●世界的ホルン奏者・指揮者のラデク・バボラーク氏、山響首席客演指揮者に就任!
1月18日のニュースです。東北のプロフェッショナル・オーケストラとしては仙台フィルハーモニー管弦楽団と並び立つ山形交響楽団の指揮者陣に意外なメンバーが加わります。その名はラデク・バボラーク。ええ、もちろんこの方ですよ。
若くしてソリストとして活躍し、チェリビダッケのミュンヘン・フィル、そしてバンベルク響を経てベルリン・フィルの首席ホルニストとして活躍した彼です。ええ。
その彼が、2018年度から3年契約で山形交響楽団の首席客演指揮者に就任します。
近年このオーケストラと多面的な活躍をしている飯森範親音楽監督(先日は東京交響楽団の公演についてご紹介しました)、そしてバロックチェロ奏者としてオーケストラ・リベラ・クラシカの音楽監督として活躍する鈴木秀美首席客演指揮者にさらにバボラークが加わる新体制、いろいろな展開可能性がありそうでなかなか興味深いものです。というか、まったく先読みが効きません(笑)。
かつて裏方バイトをしていた仙台フィルはモダンオーケストラとしての道を突き進み、山形交響楽団はピリオドアプローチのできるオーケストラとして多様な可能性を探っている。はるか南の方からはそんな風に二つのオーケストラが覇を争っているように見えなくもないのですが実際のところ如何なのでしょう。私のかってな憶測とは無関係に、両オーケストラが東北にオーケストラの実演を広めてくださいますように、と仙台に出るまでオーケストラのライヴに触れられなかった私は思う次第であります。バボラークと山形交響楽団のご活躍をお祈り申し上げてこの記事はおしまい。ではまた、ごきげんよう。
※鈴木秀美首席客演指揮者との公演では、ブラームスの交響曲第四番でこんな試みも行われて成功した模様です。東京でも公演してくれませんでしょうか、このスタイルで是非。
ブラームスの交響曲第4番フィナーレ中盤の合奏を練習する山形交響楽団のトロンボーン陣。今回は楽団所蔵のクラシカル・トロンボーンを使用します。他のオーケストラではなかなか聴けない試みです。 pic.twitter.com/yEJWJzOWzM— 荒井正男 (@sanktflorian) 2017年5月13日
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