こんにちは。千葉です。
ああもう、Twitterとかで感想を拝見する限りでは、今回もパトリツィア・コパチンスカヤさまは絶好調でいらした模様で。何やらプログラムにバッハのいわゆるシャコンヌも追加されたとかで。ああああもう。
2006年の来日公演で初めて彼女の演奏を聴いたときはまだ録音もリリースされてなかったし、チェロのソル・ガベッタ嬢とのデュオでコンサートを開いたこともあってどんなヴァイオリニストなのか全く知らなかったんだよなあ…プログラムにしても見慣れない曲が多くて、果たしてどんなものかまったく事前には判断できず。
で、聴いてみるとなんのことはない、二人とも美貌のみならず才能もお持ちで、そのレパートリーにしても定番的なものに安住するどころか驚きの超攻撃的なもの、だったんですよね。いやあのときは驚いたわ。それと同時に、「見た目とかで音楽家を測るな」と思いましたねえ…
そしてその同じ来日公演時に井上道義&東京フィルと聴かせたショスタコーヴィチの協奏曲第一番が、もう。第二楽章のスケルツォの終わりに睨み合う二人(笑)、そして続くノクターンの冴えた美しさ、長大なカデンツァの多彩な響き、そして疾走するフィナーレ。さすがに細部はもう思い出せない(まだ彼女のショスタコーヴィチは録音もないから確かめようもない)、でもいまもその感触だけは忘れようがない、それほどの演奏でしたから…
そういうわけでどういうわけで、それ以来彼女のファンになった千葉がオススメします、行ける方は今週金曜の兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期にお行きなさい!(命令)
なに?プロコフィエフはあまり聴かなくて「ロメオとジュリエット」と古典くらいしか知らない?大丈夫大丈夫、一曲目はその「ロメオとジュリエット」だし、見て聴けば彼女の音楽はわかりますから。そのくらいは雄弁で饒舌です、彼女。交響曲第七番の哀しく美しい音楽がどうなるのかはオケ次第、ですがこのプログラムで楽しめないわけ、ないですよ!煽りの定番「騙されたと思って」なんて言うつもりはありません、だって騙されるわけ、ありませんもの。
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って、ここまで書いてから調べたら彼女の新譜、出てるんじゃないですか!エトヴェシュと組んで彼の作品とバルトーク、そしてリゲティ!!あーだめだわー、これもう買うしかないわー(なぜその口調)
エトヴェシュの「セヴン」って諏訪内晶子さんも演奏してませんでしたっけ、これが世界初録音なんですね。ふむふむ。ナイーヴレーベル様のいつもの例に違わず、今回もオフィシャルのPVがありましたので、ぜひそちらもご覧くださいませ。っていうかあれなのかな、来日してるのに国内盤は(以下morendo)
他に書きたかったこともあったんですけど、新譜情報まで気がついてしまっては仕方がない、今日のエントリーはコパチンスカヤ様に捧げましょう(笑)。
予定していた内容の話はまたいずれ。かなり辛気臭くなる予定です、けっこう。ではまた、ごきげんよう。
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