2016年5月15日日曜日

5月はなんとコンサートなし(そういうこと言わない

こんにちは。千葉です。

こんなバタバタの時に公共放送の看板番組を告知する自分の間の悪さには脱帽するぜ!イエイ!(ほんと疲れてきた)というわけで、今晩からのプレミアムシアターのご案内だよ!


●5月16日(月)【5月15日(日)深夜】午前0時~4時

・ドキュメンタリー作曲家サティー生誕150年『サティースフィクション』(2015年 ドイツ)
・スカラ座 イン マルペンサ空港 歌劇『愛の妙薬 』【5.1サラウンド】

5月最初の回はまずエリック・サティのドキュメンタリーから。ドイツのドキュメンタリー、だと調べようがないので詳細はわからず。不覚なり。

後半は、というか尺的にはメインになるのが「スカラ座 イン マルペンサ空港」と題したドニゼッティの「愛の妙薬」。こんなプロモーション映像がありますね。



スカラ座!ファビオ・ルイージ!グリゴーロ!とか言わず、気楽に楽しみましょうかね…2015年9月17日、ミラノのマルペンサ空港でのイヴェントです。

●5月23日(月)【5月22日(日)深夜】午前0時~4時

・ウィーン国立バレエ公演『海賊』【5.1サラウンド】
・サンクトペテルブルク白夜祭2008 ワレリー・ゲルギエフ指揮 バレエ『火の鳥』『春の祭典』『結婚』

翌週はバレエ。最近はバレエについては多くをコメントできない、というスタンスでしたが、この回の再放送部分が自分には要チェック(おい)。

前半はウィーン国立バレエ公演「海賊」。これですね。



このバレエはまともに見てもいないのに、かってに脳内でクライマックスの場面が思い浮かぶな、なんでだろう…と少し考えて萩尾望都先生の影響であることに気づいたりして。「メドゥーラ!」なんつってね(「海賊と姫君」参照)。2016年3月31日、4月2日、ウィーン国立歌劇場の舞台です。

そうそう、この動画もそうなんですけれど、ウィーン国立歌劇場の公式配信ってあまり話題にならないのはどうしてなんでしょうね(話をそらすな)。

で、千葉が録画しなければならない再放送はサンクトペテルブルク白夜祭2008、ワレリー・ゲルギエフ指揮のバレエ「火の鳥」「春の祭典」「結婚」です。もしかしてもう持ってたかな、という気もしなくはないのだけれど、バレエ・リュスのオリジナルは確実に手元に置きたいのであります。

●5月30日(月)【5月29日(日)深夜】午前0時~

・ミニ・ドキュメント 『スーパースター ネトレプコ来日』
・アンナ・ネトレプコ IN 東京【5.1サラウンド】
・ザルツブルク音楽祭2012 歌劇『ボエーム』【5.1サラウンド】

最終週はアンナ・ネトレプコ祭。3月の来日公演はドキュメンタリー付きでやる気充分の模様。個人的には新国立劇場「アンドレア・シェニエ」でいい指揮をしていたヤデル・ビニャミーニが気になりますね(そこだけなのか←実は細切れのアリアを集めたコンサート、そんなに好きじゃないんだ)。2016年3月18日、サントリーホールでの公演。

後半は再放送、ザルツブルク音楽祭2012での歌劇「ボエーム」です。
新国立劇場でもおなじみの演出家ミキエレットによるポップな「ラ・ボエーム」、ちょっと調べてたら海外の人達が「RENT」を引き合いに出していて笑っちゃいました、それ先祖帰りだから!(笑)
ダニエレ・ガッティ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ほか、2012年8月1日のザルツブルク祝祭大劇場での舞台です。あ、でもネトレプコ的には2008年の映画を期待しないようにね!(でも音楽的にはあの映画苦手、”冷たい手”のアリアで音を下げる奴は嫌いだよ!)


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一週くらいはオーケストラのコンサートがあってくれてもいいんですよ?っていうか、昨日から話題のあれとか、収録ないんだろうなあ…はあ。いいんだ、この数日聴いてるものはいいものだモン!(モンとか言うなおっさんキモイ)

ボケはさておいて、この記事はここまで。ではまた、ごきげんよう。

書きました:バッティストーニ&東京フィルが示す「器楽的」イタリア音楽の真髄

こんにちは。千葉です。


またまた寄稿させていただきましたァン!(ちょっと疲れてます)

●バッティストーニ&東京フィルが示す「器楽的」イタリア音楽の真髄

アンドレア・バッティストーニ、「イタリア三羽烏」と称される期待の若手指揮者のひとりですね(と、今さら紹介している自分がちょっと恥ずかしい感もある)。ちなみにあとの二人は今度6月に東響に来るダニエーレ・ルスティオーニ(取材したい)、そしてMETなどでの活躍が知られるミケーレ・マリオッティ(2011年のボローニャ歌劇場の来日公演で来た)、です。

日本コロムビアが特設サイトを用意するほどに力を入れているマエストロ、見せてもらおうか、その能力とやらを!と、仮面をつけて赤い乗り物に乗って取材に伺いました(一部嘘)。

で、入魂の記事を書かせていただいたとおりなので、できましたらそちらをお読みください

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書き足りない部分は正直ありますが、せっかく東京フィルハーモニー交響楽団YouTubeチャンネルに多くの動画がありましたので、まずは聴いてみていただきたい気持ちが強くございましてあのような構成になっています。ほら、近くばよって音に聞け、であります(それ違う)。

昨日14日は文京シビックホールのコンサートに伺ってまいりましたが、定期のリハで聴かせた楷書体の演奏ではなく、すでに取り上げた作品をよりこなれた形で演奏する行書体だったように思います。すこし崩したところで演奏は楽譜からの読み取りによる真摯なものであることは変わらず。若いマエストロなので、聴くたびに演奏スタイルに違いがあることもございましょうし、もしかするとリハーサルとコンサートでやり方を変えるのかも、などと思ったりして。

なお、この日のプッチーニを聴いて、しみじみと「トゥーランドット聴きたかったなあ…」と思いました。藤原様でも二期会様でも新国立劇場様でもいいので(だいぶ無礼な物言い)、彼の「ラ・ボエーム」やってくれませんかお願いします。冒頭だけじゃ足りないっす(厳密には「ラ・ボエーム」冒頭ではないんだけど)。

まだ30歳にもなっていない彼の演奏、もっといろいろと聴いてみたくなりました。そんなわけで月曜の定期にも伺います。コンサート前には書いておきたくないこともありますので公演の後にはもうひとつ記事を書きます。

そうですね、軽いネタバレになるかもしれないことを言いますなら。
・彼の演奏は張りきった強音も魅力的だけど、弱音部の作りこみをこそ聴いてほしい(リハーサルで多く時間をかけたのはむしろそちら)
・すっごくマーラーが聴きたくなる、一番なんかじゃなく20世紀に入ってからの曲(これは未だ言えない)
あたりでしょうか。あとは記事参照ください。彼の演奏を知っている人にはきっとわかっちゃうことも多いでしょうから。

もしかすると「こんなにリハーサルを聴いてもコンサート楽しめるの?」と思われるかもしれないのですが、リハーサルはリハーサル、コンサートはコンサート、です。厨房をいくら取材しても料理の味は食べてみるまでわからない、です。
そんなわけで今、明日のコンサートがとっても楽しみですし、当日はさらに集中して聴こうと思っております。皆さまもぜひ、映画「道」を見てからコンサートに行こうね!(ちょっと遅いか)

ということで予告どおり全面改稿しました。ご容赦のほど。ではまた。

追記。

初日の反応を見る限りだと曲が相当に知られていない模様で(千葉は「映画音楽が好き」な層とクラシック音楽を聴く層にはずれがあると日頃から感じている)、もしかするとレスピーギ大好き吹奏楽青少年たちにも情報が届いていない気配を感じてきました。学生券も出るのに!

ということで援護射撃、ロータのバレエ組曲「道」と、レスピーギの「教会のステンドグラス」(英語だと"Church Windows"という味も素っ気もないタイトルに)だけ貼っちゃいます。これよりずーっと面白いよ!あと、アンコールがあるよ!(もう初日やったから許してください)






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なお、こういうのもございます。リハーサルで聴いた「教会のステンドグラス」はもっと強烈でしたので(配信動画と生演奏を比べないように)、ぜひ会場で。



2016年5月13日金曜日

書きました:ラザレフ&日本フィルがロシア音楽”以外”でも魅せる

こんにちは。千葉です。

最近、自分としては珍しく忙しいので前説なしです。世界的運動会については言及しないし見ないし、なので特に言うこともありませんし。

ではSPICEに寄稿させていただいた記事の紹介です。

●ラザレフ&日本フィルがロシア音楽”以外”でも魅せる

千葉がアレクサンドル・ラザレフを尊敬していることは前から書いてきました(最近は聴きに伺えなくて途絶えがちでしたが…)。言葉に還元されない濃厚な音楽については全幅の信頼をおいておりますゆえ、プログラムを見ればこういう形ででも紹介させていただきたくなる、というわけでございまして。いま現在来日中のサー・サイモンさんについても同様ですけど、その話はすると負け惜しみっぽくなるので勘弁してください(泣)。

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で、ラザレフと日本フィルに戻ります。
記事でも触れました、杉並公会堂での公開リハーサルに伺ってきたんですよ昨日。公開リハーサルは第四、第五楽章を仕上げて、第三楽章を一度通して少し直したところで時間切れ、という感じでございました。スコア持参で伺ったかいのある、充実したリハーサルでしたねえ…

……で、ですね。ラザレフと日本フィルに、どんな「幻想」を予想されてますか皆さん。へへへへへへ。

これはねえ、想像なんかしてもどうにもならないです。ヒントを一つだけ出すならば「お手元のスコアを確認してください」だけです。なんならIMSLPにもありますので、気になる方はぜひご確認を。
これは千葉が以前から感じていたマエストロのアプローチの特徴どおりではあるのだけれど、随所で驚かされたりつい笑わされてしまったりで、全曲をコンサートで聴いたら作品についての認識も改まりそうです。

もうひとつヒントというかなんというか。「日本フィルの幻想」って先入観は捨ててください。ミュンシュも小林研一郎も(敬称略)、一度忘れて作品そのものを受け取る貴重な機会になります。断言。

今晩の大宮ソニックシティから三日間ありますので、都合のつく会場でぜひお聴きください、と、記事を書いて公開リハーサルを経てより強く申し上げます。

ということで今回はご案内のみ。ではまた。

※追記。もう大宮の公演が終わったのでネタを割ります。
今回、幻想交響曲をラザレフはものすごく「楽譜通り」に演奏しています。それが結果として多くの音楽的アイディアを浮かび上がらせるという、実に見事な成果につながっているところがたまりません。

公開リハーサルで、最初に第四楽章を通した時にはその意図に気が付かなかったのですが、いつものように手際の良い直しを始めた途端、「そういうことか」と思い当たりました。

楽譜をお持ちの方は確認してほしいのですが、第四楽章の冒頭から見ていって、クレッシェンドはどこに、なんのパートにあるでしょう?はい、正解は練習番号50の二小節前、ティンパニのパートと、同じく練習番号50のアウフタクトの裏拍、シンコペーションを演奏しているパート群ですね。
それが何を意味するかといえば、「そこまでは楽器は増えるけれどクレッシェンドはしていない」、音量は上がっていてもいいけれど、それぞれの楽器は最初に指示されたピアニッシモのままで演奏されるべき、という読みの可能性なんです。ラザレフは今回そう読み取り、オーケストラに徹底させました。その結果、音楽はなかなか方向性を示さずに聴き手を焦らし、練習番号50前後で一気に強音を叩きつけられて驚かされるわけです。

これはあくまでも一例で(同様の処理は第五楽章冒頭でも行われていました)、随所で「楽譜はこうなっているだろう?」という徹底をしてみせたこの演奏は、きっとオーケストラには挑戦だっただろうな、と想像しています。なにせ、これまでの演奏経験を一度なかったことにして楽譜に向き合う必要があったはずなのですから。個人的には、今回のアプローチは名画の洗浄にも似たものであるように感じています。…もっとも、まだ千葉はコンサートでの演奏を聴いていないんですけどね(笑)、日曜に聴かせていただいたらまた何か書きますね(今度は別記事で)。

2016年4月25日月曜日

書きました:【訃報】吹奏楽の巨匠、真島俊夫さん

こんにちは。千葉です。

現在大絶賛腑抜け中です。あれだけの演奏会を取材して、公演を聴いて、という二週間は最高に濃厚でした。過去にもフェスティヴァル的なもので多くのコンサートを一度にまとめて聴いたことはありましたけれど、今回は「一人の指揮者、ひとつのオーケストラ」の演奏を集中的に追わせてもらえて、これまでになく疲れ、充実しました。

そのまとめは記事を出してから、こっちでも「後記」的に書きますので、もう少々お待ちください。

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では他の記事の紹介を。

●【訃報】吹奏楽の巨匠、真島俊夫さん

真島敏夫という名前に出会ったのは、コンクールの課題曲でした。当時からドビュッシーが大好きで、「演奏してみたいけれどそれは身の程知らずであろうよ」と感じていた青少年にはもう、文字通りに「福音」でした、課題曲Bの「波の見える風景」。
ちなみに千葉は、今でも改訂版より課題曲ヴァージョンのほうが好きです。

その後の千葉は、どちらかと言えばオーケストラ志向の吹奏楽の人になって、さらに貧乏吹奏楽部の人だったから出来合いの譜面を買うお金もあまりなくて、自力で編曲(というよりも置き換え、アダプトですねあれは)をするしかなくて、Popsもそれほど演奏しなかったから(「テューバいる?エレキベースでいいんじゃね?」と考える、やる気のないテューバ吹きでした)その後はそれほどご縁がなくて。

それでもやはり機会は巡ってくるもので、何か他の曲を聴くために赴いた東京佼成ウインドオーケストラの演奏会で聴いたんですよね、「3つのジャポニスム」。おお、随分と発展しているなと感じたものですよ。ただその時点で千葉はもう演奏する機会がなかったから、それ以上にの拡がりはなく。

それでも。その活躍は聞こえてきたし、彼の訃報には少なからぬ衝撃を受けています。

今も吹奏楽を演奏されている皆さまに、もはや演奏をする人ではない千葉からお願いします。ぜひ、真島俊夫さんの作編曲をこれからもどんどんガンガン演奏してくださいませ。個人的な接触や、共演の機会の思い出より、遺された仕事を愛することのほうがより弔いとしてふさわしいかと思いますので。

以上ご紹介よりもお願いという方が内容的に近い、寄稿した記事のご案内でした。ではまた。


2016年4月23日土曜日

書きました:ジョナサン・ノット&東京交響楽団、今度は声楽作品で魅せる~リハーサルレポート

こんにちは。千葉です。

もう本日の公演の話なので手短に。寄稿した記事の紹介です。

●ジョナサン・ノット&東京交響楽団、今度は声楽作品で魅せる~リハーサルレポート

東京交響楽団創立70周年シーズンの開幕を、新国立劇場に登場する時期とも重なったおかげで連続的に取材させていただきまして、その経験を受けていま、千葉からみんなに言いたいことがありまーす!
(なーにー?←幻聴)

不幸な偶然ではあるのだけれど、いまこのプログラムを聴くことには意味があります。だからお願い、ミューザでもサントリーでもいいので聴きに行ってくださーい!
(たぶんミューザのほうがチケットは買いやすい、今日だけど)

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東京交響楽団について、以前は「プログラムに乗った曲に興味があって、会場に足を運んで裏切られることはほぼない」、そんなオーケストラが近くにあることのありがたさを強く感じていました。このオーケストラの場合、前任のスダーン時代のレパートリー的にモーツァルトなどの古典でいい演奏をしているイメージがあると思うんですが、あの頃だってラヴェルとかなかなかいい演奏してたんですよ?先日共演したキタエンコとのショスタコーヴィチ(第七番)、新国立劇場での「ムツェンスク郡のマクベス夫人」あたりを思い出せばこの認識にも同意いただけるのではないかなと。

ですが最近は、聴いた公演で自分が期待していく以上のものを受け取って帰ってこれる、そんな団体に成長されているように感じます。特に例をあげれば、新国立劇場での「イェヌーファ」、そして今月の定期はいずれもマイ・ベストの列に入れておきたいものでした。今日明日の演奏会もその列に入ってくることでしょう、リハーサル二日目を取材して確信があります。

なので、ですよ。今日なら全席種の当日券が出るとのことですから、ぜひミューザへ。サントリーホールも素晴らしいホールだけれど、彼らが本拠地で作り上げたサウンドをぜひその場で、いわば「産直」状態の音を聴いてみてほしいんです。先日のオペラシティシリーズも含めた感想的なものは後で書きますが、ミューザ川崎シンフォニーホールで聴くジョナサン・ノット&東京交響楽団は最高なんです。

べた褒めで何のひねりもありませんけれど、いまこれだけ状態のいいアンサンブルが、これだけ考えられたプログラムで最高の演奏を聴かせてくれそうなのだから変化球を投げる必要はないでしょう。お時間の都合がつく方、ぜひ。

※追記
大事なことをひとつ忘れていました。今回の公演、字幕はないのでできたら早めにご来場されて、プログラムに記載されている対訳に目を通されるのがよろしいかと。ミューザはまだ客席明るいですけど、サントリーホールは開演中の客席で歌詞を読むのはオススメできませんから。

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ただ、ですね。本日、東京と神奈川ではオーケストラ公演が東響、N響、日本フィル、新日本フィル、読響、神奈フィル、紀尾井シンフォニエッタと同日開催です。そしてオペラが新国立劇場「アンドレア・シェニエ」(オケは東京フィル、寄稿した記事紹介は後日)とアルテリッカしんゆりの「愛の妙薬」(藤原歌劇団公演)があるという、何かの特異日です。なんなんでしょうね、こういうの。>リンク先参照

そんな具合なので、もし「ミューザ川崎シンフォニーホールは無理…」と思われた方は仕方ない、お近くの演奏会にぜひお運びくださいませな。

そうそう、今このときに聴く「ドイツ・レクイエム」は特別なものになると千葉は予感しておりますが、名古屋の合唱団グリーン・エコー様も本日この曲を演奏されます。指揮は広上淳一、オケは名古屋フィル。会場は千葉も一度だけうかがった愛知県芸術劇場コンサートホール。近隣の方はそちらもぜひ。

ということであまり短くもない記事はこれにて。ではミューザ川崎シンフォニーホールで僕と握手!

2016年4月21日木曜日

今日から!

こんにちは。千葉です。

予告です。ジョナサン・ノットと東京交響楽団、次の定期演奏会がこの週末開催です。ということで、先日寄稿した記事に続いて、本日から公演まで取材して次の記事を出します。

コンサートの内容はこちら。

◆東京交響楽団 第55回川崎定期演奏会/第639回定期演奏会


・川崎定期 2016年4月23日(土) 14:00開演 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
・東京定期 2016年4月24日(日) 14:00開演 会場:サントリーホール 大ホール

出演:

指揮:ジョナサン・ノット

ソプラノ:チェン・レイス
バス・バリトン&語り:クレシミル・ストラジャナッツ
混声合唱:東響コーラス
管弦楽:東京交響楽団

曲目:

シェーンベルク:ワルシャワの生き残り Op.46 ~語り手、男声合唱と管弦楽のための
ベルク:「ルル」組曲
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45

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先日の東京オペラシティシリーズの感想もまだじゃねえかおい!とお怒りの皆さま、申し訳ないのですがもう少々お待ちください。千葉の都合ではあるけれど、記事との兼ね合いもあるもので。

概略だけ先に言うなら「モダンな作品メインのオケ公演で場内が熱狂するのを見たのはブーレーズフェスティバル(1995)以来、サンフランシスコ・ポリフォニー最高の出来、神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団のパーセル最高」です。千葉はリゲティの音楽はピエール・ロラン=エマールのピアノ、ブーレーズやサロネンのいくつかの録音で知っていた程度だったけれど、その奥行きのあるポリフォニーと面を形作るようなパーセルのコントラストが見事で、前半でお腹いっぱいになった方も多かったのでは。

今回はさすがに前半だけでは辛すぎる、厳しいプログラムです。いや、厳しくも今こそ聴くべきプログラム、かな。どこがどう厳しいか、どう聴くべきなのかも記事に書きますが(駄目だこの人←この辺のバランス、まだ手探りなので許してください←甘えてるな、遺憾イカン)。今日のリハを取材して、事前記事を出す予定なので、よろしければそちらでお願いします。

予告が長すぎるのも興ざめです故、ひとまずはこれにて。そろそろ会場入りしなきゃですし(おいてめえ)。ではまた。

2016年4月16日土曜日

書きました:ノット&東響、第3シーズン&創立70周年をいよいよスタート

こんにちは。千葉です。

昨日の推測はむしろ外れてくれてほしかったのですが…
地学のタイムスケールは人間のそれとは相当に違う、巨大としか言い様がないものです。その発現がいつかは残念なことに事後的にしかわかりません。千葉もそれなりに注意して生きていこうと思いますが、中央構造線に近い地域の方はより一層お気をつけてお過ごしくださいませ。

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さて話変わって。また寄稿した記事の話です。

●ノット&東響、第3シーズン&創立70周年をいよいよスタート

昨日一昨日と、ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた、今日のコンサートのためのリハーサルをつぶさに見学してまいりました、そのレポートです。

コンサートの内容はリンク先のとおり。その趣向については記事に織り込んで書きましたし、実際の音を除けば書ける分は書き込みました。おかげさまで今ヨレヨレです(笑)。

今回から始まるノット&東響の第3シーズン、聴かないのはあまりにも惜しい。あえて言いますが、「ツァラトゥストラはかく語りき」だけでも、聴く価値があると思える仕上がりですよ。前半のインスタレーション的なプログラムは言わずもがな。

そして次の定期がまた、(あとはまた記事を書く予定)。
では皆さま、オペラシティで僕と握手!※握手会は開催しません

ではまた、ごきげんよう。