2013年12月2日月曜日

予告がてら

こんにちは。千葉です。

向こうのブログの再起動もしないといけないのだけれど(いま沈黙していることである一定の層の人達を安心させてあげるつもりは、ありません)。今日はさらっとこっちの新ネタの予告がてら映画を貼っておきます。「このタイミングにこれかよ!」と思われるような意図はございません!(どこかのヨザクラカルテットCM的な意味で)

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セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の映画「戦艦ポチョムキン」(1925)です。さすがはパブリック・ドメイン、こうして気楽にフルサイズで見られるのはありがたいことであります。

と言ってももちろん気楽な内容ではありませんで。日露戦争の倦怠を背景に起きる反乱とその勝利(の予感)の物語、かつては映画史上最高の作品とも評された傑作も冷戦の後にはその政治性がおそらくは評価を分けてしまうのでしょうし(なによりこの作品が示した映画的手法はあまりに多くの影響を与えてしまったからいま初めて見てもそこに驚きはない、かも知れない。千葉はそうではなかったのだけれど)、千葉のようなショスタコーヴィチ者にはつけられた音楽が気になってしかたがないかもしれない(笑)。

トーキー以前の映画ですから、それこそ若きショスタコーヴィチがそうであったように映画館で楽士がそれっぽい音楽をつけて上映されていたもので、そこに音楽を後からつけることにどれほどの意味があるかはおくとして(このように他人の作品を後世がいじり回す場合は特に)、この映画は千葉にとっては大事なものだし、この作品にショスタコーヴィチの交響曲が切り貼りされていることの意味にも少しばかり興味がある。

とはいえその「読み」を示す前にまず、どの曲がどこで使われているかを確認したいなって思うんですよ、私。そんなわけで近日、ここにリンクを貼った1976年版(後述)のサウンドトラックについて少しばかりまとめます。

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なお、パブリック・ドメインではあるけれど手元にディスクで持っていたい方には以下のもろもろがよろしいかと。




ショスタコーヴィチのポプリが楽しめる1976年版はいろいろなものが出てますが、せっかくなので淀川長治先生の解説付きのやつを(それなしでいいならそれこそYouTube、Movie Archiveでいいですよね)。

エイゼンシュテイン生前につけられたエトムント・マイゼルの音楽を復元したものは一見の価値があります。詳しくはあとで書きますけど、映画の印象がかなり変わりますよ。ちなみにこの音楽を使ってYouTubeで配信している人がいるんだけど、それって演奏のほうで問題あるんじゃないかなあ…(2005年のはずだし)
ちょっとだけ、著作権的に問題のない形で見てみたい方はちょっと見にくい、音がオフ気味だというのを踏まえてリンク先で見ていただくのは如何でしょう。シカゴでの上映会の記録、完全ライヴですねこれ。

最後に一つ、自分でもまだどう映画に合わせればいいのかよくわかっていないのがペット・ショップ・ボーイズが2005年にリリースした彼らによるオリジナル・サウンドトラック。時間的にはそのまま合わせられそうだから、あまり考えないで同期させればいいのかなあ…
いちおうここにオデッサの例の場面で同期させてるものを貼っておきますね。これまたかなり、印象が変わります…(ショスタコーヴィチのはあれだし、マイゼルのはああだし…)


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にしてもあれですね、この映画を見ると如何にデモ行進が悪であるかがよくわかりますね!権力に手向かう輩にかける厚情などない、断じて!

…こうですかね、よくわかんないや!(笑)

ともあれ以上短くならなかった予告編でした。ではまた。

【追記】

 

こんなのもあるんですね、まさかの「アンダルシアの犬」とのカップリング(笑)。

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