2015年6月13日土曜日

6月もまた(ひねりなさい)

こんにちは。千葉です。

このまとめを書くとき、「ああどういうフォーマットで書いてるんだっけ」と前月の記事を見直すのですが。
二ヶ月連続でイエメンの話をしているのに、三ヶ月目のいまも理解が深まらないのは千葉の頭の不出来ゆえでございましょうか。サウジアラビアもなにやらやらかしたらしいのに、タリバーンやイスラーム国のような扱いをされていないように感じるのは千葉がまったく情報を拾えていないせいなのでしょうか。ホルムズ海峡がーと金科玉条のごとくに言ってるアベシみたいなやつがいる割に、地形的条件としてはそう変わらないバブ・エル・マンデブ海峡近辺の問題は大したことがないと理解しておけばいいのでしょうか。なんかねえ、解せないんすよ。この調子だと来月も「イエメンは」って書きそうで嫌な気分ですよ。

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前説はこの辺で、以下はあす深夜からはじまる6月の、BSプレミアムの看板番組のご紹介です。がんばれ文化部、君らなしには公共放送はもはや存在価値がない(おもに地上波の報道部がガンすぎます)。ということでプレミアムシアター情報は公式サイトも確認してね!再放送リクエストも受付中だよ!!

●6月15日(月)【6月14日(日)深夜】午前0時~4時

フランツ・ウェルザー・メスト指揮 クリーブランド管弦楽団
・ブラームス演奏会 【5.1サラウンド】
・聖フローリアン・ライヴ2012 【5.1サラウンド】

フランツ・ウェルザー=メスト指揮による演奏会がふたつ、ブラームスにブルックナーで四時間とはなんて重たい。呑んでたら寝ちゃうじゃないっすか!(呑むなよ)
前半のブラームス、ピアノ協奏曲二曲ともやりますし。ソリストはイェフィム・ブロンフマン、とくれば「まさか一夜の演奏会で二曲?!」と考えちゃいますが(あの人のパワーならやっても不思議ではない)、さすがにこれは二つの演奏会を合わせたものでありました。第一番が2015年2月21日、それ以降は同年2月19、20日の、本拠地セヴェランス・ホールでの演奏会です。



後半の聖フローリアン・ライヴ2012は再放送、ちょっと耳慣れない部分が散見される「1888年版/コーストヴェット校訂版」によるブルックナーの交響曲第四番です。



●6月22日(月)【6月21日(日)深夜】午前0時30分~3時45分

・ザルツブルク音楽祭2014 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 【5.1サラウンド】

この番組が存続しているだけでもありがたいと思う気持ちはあるけれど、このパターンが続く限り何度でも繰り返し申します。上演や演奏会より先にインタヴューやプレヴューを見せるのはあまりいいものではないっすよ。っていうか、いい加減にしてください。

今回の場合、演出家へのインタヴューが冒頭に置かれてそのあと「ドン・ジョヴァンニ」全幕ということになるのだけれど、その流れはどうなんすか。スヴェン・エリック・ベヒトルフの言葉が先にあってその後舞台、という受容はふつうしませんよね。
演奏を聴いて、演奏家やその解釈、また作曲家や演奏された環境についてさらに知りたい思いがあるからインタヴューやリハーサルなどを見たくなる。上演された舞台が理解できない、どうにも受け容れ難いところがある、その意図が知りたいと思う、だから周辺的な情報を調べる。そういう拡張的な提示ならむしろありがたいのだけれど、この順番だと「提示する側の真意」をあらかじめ知ってから「提示されたもの」を見なければならない。しょせん言葉と音楽、舞台は別のものだと言ってくれてもいいけれど、それなら補助的コンテンツとして別口で示せばいい、番組冒頭ではなく最後に用意しておけばいい。だってこういうもの、映像コンテンツなら「特典」扱いでしょう?映画見る前にメイキング見る奴がいますか?何度でも書きますからね、これ。

さて怒り散らしたところで内容にも言及しましょうね、昨年のザルツブルク音楽祭からモーツァルトの傑作「ドン・ジョヴァンニ」ですよ。ことしロイヤル・オペラの来日公演でもタイトル・ロールを歌うイルデブランド・ダルカンジェロ以外は千葉は不勉強にも存じ上げないのですが、大好きな作品なので演奏、演出ともいいものでありますよう期待しています(紹介、短っ←だってちょっと非道い演出でもそれほどの演奏じゃなくても楽しめちゃうくらいの傑作なのだもの、「ドン・ジョヴァンニ」)。



●6月29日(月)【6月28日(日)深夜】午前0時30分~4時40分

新国立劇場バレエ
・「白鳥の湖」
・ビントレーのバレエ「シルヴィア」

6月の最終週は新国立劇場のバレエが二本です。
…「白鳥の湖」、明日まで上演中ですね。興味のある方は新国立劇場のサイトも併せてご覧くださいませ(当ブログの更新は6月13日に行われております)。後半の「シルヴィア」は何度となく放送された、もはやお馴染みのデイヴィッド・ビントレーの舞台です。

それぞれの公演日を記録しておきましょうか、「白鳥の湖」は今年6月13日の上演、「シルヴィア」は2012年11月1日の上演です。

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そんなわけで、今月もコンサートにオペラにバレエにと、バランスよく配置されたオーソドックスな放送内容でお送りされる模様です。「ザルツブルク音楽祭好きすぎぃ!」とか「どうせなら新国立劇場バレエ、もっと収録したらいいのに」など思うところはあるものの、今月も愉しませていただきます。では本日はここまで、ごきげんよう。

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