2014年7月12日土曜日

今月はベルリン・フィル祭り!(昭和っぽい言い方)

こんにちは。千葉です。

そうそう、今晩からBSでも「黒執事」の新シリーズなんですね。最近になってまとめて「悪魔のリドル」の録画を消化してなかったら気が付かないところでしたよ、危ない危ない。
(そろそろこういう話も復活させるよ、という仕込み)

さて明日からの、今月のプレミアムシアターのご案内だよ!とその前に。

がんばれ国谷裕子と仲間たち、がんばれ「ゴジラ」「ガメラ」を通した映画編成班、がんばれ最近気になる公演を次々と収録しているらしいクラシック班!

といった具合に、千葉は籾井長谷川百田などの頭が心配なトップたちと、看板番組のはずのニュースを見なくていいものにしてくれた大越キャスター(野球の話以外全て酷いというのは珍しい)に対する悪意を微塵も隠すものではありませんが、公共放送の現場の皆さんには信頼を寄せ、期待もさせていただいております。願わくは、その考えを変えずにすみますように(七夕かな?←新暦でも旧暦でも合わない半端な時期によくもまあ…)

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さて以下簡単に紹介。

●7月14日(月)【7月13日(日)深夜】午前0時30分~4時25分

・7月、8月ラインナップ紹介

・本拠地ベルリン紹介
・ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2014 【5.1chサラウンド】
・フィルハーモニーの50年

・ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2013 イン・プラハ 【5.1chサラウンド】

ここ最近のお決まり7月、8月ラインナップ紹介が冒頭にあって(もう批判するのもめんどくさいからこれについては以上)、いくつかの紹介番組をはさみつつヨーロッパ各地の名所で行われる恒例のヨーロッパコンサート、今年5月の公演を。指揮はダニエル・バレンボイムです。ニコライ、エルガー、チャイコフスキーというプログラムの連関は、なんでしょうね?きっと見てみればわかるのだと思いたいところ(笑)。




間に挟まれるドキュメンタリは世界最高のオーケストラの本拠地であるベルリンの街の紹介、そして本拠地の建物であるフィルハーモニーの50年を振り返る番組です。

その後に放送される「ヨーロッパ・コンサート2013」は再放送、プラハのお城でのコンサートですね。指揮はサー・サイモン・ラトル、独唱は奥方のマグダレナ・コジェナー。録画されてなかった方はこの機会に是非、今の彼ららしいアンサンブルがお城の広間に響き渡るベートーヴェンは名演と言っていいのでは。ラトルは昔から第六番が好きでよく振っていましたし。


●7月21日(月)【7月20日(日)深夜】午前0時30分~4時35分

・バーデン・バーデン復活祭音楽祭2014 歌劇『マノン・レスコー』【5.1chサラウンド】
・モナコ公国モンテカルロ・バレエ団『ル・ソンジュ~夢~』

この週は今年のバーデン・バーデン復活祭音楽祭から、プッチーニの歌劇「マノン・レスコー」を、ラトル&ベルリン・フィルほかの演奏、すでに配信等でご覧の方もいらっしゃるかもしれませぬ。にしてもなんですか、ザルツブルク(先月の「アラベッラ」)とバーデン・バーデンの両方を取り上げていくのは放送局なりのリスクヘッジか何かかしら(邪推)。




なお、ですが。少し前には三部作がシャイー&スカラ座の演奏で放送されましたし、「蝶々夫人」も先日二期会の公演が放送されたばかり。この調子で行くとここ数年でプッチーニの主要なオペラが放送される格好になるのでは?もしかして没後90年ってことで狙ってるのかな?(笑)

後半のバレエはすでに何度も放送されたものかと、「真夏の夜の夢」をモティーフにした作品ですね。


●7月28日(月)【7月27日(日)深夜】午前0時30分~4時30分

・ウィーン・フィル シェーンブルン夏の夜のコンサート2014
※変更されました・ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2013

前半は「ウィーン・フィル シェーンブルン夏の夜のコンサート2014」。この野外コンサートは新しいウィーンの夏のお決まりとして定着しつつあるのかどうか、個人的にはまだ微妙かなあ。
今年の指揮はクリストフ・エッシェンバッハ、共演にラン・ランです。…野外でシュトラウス、ですか…せめて晴れの日に公演ができたのならいいのですが(昨年のは悲惨だった)。




よかった、この感じなら場内の雰囲気は悪くなさそうですね(笑)。なにも富士スピードウェイでのF1を思いだすまでもなく、「雨の屋外イヴェント」にはいろいろと哀しさがにじみますからね…

※【変更されました】
後半はベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2013、再放送です。シーズン終わりの「打ち上げ」感、メンバーに少なくなく加わっているアカデミーの若者たち、なによりオープンエアの開放感と相まって若干ゆるめの演奏ではありますけれど、メンデルスゾーンとベートーヴェンを楽しむにもいい公演だったかと記憶してます。なお、メンデルスゾーンの独奏は千葉の好きなテツラフです。




そうそう、この演奏会は晴天に恵まれて、暮れゆくヴァルトビューネの景色がとても美しかったです。もし録画されてなければこの機会に是非。そして一年分の第九を摂取してしまってくださいな!(別に12月には聴かない派←主義の押しつけイクナイ)

※変更後のプログラムについて

7/27日深夜の放送、後半はロリン・マゼール逝去にともなって以下のプログラムに変更されました。

●指揮者ロリン・マゼールをしのんで~2012年 N響とのラストコンサート~

2012年10月にNHK交響楽団に客演した際の映像から、抜粋で2時間余の演奏が放送されます。よくも悪くも「やればできる子」のこのオーケストラが、天才との共演で見せた本気、確認させていただこうと思います。前にズービン・メータと共演した際の聴衆の反応とかを踏まえて考えるに、期待させていただいてもいいかなと考えられますし。

(なお、きっとマゼールの編曲による「言葉のない”指環”」はクラシック音楽館で放送されるんですよね?と地味にプレッシャをかけておこうと思います。)

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あれ、「最終週は記念年関係」という予想は外れだったみたいですね。いちおうR.シュトラウスがプログラムに入っているウィーン・フィルのコンサートがそれにあたるのかな、どうでしょう。個人的には「プッチーニの次のアニバーサリーへの仕込み」仮説を採りたいけれど、1858-1924だから少しばかりロングパス過ぎますかしら(笑)。

まあ何も邪推せずとも、「今月はベルリン・フィルが多くて嬉しいなあ」という素朴な感想が正直なところなのさ(笑)、と開き直ったところで今月分の紹介はおしまい。ではまた。




千葉はベルリンフィルハーモニー管弦楽団の自主レーベルを陰ながら応援しています(自分では買えないけど…)。

2 件のコメント:

  1. 大越キャスターの件、激しく同意します。
    あのコメント聴くとどっと疲れるので観るのやめました。
    自宅の設定ではBS放送を録画できないので、夜更かしするか、機械を導入するか、悩むところです。

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    1. らっぱーさま、こんばんは。
      なんでしょうね、あの「そのまとめ、もうニュースの中で言いましたよね?」「今のニュースはそういう話じゃないでしょ?」「あなたが野球してたのはもうわかったけど、それは的はずれな意見だよ」以下、少し思いだすだけでもいくらでも当時ツッコみたかった事々が思い出されます。いやだもう忘れたい、です(笑)

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