2013年9月27日金曜日

10月はきまぐれ(そうなのか?

こんにちは。千葉です。

更新の最初でご無沙汰をお詫びするのがお決まりになるのは情けないところですけれど、向こうのブログに書きましたとおり、最近はいささか失語気味です故ご容赦のほど…そろそろ、いろいろな意味で吹っ切ろうと考えています、衣替えとかそういう時宜を利用してでも。


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さて毎度おなじみ公共放送の看板番組(より広く見られうるにせよ、断じてそれはクラシック音楽館ではない、何故ならラインナップの格が軽く一個二個違うので)、プレミアムシアターの10月予定のご紹介です。

●10月14日(月)【10月13日(日)深夜】午前0時~午前4時

・佐渡裕指揮 パリ管弦楽団演奏会(2013年6月5日)

イベール:ディヴェルティメント
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
  ピアノ独奏:ボリス・ベレゾフスキー
ヴェルディ:
  歌劇「ルイザ・ミラー」序曲
  歌劇「ナブッコ」から 行け、わが思いよ、金色の翼に乗って ほか

秋の佐渡裕ナイト(いま適当に命名)、前半は彼が定期的に客演しているパリ管弦楽団との今年の公演ですね。これは11月の来日に合わせたのかな?(指揮者違うけど。できればそっちがゲフンゲフン以下自重)
にしても、えっと、これは後半はわかるけど(わからないとさすがにまずい)、前半の選曲意図は何かなあ…ま、あれこれ考えず虚心に聴けばわかるのだと信じましょう(笑)。




・佐渡裕指揮 ベルリン・フィル定期デビューコンサート(2011年5月20、21日)

佐渡裕ナイト後半のこれは再放送、もうソフト化もされてますからご存じの方も多い演奏では。
無礼を承知で、記憶を呼び起こして大ざっぱな印象を書きますなら、よくも悪くもオケが開放されすぎちゃってるような…
(客演ゆえの不利というのは考慮しても、いささか手綱を放してしまいすぎ、とでも言いましょうか。特にショスタコーヴィチのあのフィナーレは、どうなんだろう)



●10月21日(月)【10月20日(日)深夜】午前0時~午前4時

・新国立劇場公演 『コシ・ファン・トゥッテ』

「国立」の名を冠している以上、新国立劇場の義務なんじゃないのかなあ、全上演の映像記録を残すこと(すべての公演ではなく、演目ごとの記録ね。演出の記録でもあるし)。可能であれば配信/発信もしていかないといけない立ち位置なんじゃないのかなあ…



こういうのを出すのもいいんですけど、ねえ。まあ、伝統文化のジャンルでも行われていないのだろう、このお国のアーカイヴ意識の薄さに対する文句はさておき、こういう放送そのものはありがたいので期待して待ちます、上演当時けっこう評判も悪くなかったように記憶してますし。パオロ・ファナーレのフェルランドが名を挙げてほめられていた、んだったかな…

「コジ・ファン・トゥッテ」はいわゆるダ・ポンテオペラの中でもわかりやすい話ですし※(不道徳とか、いま現在の水準では言えないんじゃないかなあ。最高に悪趣味(笑)なのは否定しないけど)、オペラに不慣れな方も楽しめると思いますよ、ツッコミを入れながらでもいいからぜひ、と申し上げておきます。

※「フィガロの結婚」は入れ替わりネタが多くて上手く見せるのが難しい、「ドン・ジョヴァンニ」は、個人的にも思い入れがあるのでそれなりの上演だと…と思ってしまうので、入門には登場人物の少ないこれを、知名度を無視してあえてオススメしたいところです

ミキエレット演出は「キャンピング・コジ」等と言われた現代を舞台にしたもの、さてどうなっておりますやら。好演でありますことを期待します。>参考:新国立劇場の上演当時のサイト


なお、新国立劇場の新シーズンは10月3日、新制作の「リゴレット」で開幕です


●10月28日(月)【10月27日(日)深夜】午前0時~午前4時

・ミラノ・スカラ座日本公演 歌劇『リゴレット』

ああもうありがたいことです、つい最近の来日公演が一ヶ月ちょっとで放送です。ミラノ・スカラ座来日公演の中からヴェルディの歌劇「リゴレット」、来日公演の初日、9月9日の公演ですね。「レオ・ヌッチ祭り」だったような評判を聞きましたが、さてどんなもんでしょう。この前のザルツブルク音楽祭※での演奏ともども、若きマエストロの現在を知る機会ともなりましょう。

※ほんとうは演劇との二本立てだから「音楽祭」はちょっと内容と合わないのだけれど、という認識がありつつ一般的な表記に従ってます。これ豆知識ね!

なお、来日公演の公式サイトで舞台写真を見る限りでは、読み替えなしの真っ正面からのイタリア・オペラである模様、これも入門にはいいんじゃないかなあ、これまた登場人物が不道徳だけど(主にマントヴァ公が)。重唱ってものが如何に劇的でありうるか、千葉に教えてくれたのはこの作品、超有名「La donna é mobile」で始まるあれのあと、嵐の中の四重唱がねえ(しみじみ)。



これはムーティ時代の盤、あれ変だな新譜だった頃の記憶があるのになぜか録音年代がもう20年くらい前になっちゃってるよ変だなあ(何かからの逃避)。

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ううん、10月はちょっと焦点がないというか、よく言えばバラエティ豊かな演目が並んでいる、というか。まずは見ればよかろうなのだ、と思っておくことにします。その前に録画だけしてある数多くの番組を消化したいところだけれど(言えない、まだ「パーフェクトアメリカン」を見ていないなんて)。

では本日は簡単なご紹介のみ、ごきげんよう。

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