こんにちは。千葉です。
国内の情報も追いきれていないくせに海外の話ですが、こればっかりは仕方ない、サー・サイモン・ラトルがからむ話なのだから。ファンなので。
●LONDON SYMPHONY ORCHESTRA UNVEILS FUTURE PLANS
1月17日に、ロンドン交響楽団が次期シーズンのプログラムを発表しました。というお話です。併せて新シーズンのヴィジュアル・アイデンティティも発表されました。力入り過ぎだろう、この時点で、と言いたくなる程のやる気です。
肝心のプログラムは、と見れば「開幕していきなりラトルとの10日間のお祝いイヴェント」「お祝いも含めて六つのシーズンを通じた縦糸となるテーマを用意」「アウトリーチ活動の充実」「英国人作曲家の特集」などなど、千葉の雑な意訳は間違っているかもしれないけれど(おい)ロンドン響のやる気は本物です。ちなみにBBCはこう伝えています。皆さん嬉しそうで何よりです。ステップダウンになどしてやるものか、という気迫を感じずにはいられませんよ。素晴らしい。
(個人的には、発表時期がメイ首相のブリグジットに関する演説にぶつかってしまったことで変な意味付けをされなければいいのだが、という感じ取りはしています。誰だって好きな音楽家がフルトヴェングラーみたいな面倒に巻き込まれてほしくないっすよ。いやほんとにね)
何がやる気だと言ってここ最近のラトルによる公演の力の入り具合ですよ。先週末はピーター・セラーズの演出によるリゲティの歌劇「グラン・マカブル」(セミステージ形式)だったんです。この作品を得意とする面々※による舞台、映像化されないのかしら…
※この異様な作品に対してこういうと冗談みたいに聞こえますが、こう言っていい人が集まっている貴重な公演であったように見受けられます。こちらの動画は公演を前にセラーズが作品と過去の、今回の演出について語ったものです
そして19日にはマーク・アンソニー・タネジの新作(世界初演)とマーラーの交響曲第六番によるコンサートを開催するのですが、そのコンサートはこの記事で動画を使用しているロンドン交響楽団のYouTube公式チャンネルとMedici.tv、そしてFacebookからライヴ配信するのですよ。なんだろうこのやる気。
で、こちらはそのコンサートのトレイラー。
役者さん使ったのかなやる気だなおい、とも思ったのですが、これはこちらの首席パーカッショニストの方かな…とりあえず彼はハンマーを得ました。振り下ろされるのは二度か三度かわからないけれど、とりあえず日本時間今晩の深夜です。詳しくはこちら、みんなで見よう!(おいおい)
サー・サイモン・ラトルの今年の来日公演が聴けるとは思えないけれど(哀しい)、その活躍が続いていることが伝わり、オンラインではあっても演奏が聴けるのは悪いことじゃあない、そう思うことにしてこれからニュースを見かけたら拾いますよ、という意思表示の記事でございました、ファン丸出しでごめんなさい(笑)。ではまた、ごきげんよう。
※追記
コンサート前半のタネジ作品はまだみたいですが、メインのマーラーは配信が始まっております。ぜひ。
→1/25追記。前半も含めた完全版がアップされましたので、動画を差し替えました。さあ聴きますかね!(まだ時間が取れないけど…)
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