こんにちは。千葉です。
今日は新シーズンの発表が続きました。こちらはサイトでのリリースというかたちになりましたが、きっと全プログラムが放送で視聴できるだろうNHK交響楽団の定期演奏会ですから、気になる方もさぞ多いことでしょう。先日ご案内した「おんな城主 直虎」でもおなじみ(まだ一回しかやってないから!)、パーヴォ・ヤルヴィも2017年9月、2018年2月&5月に登場しますしね!
パーヴォ時代が始まって、指揮者もソリストも豪華になったような気がするのは私だけではございますまい。いやそれ以前から有名どころの指揮者やソリストは登場していましたが、ここまえスキのないラインアップは彼の就任以来ではないかなと。
もしかすると「放送オケに求められるプログラムや、公共団体との関係あればこそ可能な取組に欠けるのではないか?」とか言えなくもないかなと思わなくもないかもしれませんが、オーケストラの活動は定期演奏会だけではないわけなので、そこはそれということで。
個人的な感触ベースで申しますなら、「20世紀音楽増えてるなあ、これ実演か放送で体験できるのはありがたいなあ」と思います。パーヴォさんならみんな大好き(偏見)マーラーとショスタコーヴィチの第七番とか(それぞれ2017年9月の開幕はショスタコーヴィチ、2018年最初のパーヴォさん定期がマーラー)、バルトークづくしとか(2017年9月、でもB定期だからまずチケット手に入らないので放送待ち)、いま一度エストニアとフィンランドの近さを確認したくなるシベリウスの「四つの伝説」(2018年5月、しかも前半にテツラフでベートーヴェン)あたりはありがたいことですよ、ほんと。
でも私イチオシは2018年5月のB定期(チケット…)、ストラヴィンスキープログラムですね。素晴らしい。何がいいって、三大バレエじゃないところが!!(笑)いえね、冗談ではないのですよMonsieur(ポワロ風)。
思うに、パーヴォさんのドライヴ上手があればこそ聴ける「新古典時代のストラヴィンスキー」があるのではないか、と思うのですよ。デュトワさんとは違う時期のストラヴィンスキーで面白さを伝えてくれるんじゃないかなって。
詳しく見てみましょうか。「ミューズの神を率いるアポロ」(まずラヴライヴのアレに変換するのをやめてくれないかGoogle日本語入力ちゃんよ)は「悲しきワルツ」をあれだけ動的に聴かせる彼ならただの”白いバレエへのオマージュ”では終わらないことだろうし、表情豊かな「カルタ遊び」も楽しく聴けるはず。何より「三楽章の交響曲」はねえ、オケの能力が高くないと楽しめない曲だから可能なら会場で聴いてみたい、実演の情報量で確認したいことがたくさんある(でも無理だろうけど)。ああB定期よ。でも放送されるだろう、という安心感が素晴らしい。ありがたいことでござんす。
詳しく見てみましょうか。「ミューズの神を率いるアポロ」(まずラヴライヴのアレに変換するのをやめてくれないかGoogle日本語入力ちゃんよ)は「悲しきワルツ」をあれだけ動的に聴かせる彼ならただの”白いバレエへのオマージュ”では終わらないことだろうし、表情豊かな「カルタ遊び」も楽しく聴けるはず。何より「三楽章の交響曲」はねえ、オケの能力が高くないと楽しめない曲だから可能なら会場で聴いてみたい、実演の情報量で確認したいことがたくさんある(でも無理だろうけど)。ああB定期よ。でも放送されるだろう、という安心感が素晴らしい。ありがたいことでござんす。
他の指揮者の公演ならトゥガン・ソヒエフのプロコフィエフ(2017年10月)、ダーヴィト・アフカムのプログラム(2018年1月、ロレンツォ・ヴィオッティが東響で演奏したプログラムに半分くらい似てる)、安心と信頼のブロムシュテットさん(2018年4月)あたりが注目でしょうか。ここでも個人的な推しを申し上げますならば、2018年6月のウラディーミル・アシュケナージ指揮の公演で、ヤナーチェクの狂詩曲「タラス・ブーリバ」が演奏されること、ですかね!(つかむところが変な人)
ということで紹介と言うか「新シーズンプログラム斯く読めり」はここまで。ではまた、ごきげんよう。
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