寄稿した記事のご紹介です。
●東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回・プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」———知られざる作品の真価を示す上演
公演前には「ぶらあぼ」誌にも寄稿させていただきました公演のレヴューです。記事中では明記しませんでしたが、「シェエラザード」で起きたトラブルとはこれです。
なんと!前半の《シェエラザード》演奏中にティンパニの皮が破れてしまいました。 pic.twitter.com/A4zLortTRa— 東京交響楽団Tokyo Symphony (@Tokyo_Symphony) 2017年1月21日
これを乗り越えて、二階正面にいた私にはそれほどの違和感を感じさせなかった現場対応力には感服した次第なのです。トラブル故か、少々構成感がぼやけた感はありましたが、奏者各位の名技の数々はさすがでありました。
そして後半は記事に書きましたとおりの、見事な演奏となりました。ソヴィエト時代の演奏や、冷戦期の独特の緊張を孕んだ演奏とはまた別のものだったことは事実ですが、それはそのまま「時代が変わった」ということでもありましょう(もっとも、ソヴィエト時代を知る数少ない現役の演奏家や、ロシアの現在の演奏家ならどうなるだろう?という思いはなくもないですが、それはそれ、です)。明るい響き、緻密なアンサンブルで聴くプロコフィエフのトリッキーな音楽は楽しいことこの上なく、そう思えば「交響曲チクルス」云々言いたくなってしまうわけですよ、プロコフィエフ大好きな私と致しましては。…難しいことも、かなりよく理解していますけど。
東京交響楽団の今シーズンは3月18日の、同じく飯森範親指揮によるレスピーギの「ローマ三部作」で終了です。記念すべき70周年のラスト、ぜひ。…そうそう、これを買いに行くのもいいかもですよ!(笑)
70周年コラボ鉛筆が入手できるのも今シーズン3月まで。ドイツの老舗文具メーカーSTEADLERx東京交響楽団70th Anniversary!ロゴ入り鉛筆は、会場限定・東響SHOPで絶賛発売中です。https://t.co/tbLCmgqRwv pic.twitter.com/fpYo6dm0R8— 東京交響楽団Tokyo Symphony (@Tokyo_Symphony) 2017年3月3日
ではまた、ごきげんよう。
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