2016年7月21日木曜日

書きました:高関健が示す、ショスタコーヴィチの「ふたつの顔」

こんにちは。千葉です。

夏はやっぱりソヴィエト音楽だよね!というキャンペーンを勝手に張ろうかと思い始めました、この記事を書いてからの後付ですけれど。なにも上坂すみれのファンになりかけてるとかそういうことではないのですけれど(でもコンレボはいいぞ。騙されたと思って全24話見てください)。

●高関健が示す、ショスタコーヴィチの「ふたつの顔」

高関健は以前から多くショスタコーヴィチを演奏されていますし(さすがに井上道義ほどではないけれど)、なによりモダンな作品に強い印象があります。今度は京都市交響楽団で面白い公演にも出られるようですし(記事にするかもなのでぼんやりですみません。リンク先参照)。

そんな彼が、一月の間にショスタコーヴィチの交響曲第五、第一五番を続けざまに取り上げるのがなかなか興味深いなと思いまして紹介した記事です。

残念ながら東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の公演は終了していますが、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の公演はこれからです。しかも、28日の公演に向けたリハーサルが26日、27日と連日公開されるんですよ神奈川フィルハーモニー管弦楽団。それも今回だけじゃなく、定期的に。詳しくはリンク先にてご確認くださいませな。

なんでも、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団様の演奏会では冒頭に置かれた「タヒチ・トロット」をアンコールでもう一度演奏された、とのこと。ああ、それなら一つの演奏会でショスタコーヴィチの顔はふたつ、印象に残ってしまいましたなあ…とか後になって思いました。
ショスタコーヴィチの場合、作曲時期(社会情勢、党の動向含めて”時代”と言っても大げさにはならない)やジャンルでもまったく違う顔を見せますからね…千葉は「やんちゃ」(軽犯罪的ではない)時代の音楽が特に大好きですよ。ロシア・アヴァンギャルドが好きなだけなんですけど。

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千葉がよくレポートしておりますオーケストラのリハーサルですが、これはオケにかぎらず合奏経験があれば絶対に興味深く見られるものです。そう思っていなくて、こんなに何度も取材しましょうか(いやしない)。音楽をどのように創りあげるのか、その過程を拝見することはいま現在何らかの形で音楽をされている方には勉強になりましょうし、そうでない方にもコミュニケーションを生業とする音楽家たちの仕事の現場は楽しめるはず。

そして何より、リハーサルの現場からはそこで取り上げられる作品について、まさにこれから演奏会に乗せようという音楽家がどのように捉えているかが垣間見えます。コンサートに”試食”はないけれど、リハーサルを見学できればどんな演奏会となりそうか、当たりをつけることくらいはできます。いやそこまでの興味がなくとも、オーケストラの音が変わっていく現場というのは面白いものですよ?

ということで、28日の神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に向けて公開リハーサルを一回見に行きたいような気になってきている千葉なのでした。かながわアートホールは保土ヶ谷だから、ちょっと簡単に行けるわけでもないけど、どうしようかな…

ともあれ、記事のご紹介でした。なぜか2015年11月のジョナサン・ノット&東京交響楽団からはじまって、2016年3月のエリアフ・インバル&東京都交響楽団、つい先日のアレクサンドル・ラザレフ&日本フィルハーモニー交響楽団と充実した演奏が続いて、今回の高関健と神奈川フィルハーモニー管弦楽団と、一連の流れで続いているショスタコーヴィチの交響曲第一五番をよろしくお願いいたします!皆さまのご支援が力になります!(この前選挙カーに遭遇してしまった影響)ではまた。

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