2017年3月5日日曜日

書きました:東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回・プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」

こんにちは。千葉です。

寄稿した記事のご紹介です。

●東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回・プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」———知られざる作品の真価を示す上演

公演前には「ぶらあぼ」誌にも寄稿させていただきました公演のレヴューです。記事中では明記しませんでしたが、「シェエラザード」で起きたトラブルとはこれです。


これを乗り越えて、二階正面にいた私にはそれほどの違和感を感じさせなかった現場対応力には感服した次第なのです。トラブル故か、少々構成感がぼやけた感はありましたが、奏者各位の名技の数々はさすがでありました。

そして後半は記事に書きましたとおりの、見事な演奏となりました。ソヴィエト時代の演奏や、冷戦期の独特の緊張を孕んだ演奏とはまた別のものだったことは事実ですが、それはそのまま「時代が変わった」ということでもありましょう(もっとも、ソヴィエト時代を知る数少ない現役の演奏家や、ロシアの現在の演奏家ならどうなるだろう?という思いはなくもないですが、それはそれ、です)。明るい響き、緻密なアンサンブルで聴くプロコフィエフのトリッキーな音楽は楽しいことこの上なく、そう思えば「交響曲チクルス」云々言いたくなってしまうわけですよ、プロコフィエフ大好きな私と致しましては。…難しいことも、かなりよく理解していますけど。

東京交響楽団の今シーズンは3月18日の、同じく飯森範親指揮によるレスピーギの「ローマ三部作」で終了です。記念すべき70周年のラスト、ぜひ。…そうそう、これを買いに行くのもいいかもですよ!(笑)


ではまた、ごきげんよう。

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