こんにちは。千葉です。
旧館というか本館というか、向こうのブログがどんどんイメージと違う方向に行ってしまうのは俺のせいじゃない!違うんだ信じてくれうわ何をする以下略。
ノンポリのまま同じ事は繰り返せないし繰り返してはいけない、と思う中年男性の抑えきれない何かが向こうには充満してきましたので、気が向いた時だけおつきあい下さいね!(力なく)
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さて今日は自分用の備忘録。多分行けないと思うけど(理由・貧乏だから)、お芝居の方でクラシックを題材としたものがいくつか出てくるみたい、それもこういう言い方でいいかはわからないのだけれど大御所含めて名の知れた出演者だったり、人気戯曲家の新作だったりするみたいなのです。そういうわけでどういうわけで、情報としてまとめておこうと思うのです、行けないと思うけど(しつこいから以下この〆禁止)
◆テイキング サイド ~ヒトラーに翻弄された指揮者が裁かれる日~
これはちょっと前に新聞広告を見かけて印象に残っていたのだけれど、放置している間にチケット売りだしてますね、反省。どんなお芝居なのか、まずは以下に公式サイトからの引用でご紹介。
フルトヴェングラーは、ナチに加担したのか?それとも闘ったのか?
ナチス・ドイツという歪んだ政治のもとで芸術活動を行うためには、体制におもねるのか。
世紀の巨匠として、今日もなお伝説の指揮者としてその名を轟かせるフルトヴェングラーは、
若きスター指揮者カラヤンよりもヒトラーに寵愛されていたという。
天下のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を手中に収め、
ベートーヴェンやワーグナーといったドイツ音楽を愛したマエストロは、
第三帝国崩壊後非ナチ化裁判にかけられてしまう。
米軍少佐が執拗に詰め寄り、フルトヴェングラーは次第に追い込まれていく…。
誰が真実を語っているのか?
何が正しいのか?
結末は“Taking Sides”、どちらに味方するか、によって導かれる。(引用終わり)
クラシック者であれば、いや特に日本のクラシック者であれば、多かれ少なかれヒトラー率いた第三帝国とクラシック音楽との複雑な関係は認識しているでしょう。だって大戦という歴史的大事件の影で、フルトヴェングラーにカラヤン、ブルーノ・ワルターにリヒャルト・シュトラウスなどなど、当時の最高の音楽家が関わらざるを得なかった時代、状況はとても無視できるものではないし、最悪の状況だからこそ展開されてしまったドラマが多々あったことでしょう。実際、それらを題材とした本なども多くあると思いますし、今名を挙げた彼らの一人に限定しても一冊の本になるくらいの状況があるんじゃないかなあ…あ、でもシュトラウスの処世はなかなか興味深いですよね、詳しくは書きませんけど。
ロナルド・ハーウッドの戯曲はその時代の中でも戦後、非ナチ化裁判のフルトヴェングラーを題材としたわけですね。ふむふむ。価値観の相違、では許してもらえない断絶が語られ演じられる中でどうなるのか、「真実」はどこにあるのか。そんな感じの舞台かしら(想像)。
平幹二朗さんのフルトヴェングラーはなんとなくわかるようで、かつてN響に登場した際の「エディプス王」の語りを思い出してしまうのでよくわからない(乏しい認識ですみません)。フルトヴェングラーに相対するアメリカの少佐は筧利夫さん、だとあれですかね「名曲探偵以下自重(笑)。いい年してテレビっ子ですみません!(笑)
個人的にはフルトヴェングラーに現実の政治を求めることが困難だっただろうな、というのが、その昔「ヒンデミット事件」でこのあたりの事情を調べて以来の私見です。字義通りに精神的な水準で考えて行動していた彼を、現実にナチ加担者として裁くことの意味が、よくわからないというか。きっとお芝居を見ればひとつの答えが得られることでしょう、そしてそれを受け取った上で考えることも。そう、「正解」といえるような「真実」なんて人の数だけありますからね…
ともあれ、東京大阪名古屋に加えて静岡、広島での公演もある模様です。2013年2月の上演。
このあたり、参考になったりならなかったりするのかなあ。シュトラウスの評伝は一人の同時代人の処世として比較になるでしょう、そして右の新書はカラヤンとの対比の中で語られるフルトヴェングラー。なんというか、「政治的」ですよとっても(笑)。
あ、一個目の「トリスタンとイゾルデ」は千葉が愛好するフルトヴェングラー録音です、彼の録音はあまり聴かないのだけれど、これは長い付き合いになっている一枚ですね(四枚組だけどね!)。
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でもう一つ。これはまだ全然調べてもいないので簡単に。
◆パルコ・プロデュース公演 パルコ劇場40周年企画第一弾
ホロヴィッツとの対話
えっと、三谷幸喜の作・演出で渡辺謙、段田安則他の出演ということなので、多くを語る必要もありますまい、ただ「チケットはお早めに」と思いますですよ。っていうかもう各種先行始まってるみたいですね、いろいろと。上記リンクの他各プレイガイドからのメルマガ等など、ご確認あれ。2013年2月から3月にかけての上演。ですって。
ホロヴィッツと調律師、というと千葉にはこのマンガが思い出されるわけですが、きっと無関係だと思います(断言)。
そういえばこれの映画(未見、っていうか邦画は殆ど見ない)って、松山ケンイチと成海璃子ですよね確か。今見ると不思議な感慨がありそうだなあ、とか考えるくらい、楽しんでおります「平清盛」。
話が逸れたところで備忘録は終わりましょう、ではまた。ごきげんよろしゅう~。
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