2017年5月14日日曜日

5/14(15)「フランクフルト歌劇場公演 歌劇『クセルクセス』」放送

こんにちは。千葉です。
放送予定のご案内、日曜深夜の人気番組「プレミアムシアター」(少し盛った)、14日深夜24時20分(15日未明0時20分)からの放送はこちら。

●フランクフルト歌劇場公演 歌劇『クセルクセス』



フランクフルト歌劇場の「クセルクセス(セルセ)」がこの日の番組です。

バロックピッチによる演奏、気になって少し調べてみると、ここのオーケストラはバロックから現代まで、幅広く対応する模様。バロックオペラを異化したスタイルで上演するのがもう長く続く”伝統”のようになっているドイツの歌劇場らしく、作品の時代に応じてやり方を変えているのかもしれません(もっともFrankfurter Opern- und Museumsorchesterという名称から読み取れるものはそう多くないのですが)。ちなみにDVDもリリースされている「リング」はこんな感じ。



…並べてもあまり察しようがないので(笑)、とりあえず先入観をもたずに視聴させていただこうと思います。以下、キャストとスタッフです。

キャスト:

セルセ(クセルクセス/ペルシャ王):ガエル・アルケス
アルサメーネ(セルセの弟):ローレンス・ザゾ
ロミルダ(アルサメーネの恋人):エリザベス・サトフェン
アマストレ (セルセの婚約者):ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー  ほか

指揮:コンスタンティノス・カリディス
演出:ティルマン・ケーラー
美術:カロリ・リズ
衣装:ズザンネ・ウール
照明:ヨアヒム・クライン
管弦楽:フランクフルト・ムゼウム管弦楽団

2017年1月12、15日にフランクフルト歌劇場で上演されたものです。ではご案内はここまで。

海外のものも小さいタイムラグで放送されるようになって喜ばしいことです。
…と書いてから「往年の演奏とかはもうどこでも放送できない感じでしょうか…」とも思ってしまう私でありました。ではまた、ごきげんよう。

5/14「N響 第1857回 定期公演」放送

こんにちは。千葉です。
放送予定のご案内、14日 21時からのEテレ、クラシック音楽館はこの週もパーヴォ・ヤルヴィとN響の定期公演、欧州ツアー前の演奏会です。

●<N響 第1857回 定期公演>

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:諏訪内晶子 ※
管弦楽:NHK交響楽団

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 ※
ショスタコーヴィチ:交響曲第一〇番 ホ短調 Op.93

ツアーでショスタコーヴィチの第一〇番を演奏する、というのはノット&東響と同じ選曲です。オーケストラの機能を示すことができること、そして”伝統外”の団体として欧州に御目文字する際の選曲として妥当に思われること、そのあたりが理由でしょうか。
そんな詮索はさておいて、造形感覚がたしかなパーヴォさんのショスタコーヴィチはキレッキレの演奏だったのでしょう。期待します。
前半はツアーとは違ってソリストに諏訪内晶子を招いたシベリウス。前週に演奏/放送された交響曲第二番もいい演奏でしたから、これまた期待します。
2017年2月17日、NHKホールでの演奏会です。

以上ご案内でした。ではまた、ごきげんよう。

2017年5月11日木曜日

METライブビューイング「イドメネオ」 5/12より上映

こんにちは。千葉です。
オペラの劇場上映のご案内、おなじみのMETライブビューイングの次作です。5月12日から上映が開始されるのはこちらの作品。

●METライブビューイング「イドメネオ」











>海外評1 >海外評2 >海外評3

モーツァルトの最も有名な幾つかのオペラに比べれば知名度は落ちるけれど、オペラセリアの傑作として再評価が進み近年は上演も増えている「イドメネオ」が、ジェイムズ・レヴァインの長きにわたるメト時代の集大成となります。ジャン=ピエール・ポネルの演出は今やオットー・シェンクやフランコ・ゼッフィレッリのそれと同じ、メトの歴史の一部でしょう。
ギリシャ神話の時代、トロイア戦争後の物語はモーツァルトの生涯に大きく影響した父子ものでもありますので、この機会にぜひ、と申し上げておきますね。

ではまた、ごきげんよう。

2017年5月7日日曜日

5/7「N響 第1856回 定期公演」放送

こんにちは。千葉です。
放送のご案内です、7日の21時からEテレでのクラシック音楽館です。

●<N響 第1856回 定期公演>

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
アコーディオン:クセニア・シドロヴァ
管弦楽:NHK交響楽団

アルヴォ・ペルト:シルエット -ギュスターヴ・エッフェルへのオマージュ
トゥール:アコーディオンと管弦楽のための「プロフェシー」
シベリウス:交響曲第二番 ニ長調 Op.43

2017年の2月といえば、NHK交響楽団が創立90年を記念した欧州ツアーを行った月です。最近朝日新聞でもその紹介が、東京交響楽団のそれと併せる形でされていましたし、なによりベルリンでの演奏会が既に放送されていますから、その充実はご存じの方も多いでしょう。そのツアーを前にしたパーヴォさんの定期がこの回から続きます(ツアー前のマーラーは特別演奏会枠だったので、ここでの放送はなし)。
この週はエストニア出身のパーヴォさんには特に身近な作曲家たちの作品を揃えたプログラムですね。SNSでの評判も非常に良かったと記憶していますので、楽しみな放送です。
演奏会は11日、NHKホールでのものです。


なお直近のパーヴォさんの仕事がこちら。「ドン・ジョヴァンニ」でオペラデビュー前に、ということでしょうかミラノ・スカラ座バレエに登場しています。

これが放送されたら黄金週間も終わりですね、とか特に感慨もなく言ってみました。ではまた、ごきげんよう。

※追記。録画したものを拝見して、しみじみと「パーヴォさんは造形が美しいなあ」と感じました。特にシベリウス、演奏前のトークでも語っていた旋律とシンコペーションの関係がこうきれいに聴こえてくれると実に気持ちがいい。シベリウスではシンコペーションの扱いがひとつの勘どころにもなりますので、これはなかなかいいなと感じた次第ですよ。あまり多くは演奏されない作品、たとえば三、四、六番あたりでいい演奏が期待できそうな気がします。あ、この演奏がどうこう、ということではないですよ(形のきれいな第二番、最近聴いたパーヴォ&N響では一番好きかもしれません、私。そして随所に見られる強い思い入れ(まさかのバーンスタイン風一本振りまで!)、名演ではないでしょうか)

2017年4月30日日曜日

4/30(5/1)「ドキュメンタリー『エルプフィルハーモニー ~ハンブルクの新ランドマーク~』◇エルプフィルハーモニーこけら落とし演奏会/ダニエル・ハーディング パリ管弦楽団音楽監督就任記念演奏会」放送

こんにちは。千葉です。
BSプレミアムシアターの放送予定、4月最後の回は4月30日 24時(5月1日 0時)から約五時間の長丁場、ドキュメンタリーとオーケストラ演奏会二つです。

●ドキュメンタリー『エルプフィルハーモニー ~ハンブルクの新ランドマーク~』/エルプフィルハーモニーこけら落とし演奏会/ダニエル・ハーディング パリ管弦楽団音楽監督就任記念演奏会

前半はドキュメンタリーとコンサートでハンブルクの新ホール、エルプフィルハーモニーを紹介します。…これについては以前紹介記事を書きましたので、よろしければそちらもご参照いただければと存じます。すでにYouTubeで全曲配信されていますがそこはそれ、高画質高音質のBSプレミアムの実力をご覧あれ、です。


開幕式典は前日に行われたこちらです。だから「このホールの音が披露されたコンサート」はこの動画の方になりますが、今回放送されるコンサートは実にチャレンジングなプログラムも素晴らしいものですので、ぜひご覧ください。詳しくは以前の紹介記事をどうぞ。

後半はパリ管弦楽団の音楽監督に就任したダニエル・ハーディングの、最初のコンサートですね。曲はシューマンの「ゲーテの『ファウスト』からの情景」、キャストは以下の面々です。

ファウスト/天使に似た神父/マリアを崇拝する博士:クリスティアン・ゲルハーヘル
グレートヒェン:ハンナ・エリーザベト・ミュラー
メフィストフェレス/悪霊/瞑想の神父:フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ
マルテ/憂い/罪深い女:マリ・エリクスメン
天使アリエル/法悦の神父:アンドルー・ステープルズ
欠乏/栄光の聖母:ベルナルダ・フィンク
成長した天使:タレク・ナズミ



こちらのコンサートも新しい会場で、オープンは昨年のフィルハーモニー・ド・パリ。詳しくはフランス観光開発機構のページでご覧ください。



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このプログラム、全体を通して「永田音響設計マジぱねえっす」ということなんだろうなあ、と思い当たった時に「これらの会場の原型にして最初の完成形(決めつけ)、ミューザ川崎シンフォニーホールをよろしくお願いします!」※とつい書いてしまう私でありました。

※もちろんこれは市民の贔屓目もございますので、ホール名には各自リンク先のお好みのものを代入して読んで下さい(おいおい)

ということで放送のご案内はここまで。ではまた、ごきげんよう。

※放送前ですが追記(4/24)。この番組の前の時間帯、初音ミクだったりアニサマだったりサブカル枠として機能しているように見受けられるのですけれど、この週はなんと『シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽』の編集版が放送されます(フルサイズ版はソフト化して販売されるのでしょう)。もしそこから視聴を続けるとするならまるっと六時間の長丁場。命を賭けよ、と公共放送様は申していらっしゃいます(笑)。
なお放送についてはリンク先をご参照ください。
※さらに追記。「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」は6月10日深夜に再放送されるそうです。詳しくはリンク先にてご確認ください

2017年4月29日土曜日

「アルテリッカしんゆり」 4/29開幕

こんにちは。千葉です。
市民の義務シリーズです(おいおい)。

●アルテリッカしんゆり 川崎・しんゆり芸術祭2017

音楽のまち・かわさきの、東のというか夏の音楽祭が以前から紹介しているフェスタサマーミューザだとすれば、西のというか春の音楽祭がこちらです。昭和音楽大学がある新百合ヶ丘駅周辺の文化施設を駆使して、クラシックも演劇もバレエも映画も…各種のイヴェントが開催されます。
4月29日開幕で5月7日に閉幕※ですから、丸の内のお祭りよりがっつりとゴールデンウィークをお楽しみいただけます、どうですか!(市民としてのあまり意味のない対抗意識)

※プレイベントは3月から始まっていますし、参加企画は先週末から始まっています。また、5月7日に東京交響楽団によるフィナーレコンサートが行われてその後に、スターダンサーズ・バレエ団による「ドラゴンクエスト」が開催されますが、連日公演が行われる時期はここまで、という意味でこのように表記しました。ご了承ください

詳しいスケジュールはリンク先でご確認ください、そして新百合ヶ丘駅界隈、登戸、宮前平の市民館でのイヴェントをお楽しみくださいませ。

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私、昨日行われた藤原歌劇団「セビリヤの理髪師」ゲネプロを拝見してまいりました。29日公演のキャストだったのですが、ロジーナの脇園彩さんが鮮烈でした。いやもちろん、他のキャストの皆さんが通し稽古でどのくらいの力で歌われていたかはわかりません、リハーサルなので。ですが、はじめからオペラ上演も考えて作られているテアトロ・ジーリオ・ショウワで楽しむオペラはなかなか親密でいいものになりそうですよ。ぜひ。


ではご案内はこれにて、ごきげんよう。


2017年4月28日金曜日

「N響午後のクラシック」 ミューザ川崎シンフォニーホールで4~6月開催

こんにちは。千葉です。

コンサートシリーズのご案内です。なにせ私、野良の宣伝ヒラですので、このホールで行われる特徴的なシリーズを見逃すことはできないのです。

●N響午後のクラシック(特別協賛の明電舎からのリリースにリンク)

以下に公演情報を整理します。もちろん管弦楽はNHK交響楽団、会場はミューザ川崎シンフォニーホールです。

●2017年4月27日(木) 15:00開演

指揮:広上淳一
ヴァイオリン:ダニエル・ホープ ※

ラーション:田園組曲 Op.19
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第一番 ト短調 Op.26 ※
ベートーヴェン:交響曲第七番 イ長調 Op.92



●2017年5月25日(木) 15:00開演

指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
ピアノ:ボリス・ペレゾフスキー ※

ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第一番 変ロ短調 Op.23 ※
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32



●2017年6月15日(木) 15:00開演

指揮:トン・コープマン
フルート:カール・ハインツ・シュッツ
ハープ:シャルロッテ・バルツェルライト

モーツァルト:
  歌劇「魔笛」序曲
  フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
  交響曲第四一番 ハ長調 K.511 「ジュピター」



チケットなど詳しくはNHK交響楽団のサイトでご確認くださいませ。

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定期的な公演をこれまでNHKホール、サントリーホール、そしてBunkamuraオーチャードホールで主に行ってきたN響が、ミューザに定期的に登場するのですから、これは注目したい。

個人的なポリシーというかなんというかですが、いわゆるマーケティング的視点から公演を見ることはしないようにしているのです。しかしそれでも、近年の「平日昼間のうちに開催するクラシックの公演」が増えていることは無視できない。先日ご紹介した東京フィルハーモニー交響楽団の「休日/平日午後のコンサート」のような成功例もございますし。しかもその会場に選ばれたのがミューザ川崎シンフォニーホールと来ては、注目せざるをえないのです。
東響のサウンドを洗練させ続けているこのホールで、N響はそんなに多くの演奏会をしていません。恒例のフェスタサマーミューザでも、その直後に行われる「N響ほっとコンサート」とほぼ同じ、エンタテインメントプログラムを披露してきましたから、本格的なシンフォニーオーケストラとしての実力を示す機会はあまりなかった、のです。そんなN響がついにこのシリーズによってミューザ川崎シンフォニーホールで、本気のプログラムを披露してくれることになるわけですから注目しないわけにはいかない。指揮が広上淳一、ウラディーミル・フェドセーエフ、そしてトン・コープマン(!!)とくればなおのこと。
前日にNHKホールで「水曜夜のクラシック」として披露したプログラムをミューザ川崎シンフォニーホールで披露してくれるのですから、演奏の仕上がりも万全のはず、全力のN響を期待できないはずもない。さて、どうなりますか。注目です。

ご案内はこのあたりでおしまい。ではまた、ごきげんよう。

※追記。本日、注目のシリーズ第一回を終えてこのようなリリースが出ました。
・N響公演のハイレゾ音源と映像をオンデマンドで配信―「N響 午後のクラシック」公演で
定期公演の代替公演でもありますので、何かの形で放送はされると思っていましたが(FM放送済み)、これは意外でしかもありがたい話です。

※さらに追記。なんとN響のサイトで公演の全プログラムが視聴できるようになりました。詳しくはリンク先にてご確認ください。また、ハイレゾ配信はこちら。時代、動いてる感じがします…