2012年8月9日木曜日

ショスタコーヴィチの交響曲、どれが好き?

こんにちは。千葉です。

大変ご無沙汰してしまいました、なんとも音楽の話をする気分になれないまま、気がついたらずいぶんと間があきました。こんなことではいけない、書きかけのやつとかさっさと仕上げなさい、と自分に鞭を入れてこっちのブログをそろそろ軌道に乗せようと思います。がんばろっと。

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さて、今日はですね、大好きなショスタコーヴィチの37回目の命日です。ということで、さらっと記事タイトルのような話を。自分でタイトルを書いて「つまんねーこと聞くなよ!」とツッコみたくなったのはナイショです(笑)。

以前から、ショスタコーヴィチの交響曲なら第四、第八、そして第十三番が好きなんです。体制により批判される前の圧倒的な才能の奔流が眩しい第四番、戦争交響曲※とされる三曲の中でも最も陰鬱でありながらまったく古びない第八番、そして詩人は裏切ってもショスタコーヴィチによって高められた詩は今なお示唆的に響く第十三番。昨今の状況下でこのあたりの作品を聴くのはなかなか、重くはあるのですけれど。特に第十三番。

※ワレリー・ゲルギエフは広く第四から第九までの五曲をこのくくりに入れていますが、それはさすがに無理があるのではないかと。ナチスの政権獲得をもって戦争の始まりと見てのことでしょうけれど…

じゃあどの演奏が好き?って聞くとまたつまんねーこと聞くなよ!と言いたくなりますし、紹介するものが定番すぎてちょっと照れもあるけれど、これを挙げないほうがどうかしている。こう断言してしまうほどに、キリル・コンドラシンとモスクワ・フィル他による全集は素晴らしいものです。


Kirill Kondrashin/Shostakovich: The Complete Symphonies - Violin Concertos No.1, No.2 [CDVE04241]

この全集で聴き親しんだから先ほど挙げた三曲が好きなんだ、と言えなくもない。実に充実した演奏が聴けます。レニングラードの伝統あるオーケストラとは違い、モスクワ・フィルは原色の勢いあるアンサンブルが魅力的ですから、ショスタコーヴィチはムラヴーンスキィに限る、なんて言わずにぜひ聴いてくださいませな。

あとはそうですねえ…




ハイティンクによる全集の中では第八番が好きですねえ。作品の文体と演奏者のスタイルが合っているように思います。なお、シカゴ響との第四番、千葉は正直あまり感心しませんでした。四番なら…




ラトルのバーミンガム市響時代を代表する第四番、これも演奏者と作品の相性がいいですね。一定の形式にそって展開するのではないこの作品のアイディアをここまで拾って説得的な音楽にできているのは、当時の彼らの充実を示すものかと。

では第十三番で何か別のオススメできる盤があるか、といえば今のところ決定打を欠く印象です。ハイティンクの充実したサウンドによるものも悪くないし、冷戦後に幾つか登場したバルシャイやキタエンコによる「ソヴィエトを知る指揮者&西側のオーケストラ」の盤もいいでしょう。でも個人的にはコンドラシンの盤を超えないかな、どうだろう…と見ています。

あまりに間を空けてしまったので、今日はリハビリということで、軽めに書かせていただきました。ショスタコーヴィチを聴いて社会に思いを馳せる、ということの困難もそのうち書ければな、と考えておりますが、そっちは軽くならないだろうなあ…では本日はこれにて。ごきげんよう。

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