2016年1月15日金曜日

書きました:ブリテンの「戦争レクイエム」

こんにちは。千葉です。

更新が不安定で申し訳ないです。2016年はもっとまともに紹介していけるようにがんばります(島村卯月さんのように←フラグ)。

さて、もう本日からの公演になるので急ぎご紹介だけ。

●ハーディング&新日本フィル、「戦争レクイエム」に挑む ~リハーサル初日取材レポート!

新日本フィルハーモニー交響楽団様に取材させていただいて、オーケストラとのリハーサル初日を拝見してきまして、そのレポートと併せてブリテンの大作についてのご紹介をしております。

なお、少しだけ「解題」でもないのですが。
タイトルの「挑む」は「(最高の演奏に)」が字数の関係で入らなかったものです。その昔、作曲者自身が望んだメンバーにより録音がされて以来、「戦争レクイエム」の演奏は実演・録音ともに常にその録音と比べられる運命にあるわけで。そんなことは英国人としてご存知のはずのハーディングがこの曲を演奏することに、挑戦の要素がないとも思えませんでしたし。

記事に書いた通り、初日のリハーサルは大枠を作ることに目的があります。なにより今回の場合声楽陣は不在だから音響的には詰めようがない。そんな中でどうまとめてくるのかな、と興味深く拝見して来て、個人的な感触は「詰めがうまく行けば…!」というものです。

文中には書かなかったことでは「五連符の扱いには何度か注意を促している(16分音符にならないように、と。引きずり、しかし確実に前に進むように演奏させていた)」「オッフェルトリウムのフーガを”スウィング”させようとしていた(ここは時間切れ、というか翌日以降の合わせポイントだったかと思われる)」などなど。

今日演奏を聴かれる方はぜひ劇的なレクイエムをお楽しみあれ、明日聴かれる方は時間があれば文中に挙げたいくつかの映像作品で第一次世界大戦の雰囲気を感じて予習されたし。文中に挙げなかったやつならキューブリックの「突撃」がいいっすね(WWIもの大好き)。

では今回はひとまずこれにて、ごきげんよう。

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