この秋に来日するパーヴォは「春の祭典」をメインに据えた、フランスものと言ってもよさそうなプログラムです。
●4月22日(月)【21日(日)深夜】午前0時~午前4時
・マドリード・レアル劇場公演 フィリップ・グラス:歌劇「パーフェクト・アメリカン」
・フェニーチェ歌劇場公演 シェーンベルク:歌劇「今日から明日まで」
グラスの新作が示す「完璧なアメリカ人」はウォルト・ディズニー。前に何処かの配信で見ようと思ったら「日本はダメなんだよごめんね~」(意訳)と出たものだったので、この放送はちょっと嬉しい。
フェニーチェ歌劇場のシェーンベルクはエリアフ・インバル指揮です。
●5月13日(月)【12日(日)深夜】午前0時~午前4時20分
・ロイヤル・コンセルトヘボウ 創立125周年記念ガラ
・ドキュメンタリー「カルロス・クライバー ~ロスト・トゥー・ザ・ワールド~」
・ドキュメンタリー「目的地なきシュプール ~指揮者カルロス・クライバー~」
コンセルトヘボウのガラなら、三人の存命の指揮者で分け合えばいいのに、なんて嫌味は言いませんよ(言ったから、いま)。
カルロス・クライバーのドキュメンタリはYouTubeでも見られますけど、字幕がほしかったから(あたりまえだ)再放送は助かります。
●5月20日(月)【19日(日)深夜】午前0時~午前4時
・ドキュメンタリー「カラヤン ~ザ・セカンド・ライフ~(仮題)」
・パリ・オペラコミック公演 笈田ヨシ演出の歌劇「真珠採り」
カラヤンのドキュメンタリ。ううん、切り口が気になりますよね、大きい人だけに。
ビゼーの歌劇、なかなか見られない演目なので助かります。また、オペラコミークでの上演というのもポイント、ですね。
●5月27日(月)【26日(日)深夜】午前0時20分~午前4時30分
・バーデン・バーデン復活祭音楽祭公演 歌劇「魔笛」
・ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2011
後者は録画環境になったからようやく録れます(笑)。前者の「魔笛」、こちらはTwitterでベルリン・フィルがブログの更新などお知らせしてくれるたびに「すみません!デジタル・コンサートホールに加入できない貧民ですみません!」と思っていた演目なので(号泣)助かります。本当に…
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そもそもさあ、何のために収録チームに入ってるのかって話よ。なぜか収録から一定時間をおいて、でないと放送されないライヴはなにか意味があるのかね。え?
とか、居丈高に難癖をつけたくなることもありますが、私は元気です!(それ違う)このひと月分の放送で何ヶ月か暮らせてしまいそうだわ、ほくほく(口で言うんか)。あ、そうそう。新装されたあの番組、まだ見ていないのでコメントなしです。ただ、思うんですけど、日曜の夜は競合が多いんじゃないかなあ、そこで放送交響楽団アワー(仮名)はやっていけるのかどうか…いや見もしないで言及はいけませんな、わっはっは。
ということで、自分メモ兼告知のようなもの、以上であります。さらばっ。
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追記。ありそうだな、と思って探したらありましたよシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他によるマーラーのトレイラー。ここには第八番を貼っておきますね、なかなか良い感じ。
2013年3月31日日曜日
聴いてみました、佐村河内守:交響曲第一番
こんにちは。千葉です。
さあて、早くまとめようと思っているうちに今日このタイミングですよ。ということで、先ほどTwitterでも書きましたがNHKスペシャルは録画であとで見ます。でないと、この文章の意味がなくなりますわ、遅筆を反省。
*************
さて。佐村河内守の交響曲第一番”HIROSHIMA”を聴いてみた。先日は全曲の東京初演も行われ、なんでも全国での演奏会ツアーも行われるそうだし、何より以前この作品についての(いや他の話も多いんだけど)著作も読んでいるので、聴いてみたく思う気持ちはあったのだ、テレビどうこうは抜きにして。
っていうかすみません、前にNHKで放送されたそうな作曲者のドキュメンタリは見てないんだ。音を聴く前にその「作品」に関する「物語」から入るのはどうも、それなりに長く音楽を聴いてきた一愛好家としては抵抗がございまして(笑)。ちなみに、と別の例に触れようかと思ったけど自重します。
嗚呼もうほんっと厭ですわ、こんなに言い訳をしないと新作ひとつ聴けなくって?(笑)
まあ、あるんですよいろいろと。ドキュメンタリで有名になったピアニストにどう向き合うべきか、とか(現状はスルーで)、コンクールウィナーをどう聴くか(特定の誰かではなく、個性以前にキャリアだけが飛び交うから苦手)とか、社会の役に立つ活動の一環だったり、とかね。
そういうのはいいから、まず音を聴かせてくれないか?それが千葉の希望なんだけど、そういう「物語」つきのものはすぐにビジネスになりますからね、商いとしては上手くいくのでしょうけれど、千葉はなかなか手を出す気にならんわけでして。
でもこれは聴いた。聴いた以上は何か書いておくべきでしょう、いま書いたような言い訳は一時置いて。っていうか、いつもグダグダと言いたいことを言っているのに、メジャーなところで紹介されるからって怯んでいられます?せめてそこで畏れをなさない程度の矜恃も持ち合わせないでどうします?(笑)
*************
佐村河内守の交響曲第一番は、三楽章からなる一時間以上、この盤で81分半もの大作。それを一口でどうこう言うのは難しい。と、書いたその手ですぐさま逆のことを一言で書きましょう、これは我々、クラシック音楽を聴くものは、というか交響曲を聴くものは知っている類の音楽である、と。
まず前者から軽く説明しましょう。この作品について一口で言いにくいのは、この作品が本当に長いことがまずひとつ。どの楽章を取っても20分程度はある(この盤で最短の楽章は第一楽章、19'58)。演奏時間だけなら、なにもブライアンを持ち出すまでもなくブルックナーやマーラーだって相当なものです、20世紀初頭までに先行する多くの作品があります。そしてそれらの作品は一定の敬遠された時代を経て、しかしこれまでの演奏史の中で数多くの試みがあり、一定の理解を伴う受容がなされている。それに対してこの作品、完成から10年、全曲初演からわずか3年しか経っていないのです。であれば、聴きては自ずと手探りにならざるを得ない。※そしてもちろん、この作品の副題が示唆する重さ、作曲者自身の境遇も気軽な聴取を許してくれない、ような気がする。それ故のとっつきにくさ、踏み込みにくさがここにはある、間違いなく。
※コメントで示される、また彼の生涯の「物語」を通じて暗に明に示されるベートーヴェンの「闇から光へ」みたいな図式、わかりやすいしドキュメンタリはそういうプロットありきで描かれる場合が多いですが(繰り返しますが千葉未見)、ここではその「物語」はあまり考慮しません。もちろん、作曲家自身のコメントまでを無視しようとは思いませんけれど(あとで触れますし)、まずは音を聴くべき、ではないかと。
だがしかし、と言わざるを得ないのです。長大な作品をめぐるその手探りの中で、しかしいわゆるクラシック聴きであれば否応なく既視感を感じることでしょう、これは「あれ」ではないか?という引っかかりを、本当に何度も。
全体を見渡せば長大なシンフォニーだから、というだけではなくブルックナー(切実すぎる救済への希求)、マーラー(音楽による劇、ドラマとしての交響曲)を想起するし、部分を取れば数限りない先行者たちが脳裏を過ることでしょう、ベルリオーズ、リストに(畑違いにはなるけれどワーグナーも。特に「パルジファル」から派生した諸々の作品群)、シェーンベルクにベルク、そしてショスタコーヴィチなどなど。だから、聴き慣れていない、知られていないしまだ道筋も把握できていない曲なのだけれど、この音楽を我々は知っている、そんな矛盾した感覚に囚われるわけですよ。
*************
そういった、類似する先行作が思い当たることをもっていいの悪いのというつもりはないんです、別に。先行する作品の影響は20世紀の折衷的な作品の数々、いわゆるポストモダン的経験の参照、ネオロマン主義などなどを考慮すれば、類似の作品はいくらでも挙げられましょうし。
ただ、彼の場合はその手法がいわゆるアイディアや意匠、そういったある種の20世紀的開き直り(笑)で選ばれたものではなさそうなだけに(著作等からの憶測、でしかありませぬが)、正直なところ扱いに困ると申しましょうか…いわゆる現代の作品として、被らざるを得ない「屈折」を、特殊な事情で回避できてしまっていることが、どうにもその作品に言及するときの話者のスタンスを不安定にするんですよ。素朴に音についてだけでは話せない、というようなひっかかりが何を言っても残る、というか。
更にそこに、広島(いや、より普遍化されたHIROSHIMAか。そしてそれは作曲者の生い立ちと重ね合わせられるもの、でもある)が加わってしまうともう、言及すべき対象の過積載と申しましょうか…
作曲者により各楽章につけられたコメントとして、第一楽章「運命」、第二楽章「絶望」、そして第三楽章「希望」というのがあります。なるほど、と思わなくもないし、その性格付けはひとつのガイドともなるでしょう、楽章間で曲調はかなり異なりますし。主題をライトモティーフ的に使うことで楽章をつないではいるのだけれど、個々の楽章のキャラクタが明確に違うので、そのガイドだけで十分に一貫して聴こえるかどうかは、微妙。なにせ長い曲ですし、これまで書いたとおり、サウンド的にはパッチワーク感も否めないから。正直に言って耳慣れない音楽ゆえ、主題に基づく展開にそこまで気がいってないだけ、かもしれないのだけれど。だって、フィナーレでコラール主題を金管が鳴らしたあとにフーガに突入されたら誰だってブルックナーだと思いますって。そのあとにパウゼで区切られたコーダが始まったらマーラーを思い出すじゃん!…そういう本筋じゃない部分に気を取られること、ありますよね(絶望先生かよ)。
こんなふうに考えてしまうと結論は出ない、だからいまの結論はこうなってしまう。千葉は今、この時点でこの曲をどう受け取ればいいのかよくわからない。重厚長大な作品であり、メッセージ性も明確だ。だがしかし、これは「現代」の作品としてありなのか、いわゆるクラシックの範疇に入るものなのか。題材的に近いところにあるといってもいいのだろう、ジョン・アダムズのオペラ及び交響曲の「ドクター・アトミック」などとも併せて聴きこみ、かつ考えていかないと、何も言えない。無念。
*************
さて演奏の話。千葉は、大友直人氏の新しい作品に積極的に取り組む姿勢、それらを手際良く聴かせる指揮者としての手腕を高く評価するものです。かつてホルストの組曲「惑星」に付与する形でコリン・マシューズにより作曲された「冥王星」を加えて録音したことは、その先進性を示す好例でしょう。数多くの日本初演を務めているのは伊達ではない、と感じます。
その実力や手腕を評価するのと同時に、そのまとめ上手故の突き抜けの薄さを感じないでもない。上手なんです、とても。ただ時に、そこにあってほしい、ある種の行きすぎたところがないのは、物足りなさとして感じられるところがある、というか。リファレンスとしてなら理想的かもしれない、でもそこに演奏者の強い意志はあまり感じない、とでも言いましょうか。よく言えばかなり強いバランス感覚と客観性がある。その美点は認めた上での、好みの話です。
演奏する東京交響楽団は、今でこそ「スダーンのオーケストラ」として安定して高い評価を受けているけれど、かつては秋山、大友両氏の地味な実力者(不躾ですみません)イメージと完全に重なるオーケストラでした。オペラもできて(大所帯の東京フィルと分け合う形で新国立劇場のピットに入ってます)、もちろんシンフォニーコンサートも多彩なプログラムが魅力的、さらには子供向けコンサートなどのアウトリーチ活動も行っている。首都圏で活動するオーケストラの中でもこの上ない優等生なんですけど、今ひとつ突き抜けるものがない、というか。なんか私、酷いこと言ってますねさっきから(笑)。
だからバランスを取るのに持ち上げるわけじゃありませんが、今の東京交響楽団はただの優等生ではありません。スダーンのモーツァルトを初めて聴いたときに感じた、和声的響きに対する明確な意識とそれを実現するだけの技術は完全に身について自然なものとなり、さらにシェフとはキャラクタの異なる指揮者を招いたときの反応の良さもまた素晴らしい。キタエンコの巨大な「レニングラード」では輪郭強めの厳しい音に完全に変貌してみせましたし、スダーンの後にもジョナサン・ノットやクシシュトフ・ウルバンスキなど優秀なマエストロたちとともにいい演奏を続けてくれることでしょう。
そんな大友直人&東京交響楽団の録音ですから、千葉はちょっとだけの食い足りなさを感じながらも、素直に拍手したいと思います。新しい作品、知られていない作品をちゃんと音にすること、演奏者によってわかって(理解、共感を持たれて)演奏されることが新作にどれだけ大事かわかっている彼らの、きちょうめんな演奏がこの作品の演奏史冒頭にあることは幸いなことです。信用できる演奏で作品が知られること、大いに価値あることと思いますので。
*************
東京初演は録音と同じ大友氏の指揮で、オーケストラはラザレフとの長い九州ツアーを終えた日本フィルとのものでした。ネットで探った反応は千葉に近い割りきれなさそうに思えるものから(まだリニューアルオープンから日が浅い東京芸術劇場コンサートホールの音響への戸惑いもあったように思う)、手放しの大絶賛まであったのだけれど、正直なところどんな演奏だったのかあたりがつかない。むむむ。
そして次なるツアーでは、金聖響氏が演奏されるとか(大阪、横浜、熊本、広島)※。千葉は聴けそうな気がしないのだけれど(無念)、数多く演奏されることで演奏するサイドも聴く側もこなれてきて、そのうちに千葉もうまく受け取れる日が来る、かもしれない。そう期待したい…
※他の会場ではもうお一人が演奏することになるらしい、です。今後の発表はリンク先でご確認ください。
ということで。今日の番組には背を向けて(笑)なんとかまとめましたが結論は非常に煮え切らないものに。いやはや、同時代人がはっきりモノを言うのは難しいんだわ…(たぶん、その逃げ方間違ってる)
以上あまり参考にならない千葉はこう聴いたよ、というお話でした。ではまた。
交響曲に室内楽、そして吹奏楽も書かれてますね。気になります。
2013年3月24日日曜日
言い訳はしますん(おい
こんにちは。千葉です。
本当に長い間を開けてしまいました。諸般の事情が、と書くのも気が進みませんのでお詫びも言い訳もしますん(どっちなんだ)。Twitterでも旧館でも細かいことは書いていませんが、環境的に大きく変わっていたものだから書きようがなかった、というのが正直なところです。ようやく、諸般の事情は最低限クリアできそうです。
*************
ということで。気分を変えてちょっと軽いお話で再開してみましょうか。
最近、久しぶりに楽器を取り出して音を出してみたんですよ。まあ予想どおり、ド素人としか言いようがない、スッカスカの音でしたけれど(笑)。
そんなのでも毎日定期的に吹いていれば少しはマシになってくる。昔とったなんとやらで、まあ練習の仕方は知っているし。基礎練習、苦にならないんですよワタクシ。体力的な問題以外は(半泣)。
それでも、ちょっと落ちた筋肉をどうつけていくか、またどう使うのかは体を動かすだけでは効率よく戻せない。ちょっとしたヒントが、イメージが持てれば…とか思っていた時に見たのがこちらの動画になります(バイト風)。
はい、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「春の祭典」の、第二部中盤の生贄の踊りであります。ラトル、また演奏変わってきたかなあ…(変化は楽しむようにしておりますので、これはこれで歓迎です。昔の演奏ももちろん好いけれど)
この二分半で、ちらっと映る奏者の口元を見て、教則本によく載っている筋肉の図が思い出され、力の入れ方がイメージできたんですね、今日は。昔なら写真やら絵やらで想像(場合によっては妄想)するしかなかったところ、こうして他の角度から情報が集められるのだから、便利になったものだわ。パブリック・ドメインの楽譜なんかも駆使すれば、元手をかけなくてもけっこうできること、あるんじゃないかなあ…
もちろん、この感覚は素人のただの勘違いである可能性は否定しませんが(笑)、少しくらいは自分の耳を、身体を信じてあげたいところであります。あてのない基礎練習は楽しいなあ…(何かからの逃避モード)
*************
左ふたつは待望の新譜(国内盤と輸入盤)、そして忘れちゃいけないあの映画「RHYTHM IS IT!」、さらにバーミンガム市交響楽団との演奏などを集めたボックスです。人これをステマという(のだらふか。口コミとかオススメはいつから悪になったのか、とかグダグダ書きたい気がしなくもない)。
本当に長い間を開けてしまいました。諸般の事情が、と書くのも気が進みませんのでお詫びも言い訳もしますん(どっちなんだ)。Twitterでも旧館でも細かいことは書いていませんが、環境的に大きく変わっていたものだから書きようがなかった、というのが正直なところです。ようやく、諸般の事情は最低限クリアできそうです。
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ということで。気分を変えてちょっと軽いお話で再開してみましょうか。
最近、久しぶりに楽器を取り出して音を出してみたんですよ。まあ予想どおり、ド素人としか言いようがない、スッカスカの音でしたけれど(笑)。
そんなのでも毎日定期的に吹いていれば少しはマシになってくる。昔とったなんとやらで、まあ練習の仕方は知っているし。基礎練習、苦にならないんですよワタクシ。体力的な問題以外は(半泣)。
それでも、ちょっと落ちた筋肉をどうつけていくか、またどう使うのかは体を動かすだけでは効率よく戻せない。ちょっとしたヒントが、イメージが持てれば…とか思っていた時に見たのがこちらの動画になります(バイト風)。
はい、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「春の祭典」の、第二部中盤の生贄の踊りであります。ラトル、また演奏変わってきたかなあ…(変化は楽しむようにしておりますので、これはこれで歓迎です。昔の演奏ももちろん好いけれど)
この二分半で、ちらっと映る奏者の口元を見て、教則本によく載っている筋肉の図が思い出され、力の入れ方がイメージできたんですね、今日は。昔なら写真やら絵やらで想像(場合によっては妄想)するしかなかったところ、こうして他の角度から情報が集められるのだから、便利になったものだわ。パブリック・ドメインの楽譜なんかも駆使すれば、元手をかけなくてもけっこうできること、あるんじゃないかなあ…
もちろん、この感覚は素人のただの勘違いである可能性は否定しませんが(笑)、少しくらいは自分の耳を、身体を信じてあげたいところであります。あてのない基礎練習は楽しいなあ…(何かからの逃避モード)
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とか、最近はそんなところです(筑紫哲也か)。長文を溜める悪い癖を治すよう、相努めさせていただきたく。もちろん、まとまったものは公開していきますので、今後ともよろしーく(ジョジョは一部と二部が好きです←なんだその突然のカミングアウト)。
左ふたつは待望の新譜(国内盤と輸入盤)、そして忘れちゃいけないあの映画「RHYTHM IS IT!」、さらにバーミンガム市交響楽団との演奏などを集めたボックスです。人これをステマという(のだらふか。口コミとかオススメはいつから悪になったのか、とかグダグダ書きたい気がしなくもない)。
2013年1月31日木曜日
いい新年を迎えられたよ!(おいおいおい
こんにちは。千葉です。
日に日に(ってまだ三日目だけど)Bluetoothキーボードに慣れてきました。これならけっこういけそうな、気がします(確信ではなく)。ちなみにブツはこれでした。
ちょっとデカいけど、用途的に10キーが必要だったので選択肢なし、すなわち迷う余地なし(笑)。いちおうMacとPCで入力モードを切り替えられるからWindowsの人なら気にならないだろうし、前に使っていた有線キーボードはMac配列だったからまだ忘れてないから使い方も勘でいけそう(笑)。ああそうか、これならタブレット端末でもいいのかあ…(予算予算
************
さて、最近はこれ関係の話しかしてないような気がしますが、ついに迎えた新年ですから!おめでたいんですよ!
なお、この執拗なボケは春節とは関係ありません。
◆ベルリン・フィルのジルベスターコンサート2012
ラモー:歌劇「レ・ボレアド」から 四つの舞曲
アレグロ ロンド風コントルダンス 前奏曲 コントルダンス
ヘンデル:
歌劇「ロターリオ」から アデライーデのアリア
歌劇「テゼオ」から アジレアのアリア
ラモー:歌劇「レ・ボレアド」から ガヴォットと間奏曲
ヘンデル:
オラトリオ「時と悟りの勝利」から 快楽のアリア
歌劇「ガウラのアマディージ」から メリッサのアリア
ドヴォルザーク:
スラブ舞曲 作品46 第一番
スラブ舞曲 作品72 第四番
スラブ舞曲 作品46 第三番
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第二組曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第一番 ト短調
<アンコール>
J.シュトラウス:ポルカ「ハンガリー万歳!」
まだ一見しただけなので、それも深夜の放送を見ただけですから、ざっくりとした印象論になりますがいくつか第一印象としてメモしておきます。
・ラモーへのアプローチが本当に同時代アプローチになってる!
1993年客演時の映像と比べれば一目瞭然、当時としてはそれなりに刈り込んだ編成だったのだろうけれど今見ればもう、立派すぎるくらいの大編成っすよ。
この動画の最後の方に、ちょっとだけラモーが流れます。チェンバロは入ってるし基本ヴィブラート抜きで演奏してる、でもこれはモダンオケがちょっとバロックを演奏してみた、という体のもの。
それに対して2012年末版はもう、本当に同時代アプローチ。そしてそのいい感じの小編成の中心には巨大なテオルボが鎮座(笑)。ベルリン・バロック・ゾリステン(1995-)の活動などがあったことを考えても、1993年のこのコンサート、ラトルとの共演のために「初めてバロック弓を使った」ベルリン・フィルがここまで来たか、と。しみじみ。
ちなみに。1993年版、ラモーのあとに映る客席に当時のシェフであるクラウディオさんがいらっしゃいます。ニコニコで拍手してますよ!いい人!(何だそれ)
・バルトリはバルトリだなあ
バルトリ、いいっすよね。録音だけで聴くと共演者次第で微妙に感じることもなくはない、でも実演の記憶があるからね。よく響かせて駆け抜けるコロラトゥーラ、凄いんですから。
とはいえ彼女の持ち味はアクロバティックなコロラトゥーラだけじゃない、見事なコントロールで聴かせるピアニッシモもあるんだよ!と痛感させる幅のある選曲もお見事。
そうそう、バロックのお決まりの「芸」であるところの歌と器楽で演じられるエコー、当然のようにありましたね。オーボエとトランペットとのかけあいが、もうねえ(笑)。途中までは「モダンオケに化ける前に眠ろう」と思ってたのに、ジョナサン・ケリーとのかけ合いが面白すぎて目が冴えちゃって、けっきょく生放送で見てしまったのは何を隠そう私です(Twitterで白状しといて隠すも何もない)。
・スラヴ舞曲による「交響曲」の見立てか!
「三曲を連続して演奏するから、拍手はそのあとにお願いできますか?」とスピーチしてから始まったスラヴ舞曲、先日千葉はその意図はわからないけど、と書きましたが聴けば一発でした。ミンコフスキがラモーで編んだ「サンフォニー・イマジネール」ほど大規模ではないにせよ、明らかに古典派以前のシンフォニーを思わせる「急→緩→急」の構成に並べられた舞曲は、ひとまとまりの交響曲のごときスケールを獲得していました。それにしても緩徐楽章にあたる第四番のスケールのでかいこと!再聴のときにははじめっからそのつもりで聴いてみよう…
・そして現代のオーケストラへ
プログラムの最後には、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第二組曲が。
ああそうそう、ラトル&ベルリン・フィルはこういうリッチな、としか言いようのない音も出すんだよう。っていうか、一般にはこれが本性なのかなあ、ラトルと言ったらかつては20世紀作品の刺激的な解釈者、でしたもんね…
ともあれ、これでひとつのコンサートの中でバロックオーケストラから19世紀のオーケストラへ、そして20世紀のオーケストラへと姿を変えて見せたわけですね、いやはや。離れ業にもほどがありますって。凄いわ、としか千葉には言いようがありませぬ。いやあ、素晴らしいね。
そうそう、アンコールにもさらっと触れますか(笑)。
一曲目のハンガリー舞曲、笑っちゃうほどオーケストラの「素」でしたね、ラトルはブラームスだと完全に手綱を緩めるんですよね、いつもいつも(笑)。
そして大晦日ですからね、シュトラウスもいいんじゃないかな(笑)。ウィーンでは元旦だけじゃなくて、その前二日同じプログラムで演奏会やってますし。それにあれでしょ、退任後はラトルもきっと(あとは言うまい)。
さてと、どうやって今年の来日公演を聴きますかね、いろいろと算段しなっきゃ(笑)。東京公演か、それともラトルいわく「ベルリンに持ち帰っちゃダメかな?(笑)」な復活のミューザ川崎シンフォニーホールか、とかいろいろと、ね。
ということで録画された皆さん、参考になんかしてくださらなくてけっこうですので、とにかく楽しんでね!(笑)ではまた。
いくつか本文と関係のあるディスクを紹介しておきますね。それにしても、アルバムのジャケットを拝見していると、バルトリさんがどこへ向かっているのか心配になる今日このごろです(笑)。
2013年1月27日日曜日
いよいよ新年おめでとうございます(おい
こんにちは。千葉です。
しばしのご無沙汰でした、いろいろと生活上のもろもろがございまして。詳しくは書きませんがそれだけでもいろいろと手が回らないのに、iPhoneから文字入力するのに使っていた有線のキーボードがついに断線、その生涯を終えてしまいまして。
そうなってみると仕方がないから手書きでメモを取るようになるわけですが、これがなかなか新鮮でして。手書きの私とキーボード入力の私の違い、けっこうあるんですよ。手書きの千葉はどこまでもシンプル、余計な説明はしないで結論的な部分しか書かない。対してキーボードの千葉はこれ、ですからね(笑)。なんとか「協力関係」(笑)が作れないものか最近は考えています。
で、ようやくですね、後継となるBluetoothキーボードが届きましたので、今回は本文のほとんどをそのキーボードのテストも兼ねて入力しております(普通に読めるように書いたら何もわからない、わけですけれど)。
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さて皆さん、今晩が大晦日、ジルヴェスターですよ!(再掲)
◇ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2012
◇ドレスデン国立管弦楽団のジルヴェスター・コンサート2012
サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の、2012年を〆る恒例の演奏会、いよいよ今晩放送です。生放送で見られるもよし、録画されるもまたよし、です。ハードディスクの用意はよろしくって?(まだ馴染めない言い回し)前半はバルトリを招いてのバロック、後半はスラヴ舞曲集にダフニスとクロエ、ちょっと意図が読めないけれど(笑)期待しましょう。
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さて。先日、まさかのYahooトップにまで掲載されたニュースについて、いちおう触れておきますね。そう、まさに彼らの話、サー・サイモン・ラトルが2018年の契約終了後は更新しないことを表明した件です。
千葉は率直に申しまして彼らのファンなので、ああそうなのか、と少し残念には思いましたけれど、2002年から16年間と思えば、けっして短い時間ではない。録音はかつてのカラヤンやアバドほどは多くないかもしれないけれど、それぞれに主張を感じさせる録音が残されている。それに加えて彼らが独自に配信しているデジタル・コンサート・ホール(DCH)に遺される大量のアーカイヴを思えば彼らの演奏が聴かれていないとも言いにくい。まあ、千葉は契約してないから見られないのだけれど(泣)、彼らの仕事を総括するのなら数多くのアーカイヴを参照して時系列に彼らの関係を捉える必要がありましょう。
ともあれ、もはやかなりの熟成が進んだ彼らの音楽が、残り五年間を本物の黄金時代とすることでその一時代のフィナーレを飾ってくれますようファンとしてはお祈り申し上げるのみ、です。カラヤン後、冷戦後の苦闘を刻んだクラウディオ・アバド時代に続いた21世紀最初のベルリン・フィルハーモニーの在り方が示した多くの事ごと、きちんと捉えたいものであります。まずはなんとかして、今年の来日公演を聴く算段をたてること、かな…
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カラヤンのあと、程ではなくてもやはりベルリン・フィルハーモニーのマエストロは話題になるのねえ、とはYahooに載ったこと以上にTwitterでの多くの反応に思わされました。少なくない人がまるで明日にもラトルが退任して、即刻後任を選ばないといけないよ、誰がいいだろうか的に盛り上がってましたので。でもねえ、はっきり申し上げて千葉には不快極まりないものでした。アバドがそうであったように、ラトルもまた退任までの時間を余裕を持って示すことでオーケストラに時間を与え、また少なくない客演指揮者たちに刺激を与えたのだと思うのですが、その前提なしではしゃぐのがなんとも。
まあいいんですよ別に、何かの責任ある発言じゃなくて噂話を楽しむのも自分を含めたマニアさんの楽しみでしょうから。でもねえ。ディスコグラフィ的にまったく確認もせずひたすらに「もっと早く辞めればよかった」「指揮者とオケのキャラクタは合ってないままだった」とか言う人がいたのには、辟易を通り越して悪意さえ感じました。まあ、聴いていなくても演奏の判断ができるくらいの能力者でいらしたようだから、特に反論もしませんでしたが。ドイツの名門でいたい、かつての音を今に伝える伝統芸能団体になりたいとベルリン・フィルハーモニーが志向していたのにラトルはそうしなかった、とでも言いたげな議論、さすがに反応する方がバカバカしいですから(それでも感情が起動してしまうのがまた、バカバカしい)。彼らは目標との距離に多かれ少なかれのちがいはあれど、自分たちのなりたいものになっている、と他者の在り方を捉えた上での議論でなければ、必然的に「あいつらバカだよね。」で話を始めたことになるというあたりまえのことに気づかない無神経、さすがにどうかと。
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彼らがなろうとしたもの、そしてその過程で経験したことは、実際のコンサートの記憶や録音に映像、そしてこちらの映画二本などで明らかなのだから、方針の話をするならばそれを踏まえられたらよろしいかと。
ありゃりゃ、淡々と見解を書き記すつもりが意外に激してしまいましたわ。ごめんなさいね。
ただ繰り返しますが、こういう話も個々人が楽しみで語られるのは自身の責任でおやりになればよろしい。ただあまりいい趣味だとは思わないだけで。政局記事とか嫌いなんですよあたしは。それは見解として見なすことのできるものでは、ありませんよ。
とかなんとか、自制とお調子の狭間で思いつつようやく迎える2013年がいい年にできますように(まだ言うか)。皆さん、録画予約はお忘れなく~。
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で終わるつもりだったんですけど。「ベルリン・フィルと子どもたち」(原題「Rhythm is It!」)は廃盤なんでしょうか。もったいない。大阪市長氏の文化攻撃に対向するための論理を作り上げるのに参考になる一作だと思うのですが。むむむ。大阪市音楽団や文楽に対する悪口に思うところある方は、レンタルでもなんでも構いませんのでぜひ一度ご覧頂きたく思います。
2013年1月6日日曜日
本年もよろしくお願いいたします
新年おめでとうございます。千葉です。
遅まきではございますが、こちらでも新年のご挨拶をさせていただきます。松の内なので許して下さいませ(笑)。
頭の写真は、あっちのブログに貼ったのと同様、高館義経堂の初日の出、束稲山を臨んで「兵どもが夢の跡」の方向でござりまする。昨年の大河ドラマ「平清盛」には存分に楽しませていただきましたが、さて今年のは如何で御座いましょうか…今年はテーマ曲が坂本龍一で劇伴が中島ノブユキ、と言われてもまだピンときませんが、そのうち何かの反応をすることでしょう。それほど興味のある時代ではないけれど、ゴローちゃんが出てるようだから見ますよ、きっと。
ううん、どうもクラシックの話に持っていけないままひとまずはご挨拶のみ、ごきげんよう(ゲルニ)。
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