2017年6月1日木曜日

書きました:ファビオ・ルイージ オペラ・アリア公開マスタークラス(昭和音楽大学)

こんにちは。千葉です。
寄稿した記事のご紹介、遅くなってしまいましたがぜひ!

●「ギリギリまで自分の演奏を追い込んで。その先にあなたの表現が見えてくるでしょう。」―――ファビオ・ルイージ オペラアリア・マスタークラス

昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワで開催された、ファビオ・ルイージによるオペラアリアの公開マスタークラス、レポートを寄稿しました。
お一人だけ具体的にどうレクチャーが進められたかを書いていますが、それはどの受講者にも基本的にやり方が同じだったというのが一つめの理由。そこから杉山さんを選んだのはレクチャーの中での反応の良さ(記事参照ください)、そして写真を見ていただけるとおり、彼が自らピアノに座った場面などを紹介できるのもポイントが高かったです(笑)。

うーんこれだけだとわかんないよ、と思われる方にはマスタークラスの雰囲気だけでも伝わればと思います、こんな感じなんです。



こちらはジュリアード音楽院での似た趣向のマスタークラスですね。もっとも、新百合ヶ丘でのファビオ・ルイージは質問を投げかけて受講生自身に考えさせて、そこからアリアをよりドラマティックにしていったものですからこれはまだまだ序盤、ほんの入口という感じがします。「コジ・ファン・トゥッテ」の頭の方をレクチャーしているけれど、きっとこの先でどんどんとキャラクターたちの関係性をどう示すのか、そこにどのような工夫がこめられているのか、モーツァルトを歌うとはどういうことか、どんどんと深められていったのだろうな、と昭和音楽大学でのレクチャーを拝見した私は思う次第であります。興味のある方はMedici.tvで探してみるといいかもしれません。

こうした公開講座は、もちろん音楽家の皆さまへの刺激となるためのものでしょうけれど、私たち聴き手は「音楽家はどう作品にアプローチし、表現を生み出すのか」を知る機会ともなります。記事中にも書きましたが、またこうした機会があればぜひ拝見したいものです。そうそう、記事に書いたと言えばオーケストラの公開リハーサルなんかもいいですよね…

と、夢が広がりますが最近はちゃんと取材できない状態でなんとも申し訳ない感じです。また機会があればいくらでも行きたい気持ちはありますので、またの機会を、とのみ申し上げておきますね。

ではまた、ごきげんよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿