2017年5月26日金曜日

5/27「佐渡裕が解き明かす ミュージカル「ウエストサイドストーリー」秘話」放送

こんにちは。千葉です。
テレビ番組のご案内。バーンスタイン生誕100年に向かって、こういう番組も増えるでしょうか。

●世界的指揮者・佐渡裕が解き明かす ミュージカル「ウエストサイドストーリー」秘話 ~ぺこ&りゅうちぇるも大興奮SP!~
※まだBS-TBSのサイトではいま現在、まだ番組情報がありません。確認でき次第更新します。→残念ながら放送局のサイトではとくにページの用意がないようです。以上で更新終了します。
なお情報元はこちら。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000497.000012949.html

7月にシアターオーブで開催されるミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」の前に、佐渡裕がぺこ&りゅうちぇる(よく知らない方々ですごめんなさいほんとすみません)にいろいろ教えてくれるのでしょう(現時点では情報が少なすぎてタイトルを少し入れ替えただけになっちゃった)。

レナード・バーンスタインの作曲、スティーヴン・ソンドハイムの作詞、アーサー・ローレンツの台本(そしてオリジナルは原案も担当したジェローム・ロビンスの振付)によるミュージカルの傑作、また多くの方が楽しまれる機会となるわけで、喜ばしいことです(私はバーンスタインのファンなので)。



※追記。この作品をご存じない方に向けた番組として、構成されていました。佐渡裕による作品紹介セクションと、ぺこ&りゅうちぇるによるシアターオーブ紹介とミュージカルの魅力セクション、そして有村昆による作品が与えた影響セクションはそれぞれ独立していて、番組タイトルから予想したものとはちょっと違う構成でしたが、この作品をまったくご存じない方にも魅力が伝わるように、という思いは感じました。
もしこの番組もご覧になっていなくて、何故かここにたどり着かれた方がいらっしゃいましたら映画版の冒頭だけでもご覧ください。音楽もアレンジされているし、演出も舞台のそれとは違いますが雰囲気は伝わりますので。



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1918年生まれのバーンスタインの生誕100年を迎えるにあたり、たとえばニューヨーク・フィルハーモニックの来シーズンにはこんな企画が用意されています。



他にもロンドン響がラトルとの最初のシーズンにマリン・オールソップを招いて集中的に取り上げる予定を発表済みですし、他にも多くの団体が20世紀を代表する音楽家の生誕100年を祝おうと様々な企画を用意しています。

それに先駆ける形で、大阪のフェスティバルホールでは7月に井上道義の指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団ほか多くのキャストによる「ミサ曲」(1971)が上演されるのは注目ですよ。内面のドラマとして描き出されるミサはバーンスタイン自身の告解の場に居合わせるような独特な作品です。当時の最先端技術を駆使し、ジャンルの制約も何もない作品は当時賛否両論ありながらもレコーディングなどで受容されて、最近では録音も少なくなくリリースされています。ちなみに初演のトレイラーがありました(公式かどうか追いきれないので、何か問題がありましたら削除します)。



”映画「ヘアー」の世界ですね”と言わざるをえないヴィジュアルに、ついこのバージョンで全編見てみたくなりますね(笑)。
それはさておいて、バーンスタインが生涯テーマの一つとした”信仰の危機”が軸のこの作品、現代の日本でこの作品がどのように示され、どのように受容されるものかはなかなかに気になるところです。マエストロ・ミッキーのコメントなどもフェスティバルホールのサイトにはありますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいませ。
>大阪国際フェスティバルの「ミサ」ページ

なお豆知識を一つ。この作品の、典礼文以外の詞をバーンスタインと協力して書いたのは、ミュージカル「ウィキッド」などでも知られるスティーヴン・シュワルツ(Stephen Schwarz)ですよ。

ちょっと情報不足から後半が長くなっちゃって、何の記事か自分でも微妙な感じですが(おいおい)、ひとまずここでおしまいとします。ではまた、ごきげんよう。


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