2013年5月3日金曜日

ラトル&BPhの教育プログラムも10年ですね

こんにちは。千葉です。

向こうに書く記事がまとまらないのでこれだけは今日のうちに書いておきたい。

あのう、2006年に国会で福島第一原発の潜在的危険を指摘されながら特段なんの対策も取らなかった当時の総理が、あの事故のあとに再び同じ任にある事自体が理解できないのに、いま彼が他国に対して「世界一安全な原発技術を輸出」云々言っているのは、何かの不条理ジョークですか?

あの人とその周辺の多幸症、ユーフォリアを止められなければ大変なことになる、その程度の想定は誰でもできましょうに、どうしてそもそも問題を指摘する者もなく、諌める者もなく好き放題の放言を繰り返すのか。それを許しているのは何なのか。これを考えないでいることは難しい。というか、放置したら取り返しのつかないことになる。オリンピックが開催できなくなった場合に敗北の責任者に指名されるだろう彼の言動なんて、それに比べたらかわいらしいものですよ。

え?あれはいい振舞いだと思っていらっしゃるのですか?積極的支持?それなら是非、積極的支持を言葉にして残してくださいな、他所との比較じゃなくて、ね。

ああもう、言葉にするとこうなるのはわかっているのだけれど、黙っているわけにもいかないと思うもので。有効性のロジックで考えるなら、何かの行動が求められるところ、なのだけれど。

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さて辛気くさい話は一休み。っていうか次にこういうのを書くのは向こうのブログ、です。

今日ご紹介したかったのはこちら、ベルリン・フィルがまたしても動画を無料公開しております。

◆ベルリン・フィル教育プログラム スペシャル映像

映画でご存知の(ということにしておきます)あのダンスプロジェクトも今年で10周年。

あの映画、今の文化軽視が流行っているこのお国では見直されるべきものじゃないかと思うんだけど、どうですかね。ラトルが言うところの「芸術は嗜好品じゃない、空気と同じでなくてはならないものなんだ」、その思いなしに、我々は文化を切り捨てる風潮に対峙できないと思うのだけれど。

それはさておき、今年は再び「春の祭典」とブリテンの「ノアの洪水」を取り上げたのだとか。記念年ずくし、ですね(笑)。先ほどのリンクから、ブリテンの抜粋が3分ほど見られます。これはなあ、全曲見たいなあ…(貧民の嘆き節は以下割愛)

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これだけだとあまりお得じゃないので(笑)、期間はわからないのだけれど彼らの新譜がフルサイズで聴けるとあるサイトをご紹介。オランダの放送局「Radio 4」ってのは気持ちのいい太っ腹さを示してくれまして。期間限定、トラックごとに切れる設定ではあるのだけれど、新譜全曲を聴けます。そこにいま、ラトル&BPhの「春の祭典」ほかのアルバムが入ってます。期間限定・終了時期を知らないもので、なるはやでお聴きくださいませ、とのみ(笑)。リンクはこちらから。

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いま読んでいる本が、ポピュラー音楽方面からラジオやレコードの影響について検討しているものだから、なにかいろいろ考えてしまいそうになりますが、今日のところはこれにて。ごきげんよう。


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