こんにちは。千葉です。
えーっと、いろいろ仕込中でバタバタしています。なので今日も前説なし。中東、特に海沿いのあたりについてはいまも心配していますけど、それについて一言書くための調べものすらしがたい状況、千葉にしては珍しいのですがご容赦のほど。
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ということで本題。公共放送は明らかに報道とバラエティ、そしてそれ以外で分離しつつあるように思えますが(そしてドキュメンタリはなぜか「それ以外」)、いいものはいいし、籾井はよくない。籾井の話をしても仕方がないのでここではいつものように看板番組の一つ、プレミアムシアター2月の予定をご紹介しますよ(こういう筆の滑りには時間がかからないもので、どうもすみませんね)。
●2月15日(月)【2月14日(日)深夜】午前0時~4時5分
・歌劇『金閣寺』 三島由紀夫 原作 × 黛 敏郎 作曲【5.1サラウンド】
・ハイデルベルクの春 2015 アリス・紗良・オット&フランチェスコ・トリスターノ ピアノ・デュオ
まず前半は昨年の12月5日に神奈川県民ホールで上演された黛敏郎の歌劇、「金閣寺」です。片山杜秀さんのレクチャーを紹介したこともあっていろいろ調べた作品の放送があることの喜ばしさたるや。ありがたいありがたい。初日の公演なので、唯一ダブルキャストだった主人公の溝口は小森輝彦が歌っております。ほかのキャストなど、詳しくはリンク先で確認してくださいませ。
で、後半は「ハイデルベルクの春 2015」としてアリス・紗良・オットとフランチェスコ・トリスターノのピアノ・デュオ。ドビュッシー、ラヴェルにストラヴィンスキーと20世紀ものが中心の、昨年4月のプログラムです。ありがたいありがたい。
…そしてその翌週、2月22日(月)【2月21日(日)深夜】は「プレミアムセレクション」放送のため「プレミアムシアター」はお休みします。だそうです。ちなみにこれだそうです。です。
●2月29日(月)【2月28日(日)深夜】午前0時~
・ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2015 歌劇『新聞』【5.1サラウンド】
・ドキュメンタリー「ペーザロの白鳥 ~ロッシーニ 再発見~」
ロッシーニといえば歌劇場の定番プログラムと思われてしまうところだけれど、実際には20世紀の半ば前後から復興して現在に至っているんですね。ずっと演奏され続けた「セビリアの理髪師」を除けば、マリア・カラスのレコーディングの中には「イタリアのトルコ女」しか全曲録音がないことを思い出してみてもいいでしょう(海賊版にはあるみたいですけど)。
…といいつつ、そのあたりを千葉が偉そうにリライトするより、リンク先の日本ロッシーニ協会さまのサイト、水谷彰良氏の論考を読んでいただくのがよろしいかと。勉強になります。
この日放送される歌劇「新聞」も復活蘇演されたのは2013年、まだまだ未踏の領域があるんですよロッシーニ。いえ、こう書いてる千葉も別に詳しい訳じゃないんですけど。とりあえず、ロッシーニやドニゼッティ、あとベッリーニあたりはけっこう「再発見」されたたぐいの音楽である、ということだけ申し上げときますね。ロマン派ってのは罪深いもんですぜったく(けっきょく偉そう)。
さて、そんな蘇演された「新聞」はこんな舞台らしいです。正直な話、見てみないとわかんないですね(そしておそらく、一回見れば感じはつかめるはず)。2015年8月、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2015の上演です。
そして後半はドキュメンタリー、「ペーザロの白鳥 ~ロッシーニ 再発見~」(2010年 ドイツ)。千葉がくだくだ書くこともなかろうよ、と思ったのはきっとこの番組が雄弁に説得的に教えてくれるだろう、と思うからでもございます。けっして手抜きではなく。他の仕事に追われてるからだなんてそんなまさか(言えば言うほど)。
…冗談はさておいて、豪華出演者を見れば千葉のこの降り方もおわかりいただけましょう。ダニエラ・バルチェッローナ、ジョイス・ディドナート、フアン・ディエゴ・フローレスと歌手からのコメントに音楽学者、ピアニスト、そして日本でもよくロッシーニを演奏してくれているアルベルト・ゼッダが出るとのことですから。おまかせさせていただきますよ、ここは。けっして手抜きではなく(もういい)。
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以上、簡単ですが情報のみ。ではまた、今度は記事の紹介になるでしょう。ごきげんよう。
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