こんにちは。千葉です。
なんというか、続くんですよねこういう時は。洋の東西で、こういう時に出てくるフレーズが違うことには意味がある、という話をずっと考えているけどまだまとまらないのでその話はもう少し先に。
*************
◆Sir Colin Davis 1927-2013
(ロンドン交響楽団の追悼サイト)
サー・コリン・デイヴィス、85歳にて亡くなられました。合掌。
千葉が偏愛するマーラーやショスタコーヴィチ、20世紀フランス音楽が中心的なレパートリィではないためにこれまで多く言及することはありませんでしたが、このマエストロに多くを負っている、という自覚が千葉には抜きがたくあります。
それはもう20年以上前のこと(年をとるわけだ←以後使用しません、飽きました)、1992年のシュターツカペレ・ドレスデン来日公演は仙台にも来たんですよ。プログラムはベートーヴェンの交響曲第六番とブラームスの交響曲第一番。
その当時の自分にはそれほど興味深いプログラムではない、今ならその重さも少しは想像できるけれど。そして指揮者は当時バーンスタインとラトル、あと何人かしか聴いていなかった千葉にはそれほど馴染みのない、「ベルリオーズのスペシャリスト」なる正体不明のキャッチコピー※で評価されていた、サー・コリン・デイヴィス。白髪でにこやかなジャケット写真とあいまって、正直な話演奏を聴くまではイメージ、なかったんですよ。当時はもう、アンドリュー・デイヴィスとの区別もついていないくらいで。
※ベルリオーズの作品を多く、知名度の低い作品まで網羅的に録音したことでそう呼ばれたのはわからなくもない、でもこの作曲家はそういうくくりを許すような人、でしたかねえ。状況を把握した今、あえてそういう呼称をつけさせていただくなら「ベルリオーズ・ルネサンスの立役者」、が適切ではないかと。「スペシャリスト」と称される演奏家を見出すほどにはこの作曲家は発見されていないように思うのです。っていうか、スペシャリストとは何を指すのかねと当時のコメントをつけた人を虐めてあげたいわ。
そう、見た感じ通りの穏健な英国紳士なのかなあ、なんて思っていました、演奏会のその日まで。その程度の認識でも、そう安くもない演奏会に行ったのは、間違いなく名手ペーター・ダムの存在故、でした。二曲共に乗り番ならありがたい、もし片方でも十分にホルンの見せ場はあるだろう。本当にその程度、仙台で外来オケを聴く機会は本当に少なかったから、その程度でも十分なモティヴェーションになったのです。
で。聴いて驚きましたねえ、このマエストロの演奏。実直?穏健?ナニソレって感じでしたあ、小細工なしのド直球、あえて単純に申しますなら熱血、でしたねえ。小細工がないがゆえの清々しさは相当のもので、オーケストラの音色とあいまって熱量は高いのにしつこくならない素敵な演奏でした。
当時の千葉は著名な音楽家の実演を聴くたびに認識が改まっちゃう状態でしたから(笑)、この時も当然目からウロコ、先入観という名の梁をまたひとつ外せましたのよ。その末に今、なので、それでよかったのかどうかは不明ですが、千葉に大きく影響した音楽家の一人であることは間違いありません。
*************
そして後年、ロンドン交響楽団との来日公演、サントリーホールで聴いたシベリウスの交響曲第五番、そしてそのアンコールに演奏されたエルガーの「ニムロッド」、これはすでに変わったあとの(すれちゃった、くらいに取ってくださいね)千葉をして、目から水が出る素晴らしい演奏でした。あれは2004年か、ふむ(何かを飲み込んだ)。
*************
正直な話、セッション録音ではこのマエストロの持つ熱はあまり伝わらないように思うし、ではライヴだったら大丈夫かというとそうも言えない。それにもう書いたとおり、千葉はこのマエストロの録音に傾倒したような時期はない。だから録音を聴いて思い出を偲ぼうとは考えていないのだけれど、千葉には大きく影響したマエストロの大往生の報に触れて、こんなことを思いましたわ。いま一度、合掌。
ではまた。
2013年4月16日火曜日
2013年4月15日月曜日
お疲れ様でした、アドルフ・ハーセス様
こんにちは。千葉です。
また少し間が空きましたよ。毎日書こうと思うと構えてしまっていけませぬ、もう少し緩くていいから継続的に書くようにしなくては…
*************
さて本日、訃報が続いております。そのうちのひとつは、金管楽器を経験した人ならばこの題のように申し上げるしかないのではないか、と。
◆シカゴ交響楽団の顔、アドルフ・”バド”・ハーセス、91歳で没する
(検索して上位だったシカゴビジネスのサイトにリンクしてます)
クーベリックとの最初のもの以降六回も「展覧会の絵」を録音している、なんてエピソードもその活躍時期が53年間に及ぶことを思えば不思議でもありませんか。シカゴ響の強靭な金管セクションをリードした巨人、大往生かと存じます。お疲れ様でした、としか千葉には申し上げる言葉がないのです。
そのキャリアのほとんどの時期にレコーディングに参加している彼の、どの時期を聴くのが良いかは少し考えてしまい、そしてYouTubeで「herseth」で検索した時に出てくる大量の動画の前で立ちすくみ、けっきょく自分の好きな盤を見て聴いて彼の往時を偲ぼうかと思います。本当にお疲れ様でした。
千葉にとってハーセス氏はショルティ時代のシカゴ響と切り離せないほど強く結びついていますので、その演奏会の映像と、彼らの代表的な録音であり、何より欧州にその名を轟かせたマーラー交響曲全集がまず思い出されます。あとは文中でも触れましたが何度も録音した「展覧会の絵」(ここではライナーのもの)、そしてテンシュテットとのマーラー(1990、ってことはこの時ハーセス、70近いんだ、この音で…)など等ナド。本当に頭が下がります。
また少し間が空きましたよ。毎日書こうと思うと構えてしまっていけませぬ、もう少し緩くていいから継続的に書くようにしなくては…
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さて本日、訃報が続いております。そのうちのひとつは、金管楽器を経験した人ならばこの題のように申し上げるしかないのではないか、と。
◆シカゴ交響楽団の顔、アドルフ・”バド”・ハーセス、91歳で没する
(検索して上位だったシカゴビジネスのサイトにリンクしてます)
クーベリックとの最初のもの以降六回も「展覧会の絵」を録音している、なんてエピソードもその活躍時期が53年間に及ぶことを思えば不思議でもありませんか。シカゴ響の強靭な金管セクションをリードした巨人、大往生かと存じます。お疲れ様でした、としか千葉には申し上げる言葉がないのです。
そのキャリアのほとんどの時期にレコーディングに参加している彼の、どの時期を聴くのが良いかは少し考えてしまい、そしてYouTubeで「herseth」で検索した時に出てくる大量の動画の前で立ちすくみ、けっきょく自分の好きな盤を見て聴いて彼の往時を偲ぼうかと思います。本当にお疲れ様でした。
千葉にとってハーセス氏はショルティ時代のシカゴ響と切り離せないほど強く結びついていますので、その演奏会の映像と、彼らの代表的な録音であり、何より欧州にその名を轟かせたマーラー交響曲全集がまず思い出されます。あとは文中でも触れましたが何度も録音した「展覧会の絵」(ここではライナーのもの)、そしてテンシュテットとのマーラー(1990、ってことはこの時ハーセス、70近いんだ、この音で…)など等ナド。本当に頭が下がります。
2013年4月12日金曜日
動画日記第二回 アンチェル&トロント響のリハーサル&コンサート
こんにちは。千葉です。
こっちのブログはいいなあ、ダークサイドを晒さなくて済みそうだわ(笑)。いや何も、ワタクシが音楽を聴くとき清い心でいるわけではないのだが、暗黒面は無用だからねえ…
暗黒面というより、時折見かける毒舌とか「正論」なる物言いの危うさ、自分なりに気がついている、つもりなので。この話は向こうでするかなあ、それともここの方がいいのかなあ…
*************
それはさておき、昨日始めた動画日記、本日は第二回です。
今朝Twitterを眺めていたらなんでも今日はカレル・アンチェルのお誕生日であるとか。であれば何か、この人の動画を!と思いまして見つけたものは……埋め込めない。残念。でもリンクはできます故、よろしければそちらでご覧くださいませ。
>Karel Ancerl conducts Smetana (vaimusic.com)
って、あれ俺このソフト持ってんじゃないの?と思いましてDVDを探したらありましたありました。カナダのCBC制作によるトロント響のリハーサル&コンサート番組、アンチェルの「モルダウ」と、シェルヘンの「フーガの技法」。
その程度には記憶していたけど、ざっと見ただけで流してしまっていましたわねえ…
リンク先で見られるのは、スタジオコンサートとでも言うのでしょうか、指揮者がぽつんと指揮台にいて、その周りを遠巻きにオーケストラが囲むかたちで「モルダウ」を演奏する場面のみ。ですが、このDVDではもちろんリハーサルが長くあって、その後に通しの演奏があるのです。小一時間の番組で、「モルダウ」は10分弱ですから、リハーサルのほうがずっと長いわけで。そしてもちろん、そのリハーサルが面白いわけですよ。それこそ指揮者とオケのコミュニケーションがよくわかる、指揮者のアプローチがわかる、という点で。
指揮者のお国もの、俺らもいっちょかましてやりますぜ的な表情のオケのメンバーは、リハーサルが始まってすぐ、このマエストロが超がつくきっちりさんであることを思い知らされます(笑)。楽譜に基づいて丁寧に、それこそ日本のオケの営業公演だったら「じゃあ通しで流れだけ確認しまーす」ってなりかねないこの曲を、きっちり仕上げていくさまは感動的ですらあります。流れに身を任せてしまうようなルーズなやり方はせず(ホルンの狩りのファンファーレのバランス取りは好例でしょう)、どこでもきっちりと拍子を振るマエストロ。うん、こういう人だからああいう音がするのよね、ふむふむ。
チェコ・フィルでの仕事はおそらく、彼らの流儀にこのきっちり感を持ち込むこと、そして伝統とのバランスを取ることだったのであろうマエストロ。新大陸ではその前提だったろう「伝統」抜きのオーケストラと、しかしそれでもこの丁寧で厳しいアプローチを続けられたのだなあ。しみじみ。
オケがマエストロのアプローチを理解していく過程は、そのままこのリハーサルを見る我々がこの作品の美しさを発見する過程にもなります。直される前の音だって汚かったりいい加減だったりするわけじゃない、でも「書かれた楽譜はこうだ」とマエストロの指示の下、認識を揃えて出される音楽はより美しく響き、そこには新鮮な驚きがある。いいですねえ、リハーサル番組。どこかの放送交響楽団もいい話を集めたドキュメンタリーよりもこういう現実を残してくれればいいのに。もちろん、ひとつのリハーサルと演奏会は、あくまでも彼らの関係の中のエピソードにすぎないのだけれど、それでも他人が介入しようのない、解釈無用の在り方をそこに見ることができる、はずなのだから。どうすかね、デュトワ、アシュケナージといろいろ言葉だけが残ってしまっている彼らとの関係を赤裸々に示してみては?(嫌味だな、これは)
*************
あれ、カナダのCBCでトロントで、ってことは…と思われる方もいらっしゃるんでしょうね、はいその通りです。アンチェルさんはこの地でグレン・グールドと共演していて、その映像もあるのです。ちなみに探せば簡単に見つかりますが、さすがにアレなのでリンクはしませんよ、各自お探しくださいませ(笑)。アンチェルさんの前任者のこういう番組があったら、きっと小澤征爾の生涯を辿れる貴重な資料になると思うんだけどなあ…惜しい。むむ。
さても、本日はこの辺りでおしまいです。ではまた、ごきげんよう。
今はこれが精いっぱい、ではありませんが録音も出てますよ、グールド&アンチェル。
こっちのブログはいいなあ、ダークサイドを晒さなくて済みそうだわ(笑)。いや何も、ワタクシが音楽を聴くとき清い心でいるわけではないのだが、暗黒面は無用だからねえ…
暗黒面というより、時折見かける毒舌とか「正論」なる物言いの危うさ、自分なりに気がついている、つもりなので。この話は向こうでするかなあ、それともここの方がいいのかなあ…
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それはさておき、昨日始めた動画日記、本日は第二回です。
今朝Twitterを眺めていたらなんでも今日はカレル・アンチェルのお誕生日であるとか。であれば何か、この人の動画を!と思いまして見つけたものは……埋め込めない。残念。でもリンクはできます故、よろしければそちらでご覧くださいませ。
>Karel Ancerl conducts Smetana (vaimusic.com)
って、あれ俺このソフト持ってんじゃないの?と思いましてDVDを探したらありましたありました。カナダのCBC制作によるトロント響のリハーサル&コンサート番組、アンチェルの「モルダウ」と、シェルヘンの「フーガの技法」。
その程度には記憶していたけど、ざっと見ただけで流してしまっていましたわねえ…
リンク先で見られるのは、スタジオコンサートとでも言うのでしょうか、指揮者がぽつんと指揮台にいて、その周りを遠巻きにオーケストラが囲むかたちで「モルダウ」を演奏する場面のみ。ですが、このDVDではもちろんリハーサルが長くあって、その後に通しの演奏があるのです。小一時間の番組で、「モルダウ」は10分弱ですから、リハーサルのほうがずっと長いわけで。そしてもちろん、そのリハーサルが面白いわけですよ。それこそ指揮者とオケのコミュニケーションがよくわかる、指揮者のアプローチがわかる、という点で。
指揮者のお国もの、俺らもいっちょかましてやりますぜ的な表情のオケのメンバーは、リハーサルが始まってすぐ、このマエストロが超がつくきっちりさんであることを思い知らされます(笑)。楽譜に基づいて丁寧に、それこそ日本のオケの営業公演だったら「じゃあ通しで流れだけ確認しまーす」ってなりかねないこの曲を、きっちり仕上げていくさまは感動的ですらあります。流れに身を任せてしまうようなルーズなやり方はせず(ホルンの狩りのファンファーレのバランス取りは好例でしょう)、どこでもきっちりと拍子を振るマエストロ。うん、こういう人だからああいう音がするのよね、ふむふむ。
チェコ・フィルでの仕事はおそらく、彼らの流儀にこのきっちり感を持ち込むこと、そして伝統とのバランスを取ることだったのであろうマエストロ。新大陸ではその前提だったろう「伝統」抜きのオーケストラと、しかしそれでもこの丁寧で厳しいアプローチを続けられたのだなあ。しみじみ。
オケがマエストロのアプローチを理解していく過程は、そのままこのリハーサルを見る我々がこの作品の美しさを発見する過程にもなります。直される前の音だって汚かったりいい加減だったりするわけじゃない、でも「書かれた楽譜はこうだ」とマエストロの指示の下、認識を揃えて出される音楽はより美しく響き、そこには新鮮な驚きがある。いいですねえ、リハーサル番組。どこかの放送交響楽団もいい話を集めたドキュメンタリーよりもこういう現実を残してくれればいいのに。もちろん、ひとつのリハーサルと演奏会は、あくまでも彼らの関係の中のエピソードにすぎないのだけれど、それでも他人が介入しようのない、解釈無用の在り方をそこに見ることができる、はずなのだから。どうすかね、デュトワ、アシュケナージといろいろ言葉だけが残ってしまっている彼らとの関係を赤裸々に示してみては?(嫌味だな、これは)
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あれ、カナダのCBCでトロントで、ってことは…と思われる方もいらっしゃるんでしょうね、はいその通りです。アンチェルさんはこの地でグレン・グールドと共演していて、その映像もあるのです。ちなみに探せば簡単に見つかりますが、さすがにアレなのでリンクはしませんよ、各自お探しくださいませ(笑)。アンチェルさんの前任者のこういう番組があったら、きっと小澤征爾の生涯を辿れる貴重な資料になると思うんだけどなあ…惜しい。むむ。
さても、本日はこの辺りでおしまいです。ではまた、ごきげんよう。
今はこれが精いっぱい、ではありませんが録音も出てますよ、グールド&アンチェル。
2013年4月11日木曜日
動画日記始めます~第一回ネルソンス&RCOの「ペトルーシュカ」
こんにちは。千葉です。
先日のあれ、特に反応がないのでスルーすることにしました(逃げるように決定)。個人的にはあまり、こだわるところがないもので…
*************
さて、あまり更新の間隔を開けるのも厭だなと思っておりましたが、それをどう解消したものか考えあぐねておりました。ですが最近、比較的まともに動画配信を利用できるようになったことでひとつ妙手が思いつきました。
ということで、今日からYouTube日記を始めます。その日見た動画のうち、権利的に問題のない(笑)ものだけをひとつ、さらっと紹介します。※第一回は、こちら。
アンドリス・ネルソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」です。全曲をアップしてくれる、avroklassiekさまには頭が上がりません。今後もきっと、多くの動画を紹介することでしょう。
※でもあれですよね、違法動画のアップロードならまだしもゴニョゴニョ。詐欺師に騙されるのが悪い、とか某児童ポルノ方面の論理に似た本末転倒を感じなくもない、というか。
アンドリス・ネルソンス、その活躍を考えればそのうち大きいポストに就いてよりビッグネームになるのだろうことは予想に難くありません。でもまだ実演では聴いてないんですよねえ(その予定も、はっきり言ってない)。であれば放送やら動画やら録音は大きな助けになります、これももちろんそのひとつになりましょう。この前放送されたブリテンの戦争レクイエムとか、ソフト化されないんですかねえ…
ざっと見ての感想いや印象ですが、ネルソンスとオケのコミュニケーションがよくわからないなあ、というもの。オンビートというよりもむしろ後振りすれすれの指揮なのに、音楽のテンポはたしかに指揮者のものに見える。むむむむ。こういう「ズレ」に感じられるところに指揮者のアプローチが見えたりするのでけっこう気になるんですよねえ…いつか実演で聴けますように、見られますように。
*************
昔販売されていたソフトなんかはさすがに紹介しにくいのですが、公式配信なら。そんなわけでこれからさくさくと更新しますね。ではまた。
先日のあれ、特に反応がないのでスルーすることにしました(逃げるように決定)。個人的にはあまり、こだわるところがないもので…
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さて、あまり更新の間隔を開けるのも厭だなと思っておりましたが、それをどう解消したものか考えあぐねておりました。ですが最近、比較的まともに動画配信を利用できるようになったことでひとつ妙手が思いつきました。
ということで、今日からYouTube日記を始めます。その日見た動画のうち、権利的に問題のない(笑)ものだけをひとつ、さらっと紹介します。※第一回は、こちら。
アンドリス・ネルソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」です。全曲をアップしてくれる、avroklassiekさまには頭が上がりません。今後もきっと、多くの動画を紹介することでしょう。
※でもあれですよね、違法動画のアップロードならまだしもゴニョゴニョ。詐欺師に騙されるのが悪い、とか某児童ポルノ方面の論理に似た本末転倒を感じなくもない、というか。
アンドリス・ネルソンス、その活躍を考えればそのうち大きいポストに就いてよりビッグネームになるのだろうことは予想に難くありません。でもまだ実演では聴いてないんですよねえ(その予定も、はっきり言ってない)。であれば放送やら動画やら録音は大きな助けになります、これももちろんそのひとつになりましょう。この前放送されたブリテンの戦争レクイエムとか、ソフト化されないんですかねえ…
ざっと見ての感想いや印象ですが、ネルソンスとオケのコミュニケーションがよくわからないなあ、というもの。オンビートというよりもむしろ後振りすれすれの指揮なのに、音楽のテンポはたしかに指揮者のものに見える。むむむむ。こういう「ズレ」に感じられるところに指揮者のアプローチが見えたりするのでけっこう気になるんですよねえ…いつか実演で聴けますように、見られますように。
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昔販売されていたソフトなんかはさすがに紹介しにくいのですが、公式配信なら。そんなわけでこれからさくさくと更新しますね。ではまた。
2013年4月9日火曜日
これからのプレミアムシアターに注目です!(ガルパン風に)
こんにちは。千葉です。
あの番組、見たんですけど、なんか特に先日の記事に付け足すことはないような…もしご希望あれば感想くらいは書きますけど、なければスルーで(最近の逃げるときの言い訳)。
*************
今日は自分のためにもメモしておきたい、この先のNHK-BSプレミアムの看板番組(え)、プレミアムシアター放送予定です。以下スケジュールだけ。
●4月15日(月)【14日(日)深夜】午前0時20分~午前4時20分
・リッカルド・シャイー指揮 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会
・パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団演奏会
シャイーのマーラー、実はDVDだと第二、第八がリリースされてますね、第四が今月末に発売予定。だから今回放送される第五番もきっと、その流れでリリースされる、んじゃないかな(弱気)。
この秋に来日するパーヴォは「春の祭典」をメインに据えた、フランスものと言ってもよさそうなプログラムです。
●4月22日(月)【21日(日)深夜】午前0時~午前4時
・マドリード・レアル劇場公演 フィリップ・グラス:歌劇「パーフェクト・アメリカン」
・フェニーチェ歌劇場公演 シェーンベルク:歌劇「今日から明日まで」
グラスの新作が示す「完璧なアメリカ人」はウォルト・ディズニー。前に何処かの配信で見ようと思ったら「日本はダメなんだよごめんね~」(意訳)と出たものだったので、この放送はちょっと嬉しい。
フェニーチェ歌劇場のシェーンベルクはエリアフ・インバル指揮です。
●5月13日(月)【12日(日)深夜】午前0時~午前4時20分
・ロイヤル・コンセルトヘボウ 創立125周年記念ガラ
・ドキュメンタリー「カルロス・クライバー ~ロスト・トゥー・ザ・ワールド~」
・ドキュメンタリー「目的地なきシュプール ~指揮者カルロス・クライバー~」
コンセルトヘボウのガラなら、三人の存命の指揮者で分け合えばいいのに、なんて嫌味は言いませんよ(言ったから、いま)。
カルロス・クライバーのドキュメンタリはYouTubeでも見られますけど、字幕がほしかったから(あたりまえだ)再放送は助かります。
●5月20日(月)【19日(日)深夜】午前0時~午前4時
・ドキュメンタリー「カラヤン ~ザ・セカンド・ライフ~(仮題)」
・パリ・オペラコミック公演 笈田ヨシ演出の歌劇「真珠採り」
カラヤンのドキュメンタリ。ううん、切り口が気になりますよね、大きい人だけに。
ビゼーの歌劇、なかなか見られない演目なので助かります。また、オペラコミークでの上演というのもポイント、ですね。
●5月27日(月)【26日(日)深夜】午前0時20分~午前4時30分
・バーデン・バーデン復活祭音楽祭公演 歌劇「魔笛」
・ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2011
後者は録画環境になったからようやく録れます(笑)。前者の「魔笛」、こちらはTwitterでベルリン・フィルがブログの更新などお知らせしてくれるたびに「すみません!デジタル・コンサートホールに加入できない貧民ですみません!」と思っていた演目なので(号泣)助かります。本当に…
*************
そもそもさあ、何のために収録チームに入ってるのかって話よ。なぜか収録から一定時間をおいて、でないと放送されないライヴはなにか意味があるのかね。え?
とか、居丈高に難癖をつけたくなることもありますが、私は元気です!(それ違う)このひと月分の放送で何ヶ月か暮らせてしまいそうだわ、ほくほく(口で言うんか)。あ、そうそう。新装されたあの番組、まだ見ていないのでコメントなしです。ただ、思うんですけど、日曜の夜は競合が多いんじゃないかなあ、そこで放送交響楽団アワー(仮名)はやっていけるのかどうか…いや見もしないで言及はいけませんな、わっはっは。
ということで、自分メモ兼告知のようなもの、以上であります。さらばっ。
*************
追記。ありそうだな、と思って探したらありましたよシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他によるマーラーのトレイラー。ここには第八番を貼っておきますね、なかなか良い感じ。
あの番組、見たんですけど、なんか特に先日の記事に付け足すことはないような…もしご希望あれば感想くらいは書きますけど、なければスルーで(最近の逃げるときの言い訳)。
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今日は自分のためにもメモしておきたい、この先のNHK-BSプレミアムの看板番組(え)、プレミアムシアター放送予定です。以下スケジュールだけ。
●4月15日(月)【14日(日)深夜】午前0時20分~午前4時20分
・リッカルド・シャイー指揮 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会
・パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団演奏会
シャイーのマーラー、実はDVDだと第二、第八がリリースされてますね、第四が今月末に発売予定。だから今回放送される第五番もきっと、その流れでリリースされる、んじゃないかな(弱気)。
この秋に来日するパーヴォは「春の祭典」をメインに据えた、フランスものと言ってもよさそうなプログラムです。
●4月22日(月)【21日(日)深夜】午前0時~午前4時
・マドリード・レアル劇場公演 フィリップ・グラス:歌劇「パーフェクト・アメリカン」
・フェニーチェ歌劇場公演 シェーンベルク:歌劇「今日から明日まで」
グラスの新作が示す「完璧なアメリカ人」はウォルト・ディズニー。前に何処かの配信で見ようと思ったら「日本はダメなんだよごめんね~」(意訳)と出たものだったので、この放送はちょっと嬉しい。
フェニーチェ歌劇場のシェーンベルクはエリアフ・インバル指揮です。
●5月13日(月)【12日(日)深夜】午前0時~午前4時20分
・ロイヤル・コンセルトヘボウ 創立125周年記念ガラ
・ドキュメンタリー「カルロス・クライバー ~ロスト・トゥー・ザ・ワールド~」
・ドキュメンタリー「目的地なきシュプール ~指揮者カルロス・クライバー~」
コンセルトヘボウのガラなら、三人の存命の指揮者で分け合えばいいのに、なんて嫌味は言いませんよ(言ったから、いま)。
カルロス・クライバーのドキュメンタリはYouTubeでも見られますけど、字幕がほしかったから(あたりまえだ)再放送は助かります。
●5月20日(月)【19日(日)深夜】午前0時~午前4時
・ドキュメンタリー「カラヤン ~ザ・セカンド・ライフ~(仮題)」
・パリ・オペラコミック公演 笈田ヨシ演出の歌劇「真珠採り」
カラヤンのドキュメンタリ。ううん、切り口が気になりますよね、大きい人だけに。
ビゼーの歌劇、なかなか見られない演目なので助かります。また、オペラコミークでの上演というのもポイント、ですね。
●5月27日(月)【26日(日)深夜】午前0時20分~午前4時30分
・バーデン・バーデン復活祭音楽祭公演 歌劇「魔笛」
・ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2011
後者は録画環境になったからようやく録れます(笑)。前者の「魔笛」、こちらはTwitterでベルリン・フィルがブログの更新などお知らせしてくれるたびに「すみません!デジタル・コンサートホールに加入できない貧民ですみません!」と思っていた演目なので(号泣)助かります。本当に…
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そもそもさあ、何のために収録チームに入ってるのかって話よ。なぜか収録から一定時間をおいて、でないと放送されないライヴはなにか意味があるのかね。え?
とか、居丈高に難癖をつけたくなることもありますが、私は元気です!(それ違う)このひと月分の放送で何ヶ月か暮らせてしまいそうだわ、ほくほく(口で言うんか)。あ、そうそう。新装されたあの番組、まだ見ていないのでコメントなしです。ただ、思うんですけど、日曜の夜は競合が多いんじゃないかなあ、そこで放送交響楽団アワー(仮名)はやっていけるのかどうか…いや見もしないで言及はいけませんな、わっはっは。
ということで、自分メモ兼告知のようなもの、以上であります。さらばっ。
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追記。ありそうだな、と思って探したらありましたよシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他によるマーラーのトレイラー。ここには第八番を貼っておきますね、なかなか良い感じ。
2013年3月31日日曜日
聴いてみました、佐村河内守:交響曲第一番
こんにちは。千葉です。
さあて、早くまとめようと思っているうちに今日このタイミングですよ。ということで、先ほどTwitterでも書きましたがNHKスペシャルは録画であとで見ます。でないと、この文章の意味がなくなりますわ、遅筆を反省。
*************
さて。佐村河内守の交響曲第一番”HIROSHIMA”を聴いてみた。先日は全曲の東京初演も行われ、なんでも全国での演奏会ツアーも行われるそうだし、何より以前この作品についての(いや他の話も多いんだけど)著作も読んでいるので、聴いてみたく思う気持ちはあったのだ、テレビどうこうは抜きにして。
っていうかすみません、前にNHKで放送されたそうな作曲者のドキュメンタリは見てないんだ。音を聴く前にその「作品」に関する「物語」から入るのはどうも、それなりに長く音楽を聴いてきた一愛好家としては抵抗がございまして(笑)。ちなみに、と別の例に触れようかと思ったけど自重します。
嗚呼もうほんっと厭ですわ、こんなに言い訳をしないと新作ひとつ聴けなくって?(笑)
まあ、あるんですよいろいろと。ドキュメンタリで有名になったピアニストにどう向き合うべきか、とか(現状はスルーで)、コンクールウィナーをどう聴くか(特定の誰かではなく、個性以前にキャリアだけが飛び交うから苦手)とか、社会の役に立つ活動の一環だったり、とかね。
そういうのはいいから、まず音を聴かせてくれないか?それが千葉の希望なんだけど、そういう「物語」つきのものはすぐにビジネスになりますからね、商いとしては上手くいくのでしょうけれど、千葉はなかなか手を出す気にならんわけでして。
でもこれは聴いた。聴いた以上は何か書いておくべきでしょう、いま書いたような言い訳は一時置いて。っていうか、いつもグダグダと言いたいことを言っているのに、メジャーなところで紹介されるからって怯んでいられます?せめてそこで畏れをなさない程度の矜恃も持ち合わせないでどうします?(笑)
*************
佐村河内守の交響曲第一番は、三楽章からなる一時間以上、この盤で81分半もの大作。それを一口でどうこう言うのは難しい。と、書いたその手ですぐさま逆のことを一言で書きましょう、これは我々、クラシック音楽を聴くものは、というか交響曲を聴くものは知っている類の音楽である、と。
まず前者から軽く説明しましょう。この作品について一口で言いにくいのは、この作品が本当に長いことがまずひとつ。どの楽章を取っても20分程度はある(この盤で最短の楽章は第一楽章、19'58)。演奏時間だけなら、なにもブライアンを持ち出すまでもなくブルックナーやマーラーだって相当なものです、20世紀初頭までに先行する多くの作品があります。そしてそれらの作品は一定の敬遠された時代を経て、しかしこれまでの演奏史の中で数多くの試みがあり、一定の理解を伴う受容がなされている。それに対してこの作品、完成から10年、全曲初演からわずか3年しか経っていないのです。であれば、聴きては自ずと手探りにならざるを得ない。※そしてもちろん、この作品の副題が示唆する重さ、作曲者自身の境遇も気軽な聴取を許してくれない、ような気がする。それ故のとっつきにくさ、踏み込みにくさがここにはある、間違いなく。
※コメントで示される、また彼の生涯の「物語」を通じて暗に明に示されるベートーヴェンの「闇から光へ」みたいな図式、わかりやすいしドキュメンタリはそういうプロットありきで描かれる場合が多いですが(繰り返しますが千葉未見)、ここではその「物語」はあまり考慮しません。もちろん、作曲家自身のコメントまでを無視しようとは思いませんけれど(あとで触れますし)、まずは音を聴くべき、ではないかと。
だがしかし、と言わざるを得ないのです。長大な作品をめぐるその手探りの中で、しかしいわゆるクラシック聴きであれば否応なく既視感を感じることでしょう、これは「あれ」ではないか?という引っかかりを、本当に何度も。
全体を見渡せば長大なシンフォニーだから、というだけではなくブルックナー(切実すぎる救済への希求)、マーラー(音楽による劇、ドラマとしての交響曲)を想起するし、部分を取れば数限りない先行者たちが脳裏を過ることでしょう、ベルリオーズ、リストに(畑違いにはなるけれどワーグナーも。特に「パルジファル」から派生した諸々の作品群)、シェーンベルクにベルク、そしてショスタコーヴィチなどなど。だから、聴き慣れていない、知られていないしまだ道筋も把握できていない曲なのだけれど、この音楽を我々は知っている、そんな矛盾した感覚に囚われるわけですよ。
*************
そういった、類似する先行作が思い当たることをもっていいの悪いのというつもりはないんです、別に。先行する作品の影響は20世紀の折衷的な作品の数々、いわゆるポストモダン的経験の参照、ネオロマン主義などなどを考慮すれば、類似の作品はいくらでも挙げられましょうし。
ただ、彼の場合はその手法がいわゆるアイディアや意匠、そういったある種の20世紀的開き直り(笑)で選ばれたものではなさそうなだけに(著作等からの憶測、でしかありませぬが)、正直なところ扱いに困ると申しましょうか…いわゆる現代の作品として、被らざるを得ない「屈折」を、特殊な事情で回避できてしまっていることが、どうにもその作品に言及するときの話者のスタンスを不安定にするんですよ。素朴に音についてだけでは話せない、というようなひっかかりが何を言っても残る、というか。
更にそこに、広島(いや、より普遍化されたHIROSHIMAか。そしてそれは作曲者の生い立ちと重ね合わせられるもの、でもある)が加わってしまうともう、言及すべき対象の過積載と申しましょうか…
作曲者により各楽章につけられたコメントとして、第一楽章「運命」、第二楽章「絶望」、そして第三楽章「希望」というのがあります。なるほど、と思わなくもないし、その性格付けはひとつのガイドともなるでしょう、楽章間で曲調はかなり異なりますし。主題をライトモティーフ的に使うことで楽章をつないではいるのだけれど、個々の楽章のキャラクタが明確に違うので、そのガイドだけで十分に一貫して聴こえるかどうかは、微妙。なにせ長い曲ですし、これまで書いたとおり、サウンド的にはパッチワーク感も否めないから。正直に言って耳慣れない音楽ゆえ、主題に基づく展開にそこまで気がいってないだけ、かもしれないのだけれど。だって、フィナーレでコラール主題を金管が鳴らしたあとにフーガに突入されたら誰だってブルックナーだと思いますって。そのあとにパウゼで区切られたコーダが始まったらマーラーを思い出すじゃん!…そういう本筋じゃない部分に気を取られること、ありますよね(絶望先生かよ)。
こんなふうに考えてしまうと結論は出ない、だからいまの結論はこうなってしまう。千葉は今、この時点でこの曲をどう受け取ればいいのかよくわからない。重厚長大な作品であり、メッセージ性も明確だ。だがしかし、これは「現代」の作品としてありなのか、いわゆるクラシックの範疇に入るものなのか。題材的に近いところにあるといってもいいのだろう、ジョン・アダムズのオペラ及び交響曲の「ドクター・アトミック」などとも併せて聴きこみ、かつ考えていかないと、何も言えない。無念。
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さて演奏の話。千葉は、大友直人氏の新しい作品に積極的に取り組む姿勢、それらを手際良く聴かせる指揮者としての手腕を高く評価するものです。かつてホルストの組曲「惑星」に付与する形でコリン・マシューズにより作曲された「冥王星」を加えて録音したことは、その先進性を示す好例でしょう。数多くの日本初演を務めているのは伊達ではない、と感じます。
その実力や手腕を評価するのと同時に、そのまとめ上手故の突き抜けの薄さを感じないでもない。上手なんです、とても。ただ時に、そこにあってほしい、ある種の行きすぎたところがないのは、物足りなさとして感じられるところがある、というか。リファレンスとしてなら理想的かもしれない、でもそこに演奏者の強い意志はあまり感じない、とでも言いましょうか。よく言えばかなり強いバランス感覚と客観性がある。その美点は認めた上での、好みの話です。
演奏する東京交響楽団は、今でこそ「スダーンのオーケストラ」として安定して高い評価を受けているけれど、かつては秋山、大友両氏の地味な実力者(不躾ですみません)イメージと完全に重なるオーケストラでした。オペラもできて(大所帯の東京フィルと分け合う形で新国立劇場のピットに入ってます)、もちろんシンフォニーコンサートも多彩なプログラムが魅力的、さらには子供向けコンサートなどのアウトリーチ活動も行っている。首都圏で活動するオーケストラの中でもこの上ない優等生なんですけど、今ひとつ突き抜けるものがない、というか。なんか私、酷いこと言ってますねさっきから(笑)。
だからバランスを取るのに持ち上げるわけじゃありませんが、今の東京交響楽団はただの優等生ではありません。スダーンのモーツァルトを初めて聴いたときに感じた、和声的響きに対する明確な意識とそれを実現するだけの技術は完全に身について自然なものとなり、さらにシェフとはキャラクタの異なる指揮者を招いたときの反応の良さもまた素晴らしい。キタエンコの巨大な「レニングラード」では輪郭強めの厳しい音に完全に変貌してみせましたし、スダーンの後にもジョナサン・ノットやクシシュトフ・ウルバンスキなど優秀なマエストロたちとともにいい演奏を続けてくれることでしょう。
そんな大友直人&東京交響楽団の録音ですから、千葉はちょっとだけの食い足りなさを感じながらも、素直に拍手したいと思います。新しい作品、知られていない作品をちゃんと音にすること、演奏者によってわかって(理解、共感を持たれて)演奏されることが新作にどれだけ大事かわかっている彼らの、きちょうめんな演奏がこの作品の演奏史冒頭にあることは幸いなことです。信用できる演奏で作品が知られること、大いに価値あることと思いますので。
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東京初演は録音と同じ大友氏の指揮で、オーケストラはラザレフとの長い九州ツアーを終えた日本フィルとのものでした。ネットで探った反応は千葉に近い割りきれなさそうに思えるものから(まだリニューアルオープンから日が浅い東京芸術劇場コンサートホールの音響への戸惑いもあったように思う)、手放しの大絶賛まであったのだけれど、正直なところどんな演奏だったのかあたりがつかない。むむむ。
そして次なるツアーでは、金聖響氏が演奏されるとか(大阪、横浜、熊本、広島)※。千葉は聴けそうな気がしないのだけれど(無念)、数多く演奏されることで演奏するサイドも聴く側もこなれてきて、そのうちに千葉もうまく受け取れる日が来る、かもしれない。そう期待したい…
※他の会場ではもうお一人が演奏することになるらしい、です。今後の発表はリンク先でご確認ください。
ということで。今日の番組には背を向けて(笑)なんとかまとめましたが結論は非常に煮え切らないものに。いやはや、同時代人がはっきりモノを言うのは難しいんだわ…(たぶん、その逃げ方間違ってる)
以上あまり参考にならない千葉はこう聴いたよ、というお話でした。ではまた。
交響曲に室内楽、そして吹奏楽も書かれてますね。気になります。
2013年3月24日日曜日
言い訳はしますん(おい
こんにちは。千葉です。
本当に長い間を開けてしまいました。諸般の事情が、と書くのも気が進みませんのでお詫びも言い訳もしますん(どっちなんだ)。Twitterでも旧館でも細かいことは書いていませんが、環境的に大きく変わっていたものだから書きようがなかった、というのが正直なところです。ようやく、諸般の事情は最低限クリアできそうです。
*************
ということで。気分を変えてちょっと軽いお話で再開してみましょうか。
最近、久しぶりに楽器を取り出して音を出してみたんですよ。まあ予想どおり、ド素人としか言いようがない、スッカスカの音でしたけれど(笑)。
そんなのでも毎日定期的に吹いていれば少しはマシになってくる。昔とったなんとやらで、まあ練習の仕方は知っているし。基礎練習、苦にならないんですよワタクシ。体力的な問題以外は(半泣)。
それでも、ちょっと落ちた筋肉をどうつけていくか、またどう使うのかは体を動かすだけでは効率よく戻せない。ちょっとしたヒントが、イメージが持てれば…とか思っていた時に見たのがこちらの動画になります(バイト風)。
はい、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「春の祭典」の、第二部中盤の生贄の踊りであります。ラトル、また演奏変わってきたかなあ…(変化は楽しむようにしておりますので、これはこれで歓迎です。昔の演奏ももちろん好いけれど)
この二分半で、ちらっと映る奏者の口元を見て、教則本によく載っている筋肉の図が思い出され、力の入れ方がイメージできたんですね、今日は。昔なら写真やら絵やらで想像(場合によっては妄想)するしかなかったところ、こうして他の角度から情報が集められるのだから、便利になったものだわ。パブリック・ドメインの楽譜なんかも駆使すれば、元手をかけなくてもけっこうできること、あるんじゃないかなあ…
もちろん、この感覚は素人のただの勘違いである可能性は否定しませんが(笑)、少しくらいは自分の耳を、身体を信じてあげたいところであります。あてのない基礎練習は楽しいなあ…(何かからの逃避モード)
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左ふたつは待望の新譜(国内盤と輸入盤)、そして忘れちゃいけないあの映画「RHYTHM IS IT!」、さらにバーミンガム市交響楽団との演奏などを集めたボックスです。人これをステマという(のだらふか。口コミとかオススメはいつから悪になったのか、とかグダグダ書きたい気がしなくもない)。
本当に長い間を開けてしまいました。諸般の事情が、と書くのも気が進みませんのでお詫びも言い訳もしますん(どっちなんだ)。Twitterでも旧館でも細かいことは書いていませんが、環境的に大きく変わっていたものだから書きようがなかった、というのが正直なところです。ようやく、諸般の事情は最低限クリアできそうです。
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ということで。気分を変えてちょっと軽いお話で再開してみましょうか。
最近、久しぶりに楽器を取り出して音を出してみたんですよ。まあ予想どおり、ド素人としか言いようがない、スッカスカの音でしたけれど(笑)。
そんなのでも毎日定期的に吹いていれば少しはマシになってくる。昔とったなんとやらで、まあ練習の仕方は知っているし。基礎練習、苦にならないんですよワタクシ。体力的な問題以外は(半泣)。
それでも、ちょっと落ちた筋肉をどうつけていくか、またどう使うのかは体を動かすだけでは効率よく戻せない。ちょっとしたヒントが、イメージが持てれば…とか思っていた時に見たのがこちらの動画になります(バイト風)。
はい、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「春の祭典」の、第二部中盤の生贄の踊りであります。ラトル、また演奏変わってきたかなあ…(変化は楽しむようにしておりますので、これはこれで歓迎です。昔の演奏ももちろん好いけれど)
この二分半で、ちらっと映る奏者の口元を見て、教則本によく載っている筋肉の図が思い出され、力の入れ方がイメージできたんですね、今日は。昔なら写真やら絵やらで想像(場合によっては妄想)するしかなかったところ、こうして他の角度から情報が集められるのだから、便利になったものだわ。パブリック・ドメインの楽譜なんかも駆使すれば、元手をかけなくてもけっこうできること、あるんじゃないかなあ…
もちろん、この感覚は素人のただの勘違いである可能性は否定しませんが(笑)、少しくらいは自分の耳を、身体を信じてあげたいところであります。あてのない基礎練習は楽しいなあ…(何かからの逃避モード)
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とか、最近はそんなところです(筑紫哲也か)。長文を溜める悪い癖を治すよう、相努めさせていただきたく。もちろん、まとまったものは公開していきますので、今後ともよろしーく(ジョジョは一部と二部が好きです←なんだその突然のカミングアウト)。
左ふたつは待望の新譜(国内盤と輸入盤)、そして忘れちゃいけないあの映画「RHYTHM IS IT!」、さらにバーミンガム市交響楽団との演奏などを集めたボックスです。人これをステマという(のだらふか。口コミとかオススメはいつから悪になったのか、とかグダグダ書きたい気がしなくもない)。
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