2019年8月6日火曜日

かってに予告篇 〜フェスタサマーミューザKAWASAKI2019 Day10 &書きました。

●東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

2019年8月6日(火) 19:00開演

指揮:藤岡幸夫(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 首席客演指揮者)
チェロ:ジョヴァンニ・ソッリマ
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

シベリウス:「レンミンカイネン組曲」から レンミンカイネンの帰郷
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
芥川也寸志:交響曲第一番

入魂の定期のために取っておいてもいいような意欲的なプログラムを、藤岡幸夫と東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団はミューザ川崎シンフォニーホールに持ってきてくれる。ここからはこの春に首席客演指揮者に就任した藤岡が、このオーケストラと何をしていくのか、高らかに宣伝しようかという意気込みが感じられる。そしてこのコンサートについて、彼自身が語っているのでその声をお聴きいただきたい。



日本のオーケストラへの客演が初めてのチェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマは、もしかすると自作の方が知られているかもしれない。鬼才、魔王などなど、ちょっとチェリストへの愛称とは思えない呼ばれ方をしている彼のドヴォルザークは果たして如何なものになるのか。それを聴くだけでも、このコンサートに来る価値があるのでは?


(この演奏だとそんな愛称が思い浮かばないのだけれど、さてソロなら全く違うのでしょうか?むしろアイコンタクトも使って濃いコミュニケーションをしている、とてもいい演奏が期待できるような。)

そして今回、この公演に関連してミューザ川崎シンフォニーホール様に寄稿しました。ぜひご来場の道すがらにでもご一読くださいませ。

「芥川也寸志没後30年―私たちは今、彼が遺した未来を生きている」

作品を時代の相に置き直して捉えたいという発想が、どんな作曲家についても誰の演奏に対しても自分にはあります。私が覚えている芥川也寸志は宮フィルの偉い人、テレビに出てる人、平成になって早々に亡くなられた人、芥川龍之介の子息。でも交響曲第一番を書いた芥川也寸志は何者でどんなことをしていたのか?年譜を眺めてすぐに思い出したエピソードなどを紹介しています。

これは余談。芥川也寸志について書きませんか?と話を振っていただいたとき、スラスラとアウトラインが思い浮かんで、一瞬「自分有能!」と思ったものだけれど(たまにはそういう評価もしてあげたい)、実は過去にこんな記事を書いていました>オーケストラ・ニッポニカのイヴェントレポート。うむ、有能だったのは過去の私、いやオーケストラ・ニッポニカの皆様でした。スリーシェルズ様の昭和の邦人作曲家再評価ともども、ちゃんと活動されている方々がいるのでこうして私の認識もアップデートされて何かしらの文章が書けるのです。ありがたいことでございます。

以上、予告編と告知でした。

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