2016年7月12日火曜日

書きました:7月の「ノット&東京交響楽団」も聴き逃せない

こんにちは。千葉です。

今度は寄稿できた(…)記事を紹介しますよ!

●7月の「ノット&東京交響楽団」も聴き逃せない

これは一般化できると思うんですが、なんらかのポストにある、つまりオーケストラに対して明確に責任を持つ指揮者との演奏において最良の結果が示せるとき、そこは状態がいいんですよ。ラザレフの日本フィルしかり、そしてこの記事に書いたノット&東響しかり。
(ここでお名前を挙げていない他の団体については、まだ多くを聴いていないから確信を持って触れられないだけです。きっと千葉の知らないいい関係のオケがもっともっとたくさんある、はず)

東京交響楽団のコンサートは基本的に聴き逃せないものが並んでいるわけですが(ただのファンか、ってか自分もすべて行けているわけではなかろう。伊福部…)、やはり音楽監督やレギュラー陣との公演は外してはならないのです。そのプログラムがブルックナーの交響曲第八番だったりすればなおのこと。

という話を書きました。
ブルックナーの第八番、大きい曲ではあるけれどわかりにくいことはないと思うので、知らない方もぜひ気軽に会場に足を運んで、その威容に圧倒されるといいですよ!実演からこの曲に入れるなんてうらやましい!(といいながらここ数日スコアを眺めている千葉であった)

なお、サントリーホールの定期は既に残席僅少とのこと。だから文中にも書きましたけど、横須賀芸術劇場の公演がオススメですよ、プロデューサーさん!(誰だよ)
定期的に出演している会場以外で初めて「ノット&東響」を迎える横須賀芸術劇場のサイトでは、松本學さんによる詳細な紹介記事も用意されていますので、まずは一読からでも。先日「ブラタモリ」で紹介されていた、段差のない平らなJR駅から徒歩数分の横須賀芸術劇場をよろしくお願いします!(この前までの選挙が耳に残っている模様)

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…今ちょっと確認できないのですが、ブルックナーの八番って「地獄に堕ちた勇者ども」で使われていませんでしたっけ。ラジオから流れてきたのがこの曲だったようなぼんやりとした記憶が。今このタイミングであの映画を見返すのはちょっと気が滅入るけど、さあどうしようかな…

以上ご紹介のみにて。この前レンタル屋に行って「なんでフェリーニとヴィスコンティ映画の在庫がこんなにないんだYO!」と激怒した千葉でした。ではまた、ごきげんよう。

※追記。

今回、リハーサル単独の記事はお出ししません。なので今の時点で彼らのブルックナーの第八番をリハーサルではあっても聴いている千葉といたしましては、いろいろ言ってしまいたいような、明日の演奏が終われば皆さんおわかりになることだからしばし待とうかと遠慮したり、いろいろ迷ったりするわけです。なので現時点で言えることをひとつだけ。

リハーサルでノット監督はどの楽章でもよく歌って指示を出していました。だから、というわけでもないのだけれど、この巨大な作品だけれど「積み重ねられた歌」としてみなさまに届くのではないかな、と予想しています。


データ的なことも書いておきましょうか。弦は16型、金管の各セクションにアシスタントがひとりずつ、そしてハープは楽譜の指定通りに三名です。写真にありますとおり、テューバがセンターにいてトランペットが上手側なのは、ホルンセクションがワーグナーテューバ祭だから、ですね。

打楽器の出番が少ない曲だけれど、これだけの編成だと広いミューザの舞台でもけっこうみっしり埋まります。


舞台袖に置かれたリハーサル後のスコアでございます。横須賀でのみ演奏されるモーツァルトには東京交響楽団のシールが貼ってあったりいたしました。定期演奏会は完売なので、聴きたい方は横須賀へGO!ですよ。

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