こんにちは。千葉です。
例によってギリギリになってしまったので今回は前振りはございません。あしからず。
*************
ということでさっそく参りましょう、NHK BSのプレミアムシアター、12月の予定です。と言っても今月は二回しかない。年末は特別編成なので27日深夜の分が潰れちゃうんですね。なにか他に素敵なコンサートとかオペラの放送はないのかなあ(チラチラッ)。
イヤミはこの辺で(シェー!←おい)、さくっとご紹介を。
●12月14日(月)【12月13日(日)深夜】午前0時10分~4時45分
・野田秀樹演出 歌劇『フィガロの結婚』~庭師は見た!~【5.1サラウンド】
・ドキュメンタリー『きよしこの夜 ~世界をひとつにした歌~』(2014年 イギリス)
前半は日本各地で上演された今年の話題作、野田秀樹演出 歌劇『フィガロの結婚』~庭師は見た!~を10月24日、東京芸術劇場での公演で。
日本語とイタリア語が混在する独特な作り、どんな感じなのかしらとツアー中から気になっていたのでようやく見られることにひと安心ですよ(笑)。
そしてこれは宮城県の名取公演のための野田秀樹へのインタヴュー、気になる方はぜひチェックを。
番組後半はちょっと内容が読めません。「きよしこの夜 ~世界をひとつにした歌~」というドキュメンタリー、だそうで。
●12月21日(月)【12月20日(日)深夜】午前0時10分~3時55分
・ウディ・アレン演出 歌劇『ジャンニ・スキッキ』【5.1サラウンド】
・ドキュメンタリー ウディ・アレンの『ジャンニ・スキッキ』~その舞台裏~(2015年 ドイツ)
・プロムス2015 バーンスタインのミュージカル・ガラ ~没後25周年記念~【5.1サラウンド】
この週も演出が売りのオペラ、ということになりますね。日本の演出家代表が野田秀樹なら、アメリカからはウディ・アレンが参戦ですよ!(地上波っぽいアオリ)。
ロサンゼルスオペラはちゃんと三部作として上演したようなんだけど、この日放送されるのは「ジャンニ・スキッキ」のみ。まあ、三部作は滅入るから仕方ないかなあ。「外套」はただのヴェリズモをプッチーニが無駄に上手にやってる分気分悪いし、「アンジェリカ」は辛気臭いし(笑)。ちなみにこの舞台、ジャンニ・スキッキ役がドミンゴだったりするそうとうな豪華版であります(っていうか彼はロサンゼルス・オペラの芸術監督)。ちなみにこんな感じの舞台ですよ。
その後にドイツで制作されたこの上演についてのドキュメンタリーがあり。
その後にこの日はもう一本、再放送じゃないやつを(イヤミはやめなさい←シェー!←もういいから)。今年のプロムスで上演された「バーンスタインのミュージカル・ガラ」として、初期の「ピーターパン」から最後のミュージカル「ペンシルバニア通り1600番地」まで、なかなか目配りのいいプログラムでありますよ。厳密にはオペラに区分される作品(「タヒチ島の騒動」)や、ミュージカルではない映画のサウンドトラックから編成された作品(「波止場」からの交響組曲、映画はよくBSジャパンとかで吹替版を放送してますよ)もありますが、細かいことはいいんだよ!(笑)実際の舞台はこんな感じ。
やりますね(笑)。指揮のジョン・ウィルソンは自ら編成した団体、映画音楽やミュージカルなどを自分で編曲して指揮もする才人、プロムスにはもう常連になりつつある模様。10月5日の公演ということです。
*************
ざっと見てみたら、来月はまたあのニューイヤーをわざわざ深夜枠で再放送するんだよなあ…なにか他に(以下略、イヤミもシェーも略←……)。
ともあれすみません、遅くなりましたが今月はこの二回ですよ、ということで。ではまた、ごきげんよう。
2015年12月13日日曜日
2015年12月5日土曜日
書きました:片山杜秀が、黛敏郎と「金閣寺」を大いに語る
こんにちは。千葉です。
諸般の事情から記事のご案内も滞りがちで申し訳ないです。ガンバリマス(どこかの目が死んでる島村さん風に)。
本日、そして明日と上演されるオペラの記事はちょっと無理して紹介しておきます。手元不如意故千葉は行けませんけど、行かれる方がこの作品を骨の髄までお楽しみになるためのお手伝いになりますように。
●片山杜秀が、黛敏郎と「金閣寺」を大いに語る
神奈川県民ホールで上演される黛敏郎の大作、歌劇「金閣寺」の関連企画として行われた音楽講座の全力レポートです。片山杜秀さん、現物もあんななのかしら…(ご無礼)という興味半分で伺って、あまりの面白さと情報量にこんな入魂のレポートになってしまったという(笑)。
レポートには書き入れなかった小ネタを二つ。
「当日隣り合わせた、当然存じあげない妙齢の女性が休憩中に「これ面白いわね!」と楽しげに話しかけてきたくらい講義は面白かった」
「逆側のお隣には一柳慧氏がいらした」
どちらも説明無用ですね(笑)。
*************
で、これはもう完全に記事としてお出ししにくい個人的な見解なのでこっちにざっくりと書きましょう。とか書きながら「時間が作れればこっちを「Side B」的な位置づけでいろいろと作れるかもな」とか思ったりしてしますよ。
この作品、片山講義でも「金閣寺を表すモティーフは、冒頭合唱が”金閣寺”と歌うところで示される六音」である旨指摘されていまして、その後唯一の録音である岩城宏之の日本初演盤を聴きこむうち、「これはもしかして、ベルクの「ヴォツェック」的な、器楽的変奏で”タイトルロール”を示すやりかたを試したのか?」という疑問がわきまして。
そんな疑惑(笑)を抱いて聴きこめば他にも気になるんですよドイツ・オペラ的な手口が。演出の田尾下哲がはじめ引っかかりを感じたという「尺八演奏」の場面、あれは「ジークフリート」の草笛的にも思えるし、なにより最終的なカタストロフが炎上ということでついちょっと「神々の黄昏」を想起しなくもない。だって最後、台本ではマッチじゃなくて薪を持って金閣寺に行くんですよ主人公。そこでお馬さんを呼んでいたら完璧でしたね(嘘)。え?燃やす前に話は終わるじゃないか、ですか?たしかに劇中ではこれから燃やしに行く場面で終わっているけれど、音楽はもうこれ以上温度が上がらないくらい高まっちゃってるわけで、あれ以上の終わらせ方は難しいのではないかしらん。
三島の小説は事後の脱力感を伴うアンチクライマックスで終わるので、このオペラとはかなり方向が違う。映画「炎上」は外枠として刑事事件化された金閣炎上を用意しているから、三島の小説より後まで描かれたかっこう。
対して、オペラの台本では行為に至るプロセスについて、片山氏が言っていたとおり比較的シンプルに追い詰めて行くサスペンスがメインとなるドラマであります。冒頭で示された問、「彼は現代の英雄たりうるか?」に対して行動を持って答えとする、というのはオペラの制作年代が1970年代であることを思うと、その答えはなにか袋小路の先進国テロ時代を思わせられる行動主義、決断主義でありますけれど。その時代にあえて、ロマン派的ドイツ・オペラを作ってしまった黛の底意たるや如何。とか、感がてしまった次第でありますよ。
とりあえずこんなところかな、行かれる方は是非楽しんでくださいね、千葉の分まで。あはははは。
*************
そうそうそう。最後に一つ。金閣寺モティーフが六音で作られたのは、その変容を形式にはめて作りやすいから、というのがメインの理由だろうなと思います。前述のベルクへの連想は明らかにそこから来ていますし(「ヴォツェック」のパッサカリア参照)。
でも気づいてしまったんです、金閣寺は鹿苑寺、ろくおんじだった、って。お後がよろしいようで(投げ込まれる石、中身の入ったペットボトルを見もせずに退場)。
諸般の事情から記事のご案内も滞りがちで申し訳ないです。ガンバリマス(どこかの目が死んでる島村さん風に)。
本日、そして明日と上演されるオペラの記事はちょっと無理して紹介しておきます。手元不如意故千葉は行けませんけど、行かれる方がこの作品を骨の髄までお楽しみになるためのお手伝いになりますように。
●片山杜秀が、黛敏郎と「金閣寺」を大いに語る
神奈川県民ホールで上演される黛敏郎の大作、歌劇「金閣寺」の関連企画として行われた音楽講座の全力レポートです。片山杜秀さん、現物もあんななのかしら…(ご無礼)という興味半分で伺って、あまりの面白さと情報量にこんな入魂のレポートになってしまったという(笑)。
レポートには書き入れなかった小ネタを二つ。
「当日隣り合わせた、当然存じあげない妙齢の女性が休憩中に「これ面白いわね!」と楽しげに話しかけてきたくらい講義は面白かった」
「逆側のお隣には一柳慧氏がいらした」
どちらも説明無用ですね(笑)。
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で、これはもう完全に記事としてお出ししにくい個人的な見解なのでこっちにざっくりと書きましょう。とか書きながら「時間が作れればこっちを「Side B」的な位置づけでいろいろと作れるかもな」とか思ったりしてしますよ。
この作品、片山講義でも「金閣寺を表すモティーフは、冒頭合唱が”金閣寺”と歌うところで示される六音」である旨指摘されていまして、その後唯一の録音である岩城宏之の日本初演盤を聴きこむうち、「これはもしかして、ベルクの「ヴォツェック」的な、器楽的変奏で”タイトルロール”を示すやりかたを試したのか?」という疑問がわきまして。
そんな疑惑(笑)を抱いて聴きこめば他にも気になるんですよドイツ・オペラ的な手口が。演出の田尾下哲がはじめ引っかかりを感じたという「尺八演奏」の場面、あれは「ジークフリート」の草笛的にも思えるし、なにより最終的なカタストロフが炎上ということでついちょっと「神々の黄昏」を想起しなくもない。だって最後、台本ではマッチじゃなくて薪を持って金閣寺に行くんですよ主人公。そこでお馬さんを呼んでいたら完璧でしたね(嘘)。え?燃やす前に話は終わるじゃないか、ですか?たしかに劇中ではこれから燃やしに行く場面で終わっているけれど、音楽はもうこれ以上温度が上がらないくらい高まっちゃってるわけで、あれ以上の終わらせ方は難しいのではないかしらん。
三島の小説は事後の脱力感を伴うアンチクライマックスで終わるので、このオペラとはかなり方向が違う。映画「炎上」は外枠として刑事事件化された金閣炎上を用意しているから、三島の小説より後まで描かれたかっこう。
対して、オペラの台本では行為に至るプロセスについて、片山氏が言っていたとおり比較的シンプルに追い詰めて行くサスペンスがメインとなるドラマであります。冒頭で示された問、「彼は現代の英雄たりうるか?」に対して行動を持って答えとする、というのはオペラの制作年代が1970年代であることを思うと、その答えはなにか袋小路の先進国テロ時代を思わせられる行動主義、決断主義でありますけれど。その時代にあえて、ロマン派的ドイツ・オペラを作ってしまった黛の底意たるや如何。とか、感がてしまった次第でありますよ。
とりあえずこんなところかな、行かれる方は是非楽しんでくださいね、千葉の分まで。あはははは。
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そうそうそう。最後に一つ。金閣寺モティーフが六音で作られたのは、その変容を形式にはめて作りやすいから、というのがメインの理由だろうなと思います。前述のベルクへの連想は明らかにそこから来ていますし(「ヴォツェック」のパッサカリア参照)。
でも気づいてしまったんです、金閣寺は鹿苑寺、ろくおんじだった、って。お後がよろしいようで(投げ込まれる石、中身の入ったペットボトルを見もせずに退場)。
2015年11月8日日曜日
11月はフェスティヴァルとか
こんにちは。千葉です。
世界の困難が、最近認識を追いつかせるのすら難しいものになってきているように感じます。国内の酷さもまた相当のものですけどね、あいも変わらず。
政治方面のみならず経済的ニュースの範疇なのだろうVWの件や、マンションの杭のデータがどうこう、あたりまで視野にいれるとかなり危険な状況に思われるのですが、しかし我が株式市場は絶好調であるような現状について、どうのこうの言うには正直力不足であります、私。なのでここ数ヶ月続けた前説はちょっと別の形でメモにでもしておきます、あっちの更新が止まってるブログとか使う方向で。
なので別の話を一つだけさせてください。松来未祐さんの逝去について。
千葉は、新房昭之&シャフト作品に、というか「さよなら絶望先生」に出逢わなければ、またアニメを見るようにはならなかった可能性が高いのですが、その作品の藤吉晴美役でまつらいさんこと松木さんを存じ上げまして。にょんたかー。その後、絶望放送などでそのお人柄を知り、さらに「ひだまりスケッチ」などの他作品でもそのお仕事を知るようになりました。
そんな時期だったと思います、当時再放送されていた「蒼穹のファフナー」の最初のシリーズの序盤でいきなり彼女が演じた翔子が死ぬ回を見たのは。驚きましたねえ、主要キャラクターにしか見えないのにいきなり敵もろともに退場してしまうんですもの。そこから何年もの時間が過ぎて、「ファフナー」のシリーズがいま、第一期から映画、そして第二期と続いてきて、まさに最終的なクライマックスを迎えようといういま、彼女が亡くなられるとは。です。
いや、そんなことより何より、まさかまつらいさんが38歳の若さで亡くなられてしまうとは。9月まで放送されていた「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」でも怪演(絶賛ですよ、為念)を披露していた彼女でしたから、きっと遠くない時期に回復して復帰されて、その日にはアニメの二期もめでたく決まって復活した下ラジのゲストに来てくれるはず。休養の報を見ても、そんなふうに楽観的に期待して快癒の報せを待っていました。
だからもう、この訃報にはほんとうに言葉がありません。ただ、瞑目合掌させていただきます。
*************
さて本題、11月のプレミアムシアター放送予定ですよ。
●11月9日(月)【11月8日(日)深夜】午前0時20分~5時
・歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』【5.1サラウンド】
・モナコ公国 モンテカルロ・バレエ 「LAC~白鳥の湖~」
前半は今年の五月にオランダで上演されたベルリオーズのオペラ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」ですよ。誰やねんそいつ、と思われるでしょうから大ざっぱに説明しますと(ああ人名だったんだ、というボケは却下します)、「ルネサンス期イタリアの画家、金細工師、彫刻家、音楽家」、という実在の人物です(拾ってきやがったなこいつ)。彼の作品は、Wikipediaのイタリア語ページではいくつか見られますよ。
ベルリオーズが生きた時代に再評価された彼の自伝を元にして作られたこのオペラを、今回放送されるプロダクションではあのテリー・ギリアムが演出しています。同じプロダクションで上演したイングリッシュ・ナショナル・オペラの映像で雰囲気は感じられますかしら。ネーデルラント・オペラの上演は指揮にマーク・エルダー、管弦楽はロッテルダム・フィル、チェッリーニ役には大野和士による「ホフマン物語」で来日もしたジョン・オズボーンと、陣容的には問題なく楽しめそうです。うむ。
…先日放送されたセイジオザワ・フェスの「ベアトリスとベネディクト」もそうでしたが、最近もしかしてベルリオーズの時代、来ちゃってますかね。代表作として知られているのが「幻想交響曲」だけだと、ベルリオーズが一般に言われるほど極端にも過激にも思えない千葉といたしましては、より多くの作品が知られるようになれば喜ばしいことである、と申し上げさせていただきます。あの巨大な「レクイエム」が残響豊かな大聖堂での響きを意識してあえて簡素なしかし大編成で書かれていることや、オラトリオ的な手法で戯曲を捉え直した劇的交響曲「ロメオとジュリエット」が意外とストーリーを語りきっていることやら、実演ならばもっと伝わると思うんですよね。千葉の乏しい経験からでもその程度は推測できるのだから、きっと流行ればいい感じになるよベルリオーズ!
……そのためには「イタリアのハロルド」で熱狂的スタンディング・オベーション!とか、歌曲集「夏の夜」めあてでお客さんが殺到!みたいな成功体験が必要なんでしょうけどね(遠い目)。
後半のモナコ公国 モンテカルロ・バレエ 「LAC~白鳥の湖~」は何度めかの再放送ですので、ジャン・クリストフ・マイヨーの振付など気になる方は御覧ください、とのみ。
●11月16日(月)【11月15日(日)深夜】午前0時10分~
・ザルツブルク音楽祭2015 ムター& ムーティ指揮 ウィーン・フィル コンサート【5.1サラウンド】
・ザルツブルク音楽祭2005 歌劇『椿姫』【5.1サラウンド】
前半は今年のザルツブルク音楽祭から、リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルのコンサート、ソリストにはアンネ=ゾフィー・ムターを迎えるという気持ち良いほどに音楽祭仕様の豪華版ですよ。来年のシカゴ響、そして東京・春・音楽祭への登場を前に現在のムーティを聴いておくのもよろしいのでは。8月14、15日のコンサートの収録です。
曲目はムターの協奏曲がチャイコフスキー、メインはブラームスの交響曲第二番です。ニ長調ですね(特に意味なし)。
後半もまたザルツブルク音楽祭、しかしけっこう遡って10年前、2005年の舞台で演目は歌劇「椿姫」です。これはもうCD、映像ソフトにもなっているネトレプコ、ヴィラゾン、ハンプソンほか豪華キャストの公演ですね。うむ、音楽祭仕様だ(笑)。オケはもちろんウィーン・フィル、指揮はカルロ・リッツィです。
●11月23日(月・祝)【11月22日(日)深夜】午前0時10分~
・ハンブルク・バレエ『タチヤーナ』
・英国ロイヤル・バレエ『アシュトン・セレブレーション』【5.1サラウンド】
この週はバレエです。それもモダンの。そこで説明をするほどの身の程知らずでもないので、こちらの映像で雰囲気を掴んでいただけましたら。
・ノイマイヤー演出 ハンブルク・バレエ「タチアナ」
・英国ロイヤル・バレエ 「アシュトン・セレブレーション」
●11月30日(月)【11月29日(日)深夜】午前0時10分~
エクサン・プロバンス音楽祭2015 歌劇「アルチーナ」(ヘンデル)
最終週はまだ公式サイトには出ていませんが、このオペラで間違いはありません。そのはずです、たぶん(弱気)。
先日、東京音楽大学での公開講座で伺った話によれば「昔イタリアで学んだことをずーっとやっていたから、晩年には”昔風のイタリア・オペラを時代遅れになってもやっている人”だった」「国籍としてはイギリス人なのに、ドイツの人たちが”うちの大作曲家っすよね”とばかりに復古上演してきた結果、ドイツのオペラハウスではシーズンにひとつは上演されている」というジョージ・フレデリック・ヘンデルさんの歌劇「アルチーナ」がこの週のコンテンツですよ。あ、もうちょっといいことも言われてましたからねレクチャーでは>ヘンデルさん。
この上演は指揮がアンドレーア・マルコン、オケがフライブルク・バロック・オーケストラ、ってところでもうある程度の安心感がありますし、キャストにはパトリシア・プティボンにフィリップ・ジャルスキーなら、ってことで素直に期待して待ちます。これも音楽祭仕様ですね(笑)。演出は現代風ですけど、フランスでの上演だもん、きっとブレヒト風の異化にはこだわってない、はず!
(註:この前のレクチャーでは「ドイツではたくさんのバロック・オペラが上演されるのだが、どうしても素直なハッピィエンドを受け入れずブレヒト流の異化をしたがるので困りものだ」というお話がありました)
なお、ちょっとくらい予習しようかな…(バロックには強くない自覚あります、千葉は)、と思ってこの上演の動画を探してみたらすでに全曲の以下略。「演出が気になる!ってか一刻も早く見たい聴きたいんじゃー!」という熱い方は検索検索ぅ(もう古いよそれ)。
*************
さてもう一時間で8日の放送が始まろうと言うタイミングでの更新、まっこと申し訳なく。追加できる情報などありましたら更新しますが、基本的にはこの記事は更新しなくていいはず、です。ではまた。
世界の困難が、最近認識を追いつかせるのすら難しいものになってきているように感じます。国内の酷さもまた相当のものですけどね、あいも変わらず。
政治方面のみならず経済的ニュースの範疇なのだろうVWの件や、マンションの杭のデータがどうこう、あたりまで視野にいれるとかなり危険な状況に思われるのですが、しかし我が株式市場は絶好調であるような現状について、どうのこうの言うには正直力不足であります、私。なのでここ数ヶ月続けた前説はちょっと別の形でメモにでもしておきます、あっちの更新が止まってるブログとか使う方向で。
なので別の話を一つだけさせてください。松来未祐さんの逝去について。
千葉は、新房昭之&シャフト作品に、というか「さよなら絶望先生」に出逢わなければ、またアニメを見るようにはならなかった可能性が高いのですが、その作品の藤吉晴美役でまつらいさんこと松木さんを存じ上げまして。にょんたかー。その後、絶望放送などでそのお人柄を知り、さらに「ひだまりスケッチ」などの他作品でもそのお仕事を知るようになりました。
そんな時期だったと思います、当時再放送されていた「蒼穹のファフナー」の最初のシリーズの序盤でいきなり彼女が演じた翔子が死ぬ回を見たのは。驚きましたねえ、主要キャラクターにしか見えないのにいきなり敵もろともに退場してしまうんですもの。そこから何年もの時間が過ぎて、「ファフナー」のシリーズがいま、第一期から映画、そして第二期と続いてきて、まさに最終的なクライマックスを迎えようといういま、彼女が亡くなられるとは。です。
いや、そんなことより何より、まさかまつらいさんが38歳の若さで亡くなられてしまうとは。9月まで放送されていた「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」でも怪演(絶賛ですよ、為念)を披露していた彼女でしたから、きっと遠くない時期に回復して復帰されて、その日にはアニメの二期もめでたく決まって復活した下ラジのゲストに来てくれるはず。休養の報を見ても、そんなふうに楽観的に期待して快癒の報せを待っていました。
だからもう、この訃報にはほんとうに言葉がありません。ただ、瞑目合掌させていただきます。
*************
さて本題、11月のプレミアムシアター放送予定ですよ。
●11月9日(月)【11月8日(日)深夜】午前0時20分~5時
・歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』【5.1サラウンド】
・モナコ公国 モンテカルロ・バレエ 「LAC~白鳥の湖~」
前半は今年の五月にオランダで上演されたベルリオーズのオペラ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」ですよ。誰やねんそいつ、と思われるでしょうから大ざっぱに説明しますと(ああ人名だったんだ、というボケは却下します)、「ルネサンス期イタリアの画家、金細工師、彫刻家、音楽家」、という実在の人物です(拾ってきやがったなこいつ)。彼の作品は、Wikipediaのイタリア語ページではいくつか見られますよ。
ベルリオーズが生きた時代に再評価された彼の自伝を元にして作られたこのオペラを、今回放送されるプロダクションではあのテリー・ギリアムが演出しています。同じプロダクションで上演したイングリッシュ・ナショナル・オペラの映像で雰囲気は感じられますかしら。ネーデルラント・オペラの上演は指揮にマーク・エルダー、管弦楽はロッテルダム・フィル、チェッリーニ役には大野和士による「ホフマン物語」で来日もしたジョン・オズボーンと、陣容的には問題なく楽しめそうです。うむ。
…先日放送されたセイジオザワ・フェスの「ベアトリスとベネディクト」もそうでしたが、最近もしかしてベルリオーズの時代、来ちゃってますかね。代表作として知られているのが「幻想交響曲」だけだと、ベルリオーズが一般に言われるほど極端にも過激にも思えない千葉といたしましては、より多くの作品が知られるようになれば喜ばしいことである、と申し上げさせていただきます。あの巨大な「レクイエム」が残響豊かな大聖堂での響きを意識してあえて簡素なしかし大編成で書かれていることや、オラトリオ的な手法で戯曲を捉え直した劇的交響曲「ロメオとジュリエット」が意外とストーリーを語りきっていることやら、実演ならばもっと伝わると思うんですよね。千葉の乏しい経験からでもその程度は推測できるのだから、きっと流行ればいい感じになるよベルリオーズ!
……そのためには「イタリアのハロルド」で熱狂的スタンディング・オベーション!とか、歌曲集「夏の夜」めあてでお客さんが殺到!みたいな成功体験が必要なんでしょうけどね(遠い目)。
後半のモナコ公国 モンテカルロ・バレエ 「LAC~白鳥の湖~」は何度めかの再放送ですので、ジャン・クリストフ・マイヨーの振付など気になる方は御覧ください、とのみ。
●11月16日(月)【11月15日(日)深夜】午前0時10分~
・ザルツブルク音楽祭2015 ムター& ムーティ指揮 ウィーン・フィル コンサート【5.1サラウンド】
・ザルツブルク音楽祭2005 歌劇『椿姫』【5.1サラウンド】
前半は今年のザルツブルク音楽祭から、リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルのコンサート、ソリストにはアンネ=ゾフィー・ムターを迎えるという気持ち良いほどに音楽祭仕様の豪華版ですよ。来年のシカゴ響、そして東京・春・音楽祭への登場を前に現在のムーティを聴いておくのもよろしいのでは。8月14、15日のコンサートの収録です。
曲目はムターの協奏曲がチャイコフスキー、メインはブラームスの交響曲第二番です。ニ長調ですね(特に意味なし)。
後半もまたザルツブルク音楽祭、しかしけっこう遡って10年前、2005年の舞台で演目は歌劇「椿姫」です。これはもうCD、映像ソフトにもなっているネトレプコ、ヴィラゾン、ハンプソンほか豪華キャストの公演ですね。うむ、音楽祭仕様だ(笑)。オケはもちろんウィーン・フィル、指揮はカルロ・リッツィです。
●11月23日(月・祝)【11月22日(日)深夜】午前0時10分~
・ハンブルク・バレエ『タチヤーナ』
・英国ロイヤル・バレエ『アシュトン・セレブレーション』【5.1サラウンド】
この週はバレエです。それもモダンの。そこで説明をするほどの身の程知らずでもないので、こちらの映像で雰囲気を掴んでいただけましたら。
・ノイマイヤー演出 ハンブルク・バレエ「タチアナ」
・英国ロイヤル・バレエ 「アシュトン・セレブレーション」
●11月30日(月)【11月29日(日)深夜】午前0時10分~
エクサン・プロバンス音楽祭2015 歌劇「アルチーナ」(ヘンデル)
最終週はまだ公式サイトには出ていませんが、このオペラで間違いはありません。そのはずです、たぶん(弱気)。
先日、東京音楽大学での公開講座で伺った話によれば「昔イタリアで学んだことをずーっとやっていたから、晩年には”昔風のイタリア・オペラを時代遅れになってもやっている人”だった」「国籍としてはイギリス人なのに、ドイツの人たちが”うちの大作曲家っすよね”とばかりに復古上演してきた結果、ドイツのオペラハウスではシーズンにひとつは上演されている」というジョージ・フレデリック・ヘンデルさんの歌劇「アルチーナ」がこの週のコンテンツですよ。あ、もうちょっといいことも言われてましたからねレクチャーでは>ヘンデルさん。
この上演は指揮がアンドレーア・マルコン、オケがフライブルク・バロック・オーケストラ、ってところでもうある程度の安心感がありますし、キャストにはパトリシア・プティボンにフィリップ・ジャルスキーなら、ってことで素直に期待して待ちます。これも音楽祭仕様ですね(笑)。演出は現代風ですけど、フランスでの上演だもん、きっとブレヒト風の異化にはこだわってない、はず!
(註:この前のレクチャーでは「ドイツではたくさんのバロック・オペラが上演されるのだが、どうしても素直なハッピィエンドを受け入れずブレヒト流の異化をしたがるので困りものだ」というお話がありました)
なお、ちょっとくらい予習しようかな…(バロックには強くない自覚あります、千葉は)、と思ってこの上演の動画を探してみたらすでに全曲の以下略。「演出が気になる!ってか一刻も早く見たい聴きたいんじゃー!」という熱い方は検索検索ぅ(もう古いよそれ)。
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さてもう一時間で8日の放送が始まろうと言うタイミングでの更新、まっこと申し訳なく。追加できる情報などありましたら更新しますが、基本的にはこの記事は更新しなくていいはず、です。ではまた。
2015年10月11日日曜日
10月はセイジ、パーヴォ、そしてバイロイト(暫定)
こんにちは。千葉です。
昨今の中東情勢はますます混迷を深め、もはやブログの前段に書けるような話ではなくなってきました。と言いますか、千葉の認識がどうしても現実に追いつけていません。歯がゆい限りであります。
ですがひとつだけ書いておきます。ひとさまの写真使って自分の差別意識を誇示するような所行は絶対に認めません。
難民/移民の区別は差別意識を隠すための糖衣になってしまっていて、どこの国でも都合よく使われています、それはこの国でもまったく同様なわけで。こういう物言いをする人たちは今回の人の他にもたくさんいるし、それを「正論」などと言えてしまう「完全に建前の崩壊した、本音だったら何を言ってもいい」世界に生きている人たちも今や少なくない。だけれど、こういうのは「数の問題じゃない」んですよ、どっかの官房長官風に申しますなら。いくら大人数でこういう主張をされましても、許容できないものでしかありません。
今回の「実在の難民の少女の写真→それをベースに自身の差別的な主張を入れ込んだ二次創作を発表する→批判されると居直り」という展開が何故にここまで国内でも批判されているかといえば、あの盗用に近いイラストに示された差別意識が、まるで「入れたくない奴らは移民だから入国させない、ちょっとは考えてやってもいい奴らは難民、でも認定しても滞在を許すとは言ってない」というカフカ的対応をしてしまうこの国の似姿だからだ、と言ってしまってもいいと考える次第だよ。
うちうちの冗談では「そのうち堂々退場スるね」とか言っていたけれど、南京の件を契機に「UNESCOに圧力かけるわ」とか公言され始めるともう笑えません。もしかするともう手遅れなのかと考え始めています。
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とても前説とは言えない内容から入ってしまいましたが、TVのアナウンサのようにサラッと切り替えて本題に入りましょう(あの人たちは「別に笑顔で番組を終わらせなくてもいい」とは考えないのだろうか、とときどき思う)。今月の安倍チャンネルじゃない方の公共放送、BSプレミアムの看板番組プレミアムシアターの予定です。
ですがすみません、諸般の事情でまずは暫定版にてご容赦ください。特別編成に対応するための緊急避難です。手が遅くて申し訳ない。
●10月11日(日) 特集番組『2015セイジ・オザワ松本フェスティバル』
この回が特別編成です。昼にバースデーコンサート(おそらくはコンサートそのものというよりテレビ番組っぽい内容)が、そしてプレミアムシアター枠で「バースデーコンサートから、ベートーヴェンの三重協奏曲」「小澤征爾が降板したオペラ」「曲目変更されたオーケストラ・コンサート」と、第一回となった2015年のセイジオザワ 松本フェスティバルのメインとなる公演が放送されます。公演について状況を書き入れたのは悪意からではなく、単に記録としてのものです。
個人的には「これだけのイヴェント性があっても、地上波じゃなくてBSでしか放送されないのか」という感じ取りはありますが、「音声のクオリティ高い方で放送されるじゃん!ラッキィ!」と捉えることにします。ちょっと苦しいですけど。
●10月19日(月)【10月18日(日)深夜】午前0時30分~
ドキュメンタリー『マエストロ』~N響首席指揮者 パーヴォ・ヤルヴィの軌跡~/パリ管弦楽団 演奏会/ボン・ベートーベン音楽祭2009 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会
この週はパーヴォ・ヤルヴィ祭りです。Eテレのクラシック音楽館でもかなりのやる気を見せている公共放送、あとはもうちょっと海外向けに発信していったらいいのではないかしら。
前半のドキュメンタリが2015年の新作で、公共放送のサイトにはアメリカのものとあるけれど、今のところ調べてみても特に情報がないのは少し気になります(ちなみに先月のアルヴォ・ペルトのドキュメンタリはソフト化されてリリースされてます)。来日も多くなくて意外と知られていない感のあるシンシナティ時代の映像とか、あるんでしょうか…
後半の二つの演奏会は再放送でソフト化もされていますので既にご覧になった方も多いかと。
なおパーヴォのコンサート、これからは「クラシック音楽館」でも少なくなく放送されることと思いますので、そちらの情報も併せてチェックチェックゥ!(いつのノリなのか)
●10月26日(月)【10月25日(日)深夜】午前0時~ バイロイト音楽祭2015 楽劇『トリスタンとイゾルデ』【5.1サラウンド】
今年からバイロイト音楽祭に創設されたポスト「芸術監督」に就任したクリスティアン・ティーレマンが指揮した「トリスタンとイゾルデ」、8月7日の公演が早くも放送です(個人的には年末の放送を予定してました)。
既に欧州では放送済みとあって、紹介するのにちょうどいい動画をYouTubeさんで探すと出るわ出るわの全曲映像。さすがにそれを貼ってしまうのは気が引けます故、この公演については動画等なし、ネットラジオでの配信などを聴かれた方の評判は良かったですよ、とのみ。
*************
暫定版ということで、まずは今日の昼に間に合うよう公開することを優先させました。後日必ず更新します、とお約束してひとまずはおしまいです。地に平和を。
※更新しましたが、今回はそれほど言及すべきことも多くなかった感じですね、あははははは。ともあれ、10月もハードディスクが泣きを入れてくる危険と戦う千葉でした。ではまた。
昨今の中東情勢はますます混迷を深め、もはやブログの前段に書けるような話ではなくなってきました。と言いますか、千葉の認識がどうしても現実に追いつけていません。歯がゆい限りであります。
ですがひとつだけ書いておきます。ひとさまの写真使って自分の差別意識を誇示するような所行は絶対に認めません。
難民/移民の区別は差別意識を隠すための糖衣になってしまっていて、どこの国でも都合よく使われています、それはこの国でもまったく同様なわけで。こういう物言いをする人たちは今回の人の他にもたくさんいるし、それを「正論」などと言えてしまう「完全に建前の崩壊した、本音だったら何を言ってもいい」世界に生きている人たちも今や少なくない。だけれど、こういうのは「数の問題じゃない」んですよ、どっかの官房長官風に申しますなら。いくら大人数でこういう主張をされましても、許容できないものでしかありません。
今回の「実在の難民の少女の写真→それをベースに自身の差別的な主張を入れ込んだ二次創作を発表する→批判されると居直り」という展開が何故にここまで国内でも批判されているかといえば、あの盗用に近いイラストに示された差別意識が、まるで「入れたくない奴らは移民だから入国させない、ちょっとは考えてやってもいい奴らは難民、でも認定しても滞在を許すとは言ってない」というカフカ的対応をしてしまうこの国の似姿だからだ、と言ってしまってもいいと考える次第だよ。
うちうちの冗談では「そのうち堂々退場スるね」とか言っていたけれど、南京の件を契機に「UNESCOに圧力かけるわ」とか公言され始めるともう笑えません。もしかするともう手遅れなのかと考え始めています。
*************
とても前説とは言えない内容から入ってしまいましたが、TVのアナウンサのようにサラッと切り替えて本題に入りましょう(あの人たちは「別に笑顔で番組を終わらせなくてもいい」とは考えないのだろうか、とときどき思う)。今月の安倍チャンネルじゃない方の公共放送、BSプレミアムの看板番組プレミアムシアターの予定です。
ですがすみません、諸般の事情でまずは暫定版にてご容赦ください。特別編成に対応するための緊急避難です。手が遅くて申し訳ない。
●10月11日(日) 特集番組『2015セイジ・オザワ松本フェスティバル』
この回が特別編成です。昼にバースデーコンサート(おそらくはコンサートそのものというよりテレビ番組っぽい内容)が、そしてプレミアムシアター枠で「バースデーコンサートから、ベートーヴェンの三重協奏曲」「小澤征爾が降板したオペラ」「曲目変更されたオーケストラ・コンサート」と、第一回となった2015年のセイジオザワ 松本フェスティバルのメインとなる公演が放送されます。公演について状況を書き入れたのは悪意からではなく、単に記録としてのものです。
個人的には「これだけのイヴェント性があっても、地上波じゃなくてBSでしか放送されないのか」という感じ取りはありますが、「音声のクオリティ高い方で放送されるじゃん!ラッキィ!」と捉えることにします。ちょっと苦しいですけど。
●10月19日(月)【10月18日(日)深夜】午前0時30分~
ドキュメンタリー『マエストロ』~N響首席指揮者 パーヴォ・ヤルヴィの軌跡~/パリ管弦楽団 演奏会/ボン・ベートーベン音楽祭2009 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会
この週はパーヴォ・ヤルヴィ祭りです。Eテレのクラシック音楽館でもかなりのやる気を見せている公共放送、あとはもうちょっと海外向けに発信していったらいいのではないかしら。
前半のドキュメンタリが2015年の新作で、公共放送のサイトにはアメリカのものとあるけれど、今のところ調べてみても特に情報がないのは少し気になります(ちなみに先月のアルヴォ・ペルトのドキュメンタリはソフト化されてリリースされてます)。来日も多くなくて意外と知られていない感のあるシンシナティ時代の映像とか、あるんでしょうか…
後半の二つの演奏会は再放送でソフト化もされていますので既にご覧になった方も多いかと。
なおパーヴォのコンサート、これからは「クラシック音楽館」でも少なくなく放送されることと思いますので、そちらの情報も併せてチェックチェックゥ!(いつのノリなのか)
●10月26日(月)【10月25日(日)深夜】午前0時~ バイロイト音楽祭2015 楽劇『トリスタンとイゾルデ』【5.1サラウンド】
今年からバイロイト音楽祭に創設されたポスト「芸術監督」に就任したクリスティアン・ティーレマンが指揮した「トリスタンとイゾルデ」、8月7日の公演が早くも放送です(個人的には年末の放送を予定してました)。
既に欧州では放送済みとあって、紹介するのにちょうどいい動画をYouTubeさんで探すと出るわ出るわの全曲映像。さすがにそれを貼ってしまうのは気が引けます故、この公演については動画等なし、ネットラジオでの配信などを聴かれた方の評判は良かったですよ、とのみ。
*************
暫定版ということで、まずは今日の昼に間に合うよう公開することを優先させました。後日必ず更新します、とお約束してひとまずはおしまいです。地に平和を。
※更新しましたが、今回はそれほど言及すべきことも多くなかった感じですね、あははははは。ともあれ、10月もハードディスクが泣きを入れてくる危険と戦う千葉でした。ではまた。
2015年9月13日日曜日
9月はオペラオペラ、オペラ(とアルヴォ・ペルト)
こんにちは。千葉です。
イエメンにトルコに、シリアにそこからの難民/移民問題(向こうのニュースをたまに見ると、受け入れ反対の人は皆一様に「経済的事由で来た奴は難民じゃなくて移民」って言ってますね)、などなど何も収まる気配がない。毎月似たようなことを書いていて、書くたびその改善されなさに困る次第であります。
翻って日本の話を見れば、こっちも困った話ばかりで。
喧しい運動会の話はともかく(そもそも招致自体に賛成したことがないので、あの騒ぎに興味がもてません)、戦争下請け法案に(シリアの現状とその影響を見て、それでもあれが必要だと言う人は申し訳ないんだけど無責任っすよ。あと、そもそも憲法違反なので成立したその日から違憲立法審査の訴えが始まる法律を作ることの無法さ、それがわからないのはバカなのかな?いや、わざとやってるんですよね知ってます)、嘘つき市長の国政出馬するかも?トーク(ってかTweetでしたね。彼氏、黙殺するか「嘘つくなよ」って指摘する以外の扱いは無意味です)など、正直な話内向しすぎて正気じゃなくなってるんじゃないかと割と真剣に懸念しています。どれもこれも、話の筋道がおかしかったり不合理だったり。いい加減やっちゃいけないことはやめなよー、ってこどもレヴェルの話多すぎです。それこそ災害が起きているまさにその日に、自分のお仲間のネットTV番組に出演するリーダーとか、どれだけ侮辱的な存在であることか。あの地震の頃を基準で考えるなら、もう何人も大臣が首になってますよ、総理大臣含めて。
上はおかしいけど現場はがんばっている、それはあの地震の頃と変わらないのになんとも不合理でありますが、なによりまず被災された皆さまにはお見舞い申し上げさせていただきます。少しでも早い復旧等が可能になりますよう、そして衛生状況などかなり厳しいことかと存じます、体調にはお気をつけ下さいませ。
*************
前置きが長くなってしまいました。これからはこういう話、もう少し小出しにします(え)。
さてきょうの本題、今晩からの9月分プレミアムシアターのご紹介ですよ。映画に音楽に歴史モノに、ほんとうに8月をがんばった公共放送文化部に拍手を、そして政治部に罵倒を。ああその話は別口で。
●9月14日(月)【9月13日(日)深夜】午前0時~4時45分
・藤原歌劇団公演 歌劇『ランスへの旅』【5.1サラウンド】
・ナタリー・デセイ&ミシェル・ルグラン・イン・ベルサイユ【5.1サラウンド】
まずは今晩、日生劇場で今年の7月に上演された藤原歌劇場の公演です。ロッシーニの喜劇オペラ「ランスへの旅」を、アルベルト・ゼッダの指揮、東京フィルの演奏、そしてもちろん歌劇団の皆さんの出演で。ゼッダ翁の指揮が頓に好評だったと記憶しております。
にしてもロッシーニのオペラ、タイトルだけだとある種の妄想スイッチを押してくれないのでどんな話かも知らないまま聴いてないのが多いなあ、といま気がついて少し反省しておりますよ。単にそこまで手が回っていないだけ、ではあるのですが、ロッシーニ・ルネッサンスが千葉に届くのはまだ先かもしれませぬ。勉強勉強。
後半の「ナタリー・デセイ&ミシェル・ルグラン・イン・ベルサイユ」は再放送、ルグランのピアノで歌うデセイをどうぞ、という感じだったかと。いや、最高の歌手を迎えて楽しそうなルグランを見る番組、だったかな…(笑)
●9月21日(月)【9月20日(日)深夜】午前0時~3時30分
・ブレゲンツ音楽祭2015 歌劇『トゥーランドット』【5.1サラウンド】
・ドキュメンタリー「失われた楽園 ~作曲家アルヴォ・ペルト80歳~」【5.1サラウンド】
前半は「湖上の音楽祭」として知られるブレゲンツのオペラ、「トゥーランドット」です。姫のムラーダ・フドレイってマリインスキー劇場の人ですね、たしか(確認しましょうね自分)。指揮は読響への客演でもおなじみパオロ・カリニャーニ、オーケストラはウィーン交響楽団です。オペラもやるんですね、ウィーン響。
このプロモーション動画を見るに、「避暑かあ、いいなあ…」と、ひと月前なら切実に思ったことでありましょうけれど(笑)、放送の時間にはきっと涼しくなっていて微妙に場違い感もあることでしょう。ともあれ、il sangueを熱くして待つといたしましょうか。
後半はその血も温度を下げようという穏やかな内容が予想される、アルヴォ・ペルト80歳のドキュメンタリー「失われた楽園」です。ペルトがすごい流行った時期、ありましたよね…(遠い目)今年は記念年なのでいろいろと演奏会でも取り上げられるようになってる感じがします。たとえば、こういうアプローチも。
この加藤訓子さんの多重録音を用いた演奏はまさにこの曲、「鏡の中の鏡」にはふさわしい、のでは。
●9月28日(月)【9月27日(日)深夜】午前0時20分~4時40分
・新国立劇場公演 松村禎三:歌劇『沈黙』【5.1サラウンド】
・「アダムス・パッション」 ~アルヴォ・ペルト80歳の新作~【5.1サラウンド】
前半は新国立劇場の面目躍如、遠藤周作の小説原作の歌劇「沈黙」です。今年6月の上演。作曲は松村禎三、下野竜也指揮東京フィルほかの演奏です。
…そうそう、下野竜也さんの名前をこの前「映像の世紀」リマスター版で見かけたのだけれど、あれはサウンドトラックを新録したってことなのかな?新版もやるらしいからありそうですよね(推測はいいからちゃんと調べなさい)
後半はこの週もアルヴォ・ペルト、新作の「アダムス・パッション」だそうですよ。前の週の「失楽園」と併せて宗教的、というか宗教の根源的部分への問いになってるのかな、という予想はつきますが果たして。なおプロモーション動画はこちらですよ。
*************
私、最近はちょっと紹介が滞っておりますがe+さんのサイト「SPICE」にいろいろと寄稿させていただく中でしみじみと思うことがあるんです。あのう、日本の演奏家、演奏団体の皆さまももう少し、動画などで簡単に音が聴ける、演奏姿が見られる状態を作られるのがいいのではないかと。基本的にインタヴューやコメントの方向に寄せていらっしゃるんですよね、拝見する限りでは。藤原歌劇団さま、新国立劇場さま、そして連帯責任(嘘)で東京二期会さまも。
最近は内外のオーケストラで曲一曲、おそらくは名刺代わりに置いていらしゃるのだろうところも多いですから、ぜひその舞台を見せて、歌を聴かせてファンを増やしてほしいなあと思う次第であります。
なんと言いましょうか、ありがちな「どこかで聞いた」音楽的切り口が、コンサートに足を運ぶ聴衆を増やすとは千葉にはまったく思えませんので、できたら「ちゃんと聴けるものがあって、その上でプロモーション」というスタンスの動画配信であってほしいなと願う所存であります。うーんわかりにくいですかね、「食べたことがないものを”これから食べてみたい”と思わせることの困難」とでも換言できましょうか。まさか音を聴かせるクラシック音楽にコメンタリーつけて「ウマーイ」とか叫ばせられないじゃないですかー(すみませんついこの前、地上波でそんな番組を見かけて不快になったことを思い出してしまいました)。
うーん自分が整理できてないですねすみません、この話はまた別途(いま、宿題が増えて首がしまる音が聞こえた)。とりあえず今晩からの放送をごらんくださいませ~、ということで。
*************
最後にもう一度、水害に遭われた方々へのお見舞いと、支援のためのリンクを貼って本日はおしまいです。ではまた。
イエメンにトルコに、シリアにそこからの難民/移民問題(向こうのニュースをたまに見ると、受け入れ反対の人は皆一様に「経済的事由で来た奴は難民じゃなくて移民」って言ってますね)、などなど何も収まる気配がない。毎月似たようなことを書いていて、書くたびその改善されなさに困る次第であります。
翻って日本の話を見れば、こっちも困った話ばかりで。
喧しい運動会の話はともかく(そもそも招致自体に賛成したことがないので、あの騒ぎに興味がもてません)、戦争下請け法案に(シリアの現状とその影響を見て、それでもあれが必要だと言う人は申し訳ないんだけど無責任っすよ。あと、そもそも憲法違反なので成立したその日から違憲立法審査の訴えが始まる法律を作ることの無法さ、それがわからないのはバカなのかな?いや、わざとやってるんですよね知ってます)、嘘つき市長の国政出馬するかも?トーク(ってかTweetでしたね。彼氏、黙殺するか「嘘つくなよ」って指摘する以外の扱いは無意味です)など、正直な話内向しすぎて正気じゃなくなってるんじゃないかと割と真剣に懸念しています。どれもこれも、話の筋道がおかしかったり不合理だったり。いい加減やっちゃいけないことはやめなよー、ってこどもレヴェルの話多すぎです。それこそ災害が起きているまさにその日に、自分のお仲間のネットTV番組に出演するリーダーとか、どれだけ侮辱的な存在であることか。あの地震の頃を基準で考えるなら、もう何人も大臣が首になってますよ、総理大臣含めて。
上はおかしいけど現場はがんばっている、それはあの地震の頃と変わらないのになんとも不合理でありますが、なによりまず被災された皆さまにはお見舞い申し上げさせていただきます。少しでも早い復旧等が可能になりますよう、そして衛生状況などかなり厳しいことかと存じます、体調にはお気をつけ下さいませ。
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前置きが長くなってしまいました。これからはこういう話、もう少し小出しにします(え)。
さてきょうの本題、今晩からの9月分プレミアムシアターのご紹介ですよ。映画に音楽に歴史モノに、ほんとうに8月をがんばった公共放送文化部に拍手を、そして政治部に罵倒を。ああその話は別口で。
●9月14日(月)【9月13日(日)深夜】午前0時~4時45分
・藤原歌劇団公演 歌劇『ランスへの旅』【5.1サラウンド】
・ナタリー・デセイ&ミシェル・ルグラン・イン・ベルサイユ【5.1サラウンド】
まずは今晩、日生劇場で今年の7月に上演された藤原歌劇場の公演です。ロッシーニの喜劇オペラ「ランスへの旅」を、アルベルト・ゼッダの指揮、東京フィルの演奏、そしてもちろん歌劇団の皆さんの出演で。ゼッダ翁の指揮が頓に好評だったと記憶しております。
にしてもロッシーニのオペラ、タイトルだけだとある種の妄想スイッチを押してくれないのでどんな話かも知らないまま聴いてないのが多いなあ、といま気がついて少し反省しておりますよ。単にそこまで手が回っていないだけ、ではあるのですが、ロッシーニ・ルネッサンスが千葉に届くのはまだ先かもしれませぬ。勉強勉強。
後半の「ナタリー・デセイ&ミシェル・ルグラン・イン・ベルサイユ」は再放送、ルグランのピアノで歌うデセイをどうぞ、という感じだったかと。いや、最高の歌手を迎えて楽しそうなルグランを見る番組、だったかな…(笑)
●9月21日(月)【9月20日(日)深夜】午前0時~3時30分
・ブレゲンツ音楽祭2015 歌劇『トゥーランドット』【5.1サラウンド】
・ドキュメンタリー「失われた楽園 ~作曲家アルヴォ・ペルト80歳~」【5.1サラウンド】
前半は「湖上の音楽祭」として知られるブレゲンツのオペラ、「トゥーランドット」です。姫のムラーダ・フドレイってマリインスキー劇場の人ですね、たしか(確認しましょうね自分)。指揮は読響への客演でもおなじみパオロ・カリニャーニ、オーケストラはウィーン交響楽団です。オペラもやるんですね、ウィーン響。
このプロモーション動画を見るに、「避暑かあ、いいなあ…」と、ひと月前なら切実に思ったことでありましょうけれど(笑)、放送の時間にはきっと涼しくなっていて微妙に場違い感もあることでしょう。ともあれ、il sangueを熱くして待つといたしましょうか。
後半はその血も温度を下げようという穏やかな内容が予想される、アルヴォ・ペルト80歳のドキュメンタリー「失われた楽園」です。ペルトがすごい流行った時期、ありましたよね…(遠い目)今年は記念年なのでいろいろと演奏会でも取り上げられるようになってる感じがします。たとえば、こういうアプローチも。
この加藤訓子さんの多重録音を用いた演奏はまさにこの曲、「鏡の中の鏡」にはふさわしい、のでは。
●9月28日(月)【9月27日(日)深夜】午前0時20分~4時40分
・新国立劇場公演 松村禎三:歌劇『沈黙』【5.1サラウンド】
・「アダムス・パッション」 ~アルヴォ・ペルト80歳の新作~【5.1サラウンド】
前半は新国立劇場の面目躍如、遠藤周作の小説原作の歌劇「沈黙」です。今年6月の上演。作曲は松村禎三、下野竜也指揮東京フィルほかの演奏です。
…そうそう、下野竜也さんの名前をこの前「映像の世紀」リマスター版で見かけたのだけれど、あれはサウンドトラックを新録したってことなのかな?新版もやるらしいからありそうですよね(推測はいいからちゃんと調べなさい)
後半はこの週もアルヴォ・ペルト、新作の「アダムス・パッション」だそうですよ。前の週の「失楽園」と併せて宗教的、というか宗教の根源的部分への問いになってるのかな、という予想はつきますが果たして。なおプロモーション動画はこちらですよ。
*************
私、最近はちょっと紹介が滞っておりますがe+さんのサイト「SPICE」にいろいろと寄稿させていただく中でしみじみと思うことがあるんです。あのう、日本の演奏家、演奏団体の皆さまももう少し、動画などで簡単に音が聴ける、演奏姿が見られる状態を作られるのがいいのではないかと。基本的にインタヴューやコメントの方向に寄せていらっしゃるんですよね、拝見する限りでは。藤原歌劇団さま、新国立劇場さま、そして連帯責任(嘘)で東京二期会さまも。
最近は内外のオーケストラで曲一曲、おそらくは名刺代わりに置いていらしゃるのだろうところも多いですから、ぜひその舞台を見せて、歌を聴かせてファンを増やしてほしいなあと思う次第であります。
なんと言いましょうか、ありがちな「どこかで聞いた」音楽的切り口が、コンサートに足を運ぶ聴衆を増やすとは千葉にはまったく思えませんので、できたら「ちゃんと聴けるものがあって、その上でプロモーション」というスタンスの動画配信であってほしいなと願う所存であります。うーんわかりにくいですかね、「食べたことがないものを”これから食べてみたい”と思わせることの困難」とでも換言できましょうか。まさか音を聴かせるクラシック音楽にコメンタリーつけて「ウマーイ」とか叫ばせられないじゃないですかー(すみませんついこの前、地上波でそんな番組を見かけて不快になったことを思い出してしまいました)。
うーん自分が整理できてないですねすみません、この話はまた別途(いま、宿題が増えて首がしまる音が聞こえた)。とりあえず今晩からの放送をごらんくださいませ~、ということで。
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最後にもう一度、水害に遭われた方々へのお見舞いと、支援のためのリンクを貼って本日はおしまいです。ではまた。
2015年8月24日月曜日
書きました:「徹子の部屋」クラシック、まもなく開催
こんにちは。千葉です。
…なんというか、乱世乱世でゴザルよ。ヤバいかなヤバいかな、と誰もが思ってはいたのでしょうが、実際に壊れると困っちゃいますね株価。貧民にはおこぼれは来ないけどこういうのの影響だけは来るんだよなあ…
*************
さて世間話はこのへんで。
これはニュースなのでもう過ぎ去った感がチョー強力ではございますが、「SPICE」さんに書かせていただいた記事の紹介を。
●書きました:「徹子の部屋」クラシック、まもなく開催
黒柳徹子と言ったら「エクスルターテ・ユビラーテ」ですよね!(特に反応は要りません)いやもしかして「サンダーバード」のペネロープさんかな?(再放送と新作、どっちが楽しめるかで年齢がわかる←いやもしかするとお若い方々には新鮮かもしれないぞパペット&特撮)
ううん、脱線が止まりませんね、本日の、というか今のニュースが割と千葉をして動揺させしむるものであるようですよ。
この記事を上げたあと、黒柳さんが体調を崩してイベント出席をキャンセルした、という報道があったので公演の心配をしたものですが、無事開催されたところから見て大事をとられたということだったのですね。ご無事であるなら何よりであります。
*************
本日はこれにて。なお、寄稿した順番に紹介しているつもりでしたがひとつ大事なものを抜かしておりました私。シリーズ物なので、いっそ完結したら紹介しましょうかしら、などとも考え始めておりますが、それはまた別の記事でご案内します。ではまた、ごきげんよう。
…なんというか、乱世乱世でゴザルよ。ヤバいかなヤバいかな、と誰もが思ってはいたのでしょうが、実際に壊れると困っちゃいますね株価。貧民にはおこぼれは来ないけどこういうのの影響だけは来るんだよなあ…
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さて世間話はこのへんで。
これはニュースなのでもう過ぎ去った感がチョー強力ではございますが、「SPICE」さんに書かせていただいた記事の紹介を。
●書きました:「徹子の部屋」クラシック、まもなく開催
黒柳徹子と言ったら「エクスルターテ・ユビラーテ」ですよね!(特に反応は要りません)いやもしかして「サンダーバード」のペネロープさんかな?(再放送と新作、どっちが楽しめるかで年齢がわかる←いやもしかするとお若い方々には新鮮かもしれないぞパペット&特撮)
ううん、脱線が止まりませんね、本日の、というか今のニュースが割と千葉をして動揺させしむるものであるようですよ。
この記事を上げたあと、黒柳さんが体調を崩してイベント出席をキャンセルした、という報道があったので公演の心配をしたものですが、無事開催されたところから見て大事をとられたということだったのですね。ご無事であるなら何よりであります。
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本日はこれにて。なお、寄稿した順番に紹介しているつもりでしたがひとつ大事なものを抜かしておりました私。シリーズ物なので、いっそ完結したら紹介しましょうかしら、などとも考え始めておりますが、それはまた別の記事でご案内します。ではまた、ごきげんよう。
2015年8月20日木曜日
書きました:宮本亜門の「魔笛」、凱旋公演大成功
こんにちは。千葉です。
白河関をどうのこうの、と幼少の砌より聞いておりますが、まさか北海道勢が勝っても無効化されないものなのだとは思わなかったなあ、とか思ったりする日でした。試合は見ていないし、アマチュアのリザルトをどうのこうのとあげつらう趣味はないので前説はこれにて。
*************
さて例によって書かせていただいた記事の紹介です。媒体はもちろん「SPICE」さま、幸いにも放送前にたどり着けましたよ(笑)。
●宮本亜門の「魔笛」、凱旋公演大成功
好評に終わった東京二期会とリンツ州立劇場(ランデステアター・リンツ)との共同制作の公演「魔笛」、BSプレミアムシアターでも放送されますのでお楽しみに、ということで。なおプレミアムシアターについてはこちらの記事でどうぞ。
*************
以上、iPhoneの容量不足から紹介の中で触れた「魔笛」アプリをまともにプレイせずに泣く泣く削除した千葉でした。ではまた、ごきげんよう。
白河関をどうのこうの、と幼少の砌より聞いておりますが、まさか北海道勢が勝っても無効化されないものなのだとは思わなかったなあ、とか思ったりする日でした。試合は見ていないし、アマチュアのリザルトをどうのこうのとあげつらう趣味はないので前説はこれにて。
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さて例によって書かせていただいた記事の紹介です。媒体はもちろん「SPICE」さま、幸いにも放送前にたどり着けましたよ(笑)。
●宮本亜門の「魔笛」、凱旋公演大成功
好評に終わった東京二期会とリンツ州立劇場(ランデステアター・リンツ)との共同制作の公演「魔笛」、BSプレミアムシアターでも放送されますのでお楽しみに、ということで。なおプレミアムシアターについてはこちらの記事でどうぞ。
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以上、iPhoneの容量不足から紹介の中で触れた「魔笛」アプリをまともにプレイせずに泣く泣く削除した千葉でした。ではまた、ごきげんよう。
2015年8月19日水曜日
書きました:パーヴォ・ヤルヴィ、渋谷タワレコに登場!
こんにちは。千葉です。
最近、いい座椅子とフライパンがほしい今日このごろでございます。
どちらもお値打ち品とそれなりのお品のギャップが大きすぎて、調べれば調べるほど決めかねるところが共通していて、だんだん「もしかしてこれらの品をほしいと思っていたのは錯覚であったか」という領域に近づいてきました。どうすればいいのかしら(笑)。
*************
それはさておき、例によって例のごとく「SPICE」さんに書かせていただきました。
●パーヴォ・ヤルヴィ、渋谷タワレコに登場!
コンサート当日に会場でトークイヴェント、ならまああるかなって思ったのですが、「坂の上のNHKホールから坂を降りてタワーレコードでトーク」という流れが面白かったものでつい(笑)。
なお、パーヴォさんの就任記念演奏会シリーズとなる10月定期はもう残席僅少らしいのでご希望の方はお急ぎ遊ばせ。詳しくはリンク先、N響のサイトでどうぞ。
*************
以上ご紹介のみでした、ごきげんよう。
…この辺でいいかなあ(まだ迷っている)
最近、いい座椅子とフライパンがほしい今日このごろでございます。
どちらもお値打ち品とそれなりのお品のギャップが大きすぎて、調べれば調べるほど決めかねるところが共通していて、だんだん「もしかしてこれらの品をほしいと思っていたのは錯覚であったか」という領域に近づいてきました。どうすればいいのかしら(笑)。
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それはさておき、例によって例のごとく「SPICE」さんに書かせていただきました。
●パーヴォ・ヤルヴィ、渋谷タワレコに登場!
コンサート当日に会場でトークイヴェント、ならまああるかなって思ったのですが、「坂の上のNHKホールから坂を降りてタワーレコードでトーク」という流れが面白かったものでつい(笑)。
なお、パーヴォさんの就任記念演奏会シリーズとなる10月定期はもう残席僅少らしいのでご希望の方はお急ぎ遊ばせ。詳しくはリンク先、N響のサイトでどうぞ。
*************
以上ご紹介のみでした、ごきげんよう。
…この辺でいいかなあ(まだ迷っている)
2015年8月18日火曜日
書きました:「プレミアムシアター」再放送リクエスト受付中
こんにちは。千葉です。
これはあくまでも一般論というか、考え方の前提の話なのですが。地学という理科の分野をいちおう学習した過去があるので申し上げます。
地学が対象とする天体、惑星などの変動についてのタイムスケールは日月単位ではないどころか年単位ですらなく、数百年くらいが小さい方の単位です。だから数百年前の地震の痕跡に意味が出てくるわけでして。
同様に、地殻変動なども数日でどうのこうのと言えるものではないわけで。鹿児島の皆さまにおかれましては、何卒お気をつけくださいますよう。地学の範囲の事象は人間でどうこうできるものではない場合も多いですから。
*************
さてこれも「SPICE」さんに書かせていただた文章の紹介ですが、もっともっともっと(以下略)がんばればよかった。くっそう(涙目)
●「プレミアムシアター」再放送リクエスト受付中
大好きなプレミアムシアターが再放送リクエストを受け付けていたので、なんとかアバド&ベルリン・フィルの大地の歌を放送してもらおうと思ったのに。くっそう(滂沱)。
……でもなあ。
「ステージソムリエ」って番組はソムリエ氏各位が推し番組を、視聴者とゲストの投票で決まった体でやってたんですよ。まさかそれがそのまま「再放送枠はこれです!」ってなるなんて。どうして。投票結果を再現するための小芝居番組だったんですか?!って涙目で問い詰めたくなるんですけどどうしたらいいんでしょう。なにか釈然といたしませぬ…
以上愚痴でした。「クロスオーバーはできたらクラシック枠じゃないところでお願いしたい」というメッセージだけはこれからも可能な限り伝えていきたいと考える所存でございました。しょぼん。
では本日はこれにて、ごきげんよう。
これはあくまでも一般論というか、考え方の前提の話なのですが。地学という理科の分野をいちおう学習した過去があるので申し上げます。
地学が対象とする天体、惑星などの変動についてのタイムスケールは日月単位ではないどころか年単位ですらなく、数百年くらいが小さい方の単位です。だから数百年前の地震の痕跡に意味が出てくるわけでして。
同様に、地殻変動なども数日でどうのこうのと言えるものではないわけで。鹿児島の皆さまにおかれましては、何卒お気をつけくださいますよう。地学の範囲の事象は人間でどうこうできるものではない場合も多いですから。
*************
さてこれも「SPICE」さんに書かせていただた文章の紹介ですが、もっともっともっと(以下略)がんばればよかった。くっそう(涙目)
●「プレミアムシアター」再放送リクエスト受付中
大好きなプレミアムシアターが再放送リクエストを受け付けていたので、なんとかアバド&ベルリン・フィルの大地の歌を放送してもらおうと思ったのに。くっそう(滂沱)。
……でもなあ。
「ステージソムリエ」って番組はソムリエ氏各位が推し番組を、視聴者とゲストの投票で決まった体でやってたんですよ。まさかそれがそのまま「再放送枠はこれです!」ってなるなんて。どうして。投票結果を再現するための小芝居番組だったんですか?!って涙目で問い詰めたくなるんですけどどうしたらいいんでしょう。なにか釈然といたしませぬ…
以上愚痴でした。「クロスオーバーはできたらクラシック枠じゃないところでお願いしたい」というメッセージだけはこれからも可能な限り伝えていきたいと考える所存でございました。しょぼん。
では本日はこれにて、ごきげんよう。
2015年8月15日土曜日
書きました:新垣隆が自ら語った自分自身、そして「事件」
こんにちは。千葉です。
今日は昼過ぎからずっとオリジナル版の「日本のいちばん長い日」を見てしまいまして、ほとんど何もできませんでしたわ。岡本喜八恐るべし、ですね。この話はまた別途。
*************
さて、また「SPICE」さんに書かせていただいた文章のご紹介ですよ。
●新垣隆が自ら語った自分自身、そして「事件」
これはまあ、書評ってことになるんでしょうか。
文中には書きませんでしたが、本書を読んだきっかけはめったに見ない地上波のCMで見た「コンバット」のCMでした(アニメのお時間には基本、映像パッケージやオープニング、エンディング曲などの告知ばっかりですからね。公共放送にはもちろんCMはないですし)。バルトークばりの自作曲をガンガンに弾きまくる新垣さんがかっこよかったので(笑)、自分の中ではほとんど終わりかけていた佐村河内事件について考えてみようかと思い、この本を手にした次第でした。
けっこうまとまってると思いますので、本の紹介は記事の方でご覧いただければと思います。同世代の才能に前途がありますように。
以上簡単ですが紹介でした。ではまた、ごきげんよう。
今日は昼過ぎからずっとオリジナル版の「日本のいちばん長い日」を見てしまいまして、ほとんど何もできませんでしたわ。岡本喜八恐るべし、ですね。この話はまた別途。
*************
さて、また「SPICE」さんに書かせていただいた文章のご紹介ですよ。
●新垣隆が自ら語った自分自身、そして「事件」
これはまあ、書評ってことになるんでしょうか。
文中には書きませんでしたが、本書を読んだきっかけはめったに見ない地上波のCMで見た「コンバット」のCMでした(アニメのお時間には基本、映像パッケージやオープニング、エンディング曲などの告知ばっかりですからね。公共放送にはもちろんCMはないですし)。バルトークばりの自作曲をガンガンに弾きまくる新垣さんがかっこよかったので(笑)、自分の中ではほとんど終わりかけていた佐村河内事件について考えてみようかと思い、この本を手にした次第でした。
けっこうまとまってると思いますので、本の紹介は記事の方でご覧いただければと思います。同世代の才能に前途がありますように。
以上簡単ですが紹介でした。ではまた、ごきげんよう。
2015年8月13日木曜日
書きました:「FINAL FANTASY」&ロンドン交響楽団、夢のコラボ
こんにちは。千葉です。
やっぱりね、明治維新を見なおすしかないんじゃないかなって思うこと、最近ほんとうに多いです。残念ながら失敗に終わった革命政府だと思うんですけどね、あれ。詳しくは書きませんけど。
*************
そんなわけで紹介です、この記事を書きました(前説とつながってないYO!)
●「FINAL FANTASY」&ロンドン交響楽団、夢のコラボ
かくいう某、どちらかと言えばドラクエ派でございましたが(自分キャラが喋るタイプのRPGが苦手だった)、ここで紹介した動画で聴こえるこのアレンジはなかなか良さそうですよ。
ゲームにかぎらずサウンドトラックをそのまま編曲したものには、よくも悪くも実用的な雰囲気がありまして。そのままを聴くのがいい時ももちろんありますけど、思い入れなしで「音楽そのもの」として聴くとその忠実な作りが弱点になってしまうようなこと、あると思うんですよ。
対してこの公演は、編曲を積極的に自覚的に行っている模様で。記事内で紹介している動画はロンドン公演のものなので、こう言ってしまってもまあ間違いではないでしょう。その姿勢はきっと、コンサート後の満腹感というかなんというか、そういうものを大きく左右するんじゃないかなって思う次第です。
おそらく、ドラクエのオーケストラ・コンサートや文中でも触れたシエナ・ウインド・オーケストラがやっている公演とはかなり感触の違うコンサートになるんじゃないかなあ、なんて思いますよ。答え合わせはできないと思いますので、行かれた方はガンガン感想書いてくださいね(笑)。
*************
ということで紹介でした。ごきげんよう。
やっぱりね、明治維新を見なおすしかないんじゃないかなって思うこと、最近ほんとうに多いです。残念ながら失敗に終わった革命政府だと思うんですけどね、あれ。詳しくは書きませんけど。
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そんなわけで紹介です、この記事を書きました(前説とつながってないYO!)
●「FINAL FANTASY」&ロンドン交響楽団、夢のコラボ
かくいう某、どちらかと言えばドラクエ派でございましたが(自分キャラが喋るタイプのRPGが苦手だった)、ここで紹介した動画で聴こえるこのアレンジはなかなか良さそうですよ。
ゲームにかぎらずサウンドトラックをそのまま編曲したものには、よくも悪くも実用的な雰囲気がありまして。そのままを聴くのがいい時ももちろんありますけど、思い入れなしで「音楽そのもの」として聴くとその忠実な作りが弱点になってしまうようなこと、あると思うんですよ。
対してこの公演は、編曲を積極的に自覚的に行っている模様で。記事内で紹介している動画はロンドン公演のものなので、こう言ってしまってもまあ間違いではないでしょう。その姿勢はきっと、コンサート後の満腹感というかなんというか、そういうものを大きく左右するんじゃないかなって思う次第です。
おそらく、ドラクエのオーケストラ・コンサートや文中でも触れたシエナ・ウインド・オーケストラがやっている公演とはかなり感触の違うコンサートになるんじゃないかなあ、なんて思いますよ。答え合わせはできないと思いますので、行かれた方はガンガン感想書いてくださいね(笑)。
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ということで紹介でした。ごきげんよう。
2015年8月12日水曜日
書きました:「フェスタサマーミューザ2015」まもなく開幕
こんにちは。千葉です。
これは完全に個人的な感想で、前にもどこかに書いた気がするのですが、と前置きして。
千葉は高校野球よりプロ野球が好きだなあ、ちゃんと「お客さん」になれる一点だけでも楽しめるってなもんです。
同様に、どんなに上手なアマチュアの演奏よりもプロの演奏が好きです、今は(中高生の頃には「アマチュアの熱意がー」って言ってたような記憶あり)。
と、昨日今日とホークス戦を見て楽しかったから書いておきますね。ホークス、強いっすね(ゆるいロッテファン的にちょっと脱帽気味)。
*************
それはさておき、「SPICE」さんに書かせていただいた記事の紹介です。ニュースものなのでちょっと時宜を逸しているのは申し訳ないです。
●「フェスタサマーミューザ2015」まもなく開幕
あの地震でミューザの天井が落ちた、と聞いた時にはその先行きを心配しましたが、千葉の懸念など吹き飛ばして好調のミューザ川崎シンフォニーホール、その夏祭りのご紹介でした。
文中でイギリスの「プロムス」になぞらえてますけど、割と本気ですよ私。首都圏以外のオケも参加すればいいのにって。その先にはきっと、夏に音楽祭ツアーをしている外来オケがこのフェスティヴァルのために日本に立ち寄ってくれて、その音響を世界に喧伝してくれて…的ないい流れもあると思います。希望混じりですけどね(笑)。
*************
以上ご紹介でした。早くコンサート会場に行けるようになりたいなあ、と星に願いつつひとまずおしまい。ごきげんよう。
これは完全に個人的な感想で、前にもどこかに書いた気がするのですが、と前置きして。
千葉は高校野球よりプロ野球が好きだなあ、ちゃんと「お客さん」になれる一点だけでも楽しめるってなもんです。
同様に、どんなに上手なアマチュアの演奏よりもプロの演奏が好きです、今は(中高生の頃には「アマチュアの熱意がー」って言ってたような記憶あり)。
と、昨日今日とホークス戦を見て楽しかったから書いておきますね。ホークス、強いっすね(ゆるいロッテファン的にちょっと脱帽気味)。
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それはさておき、「SPICE」さんに書かせていただいた記事の紹介です。ニュースものなのでちょっと時宜を逸しているのは申し訳ないです。
●「フェスタサマーミューザ2015」まもなく開幕
あの地震でミューザの天井が落ちた、と聞いた時にはその先行きを心配しましたが、千葉の懸念など吹き飛ばして好調のミューザ川崎シンフォニーホール、その夏祭りのご紹介でした。
文中でイギリスの「プロムス」になぞらえてますけど、割と本気ですよ私。首都圏以外のオケも参加すればいいのにって。その先にはきっと、夏に音楽祭ツアーをしている外来オケがこのフェスティヴァルのために日本に立ち寄ってくれて、その音響を世界に喧伝してくれて…的ないい流れもあると思います。希望混じりですけどね(笑)。
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以上ご紹介でした。早くコンサート会場に行けるようになりたいなあ、と星に願いつつひとまずおしまい。ごきげんよう。
2015年8月11日火曜日
書きました:小澤征爾、ケネディ・センター名誉賞受賞
こんにちは。千葉です。
その昔、今も動いてない某再処理施設が臨界に達したニュースで関係者が万歳三唱してたことがどうにも気持ち悪くて、普段はそういう話をしていなかった吹奏楽の友人たちにいきなりあのへんの技術について質問したことを思い出しましたよ。
その当時の友人達の答えは「技術としてはもうできあがっているけど、その求められる通りのモノができているかどうかは不明」というものでした。妥当ですね、あははは。さて今日この日にまた動き出すアレはどうなんですかね。
*************
それはさておき、少し前になりますが「SPICE」さんに文章を書かせていただきました。
●小澤征爾、ケネディ・センター名誉賞受賞
名誉なことですし、この賞自体の特殊さもなかなか興味深いところですが、この文章でも書いています通り、いまはマエストロのご健康がなにより気遣われるところであります。きっと自分の名前をフェスティヴァルに冠したことで、いまは責任を感じていらっしゃることかと存じますが、何よりもまず快癒が優先ですよ、慌てる時間じゃないですよ、と申し上げたい。
*************
一日一個ずつ紹介していくと永遠に追いつけないのではないか?と思い始めましたが(当然)さてどうしましょうか。このへんはおいおい考えますね。
とりあえずひとまずはこれにて。ごきげんよう。
その昔、今も動いてない某再処理施設が臨界に達したニュースで関係者が万歳三唱してたことがどうにも気持ち悪くて、普段はそういう話をしていなかった吹奏楽の友人たちにいきなりあのへんの技術について質問したことを思い出しましたよ。
その当時の友人達の答えは「技術としてはもうできあがっているけど、その求められる通りのモノができているかどうかは不明」というものでした。妥当ですね、あははは。さて今日この日にまた動き出すアレはどうなんですかね。
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それはさておき、少し前になりますが「SPICE」さんに文章を書かせていただきました。
●小澤征爾、ケネディ・センター名誉賞受賞
名誉なことですし、この賞自体の特殊さもなかなか興味深いところですが、この文章でも書いています通り、いまはマエストロのご健康がなにより気遣われるところであります。きっと自分の名前をフェスティヴァルに冠したことで、いまは責任を感じていらっしゃることかと存じますが、何よりもまず快癒が優先ですよ、慌てる時間じゃないですよ、と申し上げたい。
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一日一個ずつ紹介していくと永遠に追いつけないのではないか?と思い始めましたが(当然)さてどうしましょうか。このへんはおいおい考えますね。
とりあえずひとまずはこれにて。ごきげんよう。
2015年8月10日月曜日
書きました:佐渡裕の「ウィーン時代」が開幕へ
こんにちは。千葉です。
なにかインディアナポリス方面から朗報が届いている模様。ホンダにはおめでとう。自分には「なんとかもう少しGP見られるようになれよ」と苦言を(笑)。
*************
さて、大好きなプレミアムシアターの感想でもある記事を「SPICE」さんに書きました、という報告です。ちょっと前の話ですみません。
●佐渡裕の「ウィーン時代」が開幕へ
この前の放送から「題名のない音楽会」卒業に向けて8週にも及ぶ特集が始まった佐渡裕の、おそらくは卒業の理由でもあるのだろうウィーン・トーンキュンストラー管時代を顔見世演奏会から展望してみました。といっても、文中に書いたとおりこの演奏会では司会者的ポジションからアプローチしていたようにも思えましたけれど。
書くべきことは文中に書いたと思うので、ここではただ「幸あれ」とのみ申し添えさせていただきます。
ひとまずは報告のみ。ではまた、ごきげんよう。
なにかインディアナポリス方面から朗報が届いている模様。ホンダにはおめでとう。自分には「なんとかもう少しGP見られるようになれよ」と苦言を(笑)。
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さて、大好きなプレミアムシアターの感想でもある記事を「SPICE」さんに書きました、という報告です。ちょっと前の話ですみません。
●佐渡裕の「ウィーン時代」が開幕へ
この前の放送から「題名のない音楽会」卒業に向けて8週にも及ぶ特集が始まった佐渡裕の、おそらくは卒業の理由でもあるのだろうウィーン・トーンキュンストラー管時代を顔見世演奏会から展望してみました。といっても、文中に書いたとおりこの演奏会では司会者的ポジションからアプローチしていたようにも思えましたけれど。
書くべきことは文中に書いたと思うので、ここではただ「幸あれ」とのみ申し添えさせていただきます。
ひとまずは報告のみ。ではまた、ごきげんよう。
2015年8月9日日曜日
今月は再放送と夏祭りとオペラ(そのままかよ
こんにちは。千葉です。
イエメンの話どころか、シリアにトルコにもうめちゃくちゃですよ。それなのにそっちに目をやることもできないほどに国内もめちゃくちゃです。
国内のお題で一個だけ、本気で言っておきたいのだけれど。ちゃんと教育用に作られたのではない教科書を採用しちゃったら、子どもたちが将来まともに学問できるようにならないからやめてあげてくれないかな。歴史は「ぼくのしってるにっぽんのいいはなし」集じゃあないんだよ!
*************
さて前説とは関係なく、いつものやつに行きますね。報道とは関係ないところでは頑張っている公共放送の文化部看板番組、プレミアムシアター今月の予定ですよ。今月の映画にドキュメンタリに、そういう部門はいい仕事をされていると本当に感心しておりますよ。
●8月10日(月)【8月9日(日)深夜】午前0時~4時25分 ソムリエが贈る あなたのためのステージ
・小曽根 真 オーケストラとクラシックを奏でる
・メルビッシュ音楽祭2005 喜歌劇『メリー・ウィドー』
…えっと、これが「皆様から募集した再放送希望」の結果だそうです。アバドのマーラー、見たかったなあ(SPICEに書かせてもらっている記事でも言及しておいたのに!くっそう!!←ダメな人)。
本気で落胆したのでコメントしません。しくしく。
●8月24日(月)【8月23日(日)深夜】午前0時~
・ウィーン・フィル シェーンブルン夏の夜のコンサート2015【5.1サラウンド】
・パリ・エッフェル塔コンサート2013
前半はウィーン・フィルの夏の野外コンサート、シェーンブルン宮殿でのコンサートです。ズービン・メータが指揮で、ここでもなぜか演奏されるグリーグのピアノ協奏曲はルドルフ・ブッフビンダーの独奏。2015年5月14日の演奏会です。
後半のパリ・エッフェル塔コンサートは再放送、2013年の公演ですね。
このエッフェル塔のもとに座席をしつらえて行われる無料コンサートは、たしか年替わりでジャンルが変わるそうなので、クラシックの新しい公演のはあと何年かあとになります(笑)。独奏者が豪華なので興味のある方はご覧になるとよろしいです。
ただ、ウィーン、パリの両公演とも音響的にはあまり期待できない感が否めません。ヴァルトビューネが時間をかけて培った経験がないのが痛い、と申しましょうか。こういうコンサートも嫌いではないけれど、こういうのが続くのはちょっと…と感じるような奴だから負けるんだな、ちくしょう!(まだ悔しがってる)
●8月31日(月)【8月30日(日)深夜】午前0時~
・東京二期会公演 モーツァルト:歌劇「魔笛」 宮本亜門演出
これはまだ番組サイトには情報が載っていないので暫定版です。公演日がまだわからないんですけど、ツイッターで話題になったタイミングを考えると最終日7月20日の公演かと推測されます。リンツ州立劇場との共同制作の「魔笛」、すでに2013年にはリンツで上演されていた演出、やっと日本に登場です。
※公式サイトが更新されまして、16日と19日が収録日として発表されています。ということで、キャストはタミーノ:鈴木准、パミーナ:幸田浩子、夜の女王:森谷真理ほかに確定です。
この公演については、東京二期会のサイトがいろいろとインタヴューなど特集もあって充実していますので、見る前にでも見たあとにでもぜひ御覧くださいませ。CGを駆使して、っていうかゲーム的世界への移行でどうのこうの、という演出らしいのでまずは見てみなくちゃですよ。
*************
なお、16日深夜にはなぜかこの枠自体がありません。夏休み冬休みにオペラの放送ってパターンも消えてしまいましたしねえ…と思う気持ちもあるけれどここは飲み込んでおきます(言ってる言ってる)。「魔笛」を楽しみにこの酷暑を生き抜こうと思います、ええ。
ではひとまずはこれにて。ごきげんよう。
イエメンの話どころか、シリアにトルコにもうめちゃくちゃですよ。それなのにそっちに目をやることもできないほどに国内もめちゃくちゃです。
国内のお題で一個だけ、本気で言っておきたいのだけれど。ちゃんと教育用に作られたのではない教科書を採用しちゃったら、子どもたちが将来まともに学問できるようにならないからやめてあげてくれないかな。歴史は「ぼくのしってるにっぽんのいいはなし」集じゃあないんだよ!
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さて前説とは関係なく、いつものやつに行きますね。報道とは関係ないところでは頑張っている公共放送の文化部看板番組、プレミアムシアター今月の予定ですよ。今月の映画にドキュメンタリに、そういう部門はいい仕事をされていると本当に感心しておりますよ。
●8月10日(月)【8月9日(日)深夜】午前0時~4時25分 ソムリエが贈る あなたのためのステージ
・小曽根 真 オーケストラとクラシックを奏でる
・メルビッシュ音楽祭2005 喜歌劇『メリー・ウィドー』
…えっと、これが「皆様から募集した再放送希望」の結果だそうです。アバドのマーラー、見たかったなあ(SPICEに書かせてもらっている記事でも言及しておいたのに!くっそう!!←ダメな人)。
本気で落胆したのでコメントしません。しくしく。
●8月24日(月)【8月23日(日)深夜】午前0時~
・ウィーン・フィル シェーンブルン夏の夜のコンサート2015【5.1サラウンド】
・パリ・エッフェル塔コンサート2013
前半はウィーン・フィルの夏の野外コンサート、シェーンブルン宮殿でのコンサートです。ズービン・メータが指揮で、ここでもなぜか演奏されるグリーグのピアノ協奏曲はルドルフ・ブッフビンダーの独奏。2015年5月14日の演奏会です。
後半のパリ・エッフェル塔コンサートは再放送、2013年の公演ですね。
このエッフェル塔のもとに座席をしつらえて行われる無料コンサートは、たしか年替わりでジャンルが変わるそうなので、クラシックの新しい公演のはあと何年かあとになります(笑)。独奏者が豪華なので興味のある方はご覧になるとよろしいです。
ただ、ウィーン、パリの両公演とも音響的にはあまり期待できない感が否めません。ヴァルトビューネが時間をかけて培った経験がないのが痛い、と申しましょうか。こういうコンサートも嫌いではないけれど、こういうのが続くのはちょっと…と感じるような奴だから負けるんだな、ちくしょう!(まだ悔しがってる)
●8月31日(月)【8月30日(日)深夜】午前0時~
・東京二期会公演 モーツァルト:歌劇「魔笛」 宮本亜門演出
これはまだ番組サイトには情報が載っていないので暫定版です。
※公式サイトが更新されまして、16日と19日が収録日として発表されています。ということで、キャストはタミーノ:鈴木准、パミーナ:幸田浩子、夜の女王:森谷真理ほかに確定です。
この公演については、東京二期会のサイトがいろいろとインタヴューなど特集もあって充実していますので、見る前にでも見たあとにでもぜひ御覧くださいませ。CGを駆使して、っていうかゲーム的世界への移行でどうのこうの、という演出らしいのでまずは見てみなくちゃですよ。
*************
なお、16日深夜にはなぜかこの枠自体がありません。夏休み冬休みにオペラの放送ってパターンも消えてしまいましたしねえ…と思う気持ちもあるけれどここは飲み込んでおきます(言ってる言ってる)。「魔笛」を楽しみにこの酷暑を生き抜こうと思います、ええ。
ではひとまずはこれにて。ごきげんよう。
2015年8月8日土曜日
書きました:「神のテノール」ジョン・ヴィッカーズさん逝去
こんにちは。千葉です。
今日も一本、すでに発表した文をご紹介。ニュースものはアップしたらすぐに更新すべきかな、など考えもいたしますが、そのあたりの運用はおいおい整備していくということで。落ちつくところに落ちつくと思います、きっと。
*************
●「神のテノール」ジョン・ヴィッカーズさん逝去
ジョン・ヴィッカーズと言ったらヘルデン、と思っておりましたが記事を整理しながら調べるうちに幅広い活動があったことを認識した部分があります。合掌。
なお、本文でも言及した録音や録画のうち、カラヤンが演出をしていた時期の「オテロ」の動画を下に貼っておきます。
今回は紹介のみ、ではごきげんよう。
今日も一本、すでに発表した文をご紹介。ニュースものはアップしたらすぐに更新すべきかな、など考えもいたしますが、そのあたりの運用はおいおい整備していくということで。落ちつくところに落ちつくと思います、きっと。
*************
●「神のテノール」ジョン・ヴィッカーズさん逝去
ジョン・ヴィッカーズと言ったらヘルデン、と思っておりましたが記事を整理しながら調べるうちに幅広い活動があったことを認識した部分があります。合掌。
なお、本文でも言及した録音や録画のうち、カラヤンが演出をしていた時期の「オテロ」の動画を下に貼っておきます。
今回は紹介のみ、ではごきげんよう。
2015年8月7日金曜日
書きました:小澤征爾、骨折のためオペラ公演を降板
こんにちは。千葉です。
本日飛び込んできたニュースのため、更新順とは関係なくニュース記事の紹介です。
●小澤征爾、骨折のためオペラ公演を降板
今年から始まるセイジオザワ 松本フェスティバルのオペラ公演、ベルリオーズの「ベアトリスとベネディクト」から降板する、というお知らせです。本文にも書きましたが、マエストロも高齢でいらっしゃいますのでなによりもご快癒をお祈りする次第です。
なお、代役で登場するギル・ローズが主宰する「オデッセイ・オペラ」はYouTubeにチャンネルを持っていますので演奏が気になる方はそちらをご覧になるとよろしいかと。以下に貼るのは最新の動画、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズの「恋するサー・ジョン」です、シェイクスピアつながりということで。
以上お知らせのみ。
本日飛び込んできたニュースのため、更新順とは関係なくニュース記事の紹介です。
●小澤征爾、骨折のためオペラ公演を降板
今年から始まるセイジオザワ 松本フェスティバルのオペラ公演、ベルリオーズの「ベアトリスとベネディクト」から降板する、というお知らせです。本文にも書きましたが、マエストロも高齢でいらっしゃいますのでなによりもご快癒をお祈りする次第です。
なお、代役で登場するギル・ローズが主宰する「オデッセイ・オペラ」はYouTubeにチャンネルを持っていますので演奏が気になる方はそちらをご覧になるとよろしいかと。以下に貼るのは最新の動画、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズの「恋するサー・ジョン」です、シェイクスピアつながりということで。
以上お知らせのみ。
書きました:「ガルパン」、オーケストラにパンツァー・フォー!
こんにちは。千葉です。
昨日ご案内いたしましたとおり、「SPICE」さんで文章を書かせていただいております、ありがたいことでございます。
以後、すでに発表済みのものから順に、こちらのブログでも更新のご案内をしてまいりますのでよろしければご覧くださいませ、助けると思って(笑)。公開バージョン第一回はこちらの記事でした。
●「ガルパン」、オーケストラにパンツァー・フォー!
アニメ「ガールズ&パンツァー」についてムダに語ってから、11月によこすか芸術劇場で開催されるオーケストラ・コンサートの紹介をしております。
なお、本文中で演奏者について言及している部分はあとでこちらにライナーノート的に補完できたらな、と思っておりますがいつになりますやら。
*************
これまた私見なんですが(天丼大好き)。「ガルパン」の成功の理由を右傾化エンタメの文脈に置く人もいるのだろうな、とは思いますが、個人的にはむしろ逆、「毒抜き」の上手さ故の成功だと見ています。心理的抵抗を持たれかねない要素を綺麗に消して、本筋への誘導をうまく行った、といいますか。
なんの条件もなしに戦車同士のバトルだけで戦闘行為を、「リアルな戦争を描く」中で行うのは正直に申し上げて困難です。いくら限定された戦況下でも、どうしたって歩兵は絡むじゃないですか、最近の映画「FURY」なんかを見てもわかるとおり。
その困難を架空の戦車道という「比較的安全が確保された戦車」しか用いられない擬似戦闘行為に限定することで、ミリタリーものとしてもも部活ものとしても楽しめるものになった、といったら簡単にすぎますかしら。
まあ、ヒット作は多くの要因があって、それを外から大勢で撫でることしかできないのはいつものことです、千葉もその一員でしかないので以上はほんとうに私見でございました。
ひとまずはこれまで、以上ご紹介とおまけでした。
昨日ご案内いたしましたとおり、「SPICE」さんで文章を書かせていただいております、ありがたいことでございます。
以後、すでに発表済みのものから順に、こちらのブログでも更新のご案内をしてまいりますのでよろしければご覧くださいませ、助けると思って(笑)。公開バージョン第一回はこちらの記事でした。
●「ガルパン」、オーケストラにパンツァー・フォー!
アニメ「ガールズ&パンツァー」についてムダに語ってから、11月によこすか芸術劇場で開催されるオーケストラ・コンサートの紹介をしております。
なお、本文中で演奏者について言及している部分はあとでこちらにライナーノート的に補完できたらな、と思っておりますがいつになりますやら。
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これまた私見なんですが(天丼大好き)。「ガルパン」の成功の理由を右傾化エンタメの文脈に置く人もいるのだろうな、とは思いますが、個人的にはむしろ逆、「毒抜き」の上手さ故の成功だと見ています。心理的抵抗を持たれかねない要素を綺麗に消して、本筋への誘導をうまく行った、といいますか。
なんの条件もなしに戦車同士のバトルだけで戦闘行為を、「リアルな戦争を描く」中で行うのは正直に申し上げて困難です。いくら限定された戦況下でも、どうしたって歩兵は絡むじゃないですか、最近の映画「FURY」なんかを見てもわかるとおり。
その困難を架空の戦車道という「比較的安全が確保された戦車」しか用いられない擬似戦闘行為に限定することで、ミリタリーものとしてもも部活ものとしても楽しめるものになった、といったら簡単にすぎますかしら。
まあ、ヒット作は多くの要因があって、それを外から大勢で撫でることしかできないのはいつものことです、千葉もその一員でしかないので以上はほんとうに私見でございました。
ひとまずはこれまで、以上ご紹介とおまけでした。
2015年8月6日木曜日
ごあいさつとご案内と
こんにちは。千葉です。
もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのブログのタイトルを変更しました。
と言いますのも、私事ではございますがクラシック関係の文章を書かせていただくことになりまして、というかそのサーヴィスがβ版ではありますがすでに始まっておりまして、千葉も記事を書いておりまして。今後、こちらでも更新のご案内もさせていただこう、かと。しかしその場合に、ブログタイトルが「生存報告」もないだろう、という現実的な判断から変更をいたしました次第であります。
昔のタイトルをそのまま使うには年を取って(あれは照れがあったし←そう見えなかったとしてもそうだったんです)、なんていうかちょっと色とかデザイン、ギミックが変わったような気分でこのタイトルにいたしましたよ。ちなみに、子供の頃はヤツのことを「新マン」って呼んでいたので、タイトル末尾に「ジャック」と付ける考えはありませんでした(わかりにくくウルトラマンにこだわらないように自分)。
*************
さて、千葉が文章を書かせていただいていますのは、イープラスの≫エンタメ特化型情報メディア「SPICE」というサイトです。クラシックのニュースを紹介したり、書評的なものや情報分析っぽいコラムを書いたりしていますので、今後よろしければご笑覧くださいませ、日々お役に立てますよう努めさせていただいてますので。
今後もっと振り幅のある記事がお出しできれば、と日夜考えてはいるのですが、如何せんこの暑さが(言い訳)。と弱音を吐きつつも、こちらのブログとぼんやり連動させようと思いますので、お読みいただき楽しんでいただければ幸いこの上なく。
書いてる人は同じ中身でも、書かれる器が違えば取り上げ方も変わるもので、きっとこっちの更新も増えると思います。っていうか文章を書くのが普通の状態に戻します。っていうか、がんばります!(島村卯月的に)
ということで取り急ぎごあいさつのみ。「SPICE」から「どんなやつだよ」って見に来られた皆さま、ふだんはこんな砕けた書き方でごめんなさいね~、と思いつつひとまずはこれにて、ごきげんよう。
もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのブログのタイトルを変更しました。
と言いますのも、私事ではございますがクラシック関係の文章を書かせていただくことになりまして、というかそのサーヴィスがβ版ではありますがすでに始まっておりまして、千葉も記事を書いておりまして。今後、こちらでも更新のご案内もさせていただこう、かと。しかしその場合に、ブログタイトルが「生存報告」もないだろう、という現実的な判断から変更をいたしました次第であります。
昔のタイトルをそのまま使うには年を取って(あれは照れがあったし←そう見えなかったとしてもそうだったんです)、なんていうかちょっと色とかデザイン、ギミックが変わったような気分でこのタイトルにいたしましたよ。ちなみに、子供の頃はヤツのことを「新マン」って呼んでいたので、タイトル末尾に「ジャック」と付ける考えはありませんでした(わかりにくくウルトラマンにこだわらないように自分)。
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さて、千葉が文章を書かせていただいていますのは、イープラスの≫エンタメ特化型情報メディア「SPICE」というサイトです。クラシックのニュースを紹介したり、書評的なものや情報分析っぽいコラムを書いたりしていますので、今後よろしければご笑覧くださいませ、日々お役に立てますよう努めさせていただいてますので。
今後もっと振り幅のある記事がお出しできれば、と日夜考えてはいるのですが、如何せんこの暑さが(言い訳)。と弱音を吐きつつも、こちらのブログとぼんやり連動させようと思いますので、お読みいただき楽しんでいただければ幸いこの上なく。
書いてる人は同じ中身でも、書かれる器が違えば取り上げ方も変わるもので、きっとこっちの更新も増えると思います。っていうか文章を書くのが普通の状態に戻します。っていうか、がんばります!(島村卯月的に)
ということで取り急ぎごあいさつのみ。「SPICE」から「どんなやつだよ」って見に来られた皆さま、ふだんはこんな砕けた書き方でごめんなさいね~、と思いつつひとまずはこれにて、ごきげんよう。
2015年7月11日土曜日
7月はもう夏だね(少しは考えよう自分
こんにちは。千葉です。
やっぱりイエメンの話、今になってもよくわかっていません。その上中東ではいまもイスラーム国を巡る状況などが同時進行で穏やかじゃない推移を続けていて、千葉は何ヶ月この話を前置きにすればいいのかといささか困惑していますよ。収まるどころか、今日はこんなニュースもありましたし…(スプートニクのサイトにリンク貼りました)
なんでこんなに中東情勢にこだわるのかと思われるかもしれませんが、状況も事情も知らないままにどちらかに加担して何かするような無責任はしたくないですもん。嫌ですよあたしゃ、何も考えず知らず「シームレス」にぶん殴りに行くような真似するの。
*************
おっと政権批判するとブログ閉鎖されちゃうかもしれないから気をつけよう(だんだん冗談にならなくなってきてる。クマラスワミ氏に敬意を払った自衛官のブログが問題になる世界ですぜ)。
さあ気分を変えて本題ですよ。8月の映画の予定を見ても能力の高さがわかる、さすがのデキる子こと公共放送文化部の音楽部門の看板番組プレミアムシアター7月の予定ですよ。なお、いちおう暫定版ということでご容赦のほど。
●7月13日(月)【7月12日(日)深夜】午前0時~3時15分
佐渡裕 指揮
・グラフェネッグ 夏の夜のコンサート【5.1サラウンド】
・パリ管弦楽団演奏会
前置きなしに番組タイトルに登場している「グラフェネッグ」ですが、これはお城の名前ですね(今調べた)、詳しくはリンク先でどうぞー(英語です、フェスティヴァルのサイトより)。これはもしかして2013年にNHK交響楽団が欧州ツアーを行ったご縁から、ですかしらん、てそんなつながり調べないと思い出せなかったYO!ザルツブルクしか記憶になかったYO!(それは千葉の脳みその問題)
冗談はさておいて(え)、スケジュールによれば二公演に出演した佐渡裕&ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団のコンサートから6月19日のものが放送されます。佐渡が9月から音楽監督となるオーケストラとどんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか、お楽しみに。
後半は再放送ですね、定期的に客演しているパリ管弦楽団との2013年6月のコンサート。どうせなら新しいのを見せてくれればよろしいのに(笑)。
と、探してみるとあるんですねYouTubeに。パリ管弦楽団の公式チャンネル(そんなものもあるんですね←繰り返すな)、今年6月の公演から。ってかこれはドレスリハーサルですかしらん。ホルヘ・ルイス・プラッツを迎えたガーシュウィンの協奏曲抜粋です。
そうそう、この日放送されるのは両公演とも歌をまじえたガラ・コンサートなのですが、彼はどちらかと言えば歌ものの人ではないような気もしますのでこの選択はちょっと微妙かも。大植英次がバイロイトに招かれた時にも感じたことですが、どうも日本の指揮者のキャリアメイキングの特殊性って理解されていないんじゃないかなあ、こういうプログラムも大野、上岡、阪といった面々ならわかるんだけど…そのへんどうなんでしょ、マネジメント各位(エアリプのたぐいなので回答は募集していません)。
なお「グラフェネッグ」の共演はエリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ)、ピョートル・ベチャワ(テノール)、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン←ピアノではない)、パリ管弦楽団のソリストはボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)、そしてパリ管弦楽団合唱団が出演です(後半がオペラ合唱曲ガラ、なので)。
*************
ここからは、現時点ではまだ公式サイトには情報がないので千葉が拾ったものを適宜補完して紹介します。変更などあったらすみません、ということで…
●7月20日(月)【7月19日(日)深夜】午前0時~4時10分
・ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2015 【5.1chサラウンド】
・カティア・ブニアティシヴィリ 森の中のピアノ・コンサート 【5.1chサラウンド】
毎年恒例、ベルリン・フィルのシーズン最後の野外コンサートがさっそく登場です。指揮はサー・サイモン・ラトル、ピアノはラン・ランです。お祭りコンサートなので軽めに映画音楽など中心にプログラムを編んでみましたわ、如何かしら?(誰だお前)ってな感じでございますよ。ビールが進みそうな良いコンサートを期待しましょそうしましょ。
いや待て、だとするとラン・ランとのグリーグはどういう位置づけになるのかな…と思ってざっと調べると、いくつかの映画やテレビ番組、そしてミュージカルなどで使用、引用されてるのね、ふむそういうことか(ということにしといてください)
ん?誰ですか「えー、どうせベルリン・フィルなら~、早くペトレンコを聴いてみたいですー」なんて言ってるのは。彼の演奏はきっと目端の利く公共放送文化部が年内には放送してくれますから!(と書いてプレッシャをかけてみよう)っていうか2018年にはいくらでも聴けますから!
それにご存知デジタル・コンサートホールで8月末まで無料でこれまでの二回の客演(2009、2012)を視聴できますから。ね?
このコンサートはオケのアーカイヴにも登録されたましたから、ここで実際のコンサートの映像を。これはたしか、5月4日の曲ですね(違う)。
…ついでなので、探してるあいだに見つけちゃった別の動画もさくっと紹介しときますね。
コンサートを前にしたラン・ランさん、大いにノリノリでございます(笑)。
ちなみに映画館配信の予告編はこちら。そっか、ラン・ランは「STAR GUEST」なんだね…
後半のブニアティシヴィリのコンサートは再放送、2013年の公演です。野外でピアノのコンサートの割に音はうまく拾えていて、選曲も無難ではない不思議なコンサートだったように記憶してますよ。
ちなみにこれは2012年にパーヴォ・ヤルヴィと共演したシューマン。ご参考まで。
●7月27日(月)【7月26日(日)深夜】午前0時~3時45分
・チューリヒ歌劇場 ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」
・子どものための「スカラムーシュ」
前半はチューリヒ歌劇場2014-2015シーズン最後のプレミエ、ベッリーニの歌劇「カプレーティとモンテッキ」です。これまた公式チャンネルでトレイラーが配信されてましたので、こちらをご覧いただくのがよろしいかしら。
ご存知「ロメオとジュリエット」の物語ですが、このオペラではロメオ役が「メゾ・ソプラノまたはテノール」に指定されていまして(初演はメゾ)、今回の公演ではジョイス・ディドナートが歌っております。
後半は再放送、前にはパリ・オペラ座バレエのあとに放送されてますね。
…こういうアウトリーチ的なものが、異国制作のものでかつこういう時間に放送されることについてうだうだ書いてもいいけど今日はやめときます…
*************
とりあえず今日はこんなところです。…すみません、単純に暑くていまは何も思いつかないもので(笑)。
なお、公式サイトで情報を確認できたら更新していく形になりますので、これはいちおう暫定版ということになります。そんなわけで、放送内容等変わっちゃったことに千葉がなかなか気づかないケースもありえますことをあらかじめお断りしておきますね。ではまた。
やっぱりイエメンの話、今になってもよくわかっていません。その上中東ではいまもイスラーム国を巡る状況などが同時進行で穏やかじゃない推移を続けていて、千葉は何ヶ月この話を前置きにすればいいのかといささか困惑していますよ。収まるどころか、今日はこんなニュースもありましたし…(スプートニクのサイトにリンク貼りました)
なんでこんなに中東情勢にこだわるのかと思われるかもしれませんが、状況も事情も知らないままにどちらかに加担して何かするような無責任はしたくないですもん。嫌ですよあたしゃ、何も考えず知らず「シームレス」にぶん殴りに行くような真似するの。
*************
おっと政権批判するとブログ閉鎖されちゃうかもしれないから気をつけよう(だんだん冗談にならなくなってきてる。クマラスワミ氏に敬意を払った自衛官のブログが問題になる世界ですぜ)。
さあ気分を変えて本題ですよ。8月の映画の予定を見ても能力の高さがわかる、さすがのデキる子こと公共放送文化部の音楽部門の看板番組プレミアムシアター7月の予定ですよ。なお、いちおう暫定版ということでご容赦のほど。
●7月13日(月)【7月12日(日)深夜】午前0時~3時15分
佐渡裕 指揮
・グラフェネッグ 夏の夜のコンサート【5.1サラウンド】
・パリ管弦楽団演奏会
前置きなしに番組タイトルに登場している「グラフェネッグ」ですが、これはお城の名前ですね(今調べた)、詳しくはリンク先でどうぞー(英語です、フェスティヴァルのサイトより)。これはもしかして2013年にNHK交響楽団が欧州ツアーを行ったご縁から、ですかしらん、てそんなつながり調べないと思い出せなかったYO!ザルツブルクしか記憶になかったYO!(それは千葉の脳みその問題)
冗談はさておいて(え)、スケジュールによれば二公演に出演した佐渡裕&ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団のコンサートから6月19日のものが放送されます。佐渡が9月から音楽監督となるオーケストラとどんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか、お楽しみに。
後半は再放送ですね、定期的に客演しているパリ管弦楽団との2013年6月のコンサート。どうせなら新しいのを見せてくれればよろしいのに(笑)。
と、探してみるとあるんですねYouTubeに。パリ管弦楽団の公式チャンネル(そんなものもあるんですね←繰り返すな)、今年6月の公演から。ってかこれはドレスリハーサルですかしらん。ホルヘ・ルイス・プラッツを迎えたガーシュウィンの協奏曲抜粋です。
そうそう、この日放送されるのは両公演とも歌をまじえたガラ・コンサートなのですが、彼はどちらかと言えば歌ものの人ではないような気もしますのでこの選択はちょっと微妙かも。大植英次がバイロイトに招かれた時にも感じたことですが、どうも日本の指揮者のキャリアメイキングの特殊性って理解されていないんじゃないかなあ、こういうプログラムも大野、上岡、阪といった面々ならわかるんだけど…そのへんどうなんでしょ、マネジメント各位(エアリプのたぐいなので回答は募集していません)。
なお「グラフェネッグ」の共演はエリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ)、ピョートル・ベチャワ(テノール)、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン←ピアノではない)、パリ管弦楽団のソリストはボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)、そしてパリ管弦楽団合唱団が出演です(後半がオペラ合唱曲ガラ、なので)。
*************
ここからは、現時点ではまだ公式サイトには情報がないので千葉が拾ったものを適宜補完して紹介します。変更などあったらすみません、ということで…
●7月20日(月)【7月19日(日)深夜】午前0時~4時10分
・ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2015 【5.1chサラウンド】
・カティア・ブニアティシヴィリ 森の中のピアノ・コンサート 【5.1chサラウンド】
毎年恒例、ベルリン・フィルのシーズン最後の野外コンサートがさっそく登場です。指揮はサー・サイモン・ラトル、ピアノはラン・ランです。お祭りコンサートなので軽めに映画音楽など中心にプログラムを編んでみましたわ、如何かしら?(誰だお前)ってな感じでございますよ。ビールが進みそうな良いコンサートを期待しましょそうしましょ。
いや待て、だとするとラン・ランとのグリーグはどういう位置づけになるのかな…と思ってざっと調べると、いくつかの映画やテレビ番組、そしてミュージカルなどで使用、引用されてるのね、ふむそういうことか(ということにしといてください)
ん?誰ですか「えー、どうせベルリン・フィルなら~、早くペトレンコを聴いてみたいですー」なんて言ってるのは。彼の演奏はきっと目端の利く公共放送文化部が年内には放送してくれますから!(と書いてプレッシャをかけてみよう)っていうか2018年にはいくらでも聴けますから!
それにご存知デジタル・コンサートホールで8月末まで無料でこれまでの二回の客演(2009、2012)を視聴できますから。ね?
このコンサートはオケのアーカイヴにも登録されたましたから、ここで実際のコンサートの映像を。これはたしか、5月4日の曲ですね(違う)。
…ついでなので、探してるあいだに見つけちゃった別の動画もさくっと紹介しときますね。
コンサートを前にしたラン・ランさん、大いにノリノリでございます(笑)。
ちなみに映画館配信の予告編はこちら。そっか、ラン・ランは「STAR GUEST」なんだね…
後半のブニアティシヴィリのコンサートは再放送、2013年の公演です。野外でピアノのコンサートの割に音はうまく拾えていて、選曲も無難ではない不思議なコンサートだったように記憶してますよ。
ちなみにこれは2012年にパーヴォ・ヤルヴィと共演したシューマン。ご参考まで。
●7月27日(月)【7月26日(日)深夜】午前0時~3時45分
・チューリヒ歌劇場 ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」
・子どものための「スカラムーシュ」
前半はチューリヒ歌劇場2014-2015シーズン最後のプレミエ、ベッリーニの歌劇「カプレーティとモンテッキ」です。これまた公式チャンネルでトレイラーが配信されてましたので、こちらをご覧いただくのがよろしいかしら。
ご存知「ロメオとジュリエット」の物語ですが、このオペラではロメオ役が「メゾ・ソプラノまたはテノール」に指定されていまして(初演はメゾ)、今回の公演ではジョイス・ディドナートが歌っております。
後半は再放送、前にはパリ・オペラ座バレエのあとに放送されてますね。
…こういうアウトリーチ的なものが、異国制作のものでかつこういう時間に放送されることについてうだうだ書いてもいいけど今日はやめときます…
*************
とりあえず今日はこんなところです。…すみません、単純に暑くていまは何も思いつかないもので(笑)。
なお、公式サイトで情報を確認できたら更新していく形になりますので、これはいちおう暫定版ということになります。そんなわけで、放送内容等変わっちゃったことに千葉がなかなか気づかないケースもありえますことをあらかじめお断りしておきますね。ではまた。
2015年6月13日土曜日
6月もまた(ひねりなさい)
こんにちは。千葉です。
このまとめを書くとき、「ああどういうフォーマットで書いてるんだっけ」と前月の記事を見直すのですが。
二ヶ月連続でイエメンの話をしているのに、三ヶ月目のいまも理解が深まらないのは千葉の頭の不出来ゆえでございましょうか。サウジアラビアもなにやらやらかしたらしいのに、タリバーンやイスラーム国のような扱いをされていないように感じるのは千葉がまったく情報を拾えていないせいなのでしょうか。ホルムズ海峡がーと金科玉条のごとくに言ってるアベシみたいなやつがいる割に、地形的条件としてはそう変わらないバブ・エル・マンデブ海峡近辺の問題は大したことがないと理解しておけばいいのでしょうか。なんかねえ、解せないんすよ。この調子だと来月も「イエメンは」って書きそうで嫌な気分ですよ。
*************
前説はこの辺で、以下はあす深夜からはじまる6月の、BSプレミアムの看板番組のご紹介です。がんばれ文化部、君らなしには公共放送はもはや存在価値がない(おもに地上波の報道部がガンすぎます)。ということでプレミアムシアター情報は公式サイトも確認してね!再放送リクエストも受付中だよ!!
●6月15日(月)【6月14日(日)深夜】午前0時~4時
フランツ・ウェルザー・メスト指揮 クリーブランド管弦楽団
・ブラームス演奏会 【5.1サラウンド】
・聖フローリアン・ライヴ2012 【5.1サラウンド】
フランツ・ウェルザー=メスト指揮による演奏会がふたつ、ブラームスにブルックナーで四時間とはなんて重たい。呑んでたら寝ちゃうじゃないっすか!(呑むなよ)
前半のブラームス、ピアノ協奏曲二曲ともやりますし。ソリストはイェフィム・ブロンフマン、とくれば「まさか一夜の演奏会で二曲?!」と考えちゃいますが(あの人のパワーならやっても不思議ではない)、さすがにこれは二つの演奏会を合わせたものでありました。第一番が2015年2月21日、それ以降は同年2月19、20日の、本拠地セヴェランス・ホールでの演奏会です。
後半の聖フローリアン・ライヴ2012は再放送、ちょっと耳慣れない部分が散見される「1888年版/コーストヴェット校訂版」によるブルックナーの交響曲第四番です。
●6月22日(月)【6月21日(日)深夜】午前0時30分~3時45分
・ザルツブルク音楽祭2014 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 【5.1サラウンド】
この番組が存続しているだけでもありがたいと思う気持ちはあるけれど、このパターンが続く限り何度でも繰り返し申します。上演や演奏会より先にインタヴューやプレヴューを見せるのはあまりいいものではないっすよ。っていうか、いい加減にしてください。
今回の場合、演出家へのインタヴューが冒頭に置かれてそのあと「ドン・ジョヴァンニ」全幕ということになるのだけれど、その流れはどうなんすか。スヴェン・エリック・ベヒトルフの言葉が先にあってその後舞台、という受容はふつうしませんよね。
演奏を聴いて、演奏家やその解釈、また作曲家や演奏された環境についてさらに知りたい思いがあるからインタヴューやリハーサルなどを見たくなる。上演された舞台が理解できない、どうにも受け容れ難いところがある、その意図が知りたいと思う、だから周辺的な情報を調べる。そういう拡張的な提示ならむしろありがたいのだけれど、この順番だと「提示する側の真意」をあらかじめ知ってから「提示されたもの」を見なければならない。しょせん言葉と音楽、舞台は別のものだと言ってくれてもいいけれど、それなら補助的コンテンツとして別口で示せばいい、番組冒頭ではなく最後に用意しておけばいい。だってこういうもの、映像コンテンツなら「特典」扱いでしょう?映画見る前にメイキング見る奴がいますか?何度でも書きますからね、これ。
さて怒り散らしたところで内容にも言及しましょうね、昨年のザルツブルク音楽祭からモーツァルトの傑作「ドン・ジョヴァンニ」ですよ。ことしロイヤル・オペラの来日公演でもタイトル・ロールを歌うイルデブランド・ダルカンジェロ以外は千葉は不勉強にも存じ上げないのですが、大好きな作品なので演奏、演出ともいいものでありますよう期待しています(紹介、短っ←だってちょっと非道い演出でもそれほどの演奏じゃなくても楽しめちゃうくらいの傑作なのだもの、「ドン・ジョヴァンニ」)。
●6月29日(月)【6月28日(日)深夜】午前0時30分~4時40分
新国立劇場バレエ
・「白鳥の湖」
・ビントレーのバレエ「シルヴィア」
6月の最終週は新国立劇場のバレエが二本です。
…「白鳥の湖」、明日まで上演中ですね。興味のある方は新国立劇場のサイトも併せてご覧くださいませ(当ブログの更新は6月13日に行われております)。後半の「シルヴィア」は何度となく放送された、もはやお馴染みのデイヴィッド・ビントレーの舞台です。
それぞれの公演日を記録しておきましょうか、「白鳥の湖」は今年6月13日の上演、「シルヴィア」は2012年11月1日の上演です。
*************
そんなわけで、今月もコンサートにオペラにバレエにと、バランスよく配置されたオーソドックスな放送内容でお送りされる模様です。「ザルツブルク音楽祭好きすぎぃ!」とか「どうせなら新国立劇場バレエ、もっと収録したらいいのに」など思うところはあるものの、今月も愉しませていただきます。では本日はここまで、ごきげんよう。
このまとめを書くとき、「ああどういうフォーマットで書いてるんだっけ」と前月の記事を見直すのですが。
二ヶ月連続でイエメンの話をしているのに、三ヶ月目のいまも理解が深まらないのは千葉の頭の不出来ゆえでございましょうか。サウジアラビアもなにやらやらかしたらしいのに、タリバーンやイスラーム国のような扱いをされていないように感じるのは千葉がまったく情報を拾えていないせいなのでしょうか。ホルムズ海峡がーと金科玉条のごとくに言ってるアベシみたいなやつがいる割に、地形的条件としてはそう変わらないバブ・エル・マンデブ海峡近辺の問題は大したことがないと理解しておけばいいのでしょうか。なんかねえ、解せないんすよ。この調子だと来月も「イエメンは」って書きそうで嫌な気分ですよ。
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前説はこの辺で、以下はあす深夜からはじまる6月の、BSプレミアムの看板番組のご紹介です。がんばれ文化部、君らなしには公共放送はもはや存在価値がない(おもに地上波の報道部がガンすぎます)。ということでプレミアムシアター情報は公式サイトも確認してね!再放送リクエストも受付中だよ!!
●6月15日(月)【6月14日(日)深夜】午前0時~4時
フランツ・ウェルザー・メスト指揮 クリーブランド管弦楽団
・ブラームス演奏会 【5.1サラウンド】
・聖フローリアン・ライヴ2012 【5.1サラウンド】
フランツ・ウェルザー=メスト指揮による演奏会がふたつ、ブラームスにブルックナーで四時間とはなんて重たい。呑んでたら寝ちゃうじゃないっすか!(呑むなよ)
前半のブラームス、ピアノ協奏曲二曲ともやりますし。ソリストはイェフィム・ブロンフマン、とくれば「まさか一夜の演奏会で二曲?!」と考えちゃいますが(あの人のパワーならやっても不思議ではない)、さすがにこれは二つの演奏会を合わせたものでありました。第一番が2015年2月21日、それ以降は同年2月19、20日の、本拠地セヴェランス・ホールでの演奏会です。
後半の聖フローリアン・ライヴ2012は再放送、ちょっと耳慣れない部分が散見される「1888年版/コーストヴェット校訂版」によるブルックナーの交響曲第四番です。
●6月22日(月)【6月21日(日)深夜】午前0時30分~3時45分
・ザルツブルク音楽祭2014 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 【5.1サラウンド】
この番組が存続しているだけでもありがたいと思う気持ちはあるけれど、このパターンが続く限り何度でも繰り返し申します。上演や演奏会より先にインタヴューやプレヴューを見せるのはあまりいいものではないっすよ。っていうか、いい加減にしてください。
今回の場合、演出家へのインタヴューが冒頭に置かれてそのあと「ドン・ジョヴァンニ」全幕ということになるのだけれど、その流れはどうなんすか。スヴェン・エリック・ベヒトルフの言葉が先にあってその後舞台、という受容はふつうしませんよね。
演奏を聴いて、演奏家やその解釈、また作曲家や演奏された環境についてさらに知りたい思いがあるからインタヴューやリハーサルなどを見たくなる。上演された舞台が理解できない、どうにも受け容れ難いところがある、その意図が知りたいと思う、だから周辺的な情報を調べる。そういう拡張的な提示ならむしろありがたいのだけれど、この順番だと「提示する側の真意」をあらかじめ知ってから「提示されたもの」を見なければならない。しょせん言葉と音楽、舞台は別のものだと言ってくれてもいいけれど、それなら補助的コンテンツとして別口で示せばいい、番組冒頭ではなく最後に用意しておけばいい。だってこういうもの、映像コンテンツなら「特典」扱いでしょう?映画見る前にメイキング見る奴がいますか?何度でも書きますからね、これ。
さて怒り散らしたところで内容にも言及しましょうね、昨年のザルツブルク音楽祭からモーツァルトの傑作「ドン・ジョヴァンニ」ですよ。ことしロイヤル・オペラの来日公演でもタイトル・ロールを歌うイルデブランド・ダルカンジェロ以外は千葉は不勉強にも存じ上げないのですが、大好きな作品なので演奏、演出ともいいものでありますよう期待しています(紹介、短っ←だってちょっと非道い演出でもそれほどの演奏じゃなくても楽しめちゃうくらいの傑作なのだもの、「ドン・ジョヴァンニ」)。
●6月29日(月)【6月28日(日)深夜】午前0時30分~4時40分
新国立劇場バレエ
・「白鳥の湖」
・ビントレーのバレエ「シルヴィア」
6月の最終週は新国立劇場のバレエが二本です。
…「白鳥の湖」、明日まで上演中ですね。興味のある方は新国立劇場のサイトも併せてご覧くださいませ(当ブログの更新は6月13日に行われております)。後半の「シルヴィア」は何度となく放送された、もはやお馴染みのデイヴィッド・ビントレーの舞台です。
それぞれの公演日を記録しておきましょうか、「白鳥の湖」は今年6月13日の上演、「シルヴィア」は2012年11月1日の上演です。
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そんなわけで、今月もコンサートにオペラにバレエにと、バランスよく配置されたオーソドックスな放送内容でお送りされる模様です。「ザルツブルク音楽祭好きすぎぃ!」とか「どうせなら新国立劇場バレエ、もっと収録したらいいのに」など思うところはあるものの、今月も愉しませていただきます。では本日はここまで、ごきげんよう。
2015年5月17日日曜日
5月は典型的な
こんにちは。千葉です。
先月のこのシリーズでも「わからない」と書いたイエメン情勢、ほとんど見聞きしないのは千葉が特定の番組、ジャンルを除いてテレビを見ないせいなのでしょうか。サウジアラビアが自ら周辺の国を攻撃する状況というのはけっこうな大事態だと感じるのだけれど、気のせいだったかなあ…(棒読)
異国のことに構っていられない状況だから仕方ないか、と思う気持ちもなくはないけれど、武器の商談会があってもにこやかに紹介されるだけだし、地方自治の形を大きく歪めようとしている地域の話も情勢分析しかしていないように見える。そしてなにより、大好きな「国際公約」を宗主国様の議会でかってにぶちあげてから「粛々と」戦争法案を前進させるエイブシンゾー氏については特段の批判も見かけない。なんていうかニュースって商業的政府広報に成り下がろうとしているのですね、まさに今。ビッグブラザーが見張るまでもねえって感じが空恐ろしいですよ、もう。
それはさておいて、今晩からのプレミアムシアター情報です。お願いだからアレなエライさんに負けずにがんばって、公共放送文化部の皆さん!(半泣きで応援)
*************
●5月18日(月)【5月17日(日)深夜】午前0時~3時45分
・パリ・オペラ座バレエ公演
『レイン』 【5.1サラウンド】
『天井桟敷の人々』 【5.1サラウンド】
この日はパリ・オペラ座のバレエが二本です。どちらも最近の作品ですって(詳しくないことを隠さないモード)。
前半の「レイン」は2001年の作品。アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの振付、音楽はスティーヴ・ライヒ、放送される舞台は2014年10月18、21日 パリ・オペラ座 ガルニエ宮での公演です。
後半はバレエ「天井桟敷の人々」。タイトルからおわかりのとおり、映画「天井桟敷の人々」を原作としてジョゼ・マルティネスがバレエ化した2008年の作品、2013年には日本でも上演されました。放送される公演は2011年7月6日、9日 パリ・オペラ座ガルニエ宮でのもの。だそうです(しつこく詳しくないアピール)。
●5月25日(月)【5月24日(日)深夜】午前0時~4時40分
・マドリード レアル劇場公演
歌劇『ベニスに死す』 【5.1サラウンド】
歌劇『ザ・パーフェクト・アメリカン』
さてその翌週はマドリード レアル劇場公演のオペラが二本。前半はここでも映画とのリンクを意識したのか「ベニスに死す」ですよ「ベニスに死す」。
ブリテンは記念年にも「ピーター・グライムズ」以外はあまり取り上げられなくて、正直せっかく馴染みのない作品に触れる機会になりえたところをもったいないと感じておりましたが、映像収録しておいてもらえるとこういう余録はあるわけですね。スペインの好景気もピークは過ぎたとか聞いたような気もするけれど、レアル劇場のこういう攻撃的な演目チョイスは細々とでも続いていただきたいものであります。放送される公演は2014年12月 マドリード・レアル劇場での上演です。
後半は再放送ですね、フィリップ・グラスの歌劇「ザ・パーフェクト・アメリカン」。このタイトルが示す「アメリカ人」はウォルト・ディズニーさんのことでございます故、せっかくだからこれも映画「Saving Mr.Banks」(あえて原題)との描写を比べてみても面白いかも、ですよ(意地悪)。
●6月1日(月)【5月31日(日)深夜】午前0時~4時40分
・ドキュメンタリー カヴァコス アテネを語る(2015年 ドイツ)
・ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2015 【5.1サラウンド】
・ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2014 【5.1サラウンド】
これはまだ公式サイトの方に書いていないけれど、別口で告知済みなので拾った内容を書いておきますね(もちろん変更があれば修正しますよ)。
前半は今年のヨーロッパ・コンサートです。もうベルリン・フィルハーモニーのデジタル・コンサートホール(DCH)では配信開始されてますので、すでにご覧の方もいらっしゃいますかしら?指揮はサー・サイモン・ラトル、曲目は以下のもの、公演は2015年5月1日です。
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
ヴァイオリン独奏:レオニダス・カヴァコス
シューマン:交響曲第三番 変ホ長調 Op.97 「ライン」
ちなみにDCHでは無料で公演のトレイラーが見られますので、興味のある方はぜひそちらもどうぞ。
アテネでヨーロッパコンサートかあ、とバレンボイムと共演した野外劇場の公演が思い出されますね…と白々しい振りから紹介する後半は再放送、昨年のヨーロッパコンサートです。内容はそうそう、バレンボイムが指揮したベルリン・フィルハーモニーでの公演でした。前半がシェイクスピアを意識したプログラム、後半がチャイコフスキーの交響曲。
※サイトの告知に併せて一部修正しました。どちらのコンサートもドキュメンタリを含む構成になっています。
前半の2015年のコンサートでは、演奏の前にソリストのレオニダス・カヴァコスによるアテネのドキュメンタリ。いまドイツ制作でギリシャに関するドキュメンタリかあ、などと考えるのは木と邪推で、「厳しい状況だからこそ、相手のことを知るべき」という判断でしょうねきっと。
後半は昨年放送されたものをそのまま再放送、ということのようでコンサートの途中にコンサート会場の方の「フィルハーモニー」の50年についてのドキュメンタリをはさみます。
*************
そういえば去年「もしかしてシェイクスピア・プログラムなのかな、チャイコフスキーの第五番となにか関係あったかな」とか深読みして外したのを思い出したよいま(笑)。フィルハーモニーといえば現在進行形の話題もございますが、それはそのうちなにか書きますわ、簡単に。基本的にあの選挙は秘密会なので、結果が出るまでは憶測をまじえるしかないけれど、今のところ拾えてる情報の感じだとまあ、この辺りかなって想像がありまして。まあなんですか、世界一のオーケストラってのはたいへんですな(ラトルが退任した後のことだからちょっと他人事←逆転留任なら考えないこともないぞ←何をか)。
まあ冗談はこのへんで、そして今月のご案内もこれにておしまい。ではまた、ごきげんよう。
先月のこのシリーズでも「わからない」と書いたイエメン情勢、ほとんど見聞きしないのは千葉が特定の番組、ジャンルを除いてテレビを見ないせいなのでしょうか。サウジアラビアが自ら周辺の国を攻撃する状況というのはけっこうな大事態だと感じるのだけれど、気のせいだったかなあ…(棒読)
異国のことに構っていられない状況だから仕方ないか、と思う気持ちもなくはないけれど、武器の商談会があってもにこやかに紹介されるだけだし、地方自治の形を大きく歪めようとしている地域の話も情勢分析しかしていないように見える。そしてなにより、大好きな「国際公約」を宗主国様の議会でかってにぶちあげてから「粛々と」戦争法案を前進させるエイブシンゾー氏については特段の批判も見かけない。なんていうかニュースって商業的政府広報に成り下がろうとしているのですね、まさに今。ビッグブラザーが見張るまでもねえって感じが空恐ろしいですよ、もう。
それはさておいて、今晩からのプレミアムシアター情報です。お願いだからアレなエライさんに負けずにがんばって、公共放送文化部の皆さん!(半泣きで応援)
*************
●5月18日(月)【5月17日(日)深夜】午前0時~3時45分
・パリ・オペラ座バレエ公演
『レイン』 【5.1サラウンド】
『天井桟敷の人々』 【5.1サラウンド】
この日はパリ・オペラ座のバレエが二本です。どちらも最近の作品ですって(詳しくないことを隠さないモード)。
前半の「レイン」は2001年の作品。アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの振付、音楽はスティーヴ・ライヒ、放送される舞台は2014年10月18、21日 パリ・オペラ座 ガルニエ宮での公演です。
後半はバレエ「天井桟敷の人々」。タイトルからおわかりのとおり、映画「天井桟敷の人々」を原作としてジョゼ・マルティネスがバレエ化した2008年の作品、2013年には日本でも上演されました。放送される公演は2011年7月6日、9日 パリ・オペラ座ガルニエ宮でのもの。だそうです(しつこく詳しくないアピール)。
●5月25日(月)【5月24日(日)深夜】午前0時~4時40分
・マドリード レアル劇場公演
歌劇『ベニスに死す』 【5.1サラウンド】
歌劇『ザ・パーフェクト・アメリカン』
さてその翌週はマドリード レアル劇場公演のオペラが二本。前半はここでも映画とのリンクを意識したのか「ベニスに死す」ですよ「ベニスに死す」。
ブリテンは記念年にも「ピーター・グライムズ」以外はあまり取り上げられなくて、正直せっかく馴染みのない作品に触れる機会になりえたところをもったいないと感じておりましたが、映像収録しておいてもらえるとこういう余録はあるわけですね。スペインの好景気もピークは過ぎたとか聞いたような気もするけれど、レアル劇場のこういう攻撃的な演目チョイスは細々とでも続いていただきたいものであります。放送される公演は2014年12月 マドリード・レアル劇場での上演です。
後半は再放送ですね、フィリップ・グラスの歌劇「ザ・パーフェクト・アメリカン」。このタイトルが示す「アメリカ人」はウォルト・ディズニーさんのことでございます故、せっかくだからこれも映画「Saving Mr.Banks」(あえて原題)との描写を比べてみても面白いかも、ですよ(意地悪)。
●6月1日(月)【5月31日(日)深夜】午前0時~4時40分
・ドキュメンタリー カヴァコス アテネを語る(2015年 ドイツ)
・ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2015 【5.1サラウンド】
・ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2014 【5.1サラウンド】
これはまだ公式サイトの方に書いていないけれど、別口で告知済みなので拾った内容を書いておきますね(もちろん変更があれば修正しますよ)。
前半は今年のヨーロッパ・コンサートです。もうベルリン・フィルハーモニーのデジタル・コンサートホール(DCH)では配信開始されてますので、すでにご覧の方もいらっしゃいますかしら?指揮はサー・サイモン・ラトル、曲目は以下のもの、公演は2015年5月1日です。
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
ヴァイオリン独奏:レオニダス・カヴァコス
シューマン:交響曲第三番 変ホ長調 Op.97 「ライン」
ちなみにDCHでは無料で公演のトレイラーが見られますので、興味のある方はぜひそちらもどうぞ。
アテネでヨーロッパコンサートかあ、とバレンボイムと共演した野外劇場の公演が思い出されますね…と白々しい振りから紹介する後半は再放送、昨年のヨーロッパコンサートです。内容はそうそう、バレンボイムが指揮したベルリン・フィルハーモニーでの公演でした。前半がシェイクスピアを意識したプログラム、後半がチャイコフスキーの交響曲。
※サイトの告知に併せて一部修正しました。どちらのコンサートもドキュメンタリを含む構成になっています。
前半の2015年のコンサートでは、演奏の前にソリストのレオニダス・カヴァコスによるアテネのドキュメンタリ。いまドイツ制作でギリシャに関するドキュメンタリかあ、などと考えるのは木と邪推で、「厳しい状況だからこそ、相手のことを知るべき」という判断でしょうねきっと。
後半は昨年放送されたものをそのまま再放送、ということのようでコンサートの途中にコンサート会場の方の「フィルハーモニー」の50年についてのドキュメンタリをはさみます。
*************
そういえば去年「もしかしてシェイクスピア・プログラムなのかな、チャイコフスキーの第五番となにか関係あったかな」とか深読みして外したのを思い出したよいま(笑)。フィルハーモニーといえば現在進行形の話題もございますが、それはそのうちなにか書きますわ、簡単に。基本的にあの選挙は秘密会なので、結果が出るまでは憶測をまじえるしかないけれど、今のところ拾えてる情報の感じだとまあ、この辺りかなって想像がありまして。まあなんですか、世界一のオーケストラってのはたいへんですな(ラトルが退任した後のことだからちょっと他人事←逆転留任なら考えないこともないぞ←何をか)。
まあ冗談はこのへんで、そして今月のご案内もこれにておしまい。ではまた、ごきげんよう。
2015年4月12日日曜日
四月はアンナとマリス、そしてロシアのバレエ(更新完了)
こんにちは。千葉です。
前置きではなく最初にゆるい願望を。イエメン情勢についてどうにも理解できない某に、何かしらのご指導いただける方や参考になるなにものかをご存知のかた、いらっしゃいましたらご教示くださいませ。お礼は心と言葉でさせていただきます(おきまり)。
*************
さて公共放送BSの看板番組であるところのプレミアムシアター、年度の前後になかなかサイトが更新されないものだからわりと本気で存亡を心配していたのですが、とりあえず年度末の改変は乗り越えた模様で一安心。そして今回から、月ごとのラインナップ紹介が声優の水落幸子さんに代わられるとのこと。たいへん申し訳ないのだけれど、前任の方のたどたどしさをかわいがってあげるほど心が広くない千葉は大歓迎です。ごめんなさい。
さてそれでは今月のラインナップですよ。当月最初の放送日更新なのに暫定版ですけど。
●4月13日(月)【4月12日(日)深夜】午前0時~
・ドキュメンタリー「アンナ・ザ・グレート」 ~21世紀のディーヴァ ネトレプコの素顔~
・ザルツブルグ音楽祭2014 歌劇『トロヴァトーレ』【5.1chサラウンド】
まずは今晩の放送、一言で「アンナ・ネトレプコ特集」ですね。最新のドキュメンタリー、そして昨年のザルツブルク音楽祭での「イル・トロヴァトーレ」の二本立て(しかし放送時間はいつもより短い)。
なんというか、最近「誰推し」みたいな傾向が見えやすいですね、この番組も。指揮者ならティーレマン、オケはベルリンとウィーン、そして歌手ならこの人、みたいな。個人的にはお美しい方だと思いはしますけれど、ここまで枠を占めてほしいと願うほどに好きなソプラノでもないので(ファンのかたごめんなさい)微妙な気もします。とはいえ、前半のドキュメンタリーで出演するメンバーを見ると彼女と同僚たちが如何に現在世界で重要な位置を占めているかがわかるわけで、これはこれとして愉しませていただきますね。
でもひとつだけお決まりの苦言を、「ドキュメンタリー→公演」という並びは「映画の特典映像→映画本編」と見せるようなものだと思うので、ほんとうにお願いだから放送順番は考えていただきたいっす。いつも書いているとおり、「ドキュメンタリーで訴求したい対象は地上波にいるのではないですか?」という疑問も付記しておきます。
なお後半の「イル・トロヴァトーレ」は2014年8月15日にザルツブルグ祝祭大劇場で上演された公演、マンリーコじゃなくてルーナ伯爵にドミンゴですって。なんというか、マンリーコ役のメーリの出来次第では「ええいさっさとルーナを選べ!」と思わさそうな気がしますが如何(笑)。
●4月20日(月)【4月19日(日)深夜】午前0時~
・マリス・ヤンソンス フェアウェル・コンサート
・コンセルトヘボウ管弦楽団 125周年記念ガラ・コンサート
大好きなコンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート二つだぜいやっほう!と喜ぶ前に。
これはクラシック倶楽部などとも同じ見え方で、仮に説明を求めても「サイトのリニューアルでこういう仕様になった」と返ってくるだろうと理解はしますけれど、如何せん曲目が多い公演ではこのサイトの作りがいささか微妙です。曲目ごとに情報を表示する仕様なのだけれど、作曲家名がなかったり歌曲集でそれぞれの曲ごとに情報を示して挙句全部の曲目が示せなくなっています。前置きの説明で補完、というのがこのサイトの暫定的な対応であることを祈ります、この仕様だと正直ちょっと放送内容がわかりにくいっす。
そこで千葉が及ばずながらアシストさせていただきます。前半のマリス・ヤンソンス退任コンサート、こちらはリンク先のコンセルトヘボウ管のサイトを参照くださいませ。
まずはマーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」から、ルチアーノ・ベリオの「フォーク・ソング」から、そしてコープランドの「古いアメリカの歌」からの抜粋を、トーマス・ハンプソンを迎えて。そしてプログラム最後は最良のコンビネーションを誇るかのように、バルトークの管弦楽のための協奏曲です。公演のタイトルは「AAA: ORIGINS | FOLK ART AS INSPIRATION」、たしかに民謡を引いた作品が並んでおりまする。
なおヤンソンスは来年にはさらっと再登場する模様、バルトークをきっちり鳴らしきってもまだ先があるのは喜ばれる方も多いでしょうね(含みがなくはない)。
後半のコンセルトヘボウ管弦楽団 125周年記念ガラ・コンサート(2013年4月)は再放送ですがせっかくなのでこちらの、会場の方のコンセルトヘボウの過去データにリンクしておきますね。まずは「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲、ソリストにまずここでもトーマス・ハンプソン(またしてもマーラー)ラン・ラン(プロコフィエフの協奏曲から)、ヴァイオリンのジャニーヌ・ヤンセン(サン=サーンス)、〆はこのコンビ得意のリヒャルト・シュトラウス。うん、めでたいですね!心よりお慶び申し上げる次第だよ!(二年遅れですけどね)
にしても。アンコールまできっちりと残しておくこの情報に対するスタンス、日本でも一般化してくれないかなって日々思っておりますが如何ですかしら、こういうときすごく便利なのですが。
※追記:4/19
●4月27日(月)【4月26日(日)深夜】午前0時~4時05分
・ボリショイ・バレエ公演 『マルコ・スパーダ』
・マリインスキー・バレエ公演 『シンデレラ』
四月最終週も無事放送がある模様、まずはひと安心です。放送内容はバレエが二演目、モスクワとレニングラードの二つの劇場の対決と言っていいのかな。あ、サンクトペテルブルクでしたね、あはははは(バレエの知識が山岸凉子先生と萩尾望都先生からしか入手できていない底の浅さを露呈←いやそういうことじゃない)。
クラシックの人はもっと舞台とか映画も見たほうがいいよね、なんて意識の高いところもある千葉ですが(自分で言うな)、手が回っていないのも正直なところでありまして。個人的ないくつかの経験を鑑みれば、とくにバレエの場合、音だけで認識するのとかなり違う世界が見えてくるので本当に大事なことだと理解はしてるんですけどねえ…
この日放送される最初のバレエはオーベール作曲の「マルコ・スパーダ(あるいは盗賊の娘)」。
えっと、あのその。実はさっきこの作品の存在を知りまして(すみません)。19世紀の作曲家の、1857年の作品を1981年にラコットがリメイク、それをボリショイ・バレエ用にさらに改訂した版での上演、だそうであります。
そして後半は千葉が大好きなプロコフィエフ、近年では吹奏楽でも演奏されていた記憶のある「シンデレラ」です。ここで「よしっ」と想えたらいいのだけれど、残念ながらラトマンスキーの舞台はあまり好みじゃないんだよなあ(先入観)。とはいえ「ゲルギエフの『シンデレラ』」だと思うことにしてとりあえず録画しますね(笑)。
*************
なんとここでサイトにある情報はおしまいです。第一週に放送がないのはスケジュール通りだけど、第四週の放送が未確定に見えるの、どうも不安になっていけませぬ。
ゴールデンウィーク前後は特別番組が入るんだよきっとすっごいやつが来るぜ!と楽観してもいいのですけれど、最近の公共放送様についてそうポジティヴになるのは、ねえ。報道ほどの明らかな問題は感じませんけれど、比較的籾井体制に従順ではないように見える文科系(チョーほめてます)がこう安定感がないと怖いんです正直。
クラシック倶楽部も午前5時からと、さらっと一時間前倒しの放送になって「放送時間に見てくれとは言ってない。しかし視聴率がどうかを気にしないとも言わない」感がありますし。この前ついうっかり見てしまった「らららクラシック」は驚きのマーラー俗説祭りで制作サイドの意図を勘ぐりたくなる内容だったし(一見の価値、むしろあるかもってレヴェルでした。ひとつだけつっこむなら「一生不幸なだけの指揮者」が世界最高のポストにたどり着けるか、ってところかなあ。生涯の経歴を追うだけでも「才能ある野心的な音楽家が当時の最高の地位にたどり着き、しかし急な病に倒れた」生涯であることはわかると思うのだけれど)。
いろいろ書きましたが、ま、いまのところは全部杞憂だと思うことにします、書いちゃってなんですけど。がんばれ公共放送文科系、映画もいいやつを頼むよ、と言い残して今日のところはクールに去るぜ(おい)。ではまた、ごきげんよう(いま放送中のアレとは関係ない)。
※4/15追記。
ここで苦言を呈したから、なんて思いはまったくございませんが、プレミアムシアターのサイトが以前の仕様に戻っているのを確認しました。曲数が増えるとコントロールできませんもんねえ、とのみコメントしておきます。
しかし番組で「4月のラインアップ」を告知してもなお最終週のバレエについては情報なし。うーん。
前置きではなく最初にゆるい願望を。イエメン情勢についてどうにも理解できない某に、何かしらのご指導いただける方や参考になるなにものかをご存知のかた、いらっしゃいましたらご教示くださいませ。お礼は心と言葉でさせていただきます(おきまり)。
*************
さて公共放送BSの看板番組であるところのプレミアムシアター、年度の前後になかなかサイトが更新されないものだからわりと本気で存亡を心配していたのですが、とりあえず年度末の改変は乗り越えた模様で一安心。そして今回から、月ごとのラインナップ紹介が声優の水落幸子さんに代わられるとのこと。たいへん申し訳ないのだけれど、前任の方のたどたどしさをかわいがってあげるほど心が広くない千葉は大歓迎です。ごめんなさい。
さてそれでは今月のラインナップですよ。当月最初の放送日更新なのに暫定版ですけど。
●4月13日(月)【4月12日(日)深夜】午前0時~
・ドキュメンタリー「アンナ・ザ・グレート」 ~21世紀のディーヴァ ネトレプコの素顔~
・ザルツブルグ音楽祭2014 歌劇『トロヴァトーレ』【5.1chサラウンド】
まずは今晩の放送、一言で「アンナ・ネトレプコ特集」ですね。最新のドキュメンタリー、そして昨年のザルツブルク音楽祭での「イル・トロヴァトーレ」の二本立て(しかし放送時間はいつもより短い)。
なんというか、最近「誰推し」みたいな傾向が見えやすいですね、この番組も。指揮者ならティーレマン、オケはベルリンとウィーン、そして歌手ならこの人、みたいな。個人的にはお美しい方だと思いはしますけれど、ここまで枠を占めてほしいと願うほどに好きなソプラノでもないので(ファンのかたごめんなさい)微妙な気もします。とはいえ、前半のドキュメンタリーで出演するメンバーを見ると彼女と同僚たちが如何に現在世界で重要な位置を占めているかがわかるわけで、これはこれとして愉しませていただきますね。
でもひとつだけお決まりの苦言を、「ドキュメンタリー→公演」という並びは「映画の特典映像→映画本編」と見せるようなものだと思うので、ほんとうにお願いだから放送順番は考えていただきたいっす。いつも書いているとおり、「ドキュメンタリーで訴求したい対象は地上波にいるのではないですか?」という疑問も付記しておきます。
なお後半の「イル・トロヴァトーレ」は2014年8月15日にザルツブルグ祝祭大劇場で上演された公演、マンリーコじゃなくてルーナ伯爵にドミンゴですって。なんというか、マンリーコ役のメーリの出来次第では「ええいさっさとルーナを選べ!」と思わさそうな気がしますが如何(笑)。
●4月20日(月)【4月19日(日)深夜】午前0時~
・マリス・ヤンソンス フェアウェル・コンサート
・コンセルトヘボウ管弦楽団 125周年記念ガラ・コンサート
大好きなコンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート二つだぜいやっほう!と喜ぶ前に。
これはクラシック倶楽部などとも同じ見え方で、仮に説明を求めても「サイトのリニューアルでこういう仕様になった」と返ってくるだろうと理解はしますけれど、如何せん曲目が多い公演ではこのサイトの作りがいささか微妙です。曲目ごとに情報を表示する仕様なのだけれど、作曲家名がなかったり歌曲集でそれぞれの曲ごとに情報を示して挙句全部の曲目が示せなくなっています。前置きの説明で補完、というのがこのサイトの暫定的な対応であることを祈ります、この仕様だと正直ちょっと放送内容がわかりにくいっす。
そこで千葉が及ばずながらアシストさせていただきます。前半のマリス・ヤンソンス退任コンサート、こちらはリンク先のコンセルトヘボウ管のサイトを参照くださいませ。
まずはマーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」から、ルチアーノ・ベリオの「フォーク・ソング」から、そしてコープランドの「古いアメリカの歌」からの抜粋を、トーマス・ハンプソンを迎えて。そしてプログラム最後は最良のコンビネーションを誇るかのように、バルトークの管弦楽のための協奏曲です。公演のタイトルは「AAA: ORIGINS | FOLK ART AS INSPIRATION」、たしかに民謡を引いた作品が並んでおりまする。
なおヤンソンスは来年にはさらっと再登場する模様、バルトークをきっちり鳴らしきってもまだ先があるのは喜ばれる方も多いでしょうね(含みがなくはない)。
後半のコンセルトヘボウ管弦楽団 125周年記念ガラ・コンサート(2013年4月)は再放送ですがせっかくなのでこちらの、会場の方のコンセルトヘボウの過去データにリンクしておきますね。まずは「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲、ソリストにまずここでもトーマス・ハンプソン(またしてもマーラー)ラン・ラン(プロコフィエフの協奏曲から)、ヴァイオリンのジャニーヌ・ヤンセン(サン=サーンス)、〆はこのコンビ得意のリヒャルト・シュトラウス。うん、めでたいですね!心よりお慶び申し上げる次第だよ!(二年遅れですけどね)
にしても。アンコールまできっちりと残しておくこの情報に対するスタンス、日本でも一般化してくれないかなって日々思っておりますが如何ですかしら、こういうときすごく便利なのですが。
※追記:4/19
●4月27日(月)【4月26日(日)深夜】午前0時~4時05分
・ボリショイ・バレエ公演 『マルコ・スパーダ』
・マリインスキー・バレエ公演 『シンデレラ』
四月最終週も無事放送がある模様、まずはひと安心です。放送内容はバレエが二演目、モスクワとレニングラードの二つの劇場の対決と言っていいのかな。あ、サンクトペテルブルクでしたね、あはははは(バレエの知識が山岸凉子先生と萩尾望都先生からしか入手できていない底の浅さを露呈←いやそういうことじゃない)。
クラシックの人はもっと舞台とか映画も見たほうがいいよね、なんて意識の高いところもある千葉ですが(自分で言うな)、手が回っていないのも正直なところでありまして。個人的ないくつかの経験を鑑みれば、とくにバレエの場合、音だけで認識するのとかなり違う世界が見えてくるので本当に大事なことだと理解はしてるんですけどねえ…
この日放送される最初のバレエはオーベール作曲の「マルコ・スパーダ(あるいは盗賊の娘)」。
えっと、あのその。実はさっきこの作品の存在を知りまして(すみません)。19世紀の作曲家の、1857年の作品を1981年にラコットがリメイク、それをボリショイ・バレエ用にさらに改訂した版での上演、だそうであります。
そして後半は千葉が大好きなプロコフィエフ、近年では吹奏楽でも演奏されていた記憶のある「シンデレラ」です。ここで「よしっ」と想えたらいいのだけれど、残念ながらラトマンスキーの舞台はあまり好みじゃないんだよなあ(先入観)。とはいえ「ゲルギエフの『シンデレラ』」だと思うことにしてとりあえず録画しますね(笑)。
*************
なんとここでサイトにある情報はおしまいです。第一週に放送がないのはスケジュール通りだけど、第四週の放送が未確定に見えるの、どうも不安になっていけませぬ。
ゴールデンウィーク前後は特別番組が入るんだよきっとすっごいやつが来るぜ!と楽観してもいいのですけれど、最近の公共放送様についてそうポジティヴになるのは、ねえ。報道ほどの明らかな問題は感じませんけれど、比較的籾井体制に従順ではないように見える文科系(チョーほめてます)がこう安定感がないと怖いんです正直。
クラシック倶楽部も午前5時からと、さらっと一時間前倒しの放送になって「放送時間に見てくれとは言ってない。しかし視聴率がどうかを気にしないとも言わない」感がありますし。この前ついうっかり見てしまった「らららクラシック」は驚きのマーラー俗説祭りで制作サイドの意図を勘ぐりたくなる内容だったし(一見の価値、むしろあるかもってレヴェルでした。ひとつだけつっこむなら「一生不幸なだけの指揮者」が世界最高のポストにたどり着けるか、ってところかなあ。生涯の経歴を追うだけでも「才能ある野心的な音楽家が当時の最高の地位にたどり着き、しかし急な病に倒れた」生涯であることはわかると思うのだけれど)。
いろいろ書きましたが、ま、いまのところは全部杞憂だと思うことにします、書いちゃってなんですけど。がんばれ公共放送文科系、映画もいいやつを頼むよ、と言い残して今日のところはクールに去るぜ(おい)。ではまた、ごきげんよう(いま放送中のアレとは関係ない)。
※4/15追記。
ここで苦言を呈したから、なんて思いはまったくございませんが、プレミアムシアターのサイトが以前の仕様に戻っているのを確認しました。曲数が増えるとコントロールできませんもんねえ、とのみコメントしておきます。
しかし番組で「4月のラインアップ」を告知してもなお最終週のバレエについては情報なし。うーん。
2015年3月8日日曜日
さあ、舞台芸術振興の時間だ!(ってことかな)
こんにちは。千葉です。
最近ちょっと故あって、クラシックの話をいろいろ考えたりしてるのですが、個人的にはなんというか、とりあえず実演が聴きたいなってことしか言えることがありません。飢えて渇いてます、もう触ったら砕けそうなくらいに(笑)。
いろいろと考えてることは何かの形になるようならあらためてご案内します、ということで。毎月のあれ、行ってみよう。政治部、報道部を除いた公共放送の皆さまにエールを送りつつ。
*************
さて3月のプレミアムシアター、これはなんだろう、NBSかな?いやあの財団法人様じゃなくて、「日本全国に舞台芸術を振興」的な感じが。実際にあそこが招聘される方々、並んでますけどね。
では以下、各回へのコメントです。
●3月9日(月)【3月8日(日)深夜】午前0時15分~4時20分
・ミラノ・スカラ座 2014/2015シーズン開幕公演 歌劇『フィデリオ』
・バレンボイムのベートーヴェン ピアノ・ソナタ作品集
当代を代表する指揮者、ピアニスト…っていうか音楽家、そして文筆方面というか時事的な出来事に対して明確に見解を示すいまどき数少ない知識人、ってことになりますかしら、ダニエル・バレンボイムさん。個人的には「古楽」に対する攻撃的な言動※を除けば基本的に妥当できる文章を書かれる人、なんですよね。サイードとの共著あたりも含め。
その一方で、実演でお聴きする機会がなかったこともあって、ちょっと得意じゃない演奏家の一人なんです。ワーグナー演奏には相応に感心するけど他はあまり得意じゃない、くらいの。ピアノについてはそもそも千葉が熱心な聴き手ではないのでコメントしにくいし(この前のアルゲリッチとの共演で、あっさりアルゲリッチのファンにはなりましたけど)。
※これは別稿で取り上げてもいい話なのですが。彼のアンチ古楽的な物言いの前提にはいわゆる同時代アプローチ(ピリオドアプローチでもいいですけど)がその演奏をして「Authentic」と称したのがいけなかったのかな、と考えているのです。もちろん、音楽家たちがそう言っているとは千葉も思わないけれど、売られてるCDのケースにはきっちり「Authentic Approach」とか書かれたりしてますからねえ、まるでモダン楽器による20世紀の演奏スタイルが「まがい物」であるかのように。
この日に放送されるベートーヴェンも、20世紀のスタイルであろうことは堅く、そこに引っかからないことはないだろうと正直思います。ですが前半は2014年12月7日、ミラノ・スカラ座の開幕公演であります。キャストにクラウス・フロリアン・フォークト、ファルク・シュトルックマン、モイツァ・エルトマンと並んでますし。千葉は詳しくないけれど、ミュンヘン界隈の録音やバイロイトのキャストに名を見かけるアニヤ・カンペがレオノーレだし。字幕付きの「フィデリオ」は貴重だし。ということで、先入観は捨てて期待します。
後半のピアノ・ソナタ選集は、第16番→第14番→第6番→第31番という選曲になにか仕掛けがあるのかな…とりあえず録画して聴いてみましょ。2005年7月4日、ベルリン国立歌劇場での演奏会、ってことは再放送かな?
●3月16日(月)【3月15日(日)深夜】午前0時~4時20分
・パリ・オペラ座バレエ公演 『バレエの夕べ』 【5.1chサラウンド】
・パリ・オペラ座バレエ学校 創立300年記念ガラ
・子どものためのスカラムーシュ
この週は完全にパリ・オペラ座祭りなのでコメント不能でござんす。詳しくはリンク先にてご確認ください(逃げた)。
まあ、千葉がキャストを見ても何人かのエトワールはわかるほどには豪華な公演なのだろうし、短めのプログラムが並ぶ公演は比較的見やすいものなのだけれど、最近本当にバレエを見ていないからなんともはや。ご容赦のほど。
●3月23日(月)【3月22日(日)深夜】午前0時~4時
・藤原歌劇団公演 プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』
・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル
前半は昨年11月3日の藤原歌劇団公演、バルバラ・フリットリをミミに迎えた「ラ・ボエーム」ですよ。それだけでまずは拝見させていただきますね(現金)。会場はオーチャードホール。
後半のアンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタルも昨年の公演で、これはオペラシティで3月19日に開催されたもの。これまでクラシック倶楽部で分割放送されていたものをまとめて放送するかっこうです。なんでしょうね、これだけ招聘元以下楽屋ネタにつき割愛。
*************
今月は先月ほどは盛り上がらないのですが(千葉比←主観かよ!)、とりあえず今晩の放送から、またハードディスクを苛め抜く日々が始まりますね(ニコニコ)。では本日はここまで。ごきげんようさようなら。
最近ちょっと故あって、クラシックの話をいろいろ考えたりしてるのですが、個人的にはなんというか、とりあえず実演が聴きたいなってことしか言えることがありません。飢えて渇いてます、もう触ったら砕けそうなくらいに(笑)。
いろいろと考えてることは何かの形になるようならあらためてご案内します、ということで。毎月のあれ、行ってみよう。政治部、報道部を除いた公共放送の皆さまにエールを送りつつ。
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さて3月のプレミアムシアター、これはなんだろう、NBSかな?いやあの財団法人様じゃなくて、「日本全国に舞台芸術を振興」的な感じが。実際にあそこが招聘される方々、並んでますけどね。
では以下、各回へのコメントです。
●3月9日(月)【3月8日(日)深夜】午前0時15分~4時20分
・ミラノ・スカラ座 2014/2015シーズン開幕公演 歌劇『フィデリオ』
・バレンボイムのベートーヴェン ピアノ・ソナタ作品集
当代を代表する指揮者、ピアニスト…っていうか音楽家、そして文筆方面というか時事的な出来事に対して明確に見解を示すいまどき数少ない知識人、ってことになりますかしら、ダニエル・バレンボイムさん。個人的には「古楽」に対する攻撃的な言動※を除けば基本的に妥当できる文章を書かれる人、なんですよね。サイードとの共著あたりも含め。
その一方で、実演でお聴きする機会がなかったこともあって、ちょっと得意じゃない演奏家の一人なんです。ワーグナー演奏には相応に感心するけど他はあまり得意じゃない、くらいの。ピアノについてはそもそも千葉が熱心な聴き手ではないのでコメントしにくいし(この前のアルゲリッチとの共演で、あっさりアルゲリッチのファンにはなりましたけど)。
※これは別稿で取り上げてもいい話なのですが。彼のアンチ古楽的な物言いの前提にはいわゆる同時代アプローチ(ピリオドアプローチでもいいですけど)がその演奏をして「Authentic」と称したのがいけなかったのかな、と考えているのです。もちろん、音楽家たちがそう言っているとは千葉も思わないけれど、売られてるCDのケースにはきっちり「Authentic Approach」とか書かれたりしてますからねえ、まるでモダン楽器による20世紀の演奏スタイルが「まがい物」であるかのように。
この日に放送されるベートーヴェンも、20世紀のスタイルであろうことは堅く、そこに引っかからないことはないだろうと正直思います。ですが前半は2014年12月7日、ミラノ・スカラ座の開幕公演であります。キャストにクラウス・フロリアン・フォークト、ファルク・シュトルックマン、モイツァ・エルトマンと並んでますし。千葉は詳しくないけれど、ミュンヘン界隈の録音やバイロイトのキャストに名を見かけるアニヤ・カンペがレオノーレだし。字幕付きの「フィデリオ」は貴重だし。ということで、先入観は捨てて期待します。
後半のピアノ・ソナタ選集は、第16番→第14番→第6番→第31番という選曲になにか仕掛けがあるのかな…とりあえず録画して聴いてみましょ。2005年7月4日、ベルリン国立歌劇場での演奏会、ってことは再放送かな?
●3月16日(月)【3月15日(日)深夜】午前0時~4時20分
・パリ・オペラ座バレエ公演 『バレエの夕べ』 【5.1chサラウンド】
・パリ・オペラ座バレエ学校 創立300年記念ガラ
・子どものためのスカラムーシュ
この週は完全にパリ・オペラ座祭りなのでコメント不能でござんす。詳しくはリンク先にてご確認ください(逃げた)。
まあ、千葉がキャストを見ても何人かのエトワールはわかるほどには豪華な公演なのだろうし、短めのプログラムが並ぶ公演は比較的見やすいものなのだけれど、最近本当にバレエを見ていないからなんともはや。ご容赦のほど。
●3月23日(月)【3月22日(日)深夜】午前0時~4時
・藤原歌劇団公演 プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』
・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル
前半は昨年11月3日の藤原歌劇団公演、バルバラ・フリットリをミミに迎えた「ラ・ボエーム」ですよ。それだけでまずは拝見させていただきますね(現金)。会場はオーチャードホール。
後半のアンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタルも昨年の公演で、これはオペラシティで3月19日に開催されたもの。これまでクラシック倶楽部で分割放送されていたものをまとめて放送するかっこうです。なんでしょうね、これだけ招聘元以下楽屋ネタにつき割愛。
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今月は先月ほどは盛り上がらないのですが(千葉比←主観かよ!)、とりあえず今晩の放送から、またハードディスクを苛め抜く日々が始まりますね(ニコニコ)。では本日はここまで。ごきげんようさようなら。
2015年2月7日土曜日
新年おめでとうございます(ようやく言えた)
こんにちは。千葉です。
某、日々思うこと考えることがいちいち反時代的と申しますか、「こう考えるべきだよね」というメディアやSNSから漂う雰囲気に合わないと自分でもわかるものだから、極稀にしか文章を書けなくなっております。ああ、ついに本当の理由を書いてしまいました(笑)。でももう限界なので、近くその辺の話をします。
*************
今日はとりあえず、いつもの月課(…そんな言葉あるのかな)、公共放送様の尊敬できる番組の一つであるところのプレミアムシアター、2月の予定のご案内ですよ。※
※経営委員の正気が心配であろうと、会長が報道というものをまったく理解していない(結果、看板のニュースがことごとく報道として機能しない)状態であろうと、文化系はいい仕事をしてくれていると感じていますので(実は問題が目立たないけど、スポーツがそうとう怪しいと数年前から感じてる)、このようなおべんちゃらっぽいことをあえてさくっと書きましたよ。最近はこういう前置きを省くと「敵の味方か!」とか怒られるらしいんで(嫌味)。
「平清盛」以降の大河ドラマや(その後何年かのものは千葉の好みの問題なんですけど、今年のあれ、どうするんだろう…)、たとえばサンデル先生は微妙だけど(千葉は関与の度合いはどうあれ、CSISの名簿に名前が載るようなひとを信用できません)、ピケティ先生の企画はナイスだと思いますしね。映画のチョイスなんかもそう。こういう是々非々ができるだけでも文化系、がんばってるんですよきっと。お願いだから信用させてほしい、という千葉の抜きがたい願望が入っている可能性は否めませんけど。
*************
●2月9日(月)【2月8日(日)深夜】午前0時~4時25分
・英国ロイヤル・バレエ公演
『ウィンターズ・テイル』【5.1chサラウンド】
『不思議の国のアリス』【5.1chサラウンド】
最近、ながら見を許してくれないという理由で(最近は本の消化がたいへんなんです、図書館でつい借りすぎてしまうタイプなので)バレエを見るのが困難な千葉ですから、この回の放送については踏み込んだコメントができませぬ、すみません。
同じスタッフによる新作バレエ、2011年の「不思議の国のアリス」(再放送)と、シェイクスピアの「冬物語」による2014年の「ウィンターズ・テイル」、だそうですよ。ライヴヴューイングも行われたもの、かな?
なお、この回は冒頭に2月、3月のラインナップ紹介がありますので、そちらだけでもぜひ(ここのまとめが不要になる利敵行為←いやいやせめて塩を送るくらいに…)。
●2月16日(月)【2月15日(日)深夜】午前0時~4時
・ドレスデン国立管弦楽団のジルヴェスター・コンサート2014
・ティーレマン&ドレスデン国立管弦楽団 ブラームス・ツィクルス第3弾
この週はティーレマンが好きな方には喜ばしい回、になるのかしら。
前半はここ数年、この枠でも定番化しているドレスデン・シュターツカペレのジルヴェスター、ようやく2014年の大晦日公演なのですけれど。オペレッタなど軽めの演目を取り上げるのが個人的にはあまりピンときませんで。どうなのかと。去年のフレミングとか、もったいないなあとしか言いようもなくて。また、ティーレマンのスタイルと以下自重(あまり聴いてないし、ティーレマン)。
でも今年は録画するような気がします、カールマンの「チャールダーシュの女王」について特に思うところはないのだけれど(すみません、オペレッタにまで手が回らないもので…)、ソリストがアンナ・ネトレプコにファン・ディエゴ・フローレスなのですもの。フローレス、また会場で聴きたいなあ…(超望遠)
後半は再放送、ティーレマン&ドレスデン国立管弦楽団のブラームス・ツィクルスからピアノ協奏曲と交響曲のそれぞれ第二番で、ピアノ独奏はマウリツィオ・ポリーニです。このコンビでCDもリリースされてますね。
●2月23日(月)【2月22日(日)深夜】午前0時~4時
・ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2014
・ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2008
嗚呼!放送ないのかと何かを呪いかけていましたよ!これで千葉にも、ついに待望の2014年大晦日がやってきます!
という冗談はさておいて(え?本気だと思ってた←俺もおれも)、ようやく放送されるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の2014年ジルヴェスター・コンサートですよ皆さん。よかった放送のお決まりから削られてなくて。はあ(心底の安堵)。
ラモーにモーツァルトにコダーイ、ってプログラムの並びについては聴いてみないとどうこう言えないっす(笑)、と、思考停止する前にちょっとだけ書くならば(ならボケるな)。
ラモーについては昨年が没後250年のアニヴァーサリーで、1993年に客演した若きサイモンが取り上げていたのもファンならご存知でしょう。今のフィルハーモニーならどういうアプローチでも演奏できてしまいそうなので、聴く前にどうこうは言いにくいんですよ実に。
モーツァルトは何よりピアニストに1923年生まれのメナハム・プレスラーを迎えたのが注目ですね。ラトルはモーツァルト、それほど多く演奏していない印象がありますけれど(長かったバーミンガム市交響楽団時代にも「コジ・ファン・トゥッテ」しかない、それも啓蒙主義時代管弦楽団との録音)、2013年の夏に最後の三つの交響曲を取り上げたことなども併せ考えるなら、そろそろ何かやってくれるのかも。わくわく(あくまでファン感情です)。
コダーイはとくにアニヴァーサリーでもなければ、ラトルのレパートリー的にどうこうも言いにくい(ハンガリーの20世紀ものならバルトーク、ですね彼の場合)。ま、ここはひとつ黙って聴いてみましょうよ!(説明放棄)
最後投げちゃいましたがファンの願いはいつもただ一つ、何かしら刺激的な公演でありますように、なのです。ああ、新年がいい年になるといいなあ…(いろいろ現実逃避)
後半はけっこうさかのぼって2008年のヨーロッパ・コンサートの再放送。このコンサート、千葉はDVDを持っているのだけれど、これってもしかして録画したほうが画質音質とも上になっちゃうのでは…(笑)
モスクワ音楽院のホールがデッドな音響なのに(聴いてすぐわかるレヴェル)、それを苦にしないベルリン・フィルの技量たるや。ブルッフのソリストにレーピンも出ますよ。ぜひ。
と言いつつ、DVDを買ったのはレーピンでもベートーヴェンでもなく、ストラヴィンスキー目当てでした。はい千葉はそういう人です。
*************
なんというか、文量で千葉の嗜好がまるわかりというアレな気配が漂いますがそこはご容赦のほど。
また、これはもう明日になるのだけれどEテレの看板番組(またか)「けっこうN響アワー」ことクラシック音楽館、デュトワ指揮する「ペレアスとメリザンド」全曲ですよ。21時から23時50分までの拡大放送!ヤッターヤッター(「夜ノヤッターマン」、面白いですよ←最後まで言わないスタイル)。こっちもぜひ。
ということで本日はこれにて。ではまた。
※なお、冒頭の「もう書きますわ」というのはこっちじゃないブログ(休眠中)の方かも。です。
某、日々思うこと考えることがいちいち反時代的と申しますか、「こう考えるべきだよね」というメディアやSNSから漂う雰囲気に合わないと自分でもわかるものだから、極稀にしか文章を書けなくなっております。ああ、ついに本当の理由を書いてしまいました(笑)。でももう限界なので、近くその辺の話をします。
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今日はとりあえず、いつもの月課(…そんな言葉あるのかな)、公共放送様の尊敬できる番組の一つであるところのプレミアムシアター、2月の予定のご案内ですよ。※
※経営委員の正気が心配であろうと、会長が報道というものをまったく理解していない(結果、看板のニュースがことごとく報道として機能しない)状態であろうと、文化系はいい仕事をしてくれていると感じていますので(実は問題が目立たないけど、スポーツがそうとう怪しいと数年前から感じてる)、このようなおべんちゃらっぽいことをあえてさくっと書きましたよ。最近はこういう前置きを省くと「敵の味方か!」とか怒られるらしいんで(嫌味)。
「平清盛」以降の大河ドラマや(その後何年かのものは千葉の好みの問題なんですけど、今年のあれ、どうするんだろう…)、たとえばサンデル先生は微妙だけど(千葉は関与の度合いはどうあれ、CSISの名簿に名前が載るようなひとを信用できません)、ピケティ先生の企画はナイスだと思いますしね。映画のチョイスなんかもそう。こういう是々非々ができるだけでも文化系、がんばってるんですよきっと。お願いだから信用させてほしい、という千葉の抜きがたい願望が入っている可能性は否めませんけど。
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●2月9日(月)【2月8日(日)深夜】午前0時~4時25分
・英国ロイヤル・バレエ公演
『ウィンターズ・テイル』【5.1chサラウンド】
『不思議の国のアリス』【5.1chサラウンド】
最近、ながら見を許してくれないという理由で(最近は本の消化がたいへんなんです、図書館でつい借りすぎてしまうタイプなので)バレエを見るのが困難な千葉ですから、この回の放送については踏み込んだコメントができませぬ、すみません。
同じスタッフによる新作バレエ、2011年の「不思議の国のアリス」(再放送)と、シェイクスピアの「冬物語」による2014年の「ウィンターズ・テイル」、だそうですよ。ライヴヴューイングも行われたもの、かな?
なお、この回は冒頭に2月、3月のラインナップ紹介がありますので、そちらだけでもぜひ(ここのまとめが不要になる利敵行為←いやいやせめて塩を送るくらいに…)。
●2月16日(月)【2月15日(日)深夜】午前0時~4時
・ドレスデン国立管弦楽団のジルヴェスター・コンサート2014
・ティーレマン&ドレスデン国立管弦楽団 ブラームス・ツィクルス第3弾
この週はティーレマンが好きな方には喜ばしい回、になるのかしら。
前半はここ数年、この枠でも定番化しているドレスデン・シュターツカペレのジルヴェスター、ようやく2014年の大晦日公演なのですけれど。オペレッタなど軽めの演目を取り上げるのが個人的にはあまりピンときませんで。どうなのかと。去年のフレミングとか、もったいないなあとしか言いようもなくて。また、ティーレマンのスタイルと以下自重(あまり聴いてないし、ティーレマン)。
でも今年は録画するような気がします、カールマンの「チャールダーシュの女王」について特に思うところはないのだけれど(すみません、オペレッタにまで手が回らないもので…)、ソリストがアンナ・ネトレプコにファン・ディエゴ・フローレスなのですもの。フローレス、また会場で聴きたいなあ…(超望遠)
後半は再放送、ティーレマン&ドレスデン国立管弦楽団のブラームス・ツィクルスからピアノ協奏曲と交響曲のそれぞれ第二番で、ピアノ独奏はマウリツィオ・ポリーニです。このコンビでCDもリリースされてますね。
●2月23日(月)【2月22日(日)深夜】午前0時~4時
・ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2014
・ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2008
嗚呼!放送ないのかと何かを呪いかけていましたよ!これで千葉にも、ついに待望の2014年大晦日がやってきます!
という冗談はさておいて(え?本気だと思ってた←俺もおれも)、ようやく放送されるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の2014年ジルヴェスター・コンサートですよ皆さん。よかった放送のお決まりから削られてなくて。はあ(心底の安堵)。
ラモーにモーツァルトにコダーイ、ってプログラムの並びについては聴いてみないとどうこう言えないっす(笑)、と、思考停止する前にちょっとだけ書くならば(ならボケるな)。
ラモーについては昨年が没後250年のアニヴァーサリーで、1993年に客演した若きサイモンが取り上げていたのもファンならご存知でしょう。今のフィルハーモニーならどういうアプローチでも演奏できてしまいそうなので、聴く前にどうこうは言いにくいんですよ実に。
モーツァルトは何よりピアニストに1923年生まれのメナハム・プレスラーを迎えたのが注目ですね。ラトルはモーツァルト、それほど多く演奏していない印象がありますけれど(長かったバーミンガム市交響楽団時代にも「コジ・ファン・トゥッテ」しかない、それも啓蒙主義時代管弦楽団との録音)、2013年の夏に最後の三つの交響曲を取り上げたことなども併せ考えるなら、そろそろ何かやってくれるのかも。わくわく(あくまでファン感情です)。
コダーイはとくにアニヴァーサリーでもなければ、ラトルのレパートリー的にどうこうも言いにくい(ハンガリーの20世紀ものならバルトーク、ですね彼の場合)。ま、ここはひとつ黙って聴いてみましょうよ!(説明放棄)
最後投げちゃいましたがファンの願いはいつもただ一つ、何かしら刺激的な公演でありますように、なのです。ああ、新年がいい年になるといいなあ…(いろいろ現実逃避)
後半はけっこうさかのぼって2008年のヨーロッパ・コンサートの再放送。このコンサート、千葉はDVDを持っているのだけれど、これってもしかして録画したほうが画質音質とも上になっちゃうのでは…(笑)
モスクワ音楽院のホールがデッドな音響なのに(聴いてすぐわかるレヴェル)、それを苦にしないベルリン・フィルの技量たるや。ブルッフのソリストにレーピンも出ますよ。ぜひ。
と言いつつ、DVDを買ったのはレーピンでもベートーヴェンでもなく、ストラヴィンスキー目当てでした。はい千葉はそういう人です。
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なんというか、文量で千葉の嗜好がまるわかりというアレな気配が漂いますがそこはご容赦のほど。
また、これはもう明日になるのだけれどEテレの看板番組(またか)「けっこうN響アワー」ことクラシック音楽館、デュトワ指揮する「ペレアスとメリザンド」全曲ですよ。21時から23時50分までの拡大放送!ヤッターヤッター(「夜ノヤッターマン」、面白いですよ←最後まで言わないスタイル)。こっちもぜひ。
ということで本日はこれにて。ではまた。
※なお、冒頭の「もう書きますわ」というのはこっちじゃないブログ(休眠中)の方かも。です。
2015年1月18日日曜日
暗夜行路(小説とは関係なく)
こんにちは。新年最初の千葉でございます(日本語がおかしいぞ←正月ボケということで)。
なんというか、例によって放送日の更新になってしまった件につきましては誠に申し訳なく思う次第ではございますが、それ相応に心が折れる出来事もございまして。うん、書いてしまいましょうねその話。
あのう、世界で人気の大イヴェントだとは思いますけど、維納の新年演奏会を地上波、BSあわせて三回も放送する必要、あるんでしょうか?
え?この前の含めて二回じゃん、ですか?ちなみに次の放送はリンク先にありますとおり、2/1未明にEテレ、ですよ。加えて言うなら、この前の再放送はなんと貴重なプレミアムシアター枠を使ってのものですよ、ああもう…
その一方でベルリンのジルヴェスターは未だ予定が発表されとらん(ということはないこともありうるのか、放送自体。そういう不安もなくはない)。昨年のジルヴェスターは1/27に放送されていますので、別に千葉がそんなにせっかちであるということはないと思うんよ。ええ、語尾がおかしくなるくらいには心配ですよ、再放送以下の扱いってだけでもアレなのに…
*************
ああ湿っぽい話はやめやめ。さっさと今月のプレミアムシアターの放送予定を紹介します、もう今晩からですからね…
●1月19日(月)【1月18日(日)深夜】午前0時~4時
・映画音楽の巨匠 ジョン・ウィリアムズ 名曲コンサート【5.1chサラウンド】
・2 CELLOS 熱狂のザグレブ・ライヴ
前半は今年来日するロサンゼルス・フィルハーモニック(以下LAP)による、ジョン・ウィリアムズ名曲コンサート。指揮は作曲者自身、そしてグスターボ・ドゥダメル、イツァーク・パールマンほかも出るよ!
うん、数多くのサントラを手がけてきたジョン・ウィリアムズの作品は好きだし、その作風の変遷もきっといまならよくわかると思うので、そういう企画があるのはいいですよね。上質の演奏でそれを楽しめるのは悪くない。
ここで演奏される映画の題をあげていけば「シンドラーのリスト」、「屋根の上のバイオリン弾き」、「タンタンの冒険」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「スター・ウォーズ」、「アミスタッド」に「ジョーズ」と、「知ってる知ってる」「それもかよ!」などなど、タイトルだけでも感心しちゃうのが並んでます。近年のサントラは、かつて小林信彦が「唐獅子」シリーズでネタにしていた「向こうの軍歌」(笑)※ノリからはかなり離れた、静かな音楽も増えている印象なのでコンサートのメリハリもきっちりついているのでしょう。うん。
2014年9月30日、LAPの本拠地ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでの演奏です。
※探しても手元にあのシリーズが見当たらないので、あとで正確な引用をします。すみません…
後半は再放送、「2 CELLOS 熱狂のザグレブ・ライヴ」ということでイケメンチェリスト二人がオケをバックにポピュラーよりの作品をガンガン弾きまくるライヴです。
そしてもうひとつ、映像で物語を見せるタイプの「ピーターとおおかみ」、これも再放送ですね。上質の映像、演奏で名曲に親しんでね!うん、まあアリですよね。
…でもこれなあ、前にも書いたような気がするんだけど(気のせいかもしれない)。
こういうプログラム、この番組に期待されてる中身ですかね。新年最初のお楽しみ、ってことなら無用の配慮だなあ…
●1月26日(月)【1月25日(日)深夜】午前0時20分~4時
・ルツェルン音楽祭2005
・ルツェルン音楽祭2013 【5.1chサラウンド】
昨年亡くなったマエストロ、クラウディオ・アバド追悼として、2005年と2013年のルツェルン音楽祭管弦楽団の演奏会をふたつ、というのがこの週のプログラム。
2005年にはアルフレート・ブレンデルとの共演でベートーヴェン、そしてブルックナーの第七番。うむ、これは録画してないからありがたいかな。2005年8月11、12日、ルツェルン文化会議センター・コンサートホールでの演奏。
後半は2013年のコンサート。メインにベートーヴェンの交響曲第三番を置いたプログラムは、8月17日に演奏されて9月16日に初回の放送をされたのですって。力入ってますね、やるじゃん!
*************
と、から元気を出して言っても空しいのです。
本来ならこの更新も、先週にはしておくはずだったところ維納のあれの再放送のためスルー(プレミアムシアター扱いでもなかったし)、そして今週はクロスオーヴァー寄りの内容で、1月最終週は再放送。クラシック枠の看板がこの扱いでは、明るい見通しをする事こそ困難なのです。なにもベルリン・フィルのジルヴェスターの扱いが悪いからと拗ねているのではないのです(ちょっと嘘)。
千葉は、どうせアバドの演奏会を再放送してくれるのならもっと過去の演奏を所望したいし(ベルリン以前の公演があったりしたら歓喜します)、同じ再放送ならクラシック音楽館のおまけ部分で抜粋が放送されただけでまともには枠をもらえていない、ブリュッヘンとホグウッドの追悼番組もしてほしいと切望しているのです。過去にブリュッヘンのレクイエム、そしてホグウッドによる最後の三つの交響曲と素晴らしい来日公演の放送があったのだから、それをまとめてひと番組でもいいと言う意見は安易なのでしょうか…
編成、編集には価値判断が反映されているものと、こと報道にかぎらず見做しておりますので、ここ最近のクラシック枠のそれにはいささかの疑問を抱かずにはいられません。あの番組以降、ということになるのか、それとも現在の公共放送の経営方針なのか…
こういう物言いをして千葉がわがままなのだ、と見られるのはかまいません、どうせならここに記しておいて後で笑い話になってくれればいいなと考える次第であります。
けっきょく湿っぽくなりましたが、この先もいいものを視聴させていただけますよう、期待は捨てていませんので願わくは、とお祈りして本日はおしまい。では皆様、本年もよろしくお願いします(今ごろかよ!)。
なんというか、例によって放送日の更新になってしまった件につきましては誠に申し訳なく思う次第ではございますが、それ相応に心が折れる出来事もございまして。うん、書いてしまいましょうねその話。
あのう、世界で人気の大イヴェントだとは思いますけど、維納の新年演奏会を地上波、BSあわせて三回も放送する必要、あるんでしょうか?
え?この前の含めて二回じゃん、ですか?ちなみに次の放送はリンク先にありますとおり、2/1未明にEテレ、ですよ。加えて言うなら、この前の再放送はなんと貴重なプレミアムシアター枠を使ってのものですよ、ああもう…
その一方でベルリンのジルヴェスターは未だ予定が発表されとらん(ということはないこともありうるのか、放送自体。そういう不安もなくはない)。昨年のジルヴェスターは1/27に放送されていますので、別に千葉がそんなにせっかちであるということはないと思うんよ。ええ、語尾がおかしくなるくらいには心配ですよ、再放送以下の扱いってだけでもアレなのに…
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ああ湿っぽい話はやめやめ。さっさと今月のプレミアムシアターの放送予定を紹介します、もう今晩からですからね…
●1月19日(月)【1月18日(日)深夜】午前0時~4時
・映画音楽の巨匠 ジョン・ウィリアムズ 名曲コンサート【5.1chサラウンド】
・2 CELLOS 熱狂のザグレブ・ライヴ
前半は今年来日するロサンゼルス・フィルハーモニック(以下LAP)による、ジョン・ウィリアムズ名曲コンサート。指揮は作曲者自身、そしてグスターボ・ドゥダメル、イツァーク・パールマンほかも出るよ!
うん、数多くのサントラを手がけてきたジョン・ウィリアムズの作品は好きだし、その作風の変遷もきっといまならよくわかると思うので、そういう企画があるのはいいですよね。上質の演奏でそれを楽しめるのは悪くない。
ここで演奏される映画の題をあげていけば「シンドラーのリスト」、「屋根の上のバイオリン弾き」、「タンタンの冒険」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「スター・ウォーズ」、「アミスタッド」に「ジョーズ」と、「知ってる知ってる」「それもかよ!」などなど、タイトルだけでも感心しちゃうのが並んでます。近年のサントラは、かつて小林信彦が「唐獅子」シリーズでネタにしていた「向こうの軍歌」(笑)※ノリからはかなり離れた、静かな音楽も増えている印象なのでコンサートのメリハリもきっちりついているのでしょう。うん。
2014年9月30日、LAPの本拠地ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでの演奏です。
※探しても手元にあのシリーズが見当たらないので、あとで正確な引用をします。すみません…
後半は再放送、「2 CELLOS 熱狂のザグレブ・ライヴ」ということでイケメンチェリスト二人がオケをバックにポピュラーよりの作品をガンガン弾きまくるライヴです。
そしてもうひとつ、映像で物語を見せるタイプの「ピーターとおおかみ」、これも再放送ですね。上質の映像、演奏で名曲に親しんでね!うん、まあアリですよね。
…でもこれなあ、前にも書いたような気がするんだけど(気のせいかもしれない)。
こういうプログラム、この番組に期待されてる中身ですかね。新年最初のお楽しみ、ってことなら無用の配慮だなあ…
●1月26日(月)【1月25日(日)深夜】午前0時20分~4時
・ルツェルン音楽祭2005
・ルツェルン音楽祭2013 【5.1chサラウンド】
昨年亡くなったマエストロ、クラウディオ・アバド追悼として、2005年と2013年のルツェルン音楽祭管弦楽団の演奏会をふたつ、というのがこの週のプログラム。
2005年にはアルフレート・ブレンデルとの共演でベートーヴェン、そしてブルックナーの第七番。うむ、これは録画してないからありがたいかな。2005年8月11、12日、ルツェルン文化会議センター・コンサートホールでの演奏。
後半は2013年のコンサート。メインにベートーヴェンの交響曲第三番を置いたプログラムは、8月17日に演奏されて9月16日に初回の放送をされたのですって。力入ってますね、やるじゃん!
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と、から元気を出して言っても空しいのです。
本来ならこの更新も、先週にはしておくはずだったところ維納のあれの再放送のためスルー(プレミアムシアター扱いでもなかったし)、そして今週はクロスオーヴァー寄りの内容で、1月最終週は再放送。クラシック枠の看板がこの扱いでは、明るい見通しをする事こそ困難なのです。なにもベルリン・フィルのジルヴェスターの扱いが悪いからと拗ねているのではないのです(ちょっと嘘)。
千葉は、どうせアバドの演奏会を再放送してくれるのならもっと過去の演奏を所望したいし(ベルリン以前の公演があったりしたら歓喜します)、同じ再放送ならクラシック音楽館のおまけ部分で抜粋が放送されただけでまともには枠をもらえていない、ブリュッヘンとホグウッドの追悼番組もしてほしいと切望しているのです。過去にブリュッヘンのレクイエム、そしてホグウッドによる最後の三つの交響曲と素晴らしい来日公演の放送があったのだから、それをまとめてひと番組でもいいと言う意見は安易なのでしょうか…
編成、編集には価値判断が反映されているものと、こと報道にかぎらず見做しておりますので、ここ最近のクラシック枠のそれにはいささかの疑問を抱かずにはいられません。あの番組以降、ということになるのか、それとも現在の公共放送の経営方針なのか…
こういう物言いをして千葉がわがままなのだ、と見られるのはかまいません、どうせならここに記しておいて後で笑い話になってくれればいいなと考える次第であります。
けっきょく湿っぽくなりましたが、この先もいいものを視聴させていただけますよう、期待は捨てていませんので願わくは、とお祈りして本日はおしまい。では皆様、本年もよろしくお願いします(今ごろかよ!)。
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