こんにちは。千葉です。放送予定のご案内を。
●NHK BS プレミアムシアター ボリショイ・バレエ公演 『黄金時代』/『マルコ・スパーダ ~あるいは盗賊の娘~』
ボリショイ・バレエも近年「in シネマ」と題して劇場上映をしてますね。そうして多くの人が触れられる、放送や販売できるコンテンツが増える、と好循環になっている、のでしょうか。だといいなあ、と素朴に思います、劇場で見るのが一番だけれど他事ができない状態で集中できる映画館は次善の策としては上策でしょうし。配信や放送を呑みながら騒いで見るとか最低ですよほんと(嘘ですごめんなさい&自分を棚に上げてみた)。
つまらない冗談はさておいて。前半は昨年上演された「黄金時代」、10月13日、16日の収録です。…ショスタコーヴィチですよ、ショスタコーヴィチ!(そういうのやめなさいまた怒られるよ←酷い子供じみた物言い)
1930年に初演されたバレエなので、当時のショスタコーヴィチは批判など受けるわけもない若い才能としてやり放題(おい)です。さらに「黄金時代」は彼が大好きサッカーを絡めたお話なので、さぞやノリノリで作曲されたことでしょう。作中の音楽ではポルカが飛び抜けて有名ですが(もしかしてショスタコーヴィチ好きの間での認識かもしれない、どきどき)、いろいろな形で転用されるモティーフが見つかるはず。…これもショスタコーヴィチ好きの以下略。
しかしながら、この作品はプラウダ批判を受けて上演されなくなり、復元されたのは1982年のこと。その際に台本は書き換えられて漁師とギャングの抗争という筋書きになってしまったそうなのです。オリジナルの「サッカーと大戦間の陰謀」もので観てみたいなあ、どうですかマリインスキーの皆さん?(ここで書いても伝わらないよ)
後半は19世紀の作品を近年リメイクした「マルコ・スパーダ」。たしか再放送だったはず(あいまい)。音楽はオーベール、「ポルティチの唖娘」でベルギーに革命起こしちゃった人ですから(嘘ではありません、多くを省略してはいますけど)、19世紀のT.M.Revolutionですかしら(かすってもいない)。
…バレエだと多くを語る能力がない(その上学ぶだけの時間も作れない)ので与太話多めになってしまいましたが、私はとても楽しみにしている放送です。特に前半が(しつこい)。
今回放送される演目は、すでに「ボリショイ・バレエ in シネマ」で上映されたものです。今後は何をするのかな、と確認したら!まさかの!
「明るい小川」ですよ!!(ショスタコーヴィチの人にしか伝わらないタイプの興奮)映画館に行けたらいいのですけれど…
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さて”ショスタコーヴィチが大好きな人モード”から切り替えて。
ボリショイ・バレエは、初来日から60年となる今年の6月に来日公演を行います。それに先駆けた記者会見が17日に行われています。その情報は、せっかくなのでロシアのメディア(日本語版)でご覧くださいませ、スプートニクにリンクしておきますね。
来日公演の演目は「ジゼル」「白鳥の湖」と名作、そしてボリショイ・バレエの最近作「パリの炎」(ラトマンスキー版)が用意されております。詳しくは公式サイトでご覧くださいませ。
ともあれ、今週末のプレミアムシアターはバレエですよ、というご案内はここまで。ではまた、ごきげんよう。
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